森絵都のレビュー一覧

  • 君と一緒に生きよう

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    年間何頭の命が無慈悲に失われているのか。きっと、捨てる人は後をたたない。地球に生きるものとして、知るべき事実、命は弄んでいいものじゃない。

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    2013年05月27日
  • 6月のおはなし 雨がしくしく、ふった日は

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    20130503朝日新聞☆大地をぬらす雨の音「しくしく、しくしく。」と聞こえて気になってしかたがないくまのマーくん。「しくしく」たどって出会いを重ねます。

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    2013年06月19日
  • 架空の球を追う

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    短編集。2年前に読んだ本の再読となります。

    本書の内容は少年野球の練習風景であったり、スーパーでの買い物であったりと、日常の些細な出来事です。そんな日常を非日常的な表現で綴る森絵都さんの表現力がただただ素晴らしいです。

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    2013年04月03日
  • 君と一緒に生きよう

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    保護されて、幸せになった犬たちと家族のお話。

    背後には、人間の勝手で命を奪われていく沢山の命があることを
    忘れてはいけない。

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    2013年03月29日
  • 架空の球を追う

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    色んな人の日常を切り取ったような短編集だった。結構好き。
    「銀座か、あるいは新宿か」が良かった。分かるなー。なんだかんだいって変わんない感じ。
    最後の話も好きー。

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    2013年02月18日
  • ショート・トリップ

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    森絵都著「ショート・トリップ」を読みました。

     くすっと笑える、そして不思議な旅のお話が48編入っているショートショート集です。

     一つのお話がどれも3ページで終わりなので、気軽に楽しめました。

     作者の作品を読むのは、「カラフル」「永遠の出口」「DIVE」に続いて、4つ目になりますが、どれもみな魅力的な登場人物が出てきます。

     この48編のそれぞれの旅人も一癖も二癖もある魅力的な人たちでした。

     それだけに、それぞれとてもユニークで個性的な旅ばかりでした。

     旅の目的の一つが、日常を忘れることだとしたら、この本でもその目的は達成できるのではないでしょうか。

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    2013年01月26日
  • 君と一緒に生きよう

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    犬を保護する人、里親になる人、その優しさや愛情に読みながら涙してしまう。 酷い現実を知ろう。それから考えるのは人それぞれだけど。飼っている人間により犬の生涯が左右されちゃうんだよ。

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    2012年10月08日
  • 君と一緒に生きよう

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    犬の保護と里親探しに奔走する人々を描いたノンフィクション。

    ここに書かれている話の多くは救われた命の話。よかったねえ、と思わず言ってしまいそうになるのですが、現実にはほとんどの捨てられた犬たちは最終章の『救われない命たち』の中に入ってしまうのです。

    この本を読んでいて思ったのは犬たちの感情の豊かさ。うれしい、かなしい、さびしいといった感情が犬にもあることは飼ったことのない自分でも十分想像できたことですが、ここに書かれている犬たちの中には、連れてこられた家に遠慮する様子を見せたり、もしくは自分が捨てられたことを理解していたり……もはや人と変わらないのではないかと思う感情の豊かさでした。

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    2012年09月06日
  • 屋久島ジュウソウ

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    自分も屋久島にて縄文杉を見てきたばかりなので、熱冷めやらず、本書を手にとってしまいました。往復12時間かけて登って降りてきましたが、著者はさらに過酷な道を行ったようです。壮絶な体験談に自分の影を重ねつつ読みました。またいつか屋久島に行く時は、この著者が行ったルートに挑戦してみたくなりました。他にも短編の旅行記が何本か収められていて、こちらも面白かったです。この方けっこう毒っぽいのですね(笑)カバーの絵の印象からかけ離れていますが、そのギャップもまた楽しめました。

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    2012年08月04日
  • 屋久島ジュウソウ

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    一人旅もいいですが、皆でワイワイ行くのもいいですね。
    食べた食事を全員分きっちり記録しているのが面白い。

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    2012年07月14日
  • 屋久島ジュウソウ

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    屋久島に行ったことがあるので、自分が行った場所が出てきたり、「ああ、こういう気持ちあった」など、懐かしく当時のことを思い起こしながら読むことが出来た。

    後半の短いエッセイの数々も、色々な国での行きあたりばったりの経験がおもしろく描かれていて、旅に出たくなった。

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    2012年06月26日
  • 屋久島ジュウソウ

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    最近、エッセイが面白い。作家さんの人となりがわかると、親近感もわくし。人の日常やら、飲み食いやら、旅行など、前はどうでもよかったんだけどな。小説さえ面白ければ・・・。でも、今はちょっと違う。やっぱり、人となりは大事。そして森さんは、可愛くて、面白い♪私も屋久島のウィルソンに会いたくなりました~(●’ᴗ’●)♪ あ、よく笑ったのは、屋久島とは関係ない、海外旅行のエッセイでしたが(笑)

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    2012年05月09日
  • 屋久島ジュウソウ

