森絵都のレビュー一覧

  • みかづき

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    面白かった。引きつけられるように読んだ
    塾の話しでこんなに面白く出来るとは凄いね
    本屋大賞の結果を見て読んだ
    カラフルも面白かったけど、より面白い!

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    2024年08月25日
  • みかづき

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    とてもおもしろかった!

    教育に人生をかけた女性を中心とした家族の物語。

    戦後から今までの教育の歴史、塾の歴史がとても詳しく記述されていて、改めて教育について考えさせられた。

    人間の思考を形作る大きな要素となる教育。
    今、私も子供の教育に深く関わりながら、日々向き合っている。

    時代とともに変わる価値観もあれば、やはり大事な芯となる部分はずっと変わらずにある気がする。
    自分で考えること。
    (いや、実はこれも最近表立って言われ出したことではあるのだけれど)

    教育に対するいろいろな形の熱い想いに触れて、心が震えた。

    決して満ちることのない三日月。
    私自身も、学生時代、勉強していて、知らない

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    2024年08月15日
  • 出会いなおし

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    ネタバレ

    出会いと別れと、なんだか緊張感のある短編のひとつひとつ!
    「カブとセロリの塩昆布サラダ」を買った主婦の、えっ?これ大根でしょ!と言うクレームに気を取られている間に、何気なく日常的に起こる発泡事件。あやうくスルーしてしまいそうなくらい、一億総平常心が浸透している!
    そして最後の「青空」にはもう手に汗!息が詰まった!
    めちゃくちゃ青い靴下買いたくなった!

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    2024年07月27日
  • みかづき

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    日々の業務にやりがいを感じられなかったり、なんのために働いてるんだっけなって思っていた私には合っていました。目的を持って生きろ!とか上から諭されるものでなく、大島家の人々の情熱はポカポカ心地の良いものでした。(本来はすごい情熱で眩しいはずですが登場人物に人間味があります)情熱の押し売りをされると余計にそんな情熱を持ち合わせていない自分が嫌になったりしますが、この作品はそんな気持ちにはならずに、少し仕事に向き合ってみようかなと思えました。

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    2024年07月20日
  • つきのふね

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    中学生の頃読んでずっと頭に残ってたからまた見たくなってたんだけどタイトル思い出せずやっと思い出して見れた
    さくさく読めた
    なんか泣きそうになった〜こんな昔の話だったんだな

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    2024年07月14日
  • 宇宙のみなしご

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    森絵都さんの初期の傑作。中学生も読みやすく課題図書になっているくらいだが、大人も心に刺さる箇所が多くある。友達との関係性、学校での在り方等、力強く生きる姉弟を通して体感している気持ちになる。
    誰かと繋がりたい、楽しいことしたい、分かってほしい、でも、人は最後は一人なのだから強くあらなくてはならない。
    それでも、辛くなる時はある。だから、たまに手をつなぎ合うことができる人が必要なのだ。ウィットに富んだ会話も魅力で、物語も重くないので多くの人に手に取ってもらいたい。

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    2024年07月14日
  • つきのふね

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    私は小学生なのでまだ先の話ですが私もいつかは大人になります。だから私はこの本が共感でき、とても面白いと思いました!

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    2024年07月07日
  • 異国のおじさんを伴う

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    「コンテストのあとには毎年必ず死者がでるのよ。人形の完成後にガクッときてそのまま逝ってしまう仲間がいる。みんな不思議といい死に顔をしているわ」

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    2024年06月24日
  • 女ともだち

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    327ページ
    720円
    6月17日〜6月19日

    女性作家8人による短編集。女ともだちの表と裏が、絶妙に描かれていて、どの話もおもしろかった。

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    2024年06月19日
  • ラン

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    今作は、ポカリスエットの
    味が口いっぱいに広がるようなお話。

    「死と生」いや「死と青春」を題材にした
    本作は、簡単にいえば主人公の女の子が
    死んだ家族に会うため、40km走れるように
    努力するお話です。

    家族全員を事故で失った主人公の『環』
    彼女が生きる希望を見いだし、目的も
    性格も年齢もバラバラな大人たちとともに
    フルマラソンに挑みます。

    フルマラソンと、天国。

    全く関係ないものを違和感なく繋げる
    森絵都さんの天才的なインスピレーション。

    そして手に汗握りながら、応援したくなる
    ような没入感。そして一体感。

    大人も一生青春なんです。

    汗でちょっぴりしょっぱく感じた
    ポカリスエッ

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    2024年06月19日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    ネタバレ

    誰もが通りそうな後悔がとてもリアルで、惹き込まれる。人間の負に流される部分と、その中で一歩踏み出す人間の意志が、読んだ人に小さな勇気を与えてくれる。

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    2024年06月12日
  • DIVE!! 下

