森絵都のレビュー一覧
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ネタバレしっとりした話しなのかなと思ったら結構コメディタッチだった。
罪を犯した魂が抽選に当たって、別人として生きかえる。自分の罪を思い出せばチャレンジ成功。
自殺した中3男子小林真として生まれ変わるも、彼は友達がいなくて自分の世界に閉じこもりがち、背が低いのがコンプレックスの冴えない男の子。
家族もみんないい人かと思ったら色々問題がありそうで前途多難。
天使のプラプラがすごい好き。
ふりふりの日傘は天使趣味かと思いきや支給品。2回くらい言ってて笑った。
テーマは結構ヘビーなんだけど、からっとしてて読みやすい。みんな知らないうちに人を傷つけたり救ったりして生きている。カラフルな世界に揉まれなが -
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今だからこそ、たくさんの人に読まれるべき物語。
直木賞候補だったが、ぜひ受賞してほしかった。
序盤にサクラギが発した言葉「与えられた物語を信じてはいけない」が伏線となり、教え子の孝子が「新しい物語」と新年の抱負として書き初めをし、物語の結びには「終わりのない物語をつくる」
それぞれの意味するものは少しずつ違うけれど、よくできている。
戦争とはどんなものなのか、私はあまりにも知らなすぎる。アメリカで日系アメリカ人たちが強制収容されていたということも、初めて知った。
それをあの有名なルーズベルトが行ったということも。
日本でどんなに物資が不足しても、飢えに苦しむひとがたくさんいる中でも、食べ物も -
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自分の頭で考えること。民主主義を根づかせるため、戦後の日本人が、まず身につけなければならなかったこととして物語で描かれるテーマは、とりも直さず現代の私たちにも突きつけられるものだ。戦後とは異なり、お腹を満たすことや安心して眠れることなど、人間として最低限必要なことは、大抵の人が保障されている現代において、なおこのテーマは胸に刺さる。
個性豊かな4人のお嬢さんが、それぞれ自分の頭で、自分の未来を考えていく過程は、読者としてそれを見守る立場でも胸が熱くなった。
同じ著者の『みかづき』の時も感じたけれど、どんなことでも(勉強に限らず)学びたいと心から欲して、自主的に行動することの尊さのようなものの描 -
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ネタバレ人生に迷った時に、踏ん張ろうと思える短編集!
一押しは、「犬の散歩」です!
平和な日本に生まれ、両親に育ててもらい特に何も無く大人になれて、好きな人と結婚して。主人公と同じで、自分は恵まれていると思いつつも、世の中の不運に対して何もできずにここまで生きてきました。
「自分になにができるのかと考えることは、自分の無力さと向き合うことだ」
世の中の不運を教科書やニュースで幾度どなく感じてきましたが、見ないふりしていたのは、自分の無力さと向き合うことが怖かったからなのかもしれないと思いました。
主人公と義母の掛け合いに心が暖かくなり、涙ぐみながら読んでいました。
私も自分の牛丼が欲しくなりました。