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    森 絵都の紀行文。もちろんタイトル通り屋久島での体験中心に載っているのですが、ジュウソウが何故カタカナ?‥これは登山の知識があるならここに当てはまる漢字が"縦走"だとすぐ思い浮かぶのですが、参加した森絵都チームは知識がなく"重装"!と勘違いしていたくらいですから屋久島での体験が伺い知れるというものです。
    屋久島行きは実を言うと私も狙っています。何も知らないと南の島の楽園を想像しがちですが、実際は彼女等の体験通り屋久杉を見るためには、リュックを背負い往復何時間も歩かなくてはならないハードな道のりです。
    縦走ですから屋久島の山の尾根伝いに歩くコースでホントに

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    2012年03月17日
  • 屋久島ジュウソウ

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    妹から教えてもらって、さっそく楽天ブックスでポチり、大好きな「ローマ人の物語」の読み返しを一時中断して読み始めた。
    昨夏、親父さんの退職金にみんなで群がって一族で出かけた初めての屋久島。

    帰りたくない。
    ずっとここに居たい。
    また行きたい。
    毎年必ず行きたい。

    そう思った屋久島。
    屋久島の文章と言えば、田口ランディの「ひかりのあめふるしま屋久島」しか読んだことがなく、楽しみに読み始める。

    旅の間に食べた物がやけに詳しく書いてあるそんな本?数十ページ読んで、イマイチ進まず放置。
    このままじゃ「ローマ人の物語」に戻れんやんけと気合を入れて再度手に取り一気に読み上げた。

    面白かった。

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    2012年03月11日
  • ショート・トリップ

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    旅の匂いを味わうというよりは、奇妙な空想の断片を見せられているようなかんじ。苦し紛れの作品もあると本人は書いているけれど、なんのなんの、読み終えたらぼくの頭の中は旅へのロマンでいっぱいでした。空想の旅もこれまた一興。

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    2012年01月15日
  • 屋久島ジュウソウ

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    @yonda4

    自転車旅中、屋久島に行く前に鹿児島で頂いた。
    僕の場合は縄文杉や白谷雲水峡へ行くだけだったけど、大変参考になった。

    本書の「ジュウソウ」は「縦走」と言って、標高高い連なる山頂を辿って行くこと。屋久島の宮之浦岳は九州一高い山で、そこをガイドに案内されながらズブの素人が登るから、さあ大変。
    読んでいる方としては大変な様がたのしいのだけどね。

    屋久島にはぜひ、行ってみてほしいし、行く前には読んでほしい本。

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    2012年01月08日
  • ショート・トリップ

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    短い話がたくさん詰まっているので 暇なときにパッと読めるところがいい。
    くだらな おもしろい です。

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    2011年12月11日
  • ショート・トリップ

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    ちいさなちいさな旅物語が40もの数の旅に。
    森絵都さんの多彩な才能が羨ましい。
    いままでリズムからゴールドフィッシュ、カラフル、宇宙のみなしご、アーモンド入りチョコレートのワルツ、つきのふね、絵本のにんきものシリーズ、DIVE!
    児童書だけでもたくさんのはなし、それも全部味が違うのに児童書だけでなく永遠の出口や、いつかパラソルの下で、そして直木賞受賞作品の風に舞い上がるビニールシート

    なんて想像力が豊かで、恋愛ものだけでなくいろんなはなしが書けるのだろう。

    ショート・トリップは非現実的な旅物語やなんかふわふわとした短編がたくさん詰め込まれています。こどももおとなも楽

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    2011年11月03日
  • ショート・トリップ

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    1話4ページのショート・ショート。
    すぐに読めるので、気軽に手にとることが出来る。

    「カラフル」でも挿絵を担当した長崎訓子さんとタッグを組む。
    白と黒のシンプルな絵の中に
    話の内容がギュッと詰まっていて、
    1つ1つの話の情景が浮かんでくる。


    私のお気に入りは「ファンタジア」。
    ディズニーを題材にしていて、
    切り込む視点が面白い。

    あと「注文のいらないレストラン」も、
    じんわりと胸が温かくなるお話で、好き。

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    2011年11月05日
  • いつかパラソルの下で

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    20代の三人のきょうだい。兄、姉、妹。
    厳格な父に縛られた生活を送ってきたが、上の兄と姉(野々)は早くにうちを飛び出し、不安定ながらも自由な生活を送っている。妹は父に縛られたままの生活を選ぶ。
    ある日、その父が亡くなった。
    父の浮気相手という女が現れ、母の様子がおかしくなる。
    今まで滅多に揃うことのなかった三人きょうだいが顔を合わせ、父の秘密の過去の解明に乗り出すことに・・・。

    ともすれば重くなりがちなテーマなのですが、3人のキャラクターがゆるめで何だか愛嬌があるのと、描き方に温かみがあるため、穏やかに物語は進みます。
    20代とはいえ、まだまだ大人になれない(なりたくない)3人が、父の死、

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    2022年08月04日