森絵都のレビュー一覧
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ネタバレ「女ともだち」をテーマにした短編小説集。森絵都さん、阿川佐和子さん以外は初めましての作家さん。
共感もありながら、ちょっと切なくちょっとホラーで楽しかった。
《印象に残ったところ》
・COPY 村山由佳
まさかの結末。そちら側の方の気持ちは分からずしても想像するだけで苦しい。相手が友情の証として発する無邪気な言葉の一つ一つをどう受け取るのか、友達として関係を深めることと、自分の本当の気持ちをぶつけることへの矛盾をどう整理するのか、自問自答の日々なんだろうと思う。
私は友情と愛情は全く別物だと考えているけど、もしその両方を感じる存在がいたとしたら、自分ならどう行動するのかなと考えた。
我慢の末 -
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懐かしさに駆られて購入。たしか小学5年生の課題図書であったか、「読まされて読んだ」記憶があった。その時は桑原ひろかにまつわるセクシュアルなエピソードや、受験がからむ家族の葛藤など表面的な感情しか動かず、でもそれでいて衝撃を受けたように覚える。
単に表紙に引っ張られているだけかもしれないが、この小説全体では青と黄色のグラデーションのような印象を受ける。たとえばそれは夕焼けみたいに。
至極平坦な文体、難解な比喩・トリック・溜めが無いがゆえに読みやすく、テンポがいい。
それでいて味気ないわけではなく、小林真という人物がいかにして変わっていくのかを丁寧に描いている。
特に父親への見方の変化から連なって -
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「私だけの所有者」:自我を持つロボットが語る物語としてはこれで3作目になるが、ストーリーが最もシンプルだったため、肩の力を抜いて最後まで楽しむことができた。Lee Baconの『Interview with the Robot』では、主人公のロボットがほぼ最後まで自分を人間だと思い込んでいたため、終盤に差し掛かると胸が締め付けられるような思いをした記憶がある。また、石黒カズオの『Klara and the Sun』では、伴侶ロボットが最後まで誰にも選ばれず、販売所から廃棄場に至る過程が彼女の視点から語られており、衝撃的なほど斬新で、かつ重い読後感があった。これら二作と比べると、本作は機械知能の
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読みやすくてサクッと読めた。
心に残ったのが大人になると、仕事、お金、家族、自分のこと、恋愛…友達のことで真剣に悩むことはない。ということ。そうだなと思う。
だから、友達のことで散々悩む主人公たちの青春ぶりが爽やかで自分にもあったな、こんな気持ち…と思った。
あと大人になると会社とか環境はいくらでも買えられるけど、子供は簡単に学校を変えられないってこと。子供もイヤなら環境変えられるけど、やっぱり大人に説明して納得してもらう必要があって、でもその説明が嫌だしパワー使うよなと。
自分も転職はしてないけど、社内でどうにもならなくて異動を申し出たから、自分より上の大人がどういう反応をするのか、何をど -
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ネタバレ「宇宙のみなしご」や「カラフル」「DIVE!!」「ラン」などで有名な児童文学を中心とする小説家の短編集。出会いをテーマにした6編の短編。表題の「出会いなおし」「カブとセロリの塩昆布サラダ」「ママ」「むすびめ」「テールライト」「青空」と、中江有里の解説から成る。
「出会いなおし」で描かれた、時代を経て理解できる人の立体的な側面や、「〜塩昆布サラダ」で描かれる、危うい出会いから始まる、くだらないが予想もしない展開をもたらすドラマなど、面白い短編が続く。
改めて森絵都を読み、短編が得意な作家なのだと知った。ただ、改めて読んでみると、少女漫画チックなキザな言葉遣いや、すこしファンタジックな展開など -
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ネタバレあの頃、私たちは知らなかった。私たちがどんなにがんばっても、いかに立派な高学年になっても、決してピラミッドの頂点には立てないことを。その頂に高々と君臨できるのは、大人びた六年生ではなく、つねに本物の大人たちであることをー。
小学生の頃、学校の先生は、神様だった。p38
11歳のエネルギーを将来のために温存しておくことなんてできはしない。11歳のエネルギーは、11歳のうちに使いきるからこそ価値を持って輝くのだ。p59
男子というのは私たち女子のうかがい知れないところで何かを決意し、長い眠りに入ったりする生き物だった気がする。 p63
それはあいつが黒魔女だからじゃなくって、病気の話が大好 -
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中央公論文芸賞
本屋大賞2位
王様のブランチ ブックアワード2016
星3.5
レビューのほとんどが、「おもしろかった」と描かれているのだが、よっぽど私はひねくれているのだろう。
最初の用務員室をクビになったいきさつからして、私は素晴らしい教育者と言われる大島吾郎があまり好きになれなかったし、妻の千秋の強烈キャラも受け入れがたかった。
そもそも、教育というものにあまり興味を持てないし、教育者という人々に反感を持っていたからかもしれない。
好感を持ったのは、孫の一郎。
人前で話すとしどろもどろになってしまうところは、共感を覚えたし、誠実な人柄には好感を覚えた。
最後の第八章があったから、読 -
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著者のラインナップに惹かれて手に取った。本作は「はじめて」小説に触れる人を想定したアンソロジーのようだ。各編読みやすいながらも、それぞれの作家さんのカラーがしっかり出ていて、元々抱いていたイメージとすんなり繋がる。あまり小説を読んでいない人が、このうちのどれか一編が気に入って、同じ作家さんの本を読んだら、きっとその本にも満足できるはず。それぞれの作家さんの入り口になれる本だ。
森絵都さんの描く中学生はやはり生き生きとしていて良いなと思った。私はこの話が好きかな。島本理生さんの作品は儚くて切ない。はじめて人を好きになったときか‥
YOASOBIとのコラボとのことで、読後にYouTubeで全曲を