森絵都のレビュー一覧

  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    ネタバレ

    舞台は戦後の日本。民主主義を教えてるため半年間住み込みで4人の女性と男性教師が共同生活をする笑いあり、涙ありのハートフルコメディ。

    『民主主義』がテーマだけど、個性的なキャラ達の奇想天外な行動が面白く、笑える場面が多いのでとても読みやすかった。


    産まれた時から民主主義だったので、学校で習った時も「当たり前のことが書かれている」としか思ったことがなかった。だけど、戦後の状況を知り、色んな権利が保証されているのは、当たり前ではなく当時の『新しい婦人』たちの努力のおかげなのだと、改めて感謝した。

    孝子がマッカーサーに宛てた手紙に書いていた

    「戦争に負けたのは、私達貧乏人だけだったのではないかしら」「もしかしたら、戦況がどれほど負けに転じても、一部の人達は勝ち続けていたのではないでせうか」

    という言葉には、自分も当事者のような憤りを感じた。日本人の中でもそれぞれ別の戦争を体験してきたいう視点にとてもハッとなった。

    だけど、例え被害の度合いは違えど、戦争で何も失わなかった人はいないのではないだろうか。別々の傷を負った4人が徐々に心を近づけていく様子に嬉しくなった。

    後半、今まで謎に秘められていた美央子の心情が日記で語られる。彼女の胸に秘めた熱い気持ちに涙した。サクラギ先生に恋心を抱いていたのは意外で驚いた。孝子のために身を引くのも、邸を出る日の先生との別れ際に、唇を震わせ涙をこらえる場面もとても切なかった。

    生徒だけでなく、先生も一緒に成長していく過程がすごくよかった。この本を通して、自分自身も価値観をアップデートすることができたような気がする。本作がよかったので、これから森絵都さんの本をもっと読んでみたい。

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    2026年10月04日
  • カラフル

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    「おめでとうございます、抽選に当たりました!」
    中学生のときに読んで以来なので2回目
    展開はある程度想像つくけど、おもしろくてスラスラ読めました

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    2026年10月03日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    戦後の日本、民主主義は日本人に受け入れられるのか。実験的なレッスンを通して繰り広げられるドタバタの半年。毎日が濃かったな…よくぞあれだけいろんなことが起きたもんだ。女性たち、そして先生の変化。これはぜひ映像化してほしいなぁ…!!

    0
    2026年10月02日
  • 獣の夜

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    学生の頃に読んだ森絵都さんのcolorfulを思い出して読んでみた。

    が、なんかドロドロしてる!
    どの話も終わりはさっぱりしているけど、ドロドロしてる!

    1番好きな話は…強いて言うなら、「あした天気に」かな。
    天気のことなら自由に願いを叶えられるテルテル坊主に出会い、人生を振り返るお話。天気が変わったくらいじゃ自分は変わらないけど、これからの自分は変えられる。元気がもらえた気がします。

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    2026年09月28日
  • みかづき

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    素晴らしかった。
    —欠けている自覚があればこそ、人は満ちようと、満ちようと研鑽を積むのかもしれない—

    教育を学んでいた人間として沁みるものがありました。

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    2026年09月25日
  • カラフル

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    人生で初めて読み切った思い出の小説
    馬鹿な自分でも読み切れた読みやすい名著
    自殺だとは途中で分かった

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    2026年09月24日
  • カラフル

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    初めて一日で読めた作品!
    とても良い作品で心に残った
    買うか迷ってる人は買うべきだと思う!
    読んで後悔はない

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    2026年09月23日
  • カラフル

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    大好きな映画のアバウトタイムにでてくる、未来からタイムトラベルして来たと思って生きるってのにちょっと似てた。ホームステイしてるって考え方すきだな。人生に過剰に持ってる当事者意識みたいなのをとっぱらって気楽にいきようと思える。まあそんなのほぼ持ってなくて毎日のんびり楽しく生きてるけど。
    小学校のボロい図書室が頭の中に蘇ってきて懐かしい気持ちを味わえたなあ。中学生になってからは本をめっきり読まなくなったけど、思い返してみれば小学生の頃に本を読むことを褒められたり中学生の頃に英語を褒められた事が自分の人生をすごく左右してたんだと思えて、そんな素敵な先生に会えてすごく嬉しいし感謝してる。

