森絵都のレビュー一覧

  • 永遠の出口

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    昭和の時代に思春期を過ごした女の子の小学3年生〜高校3年生までの話、大きな事が起こるわけでもなく、特別キラキラした青春でもないので、同じ頃に自分もこんな気持ちでいたのかな…と懐かしい気持ちになったり、クスクスと笑ってしまったり…
    子供の頃にもどりたいなんて思うこともあるけど、友達、家族、先生、恋愛、進路… ただ楽しいばかりでなく悩んだり、挫けたり、大変だったんだよね。

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    2023年09月16日
  • 屋久島ジュウソウ

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    ネタバレ

    登山を趣味としている身としては、いつかは行ってみたい屋久島。
    そして、中学生の時に散々読んだ森絵都さん。
    どんな屋久島を見せてくれるのか、という興味で手に取りました。

    ジュウソウはなんでカタカナなのかな?
    自然の風景や音、匂いが重奏してるように素晴らしかった!ということかなぁ、
    なんてメルヘンなことを思いながら読み始めたけど、
    縦走という言葉を知らず、重装備の略だと思っていたとは…!ヤラレタ!

    爆笑ではなく、にやにやしながら読みました。
    登山を嗜んでいない人が屋久島にいくとこうなるのかぁ、という様が率直に語られて、
    逆に新鮮で面白かったです。


    何度も屋久島旅行を妄想するときに
    ピークハ

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    2023年09月05日
  • できない相談 piece of resistance

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    短い物語で読みやすく、息抜きに読むのにもってこいでした。

    「指名はしません」「東京ドームの片隅で」「書かされる立場」「明らかに両手が塞がっているとき」が中でも好きです。

    『年寄りにはタダで親切にしたれ!』はパワーワードでした。

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    2023年08月25日
  • 永遠の出口

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    “フツー”の女の子の人生のお話。
    今まで読んだことのないタイプの小説だったけど、スラスラ読めたな。

    出来すぎてもなく、出来なさすぎてもなく、ちょうど良くて、こういうのが人生っていうものだなって。

    人と比較しすぎて疲れた時にみるとすごく腑に落ちるかも。

    「限りあるものほど、愛おしく思える。」

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    2023年08月23日
  • できない相談 piece of resistance

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    そんなこだわりいらないよね!?と思う話もあれば
    その頑固さは時として必要だなぁーと感じる話も。

    こだわりを捨てることも、頑固さを残すことも
    どちらも大切なことですね。

    Yesマンにならないように、
    Noと言い続けることもないように
    生きていこうと思いました。

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    2023年08月21日
  • 宇宙のみなしご

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    人は一人でいる時間も長いけど友といて友に刺激をもらって新たに何かに挑戦しながら成長するのだなと思う と同時に人に何かを与えることもできるしお互いに成長していくんだな 良き友と一緒に生きた娘はきっと幸せだったんだろうな

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    2023年08月17日
  • ラン

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    再読。
    前読んだ時は、私も走りたくなってジョギングをした。でも一週間ぐらいでやめた覚えがある。私には無理だった。

    主人公の夏目環は、家族を事故や病気で亡くし天涯孤独の身。唯一の友達だった自転車屋の紺野さんと猫のこよみも去り、本当のひとりぼっち。頼る人頼られる人もいない。環は殻に閉じこもってしまう。本当のひとりぼっちというのは私には計り知れない。作中にも所々に"1人の苦しさから逃げ出したい"と書かれてる。そういう箇所を読むと苦しくなってしまう。

    そんな環もある事がきっかけで40キロを走らないといけない事情ができ、それに伴い出会いがあった。イージーランナーズのメンバーたちだ

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    2023年08月16日
  • 漁師の愛人

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    プリンにちなんだ短編3つ。
    世の中の些細なことへの怒りがテーマかな。くだらないようでちょっとおもしろい。
    中編2つ。
    登場人物に共感しづらかったです。どちらも。

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    2023年08月13日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    ネタバレ

    中学生の話で、自分の参考になるから後期も読もうと思っている。
    友達の作り方、部活動などなど…
    めっちゃ面白いです!

