【感想・ネタバレ】獣の夜のレビュー

あらすじ

原因不明の歯痛に悩む私が訪れた不思議な歯医者(『太陽』)。女ともだちをサプライズパーティに連れ出す予定が……(『獣の夜』)。短編の名手である著者が、日常がぐらりと揺らぐ瞬間を、ときにつややかにときにユーモラスにつづった傑作短編集。

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ネタバレ

「太陽」
奥歯に激痛があり、歯医者に予約を入れようとした。しかし、予約がいらないという歯医者。腕前に不安のあるものの、診察を受けた結果、歯ではなく別の場所が痛んでいると告げられ、原因を探し始める…

「獣の夜」
大学のサークル仲間だった美也の誕生日パーティをサプライズで行うため、元仲間でもある美也の夫から、会場へ誘ってほしいと頼まれる紗弓。しかし、美也はある店の焼き肉が食べたいと訴え、会場に行く前にその店に行くことになるも、途中でジビエ・フェスタに出会ってしまう…

この2つが良かった。

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2025年11月28日

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ネタバレ

なんとなく閉塞感がありつつも、これが普通に平凡なんだろうと過ごしてきた日常や環境、そこに疑問を持ち、もっとどうにかしてやろうと変化を求め行動するきっかけ。

そんなきっかけを描いた短編が7編。中にはショートショートや詩のような短いストーリーもあるが、それはそれできっかけの瞬間だけを切り取ったかのような精錬度合いが味わい深い。

居心地の悪さやケツの座りの悪さを、「みんな我慢してるんだから」と辛抱することは大切だろうし、ある種ラクなのかもしれないが、ちょっとでも居心地よく…というか楽しく過ごせる環境にするために行動することは、良いことだと思いたい。

せめて、人がやってるそれを「和を乱す」的なことを言って抑止しようとする勢力の片棒を担ぐ側にはなりたくない。

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2024年11月24日

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ネタバレ

事件とかは起きない日常だけど、どこか不思議な短編集。森絵都さんの作風やっぱり好きだな〜と思った本!

表題作でもある、『獣の夜』が好きだった!
浮気してたことに気付いたのが旦那の「枯れ葉臭」だったの、複雑だわ〜。ジビエが進むなかぶっちゃけ話をするいい歳の女2人の友情が良かったし、フェスの空気が目に浮かんだ。終わり方も好き

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2024年11月07日

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7編から成る短編集。
なかでも「あした天気に」は心に刺さりました!
私が読書に目覚めた、同作家森絵都さんの「カラフル」を思い起こさせるファンタジーなお話でした。

今日も素敵な物語との出会いに感謝致します。
ありがとうございます。

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2024年10月20日

QM

購入済み

繋がりのない短編集。一発目の話からそのシュールな展開に爆笑。海パンに導かれて海浜幕張の海にきて、知らない男と出会い、海岸で元ロックンローラーに人生を導いてもらう。 表題の獣の夜は1番面白かった。会場の熱気や女の強さを感じる作品。最後のてるてる坊主の話は、内容はありきたりだったが、てるてる坊主の話し方がとても可愛くて好き。

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2024年10月01日

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『ブレイクスルー』とか『気づき』ってこういうことなんだよな〜と思いました。

『カラフル』を思い出す展開の数々でなんだか懐かしかったです。

自分らしくありのままでいいんだと思える本でした。

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2024年06月06日

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Dahliaがよかった。掌編という形式をはじめて知ったのて、ほんの2ページほど?で終わってしまってびっくり。好みの設定だったので続きが読みたかった。

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2026年01月01日

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コロナ禍の状況を主にした短編集。
悩んだり迷ったり、様々な感情が混じる。全体的に、前に進んでいく、明るさを感じるエンドなのが良き。

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2025年10月06日

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獣の夜というタイトルからなんか怖そうだなぁと思って読んだんだけど全くそんなことなかった。
ほっこりとは違う、なんだか温かいような、モヤモヤした気持ちが吹っ切れるような、明日への気持ちが湧いてくるような明るくなれる短編集。
表題作の「獣の夜」も面白かったが(ジビエが食べたくなる)、「明日天気に」は「カラフル」を思い出した。
森絵都さん2作品目だけど今回も面白かったのでほかのも読みたい!