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    2026年09月22日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    めちゃくちゃ良かったです。
    一生懸命なサクラギ先生が素敵だし、生徒たちがそれぞれの過去から逃げたり向き合ったりしながら成長していく姿をひたすら応援できた一冊でした。


    第六章
    濁った池から逃れることのできない四人に、使い道のない翼を与えてしまった。
    仰ぎ見ることしか叶わない空を舞う自由を教えてしまったー。

    そんな絶望にサクラギ先生と一緒に打ちのめされた後、明かされた四人の夢。
    話の流れが秀逸で、この半年間の秘密のあれこれにワクワク。


    第八章ラスト
    あなたにとって民主主義とは何ですか?の問いへのヤエちゃんの答え。
    「ここにいた時間のぜんぶ」
    静かに涙。

    思いを伝えてほしかったけれど、こんな終わりもありだな、と思ってからの補習。

    「孝子さん。わたしは、君とふたりで、終わりのない物語をつくっていきたいです」
    このセリフに涙涙でした。
    素敵なラストをありがとう!って気持ちです。


    ドラマ化してほしい!
    動くサクラギ先生、生徒5人、鞠子夫人が見たい!

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    2026年09月27日
  • 出会いなおし

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    読んで良かった。
    年を重ねるということは、同じ相手に、何回も出会いなおすということだ。
    会うたびに知らない顔を見せ、人は立体的になる。

    どのストーリーも愛しい。

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    2026年09月19日
  • カラフル

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    世の中見えているものはほんの一部で、良いところも悪いところも1人1人違う。そしてそれは一つ一つ捉え方や見方を変えれば、明るいと思っていた色が暗かったり、暗いと思っていた色が明るかったりと色んな見え方をする。人間の感情に対する良い面悪い面や人に対する見方、自身の在り方を考えさせられるような本だった。身近な人をより大事にしようと思える一冊。

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    2026年09月19日
  • カラフル

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    中学二年生の時、なんだか毎日モヤモヤしてうまくいかないと感じていた。友達のこと、勉強のこと、自分のこと……そんな時、この本に出会って新しい読書の楽しさを教えてもらった。
    ハリーポッターやダレンシャンみたいな現実を忘れられるファンタジーとはまた違う、自分の血肉になるような、心の栄養になるような読書体験だった。

    それから20年以上経ち、今年からまた読書沼にハマって記録をつけ始めた。今年の記念すべき100冊目、何を読もうと考えてこの一冊を本棚から引っ張り出してきた。

    人って本当に複雑で一言では表せない。まさにカラフル。やさしかったり、ずるかったり、純粋だったり、嘘つきだったり…十人十色ではなくて一人十色。
    そんな複雑さが十代の子どもたちにも伝わるような言葉で、でも誤魔化さずにまっすぐ書かれている。

    中学生の私がここまで言語化して理解してたとは思えないんだけど、肌感としてはわかってたのかもなあ…と過去の読書に思いを馳せた。
    やっぱり読書っていいなあと実感した100冊目でした。

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    2026年09月06日
  • カラフル

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    不思議と、早く早く続きが見たくなる、
    温かい物語。
    泣くなんて思わなかった。。

    ゴロゴロ素晴らしい言葉が
    するする〜っと入ってくる。
    大好きな小説。

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    2026年09月05日
  • いつかパラソルの下で

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    真実を暴きに行くのにはっきりとはせず、日常で光へ向かっていく。
    大層なことが起こっているがそういうものでもなく、日常に溶け込んだ話。
    全体的に暗い話が続くのにも関わらず、明るさを感じて良かった。

