森絵都のレビュー一覧
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彼女のアリア
→自分の不眠を分かってもらいたいという主人公の気持ちは甘えである。
しかし彼女が虚言癖で自分との会話を嘘で作り上げていたことを知り、腹は立てるが後に彼女をあるがまま受け入れようとする、その姿はまさしく心の成長。嘘をついて自分にかまって欲しいという女子も甘えであるから、両成敗といったところか。
アーモンド入りチョコレートのワルツ
→絹子先生は人を否定せず、あるがまま受け入れる。
明らかにレッスンをサボろうとしている行動にもユーモラスな対応をとるし、周りに踊らされない芯を持っている。
1人の闖入者によって幸せな木曜日の30分間は失われる危機に陥り、絹子先生の立場も危うくなる。
そこ -
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自分は動物大好き
20代前半ペットショップでも働いてました。
よく【売れ残った犬ってどうするんですか?】と聞かれるが…別に仔犬じゃなくなっても値段さえ下げれば、仔犬から飼うのがつらい老夫婦が買ってくれたりするので、そういうのは一切無かった
個人的に思うのは
世の中【教養のない優しさを優しさと勘違いしてる】人が凄い多い
魚や小動物飼っても、水槽やカゴ…身の回りのものを買うのを嫌がる飼い主とか…(数百円~数千円の生き物にお金をかけたくないらしい…)
この飼い主の家はダンボールなのか?…
基本どの動物も値段より価値があると俺は思います。
※数千円のハムスターも懐いて飼い主に甘えたり
※数千円の -
Posted by ブクログ
いよいよ10月、後期の始まり。席がえと委員決め。クラス委員長の選出は中でも大事なこと。前期、生活委員だった久保由佳は、なんとしてでもクラス委員長になりたいのだが1年A組の番人みたいだとみんなからの人気は、まるっきりなく、結局、前期の委員長ヒロが選ばれる。クラスの人気者、小野ヒロ、クラスメイトにはかっこつけているのか、いつもにこやかで涼しげなクラス委員長をよそおっているが、友だちの敬太郎の前では、毎朝クラスメイトの事で頭をなやませ、ため息をつき、問題児たちのためにやきもきするというめんどくさいとこがある。誰にでも、みせる顔とみせていない顔とあるのは当たり前。1年をしめくくる修了式をむかえ、A組解
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Posted by ブクログ
2クラスしかない中学1年生、1年A組24人のクラスメイト一人一人の話が1章ずつ書かれている。
懐かしいなぁー、そうそうこんな感じ、こういうタイプの子、確かにクラスに1人はいたなぁー、そんな共感を持って読める作品。クラスがAとかBとかアルファベットになっただけで小学生よりぐぐぐーっと大人になった気分。私の頃は1学年、6クラス、40人だったかなぁー、学年全員の事なんて3年間一緒でもわからないし、話したこともない、なんていう人もたくさん。スタートは、出席番号順、初めましてで仲良くなるのは、本にも書いてあったけど席の近くにいる子。そのうち、部活が決まって、なんとなく部活繋がりだったりで、仲間がかわり夏