森絵都のレビュー一覧

  • カザアナ

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    まるでジブリ映画を観ているような気持ちになりました。
    悔しさを訴えてもいいのだと、一筋の光を追いかけていいのだと、森絵都さんは小説を通して伝えてくれているように面ます。わたしにとって完璧な小説。

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    2022年11月19日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    あなたは、『あのころ』、何を思い、何を考え、そして何を目指して生きていたでしょうか?

    人によって人生のどの時代が深く心に刻まれているかは異なります。それは、その人その人がどの時代に何と遭遇したかによっても異なるでしょう。思いもよらない天災に遭い苦難の日々を送られた方、病気を患い闘病の日々を送られた方、そして何らかの環境の変化により生活が大きく揺らいだ方、全く予想も出来なかった事ごとにより人生が大きく揺らぐことになった場合、そのインパクトはその人の中に深く刻まれるのは当然だと思います。

    一方で、万人にとって共通に刻まれる時代というものもあるように思います。それが、青春時代です。中でも子どもか

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    2022年10月01日
  • ラン

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    前向きになれる素敵な本でした。

    カラフルを読んだ時に近い読感で
    生と死を両面から見つめながら
    限られた生を、今を、前向きに生き切ろう
    というメッセージを感じた。

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    2022年09月24日
  • 気分上々

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    左右対称一族の呪いにかけられた女優や、自分革命で親友と1年の絶好を決めた女子高生など、全部キャラ立ちしたお話がつまっていた。

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    2022年08月17日
  • カザアナ

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    踊ると踊らさせるは全然違う。でも、もっと恐ろしいのは踊ってるつもりで踊らさせること。石も虫も空も読めないけれど、私たちには本がある。踊らされるんじゃない、踊るんだ。

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    2022年07月20日
  • いつかパラソルの下で

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    ネタバレ

    厳格なお父さんが亡くなって、不倫が発覚。お父さんは本当はどういう人だったのか、お父さんの実家・新潟にある島まで3人兄妹で旅に出たりする。あったかい穏やかな気持ちになる家族の物語。

    身近な感じのする長女、なんだかんだで頼りになる長男、可愛い妹...登場人物がみんな楽しくて好きで、森絵都さんのお話やっぱり大好き。

    物語の中の日常の風景がそこにあるような感じ、兄妹たちの会話もおもしろいし、綺麗な風景の描写もスーッと目の前に広がるようで、読むと心が晴れる。

    『イカが好きでも嫌いでも、人は等しく孤独で、人生は泥沼だ。』(201p.)

    イカリング、イカめし、イカカレーどれも食べたい!

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    2022年07月15日
  • DIVE!! 上

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    純粋に面白いスポコン物語だった。
    高飛び込みというマイナースポーツだけど、なんとなくそれが好きな主人公。
    食事、友達、彼女等いろいろを制限されながらやっていく。
    単独競技の為、仲間もライバルであり、険悪な得もある。
    チームスポーツは、レギュラー争いはあるが、個人スポーツよりそこはいいかも。

    彼女の扱いが下手で、失って初めてしる大切さ。
    愚かだけど、経験がないとそういうものかな。
    情熱を燃やして、スポーツにうちこむ人たちを読んでいてすがすがしく思った。

    ただ、最後の章は副主人公の物語か?
    中国強化特訓の物語を始めてくれると思ったのだけど、その思いとは違った。
    主人公が複数うまれてきて少し混乱

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    2022年06月23日
  • はじめての

    購入済み

    全作品満足でした。

    大好きな作家さんたちの四部作。どの作品を読んでもとっても素敵なお話でした。短編では勿体無い位だと思います。

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    2022年06月09日
  • カザアナ

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    とても好きな世界観だった!不思議な力と自然と人の心が時代を超えて交わる。色鮮やかな景色の中、登場人物たちと一緒に冒険している気分を味わえた。どきどきした!

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    2022年05月11日
  • DIVE!! 下

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    ネタバレ

    アツかった〜!!!
    最初に一人称だった登場人物が主人公だと思ってしまう病で、トモくんが主人公だと思ってたけど、トモくん、飛沫、要一くんの三人がメインキャラクターだったんだなぁ
    それぞれの心の葛藤が細かく書かれていて、すごく青春で素敵なストーリーだった
    中でも好きだったのは、前原会長に要一くんが直談判しに行くところ。側から見たら、オリンピック代表権を自ら捨てるのはもったいないって言われることだと思うけど、代表になるまでの過程が選手にとってはすごく大事なことなんだなと理解できた。会長に促されて自分の身の上話をしたとき、なにもかもを捨てて(というか選ばないで)、飛び込みだけを優先してきたということが

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    2022年04月30日
  • おいで、一緒に行こう

