森絵都のレビュー一覧
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シューマン、バッハ、サティのピアノ曲を副題に持つ3遍の短編集ですが、子供達の成長を扱った短編集でもあります。子供は何故か中学生期限定。
1作目はいとこ同士で別荘に集まる夏合宿の話し。別荘に集まるのは子供達のみ。皆の中心である章くんが来年は高校生となるので、今年が最後の合宿ですが、、、佳作。
2作目はふとしたきっかけで知り合った中学生男女の話し。時期は中3秋から卒業まで。こちらも登場人物は子供のみ。個人的にはこれが1番好きでした。
自分の事しか考えられなかった男の子の、ラスト近くの「おれ、どうしても気になってしょうがないんだけど、、、」に続く台詞が泣かせます。相手のことを受け入れる覚悟を持っ -
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ネタバレ登山を趣味としている身としては、いつかは行ってみたい屋久島。
そして、中学生の時に散々読んだ森絵都さん。
どんな屋久島を見せてくれるのか、という興味で手に取りました。
ジュウソウはなんでカタカナなのかな?
自然の風景や音、匂いが重奏してるように素晴らしかった!ということかなぁ、
なんてメルヘンなことを思いながら読み始めたけど、
縦走という言葉を知らず、重装備の略だと思っていたとは…!ヤラレタ!
爆笑ではなく、にやにやしながら読みました。
登山を嗜んでいない人が屋久島にいくとこうなるのかぁ、という様が率直に語られて、
逆に新鮮で面白かったです。
何度も屋久島旅行を妄想するときに
ピークハ -
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再読。
前読んだ時は、私も走りたくなってジョギングをした。でも一週間ぐらいでやめた覚えがある。私には無理だった。
主人公の夏目環は、家族を事故や病気で亡くし天涯孤独の身。唯一の友達だった自転車屋の紺野さんと猫のこよみも去り、本当のひとりぼっち。頼る人頼られる人もいない。環は殻に閉じこもってしまう。本当のひとりぼっちというのは私には計り知れない。作中にも所々に"1人の苦しさから逃げ出したい"と書かれてる。そういう箇所を読むと苦しくなってしまう。
そんな環もある事がきっかけで40キロを走らないといけない事情ができ、それに伴い出会いがあった。イージーランナーズのメンバーたちだ -
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タイトルと森さんの作品ということで手に取りました。
帯も気になりました。
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あなたはよくても/あいつはよくても/誰がよくても
イヤなものって、イヤなのだ。
日常の中の小さな「NO」で人生は変わる?
38篇+書き下ろし2篇=極上の小説集!
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ありそう、あるある、というものから、
ちょっと不思議で奇妙な物語まで。
ショートストーリーとして、
数ページのなかに収めてしまう力ってすごいですね。
日常で納得できないこと、
不公平感を描かれてるものが多数です。
なかにはちょっとクスっと笑えるものも。