森絵都のレビュー一覧
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ネタバレしっとりした話しなのかなと思ったら結構コメディタッチだった。
罪を犯した魂が抽選に当たって、別人として生きかえる。自分の罪を思い出せばチャレンジ成功。
自殺した中3男子小林真として生まれ変わるも、彼は友達がいなくて自分の世界に閉じこもりがち、背が低いのがコンプレックスの冴えない男の子。
家族もみんないい人かと思ったら色々問題がありそうで前途多難。
天使のプラプラがすごい好き。
ふりふりの日傘は天使趣味かと思いきや支給品。2回くらい言ってて笑った。
テーマは結構ヘビーなんだけど、からっとしてて読みやすい。みんな知らないうちに人を傷つけたり救ったりして生きている。カラフルな世界に揉まれなが -
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森絵都/デモクラシーのいろは
終戦直後の日本で、GHQ所属 日系二世の堅物教師が4人の個性的な女性に「民主主義」を教えていく成長物語。
一見とっつきにくそうなテーマとボリュームに躊躇していたけれど本当に読んでよかった。考え抜かれた構成とキャラの魅力、読みやすい筆致であっという間でした。
「民主主義を学ぶ」とは?と思ったけれど、きちんとそこにも言及する。
複雑化しなくていい。誰もが自分の頭で深く考え、意見を主張できる世の中に変わる「始まり」の物語であると。
忸怩たる思いを抱えていたであろう「敗戦国の女」たる彼女たち。それぞれに魅力あり見せ場あり、未来への羽ばたきに後光を見ました。 -
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【作品に感じた色】
パレットに並ぶカラフルな絵の具の色
瑠璃色、若菜色、緑青色、緋色、曙色・・・
文中にはたくさんの色が散りばめられ、主人公の気持ちの変化も見事に色で表現されていた。
タイトル通り『カラフル』な色が溢れており、まるで、パレットに並んでいる絵の具のような作品だった。
【感想】
少し疲れていたので、サクッと読め、心に負担がなさそうな本を読みたいと思い、手に取ったのが『カラフル』だった。
寝る前に一気に読めてしまうほどの文量に、軽いタッチの文体。幅広い年代に親しまれているのも納得の一冊である。
ただ、内容については、タイトルと装丁から受ける平和で可愛らしいイメージとは異なり、い -
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今だからこそ、たくさんの人に読まれるべき物語。
直木賞候補だったが、ぜひ受賞してほしかった。
序盤にサクラギが発した言葉「与えられた物語を信じてはいけない」が伏線となり、教え子の孝子が「新しい物語」と新年の抱負として書き初めをし、物語の結びには「終わりのない物語をつくる」
それぞれの意味するものは少しずつ違うけれど、よくできている。
戦争とはどんなものなのか、私はあまりにも知らなすぎる。アメリカで日系アメリカ人たちが強制収容されていたということも、初めて知った。
それをあの有名なルーズベルトが行ったということも。
日本でどんなに物資が不足しても、飢えに苦しむひとがたくさんいる中でも、食べ物も -
Posted by ブクログ
自殺した中3男子と、彼を取り巻くみんなの物語。
普通に生活してたら気づけないけど、自分がどれだけ家族に大切に思われているのか。
お母さんもお父さんも、「親」という役割だけじゃなくて、1人の人間だということ。
私は子供の頃、きょうだいとすごく仲が悪かったけど、(今は仲良し)お互いに本気で腹の底から憎み合ってたわけじゃないんだよな。
大人になるまでわからなかったことが詰まった本だった。中学生の頃に出会えてたら、もうちょっとみんなに優しくできていたんじゃないかなと思う。電車で読みながらめっちゃ泣いてしまった。さすが、みんながおすすめするだけある、名著でした