森絵都のレビュー一覧
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中学生なんて、なるときは、だれでもなる。
中一。千鶴は小五の時からの大親友、彩菜とクラスが離れてしまった。出席番号が一番の千鶴の席は、窓際の最前列。一番すみっこの角。早いうちに隣、後ろの席の子達といかにして仲良くなるかが肝心だ。
隣の席は、同じ北見小学校で恐れられていた久保さん。後ろの席の子は話しかけやすそう。
先手必勝!出席番号が一番の生徒は、相手から話しかけてくるのを待ってなんかいられない。
『鈍行列車はゆく』千鶴
中学生の群像劇、オムニバス。
繋がりながら、毎話主人公が変わる。短編。
中学生になったばかりの青々しい心情に懐かしさを感じました。大人となった今では些細なことでも、こ -
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ネタバレ中学生の時に1回目、大人になって2回目を読んだ。
無敵だった中学生の時に読んだ時は、孤独とは無縁で、ウジウジしている主人公・環に共感できず、特別面白いとも思わなかった。ただ、死後の世界をこんな風に描いた作品は見たことがなく、天国地獄や輪廻転生からの解脱を信じれない当時の自分にとって、すごくしっくりきた。
その事が印象的だったので、大人になって読み返すと、なんて面白い本なんだ。と
とても仲良し家族とは言えない家族との歪な会話を、それさえ懐かしいと言いつつ、職場や周りの人の関わりを煩わしいと言い、孤独と言いながら人を避ける環の矛盾のような心情に共感し、その中で変わっていく環に胸が熱くなる。
読んだ -
Posted by ブクログ
ネタバレなんとなく閉塞感がありつつも、これが普通に平凡なんだろうと過ごしてきた日常や環境、そこに疑問を持ち、もっとどうにかしてやろうと変化を求め行動するきっかけ。
そんなきっかけを描いた短編が7編。中にはショートショートや詩のような短いストーリーもあるが、それはそれできっかけの瞬間だけを切り取ったかのような精錬度合いが味わい深い。
居心地の悪さやケツの座りの悪さを、「みんな我慢してるんだから」と辛抱することは大切だろうし、ある種ラクなのかもしれないが、ちょっとでも居心地よく…というか楽しく過ごせる環境にするために行動することは、良いことだと思いたい。
せめて、人がやってるそれを「和を乱す」的なこ -
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何だかんだみんな心弱くて変な部分があって。、だから依存症とか走っちゃうこともあるけど自分のSOSは気付けない。 人のSOSに応えるときにはふさわしい道理とか説得より「会いたい」とかシンプルなメッセージが一番大きな力持つこともあるんだなあって思えた。
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うーーーーん、いい!!!
全く走ることに興味なかった主人公がこんなにものめり込むなんて!
そして同じく大人になってから走るのが好きになった自分も、シューズを新調して走りたいな、なんて思わせてくれるほんだった。 -
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登場人物全員が魅力的だし、物語のその後もみんなが幸せであるといいなと願わずにはいられない。自分の中学時代のことはほとんど覚えていないけれど、中学生ってこんな感じだよね、あるある、と懐かしく感じた。 さゆきのまっすぐな性格、考え方が素敵だなあ。中学校の用務員さんとのやりとりが好き。姉妹の関係もすごくリアル。 さわやかでリズミカルな文体であっという間に読了。
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タイトルに惹かれて手に取った。 歴史書のような語りから、監視ドローンにく支配された現在へ…。ある母子たちと、石読み、空読み、虫読み、そして鳥読みの能力を受け継いだ若者が繰り広げる摩訶不思議なストーリー。 個人的に虫は苦手だけど、虫読みの能力が面白い。特に、ハンミョウが踊るコサックダンス、見てみたい。
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繋がりのない短編集。一発目の話からそのシュールな展開に爆笑。海パンに導かれて海浜幕張の海にきて、知らない男と出会い、海岸で元ロックンローラーに人生を導いてもらう。 表題の獣の夜は1番面白かった。会場の熱気や女の強さを感じる作品。最後のてるてる坊主の話は、内容はありきたりだったが、てるてる坊主の話し方がとても可愛くて好き。