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    少し読み始めてからすぐに一度本を閉じてしまい。
    これは読むのに覚悟がいるな、と。
    混乱の中でも、行動が責任問題となり動きたいのに動けない。それが命に関わる事であっても。助けられたはずの命が失われた方がよほど責任問題だと思うのだけれど。
    一言で感想がまとめられないけれども、現実を知るために読めて良かった。

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    2022年03月09日
  • カラフル

    jn

    購入済み

    深い

    子供の頃に読んで、ずっと記憶に残っている本です。
    また読みたくなって電子で買いました。
    大きく場面が動くわけではないんですけど、じーんと心に響きます。

    #深い #感動する #泣ける

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    2022年02月14日
  • 異国のおじさんを伴う

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    良作ばかりがズラリと並んだ短編10編。各編、もう書き出しだけで引き込まれます。クスっと、しんみりと、爽快! 色んなところに連れて行ってもらいました。様々な状況下で至る気づき...。いやぁ相変わらずの筆力に脱帽です。

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    2022年02月12日
  • 永遠の出口

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    めちゃくちゃ面白い
    中3の時に一回、高2の時に一回、そんでもっかい今日読んだ
    中高生の頃に読んで、刹那を大切にしようと誓ったものの、今大学生になって読んでもやはり過去が恋しい
    いつでも今の大切さに気づくことは難しい

    綴られる言葉が自分自身の学生生活を本当に瑞々しく思い出させてくれる、森絵都さんの本は全部読んでるけど本当にぜんっぶ好き
    永遠の出口は大人の児童書とも言えるし、
    特に最後のヤスダ君とのやり取りは本当に心がキュッとなって忘れられん

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    2023年02月22日
  • 気分上々

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    ネタバレ

    森絵都さん初読。

    どの短編も読み返したくなる。素晴らしい。

    特に⑦。読み終えると同時に泣いた。40ページちょっとで、主人公の人生を深く辿らせるその手腕に脱帽。⑤、⑥の着想も圧巻。

    ①ウエルカムの小部屋
    周囲の反対を押し切り、自称「発明家」の彼と結婚したその後の私と、トイレ。
    ②彼女の彼の特別な日 彼の彼女の特別な日
    バーでの出会いの場面を彼と彼女の視点から。題名からして心地いい。
    ③17レボリューション
    17歳。千春は自己改革のため、親友イヅモに一年間の絶交を申し渡す。しかしこのイヅモが本当にいい味。助演女優賞!
    ④本物の恋
    カフェにて。8年前にほんの一瞬、一緒にいただけの彼を見つけ、彼

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    2021年10月07日
  • カラフル

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    何度も考えてしまう。

    大好きだったタレントさんが自死して本当にこんな世界があったらその時の考えが間違えていたとか沢山やり直せることがあったのではないかと思ってしまいました。自分の生き方を変えられるのは自分自身だけと痛感しました。

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    2021年09月05日
  • DIVE!! 下

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    ネタバレ

    ネタバレ!胡蝶蘭の件で、お父さんとお母さんが半分ずつお金出したのは、息子と一緒に海外の合宿に行った子がオリンピック内定、嬉しい!っていう両親の気持ちもあったんだなって20年以上ぶりに読んで思った。そー、少年たちの親の世代になってしまいましたwww
    逆に20年以上前に読んだ時に、少年たちの言動に違和感を感じなかったのね。私今、ティーンの会話の再現とか無理だわ。そう考えると作者スゴイ!


    2022/01/31
    途中まで読んで、再度読み始めたw
    飛沫がアメリカから帰ってきて、その変化を目の当たりにしたレイジが「やっぱ僕は日本選手権でベストスリーより、スポーツリハビリ専門の医者になる!」とか言い出し

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    2022年01月31日
  • DIVE!! 上

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    新刊の頃、中学生の自分が読んだもの。
    東京五輪で板飛び込みをやってるのを偶然見て再度読みたくなった。
    中学生の時も思ったけど、続きが気になってどんどん読めちゃう!20年経つと忘れちゃうのでw、続きが気になってネタバレOKどころかハラハラドキドキが嫌いな私はちょっとググって軽くあらすじ調べちゃったwww

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    2021年08月28日
  • DIVE!! 下

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    臨場感、半端なくあり、引き込まれました。筆者の文章がすごい。目の前で飛び込みのシーンが再現されるように感じた。

    上巻、下巻と対になっていてそれもいい。

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    2021年08月23日
  • リズム/ゴールド・フィッシュ

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    日常がほのぼの描かれた普通のお話。

    主人公が中一で「自分が中一の時はどんなこと考えてたかなぁ」なんて思い出しながら読んでいました。

    友人の真ちゃんのことば

    「自分のリズムを大切にしろ」

    ってなかなか響きのある言葉だなあって思いました。(だから表題になってるんだろうけど)

    文章が簡潔に書かれていて中学生から大人まで幅広い人に読めると思います。

    結構早く読み終わりました。

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    2021年08月21日