森絵都のレビュー一覧

  • 架空の球を追う

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    ほんわかと癒やされる短編集。
    特に印象に残ったのは「ドバイアッド@建設中」「パパイヤの五家宝」。どちらも展開にクスッと笑えてしまう。

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    2023年04月17日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    ハートフルを想定してたので初っ端2本で疲れてしまった…

    いや、村山由佳、坂井希久子ともにめちゃくちゃ上手なんだよ。予想を裏切ったり、小さな違和感が散りばめられたり。

    千早茜の卵の殻…なりすますまでは小説として面白かったんだけど、自分の身近なところで夫を当てがっててちょっと引いた。卵の殻を潰したい気持ちはピンと来なかったな。


    好きだったのは
    ラインのふたり/嶋津輝
    獣の夜/森絵都

    女ともだち…ほのぼのを連想するワードだと思ってたよ

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    2023年04月11日
  • できない相談 piece of resistance

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    星新一さんのショートショートのようにちょっぴりダークで短い小話集だった。ちょっと想像していたものと違ったが、内容は面白かった。

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    2023年04月01日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    彼女のアリア
    →自分の不眠を分かってもらいたいという主人公の気持ちは甘えである。
    しかし彼女が虚言癖で自分との会話を嘘で作り上げていたことを知り、腹は立てるが後に彼女をあるがまま受け入れようとする、その姿はまさしく心の成長。嘘をついて自分にかまって欲しいという女子も甘えであるから、両成敗といったところか。

    アーモンド入りチョコレートのワルツ
    →絹子先生は人を否定せず、あるがまま受け入れる。
    明らかにレッスンをサボろうとしている行動にもユーモラスな対応をとるし、周りに踊らされない芯を持っている。
    1人の闖入者によって幸せな木曜日の30分間は失われる危機に陥り、絹子先生の立場も危うくなる。
    そこ

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    2023年03月29日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    ネタバレ

    「子供は眠る」
    …なかなか面白かった。子どもだけの王国/世界がいかにして崩壊するかを描く。唯一の大人、管理人で料理人の小野寺さんの存在も興味深い。「耳が遠い」設定など。

    「彼女のアリア」
    …ノーコメント

    「アーモンド入りチョコレートのワルツ」
    …流石にこれも良い。ワルツがモチーフなのに四者関係であるのが肝だと思う。君絵ちゃん好き

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    2023年03月08日
  • 君と一緒に生きよう

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    自分は動物大好き
    20代前半ペットショップでも働いてました。
    よく【売れ残った犬ってどうするんですか?】と聞かれるが…別に仔犬じゃなくなっても値段さえ下げれば、仔犬から飼うのがつらい老夫婦が買ってくれたりするので、そういうのは一切無かった

    個人的に思うのは
    世の中【教養のない優しさを優しさと勘違いしてる】人が凄い多い

    魚や小動物飼っても、水槽やカゴ…身の回りのものを買うのを嫌がる飼い主とか…(数百円~数千円の生き物にお金をかけたくないらしい…)
    この飼い主の家はダンボールなのか?…

    基本どの動物も値段より価値があると俺は思います。
    ※数千円のハムスターも懐いて飼い主に甘えたり
    ※数千円の

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    2023年02月27日
  • カザアナ

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    平安の世から近未来、ミックス、AI、異能の徒など、色々なものが混ざり合った不思議な物語。「ジャポい」や「オバシー」なんて、そのうち流行りそう。

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    2023年02月19日
  • 女ともだち

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    村山由香・坂井希久子・千早茜・大崎梢・額賀澪・阿川佐和子・島津輝・森絵都
    女性作家8人のアンソロジー

    切ない物語・ほのぼのとした物語・怖ーい物語。
    総体的に、女友達って、こんなに怖いものなのか。

    幸いに、私の「女友達」には、こんな怖ーい女性が居ないので・・・。

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    2023年02月02日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    中学1年生のクラスメイト24人が各々の視点から連作で語る1年間。
    前後編で12人ずつ。
    面白いなと思う。
    中々できる本ではないだろうなぁ。
    読んでいると「私はこの子に近かったなぁ」とか「こういう子、いたなぁ」とか思い出せて面白い。

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    2023年01月31日
  • ラン

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    死者との交流を交えることによって、ランニングの楽しみを伝える小説。

    少しまだるっこしいところはあるものの、面白く読めた

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    2022年11月15日
  • カザアナ

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    人口減少や高齢化やインフラ老朽化やらで八方塞がりだった日本で、起死回生をかけた観光革命により街が景勝特区としてランク付けされ、人々はMW(腕時計式高機能モバイル)に管理されて参考ナンバーを競わされる。そんな社会という設定の割にはなんだか緩いお話。
    景勝特区だのMWだの参考ナンバーだの聞きなれない言葉が出て来て、後になって説明があるのもややストレス。
    時空を超えたカザアナの設定やキャラクターはよく出来ていたと思うけど、話が広がり過ぎて取っ散らかった印象で、物語の世界に入り込めなかった。
    ★★★にしたけど★★に近い。