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2025年09月23日

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ちょっとヘンテコな短編多めで面白かったです。獣ってそこ?? からそういうこと! となっていく表題作が恐らく小説としては一番収まりがよかったように思うけど、どんどん変な展開になってくわりに読後感が妙にいい「雨の中で踊る」やほのぼのした後題名にグッとくる「太陽」もよかった。

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2025年03月28日

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ネタバレ

短編集!面白い。
特に獣の夜!女子同士が話していくうちにどんどん曝け出していく感じが楽しかった。結婚しても友達は大事。
全体的にコンパクトにまとまってるけど温かみがあって読みやすかった。

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2025年01月21日

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表題作、獣の夜
誕生日祝いにジビエを食らう女性二人。
友人でありながら、同じ男性と付き合い一人は結婚し、でも万事オッケーじゃない、なのに不思議と友情は成り立ってる。
あーなんかいい!その逞しさ、哀しみ、おかしみ、ジビエ!

あした天気に もよかった。
高校時代の三角関係、淡い思い、後悔、言い訳、天気に関する願い事で人生って変わるんだなぁ。
ラスト、よし、頑張ろうって思える。

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2024年12月16日

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短編が7つで構成されていました。
ちゃんと短いのに読んでいて引き込まれましたが、もう少し続き読みたいと思うところで終わってしまう感はありました。

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2024年11月11日

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軽めの短編集

設定がファンタジーだったりちょっと不思議世界だったりこちらの想像力を刺激してくる。
心の動きの細やかさはさすが森氏という感じ。
現実とファンタジーの交わりが妙な「スワン」と「あした天気に」が好きだった。
わたしもてるてるぼうずに話しかけられたい。
さむざむと。

以下朝日新聞出版からの引用
「雨の中で踊る」リフレッシュ休暇の最終日、永井はふと海を目指す。
「Dahlia」“ATTACK”後、変わり果てた日本で生きる私の見つめる先。
「太陽」原因不明の歯痛に悩む加原は不思議な歯医者を訪れる。
「獣の夜」女ともだちをサプライズパーティに連れ出す予定が……。
「スワン」恋人乗り込んだスワンボートが見せる心の「澱」とは?
「ポコ」大好きな飼い犬を亡くした小4の朔が心にきざしたある思い。
「あした天気に」

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2024年11月03日

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ネタバレ

面白かった!
さすが森絵都。
長短関わらず面白い。

雨の中で踊る
太陽
ポコ

特に好きだった。

ポコが最後まで見たかった景色を見に行こう

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2024年10月12日

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ネタバレ

短編集。どれも良かった。タイトル作は山奥のファンタジーみたいなのをイメージしてたのでジビエと肉食女子の話でびっくり。

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2024年10月09日

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原因不明の歯痛に悩む私が訪れた不思議な歯医者(『太陽』)。女ともだちをサプライズパーティに連れ出す予定が……(『獣の夜』)。短編の名手である著者が、日常がぐらりと揺らぐ瞬間を、ときにつややかにときにユーモラスにつづった傑作短編集。個人的には『太陽』と『あした天気に』がお気に入りです。

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2024年09月05日

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短編集のどれもがテーマはハッキリしていて共通していると思います。

文体としては派手な描写も何もないって感じで割と地味

コメディ要素をポンポンおいてはいるものの

そのコント風情な場所も地味。

淡々しているとは別の地味さを持った文体。

地味だな〜思いつつも少しづつ読めて

さらに

どれも胸にドーンと何か置き土産してくような感覚の残る小説です。

全部、自己との対話なんですよ。

自分のこと分かった気になってるけどわかってないよねて話。

意外に皆さん気を遣って生活してたりしますよね。

わたし、この半年、わりと自分との対話がテーマのもの

小説に限らず読んでいるのですが………

書く瞑想もですけど、あんまできた試しなてくですね。

アウトプットはしているものの行動としては

やってないから

その全ての確信的なことは分からないままだし

やり方すら覚えてないですよ。

だからバカなのかなと思って。

この本は、それぞれの目を背けてはいけないよな自己との対話が描かれているので地味ながら胸に迫るものがありました。

今年ずっと自分の声を聴くと思ってたのに。

結局はできてなかったこと振り返る羽目になりました。

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2024年07月02日

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表題作を含む7つの短編集。

つまらないと思っている単調な毎日が、何かのきっかけで気持ちが切り替わり前向きになるような話。

このなかで特に気になったのは

「雨の中て踊る」〜リフレッシュ休暇を思うように過ごせず妻の目を気にしている男が、最後の休日に自分の意思で海を目指し、見知らぬ男と語ったことで…
弱気にならず自分を解き放ってみてもいいのではと。