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    2023年08月12日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    「アーモンド入りチョコレートのように生きていきなさい」

    わたしもワルツが好きなので序盤の表現だけで胸がわくわくした。

    ざわざわした後に胸に残るあたたかさ。みんな少しずるくて、愛おしい。
    表題の曲とともに読むと、より深く作品に入り込める。

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    2023年07月30日
  • できない相談 piece of resistance

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    タイトルと森さんの作品ということで手に取りました。
    帯も気になりました。
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    あなたはよくても/あいつはよくても/誰がよくても
    イヤなものって、イヤなのだ。
    日常の中の小さな「NO」で人生は変わる?
    38篇+書き下ろし2篇=極上の小説集!
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    ありそう、あるある、というものから、
    ちょっと不思議で奇妙な物語まで。

    ショートストーリーとして、
    数ページのなかに収めてしまう力ってすごいですね。

    日常で納得できないこと、
    不公平感を描かれてるものが多数です。
    なかにはちょっとクスっと笑えるものも。

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    2023年07月23日
  • リズム/ゴールド・フィッシュ

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    中1のさゆきは近所に住むいとこの真ちゃんが大好き。
    何も変わらなければいいのにと願うさゆきの想いとはうらはらに現実は変わってゆく。

    世間的には不良といわれる真ちゃんを慕うさゆきの純粋さに癒された。

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    2023年07月16日
  • 永遠の出口

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    生きている時代も、環境も全く違うけど
    同じ気持ちだったな…と
    心臓がきゅっとなった。

    気が付いたら大人になってるのに、
    昔思い描いていた大人とは、まるでかけ離れてる。
    私はちゃんと大人になれてるかな。

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    2023年08月19日
  • 永遠の出口

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    千葉県の地方都市に住む岸本紀子の小学校1年から高校卒業までを描く連作短編集
    作者は1968年というが作品中の背景描写からすると主人公の紀子もほぼ同じ歳である意味作者の投影かもしれない
    読みながらこれはリアルちびまる子ちゃんだないう感じがした。ちびまる子ちゃんの作者のさくらももこさんが1965年生まれだそうなので、少し年上、作中だと姉の景子に当たるだろうか
    私自身もちょうど作者の森絵都さんとさくらももこの間に当たるので実感を込めて読むことができた
    中でも第6章「時の雨」が心に刺さった

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    2023年06月04日
  • 宇宙のみなしご

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    感想
    追ってくる闇。直視はあまりに恐ろしい。だがそうしなければ真の楽しみを見つけることはできない。大人も同じ。どこにでも楽しみはある。

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    2023年05月17日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    ビアの曲と子どもを巡る短編集。

    夏に訪れる海辺の別荘でのできごとを描いた「子供は眠る」、不眠症について旧校舎で語り合う「彼女のアリア」、ピアノ教室に現れた不思議なフランス人のおじさんを巡る「アーモンド入りチョコレートのワルツ」。
    いずれも、ちょっと非日常な場面で、子供独特の興味と不安定さのなかで揺れる様子が描かれた、不思議な物語だった。

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    2023年05月14日
  • できない相談 piece of resistance

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    ネタバレ

    隙間時間に読むとちょうどいい辛口?短編集。

    本タイトルの短編は目次になく、最後のお楽しみで隠されていました。
    ホントに噂って!特にネットでは。
    フェイクニュースしかり、早くあの噂のAIとやらでネット世界を整備して欲しいものですよ?!

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    2023年05月12日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    ネタバレ

    ピアノ曲をテーマにした短編集。曲自体はどの曲も知らなかったのですが、奏でられる物語は優しい雰囲気を纏っていて、読んでいて心地良かったです。一番印象的なのは「アーモンド入りチョコレートのワルツ」かな! 絹子先生の穏やかさが、サティのおじさんの破天荒さを際立たせていて、おじさんの陽気な人柄がよく伝わって来ました!

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    2025年12月21日
  • できない相談 piece of resistance

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    5話目 甘納豆ラプソディー
    6話目 書かされる立場

    確かにそうだ!と目から鱗だった。

    22話 羊たちの憂鬱
    確かに起こりそうな女子同士の関係、
    うわ〜怖、けど納得なお話。

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    2023年05月02日
  • DIVE!! 下

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    直に高飛び込み競技を観たことがない。 テレビででも、ずいぶん昔に競泳の空いた時間にチラッと放映された映像を観たくらい・・・。 もちろん、競技規定も技も知らない。 それでも、練習や試合場面では、プールサイドや10mの飛び込み台から見ているような気分になり、オリンピック出場をかけた試合では得点と順位が出るたびに一喜一憂していた。 「若ければダイビングクラブの門を叩いていたかもな〜。」と思うほど高飛び込みに魅せられた。(^_^)v 東京オリンピックでは、この競技にも注目したい。

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    2023年04月29日