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    あまりに世界観が好きすぎて、
    読み終えるのがもったいない物語だった。
    読み終えるのが、終わってしまうのがもったいない、と思いながら読んだのは本当に久しぶり。
    一晩寝かしてみたけれど、我慢できなくて結局次の日には読破。

    三者三様の飛び込み選手と、それを応援するみんなの気持ち(本当に、みんな!)がとても爽やかで、青春で、とてもよかった。
    飛び込みという競技が大好きになった。
    運命の試合の、一回のダイブごとに順位が入れ替わる書き方とか、物語としても最高におもしろいです。
    次のオリンピック飛び込みの選手たちから、要一と、飛沫と、トモを探すことにする。

    あーあ、終わってしまった。楽しかったー。

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    2024年06月10日
  • 獣の夜

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    『ブレイクスルー』とか『気づき』ってこういうことなんだよな〜と思いました。

    『カラフル』を思い出す展開の数々でなんだか懐かしかったです。

    自分らしくありのままでいいんだと思える本でした。

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    2024年06月06日
  • つきのふね

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    大人なら『こんな程度か。』で終わることにも真剣に悩んで、答えが出ずにまた次の悩みに出会って…を繰り返しずっと悩んだり、逃げてしまったりする中学生の気持ちを思い出せる本でした。
    この本と現代では悩みの種も、考え方も、付き合い方も、逃げ方も、解決方法も違います。
    ですが、いつの時代でもこの本の智さんや勝田くんのような、何も言わずに傍で一緒にいてあげる、悩んでいる姿を受け入れて一緒に解決してあげる、そんな友達が必要と感じました。
    またもう少し大人になって中学生の心を忘れたら読み返そうと思います。

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    2024年05月10日
  • できない相談 piece of resistance

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    森絵都さん、初読み!タイトルと、40近い目次から、エッセイかな?と軽い気持ちで読み始めてみたら、非常にオトクな短編集でした。

    面白いじゃないの、森絵都さん。
    まず、言葉が美しい。仰々しくなく、華美でなく、日常使いの美しさ。機能美。
    話し言葉が自然。読みながらうっかり声に出してしまいそう。声に出して読みたい森絵都。

    すごいなと思うのは、話のジャンルや語り口が実に様々でバラエティに富んでいて、40篇も読んでも同じものがないこと。NOを書いた短編であるはずなのに、嫌な気持ちになるものがないこと。電車広告くらいの、本当に短い話なのに、しっかり読後感があること。

    そしてそして、たくさんの短編の最後

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    2024年05月09日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    ネタバレ

    「子供は眠る」「彼女のアリア」「アーモンド入りチョコレート入りのワルツ」の3編が収められている。
    森絵都さん初読み。

    彼女のアリアが好き。嘘とわかっていても、それを肯定して質問していく彼のあたたかい思いやりが素敵だった。
    角田光代さんの解説も響いた。

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    2024年04月23日
  • ラン

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    ネタバレ

    環が走るようになってからは、あっと言う間に読み進めてしまった。話も分かりやすく、登場人物も面白かった。
    真知栄子は苦手なタイプだけど、ズケズケ入っていく彼女を知りだしたらこんな人も仲間としてありだわ~と思えて笑えてしまう。私も是非イージーランナーズに入れて頂きたい。
    走る事を通して、環が心も体も成長していくのももちろん、生きる事を見つめ直しこれからの生に向かって挑戦していく感じがとても素敵でした。

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    2024年04月22日
  • 架空の球を追う

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    適度なリズムの良いライトなユーモアが心地よい。人々の何気ない気づかない日々の美しさにスポットライトをあてて微笑んでいるそんな小説。

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    2024年04月06日
  • ラン

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    10年ぶりくらいに読んだ。内容はあんまり覚えてなかったけど、当時とは全く違う読み方をしてるんだろうな...と思う。
    読後感がほんとうに良い。前向きになれるし、ダイエットしようと思うし、久米島行きたくなる!
    ファンタジー要素は結構ぶっ飛んでるけど、心の動きの描写にリアリティがあって、すごく共感する。
    『出会いなおし』とかもめちゃくちゃ良かったけど、やっぱり森絵都は長編の方が好き。

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    2024年03月14日
  • 漁師の愛人

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    森絵都さん、最近ご無沙汰だったけど、久しぶりに読んでやっぱりすごくいいなあと感じ入った。
    読みやすい文体なのに、もやっとした感情が的確に言語化されていて、ほんとそうなのよ、とグッと引き込まれる瞬間が何度もある。
    特に好きだったのは『あの日以降』『漁師の愛人』。

    『あの日以降』は震災以降の話だけれど重くなりすぎず、震源地からは距離のある場所で「あの日」を迎えた自分としては共感しやすい温度感だった。
    被災地にいなかったからこそ「幸せであったらいけない」と感じた人は多かったんじゃないだろうか。

    『漁師の愛人』については、物語の大テーマではないものの
    「良かろうが悪かろうが、彼女自身が望んだ人生で

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    2024年03月13日