「獣の夜」〜女友だちをサプライズパーティーに連れ出す予定が…気儘な彼女に振り回されるもジビエトラップにはまり込み、獣臭まみれで自分を解き放ってしまう。
うだうだと迷わず、目の前の肉にただただ純粋に向き合うことに。

「あした天気に」〜てるてる坊主を作ったという記憶はあるのだが、子どもの頃だったように思う。
そんな懐かしきことを考えながら読む。
少しファンタジーを感じるような話だが、誰かのせいにして今の自分を生きるのは虚しいと。



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2024年06月10日

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七編が収められた短編集

数ページの短いものから、ちょっと長めのものまで様々なテイストで、どれも希望のあるストーリーなのが良い
疲れた心のサプリみたいな感じかな
「明日も頑張ろう」って思えるものばかり


私が好きなのは──

【太陽】
急に歯が痛くなり歯科医院に行くが、どこにも悪い所は見つからない
その診断とは…
クスッと笑えてほっこりのストーリー
内服薬の袋に入っていたのはクッピーラムネ(⁠•⁠‿⁠•⁠)

【獣の夜】
表題作
女友だち二人の獣の夜とは…
スカッとして思わず笑っちゃう

【ポコ】
最期まで生き抜いた老犬のポコが教えてくれたこと…
短い作品なのに印象的


名言も書ききれない程たくさんあるので、いくつか書き記すと…

〝人生とは、嵐が通りすぎるのを待つことじゃない。雨の中で踊る。それが人生だ〟

〝心の澱は溜めこむよりも、ときどき、かきまぜたほうがいいのです。見て見ぬふりをしていると重くなる一方です〟

〝俺のあしたを晴れにできるのは俺自身だけ〟

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2024年05月26日

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ネタバレ

獣の夜、ってタイトルが何かと思えばジビエフェス!美味しそうで、お祭り特有のワクワク感もあっていいですね。美也の誕生日会に本人を連れて行けない時はハラハラしましたが、話を知っていくとそんなん行かなくていいじゃない、という紗弓と同じ気持ちになれました。人間は理性的な生き物ですが、この話の登場人物たちはみんなそれぞれ野生的というか、本能のままに行動しているところがあってまさしくタイトル通りと言った感想です。

他の話では「スワン」を読んで、別作『ラン』の番外編とのことで読み返してみました。
『ラン』の方の感想に書きましたが面白かった!!スワンで後日談がわかったのがよかったです。

最後の「明日天気に」も、てるてる坊主が話し出し、天気の願いを叶えてくれるというのがいかにも森絵都さんのファンタジー感だ・・・!と感動しました。

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2024年05月15日

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 自分なりに一所懸命に生きてきたつもりだったのに……。

 何かのはずみで日常が変化してしまった人たちを描く、ファンタジー要素が強めの短編集。
          ◇
 コロナ禍の最中のある日。永井タクは、妻からフットマッサージに行くことを勧められた。それもかなり強く。
 在宅ワークの妻は間もなくオンライン会議の時間だ。夫がいては仕事の邪魔なのだろうと思い、永井は妻の提案に従うことにした。
 マッサージ店でズボンを脱がなくてもいいように短パンを探したが、なかったので海パンを履いて駅前のマッサージ店に向かう。

 だが駅が近づくに連れ、永井の気持ちに変化が生じてきた。
 今日でリフレッシュ休暇が終わる。明日からまた仕事だ。なのにフットマッサージで時間を潰していていいのか。 
 そう思った永井は海パンを履いていることもあって、行き先を海に変更することにしたところ……。
   ( 第1話「雨の中で踊る」) ※全7話。

      * * * * *

 いろいろなチョコレートの詰め合わせみたいな短編集で、どんな味わいなのかワクワクしながら楽しめました。
 特に気に入ったのは第3話「太陽」と最終話「あした天気に」で、読後の爽快感が格別な作品です。簡単に紹介すると……。

