森絵都のレビュー一覧

  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    大好きになった一冊!4人の人物像や背景がとてもユーモラスに描かれていて、どんどん読み進めたくなった。今より圧倒的に立場が弱かった日本の女性たちの状況。戦争が彼女たちにもたらした影響。そういう、忘れてはいけない悲しい事実はきちんと伝えつつ、希望のある明るい物語だったと思う。今、おすすめ小説を聞かれたら、この本かグロリアソサエテを挙げるかな。朝ドラ化希望。

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    2026年05月22日
  • カラフル

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    けんごさんが初心者におすすめの本として挙げられていて、気になり手に取ってみた。
    人生は波瀾万丈。いいこともあれば悪いことも当然ある。悪いことが長く続いたとしても、もう少し我慢して生き続けていれば、必ずいいことがあるから。というメッセージをどストレートに伝えられたような作品だった。今仕事に嫌気が刺して、マイナスな思考が脳内を埋めつくしてる自分にはグサグサ刺さり、もう少し気楽に、自由に考えて、このカラフルな世界を楽しもうと思えた。

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    2026年05月19日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    ここ3年くらいに読んだ小説で一番面白かった!

    成長、青春、恋愛、ミステリー

    よくもここまで要素を詰め込んだなってくらい満足な一冊

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    2026年05月19日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    自分の頭で考えること。民主主義を根づかせるため、戦後の日本人が、まず身につけなければならなかったこととして物語で描かれるテーマは、とりも直さず現代の私たちにも突きつけられるものだ。戦後とは異なり、お腹を満たすことや安心して眠れることなど、人間として最低限必要なことは、大抵の人が保障されている現代において、なおこのテーマは胸に刺さる。
    個性豊かな4人のお嬢さんが、それぞれ自分の頭で、自分の未来を考えていく過程は、読者としてそれを見守る立場でも胸が熱くなった。
    同じ著者の『みかづき』の時も感じたけれど、どんなことでも(勉強に限らず)学びたいと心から欲して、自主的に行動することの尊さのようなものの描

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    2026年05月19日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    ネタバレ

    人生に迷った時に、踏ん張ろうと思える短編集!

    一押しは、「犬の散歩」です!
    平和な日本に生まれ、両親に育ててもらい特に何も無く大人になれて、好きな人と結婚して。主人公と同じで、自分は恵まれていると思いつつも、世の中の不運に対して何もできずにここまで生きてきました。
    「自分になにができるのかと考えることは、自分の無力さと向き合うことだ」
    世の中の不運を教科書やニュースで幾度どなく感じてきましたが、見ないふりしていたのは、自分の無力さと向き合うことが怖かったからなのかもしれないと思いました。
    主人公と義母の掛け合いに心が暖かくなり、涙ぐみながら読んでいました。
    私も自分の牛丼が欲しくなりました。

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    2026年05月16日
  • みかづき

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    戦後から現代までの教育史の変遷を、塾講師の夫婦の視点で見ていくような物語。教育業界に身を置くものとして、戦時中の戦争教育から時代に合わせて変化しようと悪戦苦闘してきた歴史も同時に知ることが出来て興味深かった。大島家の女性の生き方は芯が通っていてカッコ良いし、吾郎さんのような方が現場にいて欲しい。タイトルの『みかづき』の意味も最後に回収されてスッキリ。”常に何かが欠けている三日月。欠けている自覚があればこそ、人は満ちよう、満ちようと研鑽を積むのかもしれない”…これはどんな仕事にも共通だと思う。

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    2026年05月13日
  • カラフル

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    小説紹介クリエイターのけんごさんのオススメ本。
    生前の罪により輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だか、天使の抽選に当たり自殺を図った少年の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならない。

    児童文学を執筆している著者だからか読みやすく分かりやすい表現をされているのが特徴でした。勝負事は白黒と言われるが世の中には季節、風景、心情、気分など様々な色がありカラフルそのものです。どんな色にもなれる、どんな色にも染まらない、自分は自分らしくと言われてるような気がしました。
    学生の多感な時期、人生の帰路に立った時、疲れてる時に読みたかった。きっと前に一歩踏み出す勇気が貰えたと思うそんな一冊でした

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    2026年05月12日
  • カラフル

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    めっちゃ笑った。お母さんのキャラが面白い。人とか人生は1色で表せなくて、人との繋がりを感じさせる。ヤングアダルト向けと聞いていたが、まさしくその通り。読みやすい。

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    2026年05月04日
  • カラフル

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    ネタバレ

    徐々にこんなに感動するとは!名作。
    タイトルの意味がわかった時、ゾクっとしました。

    あと、私は単純であまり予想しないように本を楽しんでるからまんまと驚かされました。

    また、"死"が身近だった人には刺さるんじゃないかな。

    自殺って、他人からしたら「そんなことで?」と、理由が小さく見えても当事者からしたらかなり大きかったりする。あとは突然ダメージが重なることで大きくなったり、普段なら気にならないことまで理由になったりするものです。

