森絵都のレビュー一覧

  • リズム/ゴールド・フィッシュ

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    森さんの作品は確か何冊か読んでる。
    読みやすい文体と、分かりすぎるぐらい、どうなるのかが分かるストーリー。

    ただ時々、はっとする言葉に出会う。
    本を読んでると、その時自分が求めている言葉と言うのに出会う事がある。
    言ってほしい言葉なんだろうと思う。

    今回もそれがたくさんあった。

    ストーリーは中学生の女の子がかっこいい従兄に憧れて、その従兄が挫折していなくなったことに絶望して。。と、思春期あるあるの心の変化を森さん独有の言葉で綴られている。

    自分の思春期も思い出したりして。
    似てるなぁ。。いや、ほとんどの人がどこかしら似てると思うんだろうなぁ。皆通ってきた道だからかな。。

    何者になるか分からない自分にワクワクしたり、何者にもならないかも知れない自分に絶望したり、未来の事なんて誰にも分からないのに。

    あの頃って本当不安定だったなぁ。
    なんて、思いださせてくれた本でした。


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    2023年10月09日
  • 永遠の出口

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    感想
    不変の永遠を求める。でも人間であるなら叶わない願い。受け入れられない。それでもめげずに人生を歩んだら。いつか笑顔で終われるかも。

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    2023年10月07日
  • ラン

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    死んだら前世を洗い流して、みんな溶けていく
    個と個の境界がなくなって、一つになって、見えない蒸気のように下界全体へ染み渡る
    私達が受ける陽射しや風や雨や、そららに育まれる自然の中に
    だから、死んだ者はいつだって私たちの一部

    っていう考え方が好き

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    2023年09月18日
  • 永遠の出口

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    昭和の時代に思春期を過ごした女の子の小学3年生〜高校3年生までの話、大きな事が起こるわけでもなく、特別キラキラした青春でもないので、同じ頃に自分もこんな気持ちでいたのかな…と懐かしい気持ちになったり、クスクスと笑ってしまったり…
    子供の頃にもどりたいなんて思うこともあるけど、友達、家族、先生、恋愛、進路… ただ楽しいばかりでなく悩んだり、挫けたり、大変だったんだよね。

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    2023年09月16日
  • 屋久島ジュウソウ

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    ネタバレ

    登山を趣味としている身としては、いつかは行ってみたい屋久島。
    そして、中学生の時に散々読んだ森絵都さん。
    どんな屋久島を見せてくれるのか、という興味で手に取りました。

    ジュウソウはなんでカタカナなのかな?
    自然の風景や音、匂いが重奏してるように素晴らしかった!ということかなぁ、
    なんてメルヘンなことを思いながら読み始めたけど、
    縦走という言葉を知らず、重装備の略だと思っていたとは…!ヤラレタ!

    爆笑ではなく、にやにやしながら読みました。
    登山を嗜んでいない人が屋久島にいくとこうなるのかぁ、という様が率直に語られて、
    逆に新鮮で面白かったです。


    何度も屋久島旅行を妄想するときに
    ピークハントも然ることながら、眺望も重要視してるので、
    天気が悪かったらやだなぁ、
    でも、屋久島ってほとんど雨なんだよなぁ…っていつもモンモンとしてましたが、
    縄文杉のところで『雨が振っていたらよかったのかもしれない、とふと思った。この縄文杉は雨に濡れて初めて精気を宿すのかもしれない、と。』とあって、
    なるほど、苔むす古い森を見に行くんだから、適度な雨がベストかもしれない、と思えたのが一番の収穫でした。
    屋久島に行ったときに雨でも気落ちすること無く登れそうです。
    雨の屋久島、楽しみです。

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    2023年09月05日
  • できない相談 piece of resistance

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    短い物語で読みやすく、息抜きに読むのにもってこいでした。

    「指名はしません」「東京ドームの片隅で」「書かされる立場」「明らかに両手が塞がっているとき」が中でも好きです。

    『年寄りにはタダで親切にしたれ!』はパワーワードでした。

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    2023年08月25日
  • できない相談 piece of resistance

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    そんなこだわりいらないよね!?と思う話もあれば
    その頑固さは時として必要だなぁーと感じる話も。

    こだわりを捨てることも、頑固さを残すことも
    どちらも大切なことですね。

    Yesマンにならないように、
    Noと言い続けることもないように
    生きていこうと思いました。

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    2023年08月21日
  • ラン

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    再読。
    前読んだ時は、私も走りたくなってジョギングをした。でも一週間ぐらいでやめた覚えがある。私には無理だった。

