森絵都のレビュー一覧

  • はじめての

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    YOASOBIの曲を聞いてから、本を読みました。
    曲のフレーズとして聞いたことある言葉が、物語の至るところに散らばっていて楽しく読むことができました。

    YOASOBIがどれだけ本のフレーズを拾って、歌詞に入れ込んでるのかが分かりました!

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    2025年07月14日
  • 永遠の出口

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     主人公、紀子の小学生から高校までの連作短編集。
     私と年代が同じで、授業中チョークを飛ばす先生や不良生徒の格好など、身近に感じた。
     学校というひとつの世界を基盤としながら、小学生での友情、中学生での反抗期、高校生での恋愛と、人間関係を深めながら成長していく紀子。
     「時の雨」での両親の姿にほっこりした。
     ひょうひょうとしながらも上手に世の中を渡っていく紀子が少し羨ましくもあった。

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    2025年07月10日
  • 出会いなおし

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    森絵都さんの書く文章はユーモアがあって素敵だなと思いました。ユーモアの中にも心にジーンとくる話もあってとても読みやすかったです。

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    2025年07月09日
  • 宇宙のみなしご

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    ネタバレ

    学生青春小説的な。
    なんか、夏休みの読書感想文対象本みたいな印象(笑)。あまりにそういう感じで、子どもがしばらくしたら読めるようになるだろうし取っとこうかな、みたいな(笑)。
    ものすごいサクッと読める。
    とりあえず、屋根に登る、という尖った冒険譚?を持つ、青少年のお話。

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    2025年06月26日
  • つきのふね

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    「人より壊れやすい人間に生まれついた人間は、それでも生きていくだけの強さも同時に生まれ持ってるもんなんだよ。」この本、わたしの親友。

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    2025年06月22日
  • はじめての

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    本自体がYOASOBIとのコラボとは知らず、辻村深月さんのユーレイが読みたくて本を手に取りました。読んでみて、あれ他の話も曲になってるなと気づき、あとからYOASOBIのMV見てみたらちゃんと物語に沿ったアニメーションも作られてて感動しました!短編集なので読みやすくて、どの話も良かった!

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    2025年06月16日
  • 出会いなおし

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    森さんの短編集。再読。
    何をテーマにまとめられたのかなと色々考えてはみたが、タイトルとのつながりがピンとこない作品もいくつかあった。
    特にタクシー運転手と客、闘牛士と牛、その後の夫婦の話はなんだかよくわからなかったかなぁ。
    人は時を経て出合い直すことで見えることもあるし、自分の感情について向き合い直すことで見えることもあるし、みたいなことかなぁ。

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    2025年06月03日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    違いのある短編6篇は『出会いなおし』というキーワードのみで繋がり全てが読み応えありました。人との出会い、その繰り返しで人生が彩られていくのを自分毎に思ってみたら.更に面白く感じました。

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    2025年05月28日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    中学生の娘に買った本だけど、つい読んでしまった。『子供は眠る』と『彼女のアリア』が良かった。音楽を聴きたくなった。

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    2025年05月24日
  • 宇宙のみなしご

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    ネタバレ

    感受性の豊かな中学生たちの物語。
    うらやましい気持ちでイッキに読みました。
    屋根に登ろうとかおもしろい。
    たしかに人の家の屋根に登るなんて良い事ではないけれど発想、行動力に驚きました。
    それぞれの子たちの考えていること、とても理解できて応援したくなりました。

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    2025年05月20日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    ネタバレ

    「風に舞いあがるビニールシート」「ダイブ」など傑作を書いた森絵都の短編集。
    多感な中学生目線で語られる3作品は、特に不眠症の少年と虚言癖のある少女との淡い恋心を描いた「彼女のマリア」と子供のやりたい事を優先させる優しいピアノ教室のリアルな状況を書いた「アーモンド入りチョコレートのワルツ」が良かった。
    ちなみに、バッハ「ゴルドベルグ変奏曲」は不眠症に悩むパトロン向けに書かれた作品だそうです。
    解説は門田光代で、本作は第20回路傍の石文学賞受賞作。

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    2025年05月20日
  • ショート・トリップ