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    2022年11月06日
  • カザアナ

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    タイトルから
    何か、もしくは何処かにどデカい穴をあける!
    的な話かと思ったけど
    全然違ったなぁ

    カザアナって
    特殊な能力を持つ一族のことだった

    それは、平安時代から続く一族で
    物語はAIがいたるところであたりまえに存在する
    近未来

    家庭教師や秘書がAIで
    空にはドローンがパトロールする
    そんな社会で古来の能力はどんな活躍をするのか
    その辺が見どころだ

    個人的には
    主役の一人、早久少年のキャラが好きだね

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    2022年09月30日
  • ショート・トリップ

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    ネタバレ

    18 いとしのローラ
    19 おのおのの苦情
    23 世界観を変える驚愕の島
    33 ドクター・ガナイの航海記
    44 試食の人
    46 王様と鈴木くん
    の話が好きでした
    めちゃめちゃ短いので一瞬で読めます。短いのに面白い文章があったりして流石だなと感じました
    48話もあるので、わけのわからない話もありましたが、基本的には面白かったです

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    2022年09月28日
  • いつかパラソルの下で

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    森さんの小説の中でもダークサイドというか、生々しさが散りばめられた大人向けの作品。ただ、全体は家族小説というか、家族一人一人が父の先に自分を見つける話かな。

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    2022年08月31日
  • クラスメイツ〈後期〉

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    いよいよ10月、後期の始まり。席がえと委員決め。クラス委員長の選出は中でも大事なこと。前期、生活委員だった久保由佳は、なんとしてでもクラス委員長になりたいのだが1年A組の番人みたいだとみんなからの人気は、まるっきりなく、結局、前期の委員長ヒロが選ばれる。クラスの人気者、小野ヒロ、クラスメイトにはかっこつけているのか、いつもにこやかで涼しげなクラス委員長をよそおっているが、友だちの敬太郎の前では、毎朝クラスメイトの事で頭をなやませ、ため息をつき、問題児たちのためにやきもきするというめんどくさいとこがある。誰にでも、みせる顔とみせていない顔とあるのは当たり前。1年をしめくくる修了式をむかえ、A組解

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    2022年08月11日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    2クラスしかない中学1年生、1年A組24人のクラスメイト一人一人の話が1章ずつ書かれている。
    懐かしいなぁー、そうそうこんな感じ、こういうタイプの子、確かにクラスに1人はいたなぁー、そんな共感を持って読める作品。クラスがAとかBとかアルファベットになっただけで小学生よりぐぐぐーっと大人になった気分。私の頃は1学年、6クラス、40人だったかなぁー、学年全員の事なんて3年間一緒でもわからないし、話したこともない、なんていう人もたくさん。スタートは、出席番号順、初めましてで仲良くなるのは、本にも書いてあったけど席の近くにいる子。そのうち、部活が決まって、なんとなく部活繋がりだったりで、仲間がかわり夏

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    2022年08月11日
  • リズム/ゴールド・フィッシュ

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    比較的軽い小説でささっと読めました。
    仲良い親戚のお兄ちゃんにあこがれた中学の女の子のお話で、そのお兄ちゃんが高校いかずバイトしてバンドしており、周囲からいい印象がなく、っといった物語。

    中学生・高校生の悩みってところだろうか。
    そういう話もあるなっていう程度です。

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    2022年08月10日
  • カザアナ

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    軽く軽快な、お話でした。
    異能の民と言っても伝奇小説ではなく、近未来小説と言ってもSFではなく、あくまでも軽快な娯楽小説。

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    2022年07月17日
  • 架空の球を追う

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    なんとも不思議な話の連続だった。小さな疑問と不思議な余韻が長く続く、初めて体験する形容し難い読後感。

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    2022年07月16日
  • DIVE!! 下

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    上巻よりわかったこと。
    主人公は3人だったのだね。
    上巻最後のほうで、飛沫にピックアップされていたけど、どうしたのかと思った。
    3人の視点という観点で読み切ったけど、上巻ほど熱烈にもえなかった。


    主人公は一人でよかったかな。
    飛び込みは見ていて面白くないってよくいわれるけど、この本のおかげでだいぶ理解が進んだ。
    そして競泳と比べてニュースに取り上げられていないことも。

    面白くするためには、逆転劇をするために、後半描いたような逆転劇、1演技あたりの点数が必要なんだろうな。

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    2022年07月07日