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    2026年08月31日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    わたしが中学生の頃読んで好きだった本。
    大人になってすっかり内容は忘れてしまっていたけど、あの頃の年齢の倍以上歳を重ねた今でも読んでいてやっぱり好きだなと思う。
    森絵都さんが主人公を中学生くらいにした小説は、どれもあの頃の懐かしさが優しく蘇る。
    大人になって変わることもたくさんあるし、嫌なことも辛いことも沢山経験するし、この頃みたいな純粋さは無くなってしまったけど、それでもこの頃の気持ちを覚えておきたいなと思う。

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    2026年08月30日
  • はじめての

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    こんなに久しぶりに夢中になって小説を読んだのは久しぶりだった。SFと知らずに読んだし、SFのイメージがない作者もいたので興味が惹かれた。
    この4人とももともと好きだったが、本屋に行ってそれぞれの本を買った。
    島本理生が一番好きだった。宮部みゆきの短くてもこんなにも作り込まれた世界観には驚く。もっと読みたいと思ってしまう。

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    2026年08月25日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    ネタバレ

    久々の森絵都、読んできた本全部面白かったんやから、もっと頻繁に読めばいいのに、なんかまた間空けてしまったなぁ。

    で、この本だが、タイトル観て「あぁ、意識高いとかのフェミ系やな」と短絡的に思ってしまった自分が情けない。
    確かに粗筋からして戦後日本で若き女性たち4(5)人を相手にアメリカ流民主主義を浸透させる教室を運営する話なのだから、まぁフェミっぽいこともあるにはあるが…。

    そんなのは味付けの一つでしかなく、本題は友情と恋愛と成長の物語なのである。特に登場人物たちそれぞれの過去や背景がうっすらわかり出す中盤以降から、密度と速度が上がりだすあたりの面白さは、さすが森絵都の筆力。時に感情で時に伏線で時にお笑いでグイグイ来られて月並みだが「ページ繰る手が止まらない」状態。
    そして最終章あたりからのクライマックスは、もう怒涛の勢いで通勤電車で読んでたら職場すっ飛ばして終点まででもそっから戻る間もずっと読み続けていられる…読み続けないといられない面白さ。

    朝ドラ的ストーリーが好きなら絶対気に入ると思う。タイトルはネタであるというネタばらしだけはしておく、堅苦しくなど全くない。性差は関係なくこの本を思いっきり楽しんで欲しい。そして不器用にでもいいから、自分なりの小さな民主主義を実践してみようやないか。そういうのから生活の幸せは構築できると思うので!

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    2026年08月20日
  • 永遠の出口

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    思春期の頃合いにずっと森絵都の児童文学を読んでいたけれど、
    なぜか「永遠の出口」の頃から離れてしまっていた

    そして数十年経ちいざ読んでみたら、なんかもうめちゃくちゃに「森絵都」で最高だった

    なんで先生の書く男の子っていつも素敵なんだろうな〜って中学生に戻ったような気持ちになった

    自分の思春期と我が子の思春期に思いを馳せながら読んで
    昔「つきのふね」を読んだ頃のように
    心にお守りをもらった気がした

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    2026年08月24日
  • DIVE!! 下

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    上巻はなんとなく知季が主人公で進んでいた感じだったが
    下巻は章ごとにスポットが当たる人が変わり
    上巻以上にドキドキハラハラ
    先が気になって仕方なかった

    飛び込みに打ち込む少年たち
    指導者
    家族
    どの人も一生懸命で読み応えありの物語

    青春好きな人にはおススメです

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    2026年08月15日
  • DIVE!! 上

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    久しぶりに引き込まれる本だった

    登場人物の心理が手に取るように感じられ
    夢中になって読み進めた

    飛び込みという競技は
    オリンピックくらいでしか目にしたことはなかったけれど
    少し知識も得られたので
    これからはちょっと違う視点から観られるだろう

    下巻に続く…

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    2026年08月15日