    そして自殺に関しては計画性でなく、衝動性で亡くなる可能性もかなり高い。

    だから私にはかなりリアルに感じました。

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    2026年05月03日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    デモクラシーという縦糸があるけど、横糸は恋愛で、面白い。ヤングアダルトの人物造型で、元気が出る終わり方。

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    2026年05月02日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    私の大事なもの、私の大事な人の大事なもの
    尊重し合っても許せないことはある

    上手く言葉に出来ないけれど、大切な人に渡したいし読んで欲しい
    読み終わって一息ついて、少し前を向けました

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    2026年04月28日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    面白かった〜。面白い本はどんどん読み終えてしまいたい私…でも、この本は読み終えるが嫌になる新しい感覚(ドラマの最終回を迎えたくない感じ?)を経験させてもらいました。主要となる5人(美央子、孝子、吉乃、ヤエ、クニ)の女性と1人の先生も愛すべきキャラですが…仁藤夫人(仁藤鞠子)も結構好きだったなぁ〜。

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    2026年04月27日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    600ページ強のこの本、とてもおもしろかったです。

    戦後、GHQが日本の民主化へ向けて、モデルケースとして4人の女性を選び、一定期間安定した衣食住と民主主義教育を与えるという試みがなされた······。その場として自分の邸宅を供給した仁藤子爵夫人、民主主義の教師として派遣された日系2世リュウ・サクラギ、そして個性豊かな4人の女性たちが主となり描かれた小説でした。

    この4人の女性たちが学びながら、あるひとつのことで一致団結し協力していくのですが、最後の最後の決断と結果が、なんとも晴れやかな気持ちになるものでした。

    日本の戦前までの意識を変えていくために民主主義を学ぶという実験の被験者となっ

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    2026年04月23日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    当たり前のことが、当たり前ではなかった時代があるということに気づくことができる。

    戦後、民主主義を学ぶ4人の女子生徒と、女子生徒に民主主義を教える先生が中心となって物語が進む。
    多少ドラマチックな展開はあったものの、大筋は普通の日常を描いていて、「別に小説にするほどの内容でもなくない?」と感じることが多々あった。

    しかし、それは民主主義が定着した現代を生きているからそう感じるのであって、民主主義が定着していない戦後では、ここで描かれている内容はそれこそ小説になるような大物語であるんだろうと思い直した。

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    2026年04月17日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    何度読んでも勇気づけられる1冊。

    どれだけ他人から変に思われようと、理解してもらえずとも、自分にとっての価値観を大事にし、信念を貫き通す。

    自分の人生を生きるということの大切さを思い出させてくれる物語。

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    2026年04月15日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    この本の面白みは、戦後を生きた人を、様々な視点で見れたことでした。

    今でこそ当たり前の、社会の授業で当然のように習う「民主主義」ですが、実際に民主主義とは?と聞かれても、その全容はぼんやりするように思います。

    作中では堅苦しい思想は抜きに、民主主義のレッスンとを通して、封建社会で身動きが取れなかった女性たちが、少しずつ自分の頭で考えて、自分の未来を形作る姿が印象的です。

    戦争で多くのものを失って、今まで盲目に信じていた何かを疑い、自分の生きたい人生を意地でも掴み取ろうとする姿が描かれています。
    特に「意地でもハッピーになろうね」という吉乃の台詞が記憶に残りました。
    戦後80年となりますが

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    2026年04月14日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    タイトルから堅苦しい内容なのかなと身構えてしまったが、全くそんなことなく面白くて続きが気になってあっという間に読み終わった。登場人物がとにかく魅力的で、戦後の困難な時代に民主主義を学ぶことで自分がやりたいことを見つけていく姿に励まされた。

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    2026年04月08日
  • みかづき

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    千明の激しさは強く残っている。しかし報われないことも多く、何かに向かって全身全霊で進んでいくが、塾の創設では夫を解雇することになり、学校を作ろうと思えば断念せざるをえなく、孫のことを想って厳しくすれば遠ざけられてしまう。不器用で痛々しいが、見入ってしまう素敵さがあった。

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    2026年04月07日
  • はじめての

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    「初めて」何かをした日、その時の気持ちって覚えてますか?

    初めて
    恋した日
    家出した日
    容疑者になった日
    告白した日
    が収録されてます。

    個人的には「家出した日」の「ユーレイ」が最後の展開が綺麗で好きです。

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    2026年04月05日
  • はじめての

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    いろんな初めてが詰められたアンソロジー。

    YOASOBIの歌にもなってるので、読みやすい人はいるかと思いますが、以前「想うた」の感想でも書きましたが、歌詞を物語に、物語を歌詞にするのはめちゃくちゃ大変だということです。歌詞にしても短編にしても、そこへの解像度が作者と一致しないと、自己満足になってしまう。広く言えば、創作の世界とは自己満足になるわけだが、異なるアートをリンクさせようとすると、リンクさせる側の自己満足は喪失する。我流を押し通せば非難されるし、かといって落とし込むだけであれば、したためる必要がない。料理と同じだ。サンプリングしたものがイタリアンで、和洋折衷に拵えたものがナポリタンで

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    2026年04月02日