塾教育と家族の歴史小説
シンプルなタイトルが好き それだけで手にとった小説 なんの話だろう?
戦後学校教育の歴史?塾と学校教育の対立の歴史 学校じゃなく塾題材の小説って珍しいのでは?私は初めて
読み終わって
朝ドラのように話が過去から現代に 軸は塾教育と大島家族 後半はどんどん泣けてくる
...続きを読む塾を取り巻く環境 戦後から現代へのうつりかわり その時々の政治の転換や流行ネタも記されていておもしろい
大島家族の物語としても 女性がとにかくつよくたくましい!
学校でも塾でもどちらでもいい 子どもに自分自身で考え表現する力を持たせることができれば
目の前のたった1人でも難しいのに 吾郎さんのスピーチのとおり 三日月のように常に欠けているからこそ 満ちようと研鑽を積む
「人を愛し、それでいて人に多くを望まず〜」
「ああ、なんてかわいいんでしょう」「大丈夫。私が守ってみせるわ」
「ありがとうございます。直哉に、力を与えてくださって」
常に何かが欠けている三日月
「私も、ちょうどあなたを見て、誰かに似ていると思っていたところですよ」