森絵都のレビュー一覧

  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    久しぶりに「読み終えてしまうのがもったいない」と感じる一冊に出会えた。 「身につけた知恵は誰にも奪われない」と信じて努力を重ねる彼女たちが戦時中の抑圧から脱却し、現代の私たちですら翻弄される「論戦(ディベート)」を繰り広げるまでに“自由”を獲得していく姿が心に響いた。 特に「学びを活かすには、世の中がどうあるかが重要である」という言葉にも、ハッとさせられた。戦争という言葉を意識するようになってしまった今だからこそ、民主主義の意義を学び直し、その種を大切に守り育てていかなければならないと感じた

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    2026年03月19日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    GHQの指示のもと、民主主義の講義を受ける事となった4人の日本人女性と講師の日系二世リュウ・サクラギの心の交流を描く。一筋縄では行かない4人に悪戦苦闘するリュウ。実はこの講義自体にも裏があり…。どんでん返しあり、恋ありで面白い。朝ドラにおすすめ。

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    2026年03月17日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    第135回直木賞受賞作。
    短編集。6つの物語。

    一人の作家さんが描いたとは思えないほど、それぞれ趣きが違う短編。それでいて、どれもが読み終わった時に、そっと背中を押してくれるような前向きな気持ちをもたらしてくれる。

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    2026年03月15日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    心に染み込んでくるような文章表現は流石の直木賞。
    「大切なもの」を探し求める6つの短編だが、後の作品になるに連れ、読む手が止まらなくなった。
    「風に舞いあがるビニールシート」にあんな意味があるとは最後の作品を読むまで想像できなかった。

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    2026年03月08日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    面白い本は本当にすぐ読めてしまう。
    どのキャラクターも魅力的だったけど、美央子さんと、鞠子さんが強烈だった。
    美央子さんの日記で全てが腑に落ちる感じ。
    女性って逞しいなと、思うと同時に17歳から21歳という若さも眩しくて羨ましい。
    アラフォーになった今、こんなに見ず知らずの女性達(男性も含む)と心から仲良くなる事はないし、もはや自分の物語ではなく子供の物語。
    デモクラシーとは何か、私は上手く伝えられるだろうか…

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    2026年03月06日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    まだ3月だが上半期ベストになりそうな作品だった。人物描写が素晴らしく、ドラマ化された場合の配役が自然と思い浮かんだ。ユーモア溢れる表現も洗練されていて、つい書き留めてしまった。

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    2026年03月05日
  • みかづき

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    親子3世代にわたり関わり続ける教育をテーマにした長編大作です。
    時代の移り変わるよって教育の形も変わっていく、その度に悩み、支え合う、とても素敵な家族の物語です。
    長編なので読み始めるのに躊躇していましたが、読み始めたらずっと引き込まれていました。

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    2026年03月03日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    とてもよかった。
    デモクラシーといっても堅苦しくなく、胸キュンもあった。

    才能、意欲や吸収力はあるが、戦死、孤児、男尊女卑の抑圧などにより機会を与えられなかった、活かせずにいた人がたくさんいるのだろうな。

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    2026年03月02日
  • 出会いなおし

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    出会いなおしたい、と思った。
    でもきっと出会っている時のあの時の空気はもうもたらされない。
    重ねた年月は酷く重厚な高い壁で、絶対にそれは越えられない。
    だからこそ、出会いなおしたい。

    あなたを忘れて過ごした年月のなかでの
    積み重ねた間違いや喜怒哀楽の果てで
    例えばそれぞれの経験値のようなものがあれば
    30が40になったわたしと
    50が55になったあなたは
    もはや全く別人格で、もう惹かれ合わないかもしれないけど、それはそれできっと温かく柔らかく解される感覚になると思う。
    根拠はなくて、なんとなくだけどそう思う。

    そして一方で、いま出会っていて
    言葉を交わす間柄のあなたも
    いつかきっと別れの時

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    2026年03月01日
  • みかづき

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    ネタバレ

    教育とは何か?

    考えさせられる本。
    現代に限らず、いつの時代も”教育”は政治的干渉を受け続けてきた。
    学校の先生や塾の講師でさえ、”教育とは何か”について明言できないのに、学生や児童たちはどのように学びを得ていくのだろうか?