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    ネタバレ

    短編集で1話分がすべて4ページ(うち1ページはイラスト)。
    読むことに負担がないので言ったら悪いけどすごく軽い気持ちで読める。空想上の話が多くて、理解に及ばない内容もあったけど旅の奥深さを知れる。
    唯一付箋貼ったのが『 究極の選択』。
    水が尽きて死にそうな少年の前に現れた4種の動物を連れた老人。1頭だけどれを度の友にするか問われ、少年が牛と答える。老人は『 牛を選んだそなたは、何事も緻密で計算する現実主義者じゃ…』と動物占いのように答える。少年は生まれて初めて舌打ちをして、人も動物もあてにならない、自分だけが頼りと気づき不思議なエネルギーを感じる。

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    2025年05月18日
  • 獣の夜

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    読みやすい短編集。
    題名となっている獣の夜を読んだらジビエ料理食べたくなってきた…
    獣の夜のお話しではこういうお友達はなかなかいないなぁと思います。
    少し現実離れしている短編集ですが、がっつりファンタジーというものではなく少しだけ非日常を読書で味わいたいという方にオススメかもしれません。

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    2025年05月17日
  • 出会いなおし

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    年を重ねるということは、同じ相手に、何回も出会いなおすということだ。会うたびに知らない顔を見せ、人は立体的になる。

    出会いや別れを描いた短編集。表題作はよかった。他は少し物足りなさを感じる作品もあり。

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    2025年05月07日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    自分の価値観を守りお金よりも大切な何かのために懸命に生きる人々を描いた6編。真剣に取り組んでいるからこそ壁にぶちあたる。真剣に生きている人には必ず応援してくれる人や見守ってくれる人がいる。

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    2025年04月24日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    ネタバレ

    表現もすごいし感動的なはずなのに、何故か文字が頭に入ってこなかった。一つ目で緩さを感じたせいかもしれない。最後の表題作がタイトル含め印象的だった。直木賞(受賞)の講評で、時系列の短編がだんだん上手くなってる、と学んだことを書き過ぎ、は深く頷ける。
    ・器を探して
    パティシエヒロミに振り回される弥生は美濃焼を探しに岐阜へ。彼氏は怒る。瀬戸黒と出会う。
    ・犬の散歩
    犬の里親探しのボランティアを始めた恵里子。義父母が里親になる。活動費の為スナックで働く
    ・守護神
    レポート代筆の神ニシナミユキ。祐介も依頼するが真面目すぎるあなたは自分で出来ると諭される。
    ・鐘の音
    仏修繕師の潔は仏と寝る程囚われるが後補

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    2025年04月20日
  • 出会いなおし

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    タイトル通り出会いと別れ、そしてまた出会いをテーマにしたような短編集でどれもホッコリ系で角田光代作品っぽい印象

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    2025年04月07日
  • はじめての

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    四人の人気作家が、「はじめての」何かをめぐる物語を書いた短編集。

    どれも独特の世界が展開する。
    中にはSFチックな話もある。
    限られた紙数で、一つの世界として結実している。

    個人的には最後の森絵都さんの話が気に入っている。
    タイムスリップものだ。
    幼馴染の男性に4回告白しては振られてきた女子高生が、タイムトリップサービスと契約して「やり直し」を図る話だ。
    ちょっとご都合主義的じゃない?と思いながら読んできたのが、最後の展開で驚かされた。
    何度でも立ち上がる主人公のパワーに、明るい気持ちにさせられる。

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    2025年03月12日
  • 宇宙のみなしご

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    ネタバレ

    優しいジュブナイル小説。中学生が瑞々しく、友だちっていいね、という話。主人公が爽やかで、ちょっとめずらしい気がした。悩みを抱えた子を持ってきがちだけど、それは周りで。

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    2025年03月06日
  • つきのふね

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    ネタバレ

    「人間、良くなるよりも悪くなる方が楽だもんなあ」p131

    「誰だって自分の中になんか怖いもんがあって、それでもなんとかやってるんじゃないのかよ」p144

    「ぼくわとうといものですか?」p216

    今まで、自分の救いだった大人の智さんが、薄々気づいてはいたが心の病だった。
    中学生なりに試行錯誤して救おうとする。
    みんなが〝疲れ〟はじめる中盤。
    どんな言葉が智さんに響くのか。
    露木さんを救った手紙のように拙くとも真っ直ぐに飾らない言葉で気持ちを伝える事は、当時小学生だった智さんにしか出来ない救いであったのだと思う。

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    2025年02月20日