    主人公の夏目環は、家族を事故や病気で亡くし天涯孤独の身。唯一の友達だった自転車屋の紺野さんと猫のこよみも去り、本当のひとりぼっち。頼る人頼られる人もいない。環は殻に閉じこもってしまう。本当のひとりぼっちというのは私には計り知れない。作中にも所々に"1人の苦しさから逃げ出したい"と書かれてる。そういう箇所を読むと苦しくなってしまう。

    そんな環もある事がきっかけで40キロを走らないといけない事情ができ、それに伴い出会いがあった。イージーランナーズのメンバーたちだ。このメンバーたちと走るようになりどんどん環が変わっていく。後ろ向きから前向きになっていく。この変化は嬉しかったな。困っているメンバーを助ける為に自分から行動できるようにもなった。"頼る人も頼られる人もいない"から環が頼る人ができ、環が頼られたりと孤独から救われた。やっぱり殻に閉じこもっててはダメ。自分から変わろうとしなければ、ということを改めて実感した。

    環を変えるきっかけの一つでもあるイージーランナーズのメンバーが変わり者ばかり。とくにリーダーのドコロが面白くて好き。めちゃくちゃな人なんだけど、走るのは速い。他のメンバーも一癖も二癖もある。変わり者ばかりだから逆にうまくいくのかな?衝突する事もあるけど、すぐ仲良くなる。なんだかんだでチームワークがいい。

    イージーランナーズのメンバーが、久米島でそれぞれの目標を達成できるよう願う。

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    2023年08月16日
  • 漁師の愛人

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    プリンにちなんだ短編3つ。
    世の中の些細なことへの怒りがテーマかな。くだらないようでちょっとおもしろい。
    中編2つ。
    登場人物に共感しづらかったです。どちらも。

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    2023年08月13日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    ネタバレ

    中学生の話で、自分の参考になるから後期も読もうと思っている。
    友達の作り方、部活動などなど…
    めっちゃ面白いです!

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    2023年08月12日
  • できない相談 piece of resistance

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    タイトルと森さんの作品ということで手に取りました。
    帯も気になりました。
    -------------------------
    あなたはよくても/あいつはよくても/誰がよくても
    イヤなものって、イヤなのだ。
    日常の中の小さな「NO」で人生は変わる?
    38篇+書き下ろし2篇=極上の小説集!
    -------------------------
    ありそう、あるある、というものから、
    ちょっと不思議で奇妙な物語まで。

    ショートストーリーとして、
    数ページのなかに収めてしまう力ってすごいですね。

    日常で納得できないこと、
    不公平感を描かれてるものが多数です。
    なかにはちょっとクスっと笑えるものも。

    全部読み終わったときの感想は「ブーメランか」という一言でした。苦笑
    ちゃんとオチもあってよかったです。

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    2023年07月23日
  • リズム/ゴールド・フィッシュ

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    中1のさゆきは近所に住むいとこの真ちゃんが大好き。
    何も変わらなければいいのにと願うさゆきの想いとはうらはらに現実は変わってゆく。

    世間的には不良といわれる真ちゃんを慕うさゆきの純粋さに癒された。

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    2023年07月16日
  • できない相談 piece of resistance

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    ネタバレ

    隙間時間に読むとちょうどいい辛口?短編集。

    本タイトルの短編は目次になく、最後のお楽しみで隠されていました。
    ホントに噂って!特にネットでは。
    フェイクニュースしかり、早くあの噂のAIとやらでネット世界を整備して欲しいものですよ?!

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    2023年05月12日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    ネタバレ

    ピアノ曲をテーマにした短編集。曲自体はどの曲も知らなかったのですが、奏でられる物語は優しい雰囲気を纏っていて、読んでいて心地良かったです。一番印象的なのは「アーモンド入りチョコレートのワルツ」かな! 絹子先生の穏やかさが、サティのおじさんの破天荒さを際立たせていて、おじさんの陽気な人柄がよく伝わって来ました!