    教育というものの限界を感じつつも、際限のない教育についての問題提起を感じさせられる。

    答えのない中、必死にもがこうと少しでも良くしていこうと努力する人間関係の構図が面白い。

    そしてあまり関係ないけど、不倫は良くないぞと思った。

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    2026年02月28日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    ネタバレ

    すごく良かった。
    民主主義とはなんぞや?って難しくって分からないと思うけど、この本は違うよって教えてくれた。ひとりひとりが学べると言うこと。自分の意見を言うことができると言うこと。何より、そのひとらしく自分の人生を生きることができること。あ、今の私がしていることだって。身近にあった民主主義。

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    2026年02月24日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    自分の目で見て、自分で考えることのなんと大切なことか。今は当たり前かもしれないけれど、昭和初期は、この事すら当たり前ではなかった。デモクラシーを広めてきた先人に深く感謝したい。

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    2026年02月22日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    戦後の女性に民主主義の視点を育てる。
    生徒の女性達の様々な歴史、想い、希望が濃厚に詰め込まれていた。
    途中語り手が変わると、別の角度からの物語となり俄然面白さが増した。
    女性たちが強かに自立を勝ち取る物語に読後感はすっきり。

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    2026年02月15日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    読み始めてすぐに、9年前の長編「みかづき」と響き合うものを感じた。思えば著者は児童文学でデビューして以来、青少年を主役にした物語を多く編んできた。そのため「教育」や、中でも「生きた学び」のようなものを描いてきたのは、この近著2作に限らない。それでも戦後教育を長編で扱った「みかづき」とこの「デモクラシーのいろは」に限って、特に対になるような関係性が感じられるのは、小説でありながら巻末に参考文献が羅列してあったからだけではない。
    「みかづき」を読んだときの印象は「朝ドラっぽいなあ」だった。時代をダイナミックに横断する展開は著者も意識してそうしたと何かで読んだが、その跳び方が、時代の流れの中で塾を営

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    2026年02月15日
  • 宇宙のみなしご

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    キラキラとした青春小説でした!!
    屋根に登るという非日常を楽しむ中学生たちが輝いていた
    また中学生ならではの悩みや発想力の豊かさなどとにかく学生時代の良いことも悪いことも思い出させてくれるような作品だった

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    2026年01月26日
  • みかづき

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    はじめは少し話のテンポが自分に合わず、ザクザクと話は進むのにダラダラとまどろっこしい感じがしたが、塾が段々と成り上がっていくにつれて俄然面白くなってきて、最後はこの3〜4世代続く一大叙情詩に読み終わった後、感嘆の声を上げずにはいられなかった。
    こんなに登場人物が出てくるのに、1人1人のキャラクターが際立っていて、一度も確認することなく読み切れたのは久しぶりだった。

    また津田沼塾戦争は、まさに自分が第2ベビーブームドンピシャ世代で、この話に出てくる塾の成り立ちは、自分の地元だったせいもあり、あぁこれは市進かな、栄光ゼミナールかな、俺は研数学館だったなとか、勝手に当てはめて興味深く読むこともでき

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    2026年01月25日
  • つきのふね

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    みんな孤独で、みんな弱くて、みんな、ひとりが怖い。
    心の中で、奥底で、自分でも恐ろしくなるような、小さな、でも力強い闇をみんな持っている。
    それで、いいんだ。
    それが、生きている証拠なんだ。

    孤独と闇のなかで悶えながらも、尊いなにかに支えられて生きている。そして、自分自身がだれかの尊いなにかになっている。

    そうして人は生きているんだ。

    そう思わせてくれるような、小さくも力強い作品。圧巻。

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    2026年01月24日
  • 出会いなおし

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    心に残ったフレーズ

    歳を重ねるということは、同じ相手に、何回も出合い直すということだ。会うたびに知らない顔を見せ、人は立体的になる。

    旧ナリキヨとこつこつ関係を積み上げた月日も、「いつか見せてください、佐和田さんの立体を」とパリへ臨む私にくれた激励も、やっぱり、あったことなのだ。新ナリキヨの登板によって、旧ナリキヨの地道な投球が過去から葬られたわけではない。たとえ新ナリキヨがどんなに上手にルパンになりすましたところで、私から旧ナリキヨの思い出を盗むことはできない。

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    2026年01月24日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    普段の生活の何気ない普通の日々を描いているからこその面白さがあります。
    今、学生生活真っ只中の方にも、昔を思い出したい方にも、おすすめです。とても読みやすい本だと思います。

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    2026年01月23日
  • みかづき

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    よい小説を読んだ満足感を得られました。
    塾の先生が教育とは何か?を真剣に考えて苦闘する姿に惹き込まれました。親子関係のいろいろも長期間にわたって描かれていることで見えてくるものがありました。
    ハッピーエンドでよかったです!

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    2026年01月22日