森絵都のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ本は何も考えず読むに尽きる。
どこの本屋でも平積みされているし、さぞかし面白く人生を変えてくれる本にちがいないと期待して満を持して…の気持ちで購入した。
10代の時に出会ってたら違っていたのかも
あの頃に出会えていれば、早く終わってほしかった学生生活や実家生活も、少しは大切にしようと思えたのかもしれない。
良い話だった。良い本だった。素晴らしかった。
世界に色がついていく描写が非常に良く、自分がその場にいるような気持ちになった。
だけど己がすでに擦れてしまったせいでかなり最初の方から結末が想像できてしまっていた。
だから、答え合わせをしたくて読み進めてしまったのが本当にもったいなく、悔し -
Posted by ブクログ
ネタバレなんとなく、主人公の魂は真本人だろうなぁと薄々思っていたけど、本当に「やり直す」事が出来てよかったと思った。
過去に起こったことは変えられないけど、色んな視点で見ると色が変わって見える
母も父も兄も、同じ血が繋がっていたとしても結局相手の事を理解するには、理解しようとする事が大切で表面上の行動や自分で見た景色だけじゃ分からない事も多くある
自分自身の事だってよく分からない事があるから、自分以外の事なんて余計に分からないよね
でもみんな全員が綺麗な色を持ってるわけじゃないって、本当にそうだなぁと思った。色んな色を見て、受け止めて相手を理解していきたいね。 -
Posted by ブクログ
面白かったー
いや、本当に面白かった
今年に入ってすぐ、こんな面白い小説に
出会えるなんて、幸先がいい(?)
日本民主化政策の成果を焦るGHQがはじめた
“民主主義のレッスン”の教師役を引き受けた
日系2世のリュウが、生徒として選ばれた
個性豊かな4人の女性達と風変わりな授業を
始めるところから物語は始まる。
性格も境遇も全く違う若い4人の女性達が
半年という短い期間の中でどんな風に変わって
いくのか。日系二世のリュウは胃が痛くなり
ながらも彼女達に民主主義とは何かを教えていく。
そもそも民主主義とは何?
アメリカの理想の民主主義を日本人に
押し付けてどうしようというのだろう、
そんな風に -
Posted by ブクログ
全9編の短編小説。長いものもあれば、数ページだけの作品もありますが、どれも抜群の読み応えがあった。その中でも特に楽しく読めたのは「ヨハネスブルグのマフィア」とタイトルでもある「気分上々」。
「ヨハネスブルグのマフィア」
かつての恋人(?)と10年越しの再会なのに、それを感じさせない大人な会話が魅力的。とりあえず、このマフィアの睡眠法を試してみたい。後、寿司を頼むときは「イカエビタコ」にしたい。
「気分上々」
タイトルそんなところから!?と思ってしまった。思春期ならではの甘酸っぱい悩みや葛藤に、自分もこんな時期があったなあ、と共感。あの頃の男子の頭の中、確かにこんな感じだったかもしれない。