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    2025年12月21日
  • DIVE!! 下

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    直に高飛び込み競技を観たことがない。 テレビででも、ずいぶん昔に競泳の空いた時間にチラッと放映された映像を観たくらい・・・。 もちろん、競技規定も技も知らない。 それでも、練習や試合場面では、プールサイドや10mの飛び込み台から見ているような気分になり、オリンピック出場をかけた試合では得点と順位が出るたびに一喜一憂していた。 「若ければダイビングクラブの門を叩いていたかもな〜。」と思うほど高飛び込みに魅せられた。(^_^)v 東京オリンピックでは、この競技にも注目したい。

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    2023年04月29日
  • 架空の球を追う

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    ほんわかと癒やされる短編集。
    特に印象に残ったのは「ドバイアッド@建設中」「パパイヤの五家宝」。どちらも展開にクスッと笑えてしまう。

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    2023年04月17日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    ハートフルを想定してたので初っ端2本で疲れてしまった…

    いや、村山由佳、坂井希久子ともにめちゃくちゃ上手なんだよ。予想を裏切ったり、小さな違和感が散りばめられたり。

    千早茜の卵の殻…なりすますまでは小説として面白かったんだけど、自分の身近なところで夫を当てがっててちょっと引いた。卵の殻を潰したい気持ちはピンと来なかったな。


    好きだったのは
    ラインのふたり/嶋津輝
    獣の夜/森絵都

    女ともだち…ほのぼのを連想するワードだと思ってたよ

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    2023年04月11日
  • 君と一緒に生きよう

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    自分は動物大好き
    20代前半ペットショップでも働いてました。
    よく【売れ残った犬ってどうするんですか?】と聞かれるが…別に仔犬じゃなくなっても値段さえ下げれば、仔犬から飼うのがつらい老夫婦が買ってくれたりするので、そういうのは一切無かった

    個人的に思うのは
    世の中【教養のない優しさを優しさと勘違いしてる】人が凄い多い

    魚や小動物飼っても、水槽やカゴ…身の回りのものを買うのを嫌がる飼い主とか…(数百円~数千円の生き物にお金をかけたくないらしい…)
    この飼い主の家はダンボールなのか?…

    基本どの動物も値段より価値があると俺は思います。
    ※数千円のハムスターも懐いて飼い主に甘えたり
    ※数千円のインコでも懐いてずっと一緒に居てくれるし、会話も可能
    ※爬虫類だってなつくし
    ※魚だって癒されるし、飼い主によっては水槽の中で別世界も、作れて【神になった気分】にもなれる

    日本人は犬猫だけに好みが偏りがちだが…それもちゃんと飼えない…

    【教養のない間違った優しさ】とは
    ※道端に鳥のヒナが落ちてたら、自然の摂理に従わず拾ってしまう。
    拾っておいて自分で保護をしようとせず、店員の俺にヒナを押し付けてくる客が毎年数人いた…
    自分は仕事の合間に外で世話をし、出勤も一緒、巣立ちまでやって放す
    すると1年から2年くらい店に会いに来るんですけどね(雀やメジロ)
    …とか
    ※あと売ってて外に展示してたオシドリの小屋前に発泡スチロールの箱があり開けたら子猫、さっきの鳥と同じで店内には販売してる子達がいるので、お互い病気をうつったりしても大変なので倉庫で1週間世話して…保健所の話が出たので、自分が連れて帰った(20年生きました)
    捨てられた時の箱に【可哀想なので拾いました。世話が出来ないので宜しくお願いします。】
    ん~…あなたも捨ててますよね…

    ※あと猫飼ってる方に多いのが
    【拾って…】と言うかたが多いが…だいたい誘拐…
    ◯箱に入って捨てられたりしてない
    ◯近くに親猫いても連れ去る
    これが「拾う」ですか?…

    今現在、職場の猫の飼い主は
    聞くとやはり皆誘拐…

    自分は今 猫を飼うのを我慢してますが…他の社員が【ベルゴ!猫欲しいんじゃない?子猫いるよ?】と言われて…
    里親会とか、現場先などで飼い主募集とかしてるのか?とたずねると

    【どこどこの寺に親子でいて可愛い子猫がいてさ】
    …絶句…

    それ…寺の了解も得てないし…捨てられてもいないし…親猫いるし…

    とホントに人間が嫌になる…

    とりあえず自分は世界情勢が不安定なので特に大きな犬猫などの家族は、しばらく迎え入れないつもりですね…

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    2023年02月27日
  • カザアナ

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    平安の世から近未来、ミックス、AI、異能の徒など、色々なものが混ざり合った不思議な物語。「ジャポい」や「オバシー」なんて、そのうち流行りそう。

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    2023年02月19日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    中学1年生のクラスメイト24人が各々の視点から連作で語る1年間。
    前後編で12人ずつ。
    面白いなと思う。
    中々できる本ではないだろうなぁ。
    読んでいると「私はこの子に近かったなぁ」とか「こういう子、いたなぁ」とか思い出せて面白い。

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    2023年01月31日