第3話「太陽」
 緊急事態宣言が発出されたその日、奥歯に釘をねじ込まれるような痛みを感じた加原という女性は、翌朝さっそく自宅近くの歯科医院に電話を入れますが、コロナ禍が原因でなかなか予約が取れません。
 いくつか当たってみたものの、どこも予約がいっぱいだったり新規患者の受け入れをしていなかったりで、軒並み断られてしまいます。
 ところが一軒だけ、診療時間内なら好きなときに来ていいというところが見つかったのですが……。

☆真の名医とはこういう医師を指すのでしょうね。風間医師は、カウンセリング、診察、診断。さらにアフターケアも申し分ない。しかもおちゃめです。

 歯に支障がなくても、まったく別の要因で歯痛を感じることがあると、耳にしたことがあります。こういう場合、普通の歯科医ではお手上げです。
 風間医師のように患者と会話を重ねることによって歯痛の原因を突き止め、それを患者にも気づかせる。こんな優れたカウンセリングマインドを持った医師が増えてくれることを願いたいものです。 ( 大好きなクッピーラムネ。私も処方して欲しい! )
 

最終話「あした天気に」
 ゴルフの下手な一平は、明日の接待ゴルフが憂鬱でしかたありませんでした。けれど一平はなぜかその時、思わずてるてる坊主をつくってしまいます。

 するとその夜、一平は夢の中でてるてる坊主の国に招かれ、「自分たちを忘れずに頼ってくれた」と感謝されたうえ、お礼に3つの願いを叶えてもらえることになりました。ただし願いごとは天気に関することに限るという制約付きです。それなら明日はどしゃ降りにしてほしいと一平は言ってみました。

 朝になり目覚めた一平は、地面を叩きつける滝のような雨を目の当たりにします。ゴルフ中止の連絡に大喜びの一平。てるてる坊主の「3つの願い」は夢ではなかったのです。
 残り2つの願いごとは思いつき次第、部屋につり下げたてるてる坊主に伝えるということになっています。

 せっかく予定が空いた休日です。一平はさっそく ( てるてる坊主を連れて ) 地元に帰り、思いきって高校時代の部活仲間だった小春に会うことにしますが、実は2人にはあるわだかまりがあって……。

☆かつて土着信仰の対象となり人々から畏れられ祀られてきた「産土神」や「妖怪」などでさえ、人々から忘れ去られることで力を失い、やがて消え去ってしまうと言われます。
 ましてや子どもに親しまれるだけで畏れられもしなかった「てるてる坊主」など、科学や娯楽が発達した現代では絶滅危惧種でしょう。彼らの苦衷は察して余りあります。それをうまく取り込んだのが、この最終話です。

 ファンタジー色の強い構成で、一平に生きる意欲を持たせて自立させる方向へと導いていく展開は楽しいのひと言でした。
 優れた児童文学作家でもある森絵都さんの力量を見た気がします。

 表題作の『獣の夜』も含め、主人公たちが前を向いて歩もうとする姿が清々しくて元気づけられました。

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2024年01月19日

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短編集。
どれもちょっと不思議な雰囲気とコロナ禍の時の話。
どの話もスッキリ爽快感はあるものの物足りなさもあり。物足りなさはあとは読者の想像にお任せしますの余白なのかなとも思う。
一つひとつの話の中に自分と重なる思いがありちょっとした気づきがあった。
読み終えるとりきんだ頑張ろうではなく、肩の力の抜けた感じで頑張ろうと思える。
全部面白かったけどあえて選ぶなら最後の話の「あした天気に」が好き。


本の話とは別に驚いたのが何も考えず選び先に読んだ本もコロナ全盛のときの話で今回も、、、
偶然にしてはすごいと思った(笑)

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2026年01月04日

Posted by ブクログ

一つ一つの話がどこか不思議でそれでいて心に何かしらの感情が残る短編集。切ない気持ちになるものが多い気がした。

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2025年09月01日

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読みやすい短編集。
題名となっている獣の夜を読んだらジビエ料理食べたくなってきた…
獣の夜のお話しではこういうお友達はなかなかいないなぁと思います。
少し現実離れしている短編集ですが、がっつりファンタジーというものではなく少しだけ非日常を読書で味わいたいという方にオススメかもしれません。

