森絵都のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレかなりよかった!個人的にどストライクにささった本。
死の世界に行くために後ろ向きに全力で走っている環に共感した。
主人公は家族を失い自分ひとりだけ生き延びたという設定で、いわゆる悲劇のヒロイン系の小説。しかし、自分かわいそうと哀しみにひたるではなく、主人公なりに前向きに生きているのがよかった。それでも周りからみると、かなりネガティブにみられるというのも、共感できるところがあった。
エンディングも、走り切るか否かではなく本番を迎えたその日で終わっていることで、結果がどうであれ今までの過程に意味があるということを暗に示唆していてよかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ厳格なお父さんが亡くなって、不倫が発覚。お父さんは本当はどういう人だったのか、お父さんの実家・新潟にある島まで3人兄妹で旅に出たりする。あったかい穏やかな気持ちになる家族の物語。
身近な感じのする長女、なんだかんだで頼りになる長男、可愛い妹...登場人物がみんな楽しくて好きで、森絵都さんのお話やっぱり大好き。
物語の中の日常の風景がそこにあるような感じ、兄妹たちの会話もおもしろいし、綺麗な風景の描写もスーッと目の前に広がるようで、読むと心が晴れる。
『イカが好きでも嫌いでも、人は等しく孤独で、人生は泥沼だ。』(201p.)
イカリング、イカめし、イカカレーどれも食べたい! -
Posted by ブクログ
純粋に面白いスポコン物語だった。
高飛び込みというマイナースポーツだけど、なんとなくそれが好きな主人公。
食事、友達、彼女等いろいろを制限されながらやっていく。
単独競技の為、仲間もライバルであり、険悪な得もある。
チームスポーツは、レギュラー争いはあるが、個人スポーツよりそこはいいかも。
彼女の扱いが下手で、失って初めてしる大切さ。
愚かだけど、経験がないとそういうものかな。
情熱を燃やして、スポーツにうちこむ人たちを読んでいてすがすがしく思った。
ただ、最後の章は副主人公の物語か?
中国強化特訓の物語を始めてくれると思ったのだけど、その思いとは違った。
主人公が複数うまれてきて少し混乱 -
Posted by ブクログ
ネタバレアツかった〜!!!
最初に一人称だった登場人物が主人公だと思ってしまう病で、トモくんが主人公だと思ってたけど、トモくん、飛沫、要一くんの三人がメインキャラクターだったんだなぁ
それぞれの心の葛藤が細かく書かれていて、すごく青春で素敵なストーリーだった
中でも好きだったのは、前原会長に要一くんが直談判しに行くところ。側から見たら、オリンピック代表権を自ら捨てるのはもったいないって言われることだと思うけど、代表になるまでの過程が選手にとってはすごく大事なことなんだなと理解できた。会長に促されて自分の身の上話をしたとき、なにもかもを捨てて(というか選ばないで)、飛び込みだけを優先してきたということが -
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ネタバレ森絵都さん初読。
どの短編も読み返したくなる。素晴らしい。
特に⑦。読み終えると同時に泣いた。40ページちょっとで、主人公の人生を深く辿らせるその手腕に脱帽。⑤、⑥の着想も圧巻。
①ウエルカムの小部屋
周囲の反対を押し切り、自称「発明家」の彼と結婚したその後の私と、トイレ。
②彼女の彼の特別な日 彼の彼女の特別な日
バーでの出会いの場面を彼と彼女の視点から。題名からして心地いい。
③17レボリューション
17歳。千春は自己改革のため、親友イヅモに一年間の絶交を申し渡す。しかしこのイヅモが本当にいい味。助演女優賞!
④本物の恋
カフェにて。8年前にほんの一瞬、一緒にいただけの彼を見つけ、彼 -
購入済み
何度も考えてしまう。
大好きだったタレントさんが自死して本当にこんな世界があったらその時の考えが間違えていたとか沢山やり直せることがあったのではないかと思ってしまいました。自分の生き方を変えられるのは自分自身だけと痛感しました。
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Posted by ブクログ
ネタバレネタバレ!胡蝶蘭の件で、お父さんとお母さんが半分ずつお金出したのは、息子と一緒に海外の合宿に行った子がオリンピック内定、嬉しい!っていう両親の気持ちもあったんだなって20年以上ぶりに読んで思った。そー、少年たちの親の世代になってしまいましたwww
逆に20年以上前に読んだ時に、少年たちの言動に違和感を感じなかったのね。私今、ティーンの会話の再現とか無理だわ。そう考えると作者スゴイ!
2022/01/31
途中まで読んで、再度読み始めたw
飛沫がアメリカから帰ってきて、その変化を目の当たりにしたレイジが「やっぱ僕は日本選手権でベストスリーより、スポーツリハビリ専門の医者になる!」とか言い出し