森絵都のレビュー一覧
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中央公論文芸賞
本屋大賞2位
王様のブランチ ブックアワード2016
星3.5
レビューのほとんどが、「おもしろかった」と描かれているのだが、よっぽど私はひねくれているのだろう。
最初の用務員室をクビになったいきさつからして、私は素晴らしい教育者と言われる大島吾郎があまり好きになれなかったし、妻の千秋の強烈キャラも受け入れがたかった。
そもそも、教育というものにあまり興味を持てないし、教育者という人々に反感を持っていたからかもしれない。
好感を持ったのは、孫の一郎。
人前で話すとしどろもどろになってしまうところは、共感を覚えたし、誠実な人柄には好感を覚えた。
最後の第八章があったから、読 -
Posted by ブクログ
自殺した中学3年生の身体に、あの世で抽選に当たった魂が乗り移って、復活した体で暮らし、自分が死ぬ前に犯した罪を探す…
結構ファンシーな設定だが、乗り移った"ホームステイ"先の子どもがなぜ自殺に至ったのか、その原因を紐解いて行くことで世界はいろんな見方(いろんな色)があることを知って行く。
結末はちょっと想像通りではあったけど、読みやすく悩める中高生にはオススメ。
自分を取り巻く環境、人、みんなにみんなの人生があって、その関わり合いで生きている。どう生きるかは本人次第だけど、この今世を"ホームステイ"くらい気楽に生きてみれば、もっと人生を楽しめるのかも -
Posted by ブクログ
著者のラインナップに惹かれて手に取った。本作は「はじめて」小説に触れる人を想定したアンソロジーのようだ。各編読みやすいながらも、それぞれの作家さんのカラーがしっかり出ていて、元々抱いていたイメージとすんなり繋がる。あまり小説を読んでいない人が、このうちのどれか一編が気に入って、同じ作家さんの本を読んだら、きっとその本にも満足できるはず。それぞれの作家さんの入り口になれる本だ。
森絵都さんの描く中学生はやはり生き生きとしていて良いなと思った。私はこの話が好きかな。島本理生さんの作品は儚くて切ない。はじめて人を好きになったときか‥
YOASOBIとのコラボとのことで、読後にYouTubeで全曲を -
Posted by ブクログ
戦後まもない日本で、日本に民主化を定着させるためのGHQの取り組みの一つとして、ある元華族の邸宅に4人の若い日本人女性を住まわせ、民主化について学んでもらうことになった。講師となったのは日系二世のサクラギという男性。
当時の女性は、身分や性別で差別されていても、それをおかしいとも思わず、戦時中に植え付けられた思想からも抜け出せず、民主化とは程遠い日々を過ごしていたのだろう。サクラギが授業を始めた頃、自分の意見を言うこともなく、人生を諦めたような彼女たちの様子に心が痛くなった。
でも彼女たちはその後、サクラギの懸命な授業や、仲間とのつながりを通じて大きく成長し、自分だけの将来の夢を持ち、それ