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

パンデミックで右往左往してる前提の短編集。閉塞感の中でなんとか前向きに希望を見出そうと足掻く感じがすでに懐かしい。
森絵都先生のお話は、油断して読んでたらとつぜん豪速球の牽制球をバシーンて投げられるような感じが好きなんだけど今回は牽制球無し。

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2024年11月02日

Posted by ブクログ

7つの短編集。
「太陽」と「獣の夜」がおもしろかった。
とても読みやすい文章でスッと入り込めた。特に派手な展開はなくて日常をちょっと切り取ったようなお話。

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2024年09月22日

Posted by ブクログ

初作家さん。短編集。
派手な展開は無いけど、どれも前向きに生きていこう!と励まされる終わり方で元気になる。

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2024年08月17日

Posted by ブクログ

「ラン」の小枝ちゃんのスピンオフがあるってことで読んでみました短編集。
これまで「カラフル」「みかづき」「ラン」と読んできて森絵都さんの作風はほんわかしてるイメージがあったんですけど、ファンタスティクに歪んだ感じの森絵都さんの知らない一面を覗き見できた感じで刺激もらえました。
海パン履いて町から海に行き先替えてTPOにあわせた話はすごく良かった。意識の違いってゆうか海パンだと言わなければ人からは気づかれないところのスリルとゆうかこういったのがゾクゾクくるし、海パンなら下着なしで歩いても良いわけだし、いろんな常識に囚われることなく気持ちよく生きられそうで今度は山に登りに行くとか、そんな期待感がわくわくさせてくれました。

それに、歯医者の話も良かったです。「代替ペイン」って曲のタイトルのようなシャレた病名思いつくような歯医者さんに私も行ってみたい。初めてで評判わからない歯医者に行くのって勇気いりますよね。それに治療中って会話できないから無口な歯医者さん多いと思うのにカウンセリングまでしてくれるってよほど時間に余裕ないとできない気がする。コロナ禍で誰もがマスク付けてて素顔を晒すとか抵抗感じてしまう感覚とか、その痛みの原因が何かのロスにあったとか意外なロスで参りました。

ジビエを食べつくす肉食系女子の話もそれなりによかったかな。ワイルドなネイチャーてこの女子たち善悪で判断しない価値観が素敵すぎ、いずれ山登りはじめそうな予感がしました。

でもって小枝ちゃんのスワンボートにテルテル坊主、ちょっとだけ明日がいい日に思えてくるような感じです。

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2024年06月19日

Posted by ブクログ

森絵都の世界好き!
案外、いろんな物事、自分の考え方でなんとかなるよねって気づかせてくれる話が多かったかな。

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2024年05月19日

Posted by ブクログ

[1]ヘンな短編のオンパレードで、すれっからしの読者にも対応してます。
[2]でも、妙に後味がよくて素直な読者でも安心です。
[3]背景にコロナ禍があり数十年後にはその切実さがわからなくなっているとは思いますが作品そのものの価値はたぶん減じないでしょう。

■簡単なメモ

【雨の中で踊る】
フットマッサージに行くはずだった永井は短パンのように見える海パンで家を出たせいか海に行こうと思った。そして…

【Dahlia】
「でも、きっとどこかに抜け道はある」

【太陽】
神経を抜いているはずの歯で激痛。歯科医は代替ペインだと言う。
《素敵な犯人です》

【獣の夜】
サプライズパーティーに連れていかなければならないのに友人の美也は肉に惹かれてコントロール不能。いろいろあって女二人、野生が覚醒する。
《結局のところ、起こってしまった過去は不動なわけだから、問われているのは今このときの私自身の心模様なのだ。》
《人はそれぞれのネイチャーのままに生きればいいし、どっちみち、それしかできないんだって》

【スワン】
ハタくんちの別荘の沼で誕生日プレゼントのスワンボートを漕ぐと不思議なことが…

【ポコ】
飼い犬のポコが死んだ。
《ポコをあれほどしがみつかせた何かが、きっと、この世界にはあるはずだ。》

【あした天気に】
てるてる坊主たちのテルテル王国に行った。
《我々は非科学の申し子、てるてる坊主ですよ。》

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2024年04月17日

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