森絵都のレビュー一覧

  • 出会いなおし

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    『出会いなおし』というタイトルから素敵な言葉。
    人との出会いの不思議さをまだ感じれていないわたしだけど、、、あの出会いがなければ今の自分はない、と思える思い出はある。あの人のあの言葉がなければ、今のわたしの考え方価値観はなかったな〜って不意に思うから、そういうことだったんだ。
    6編あったけど、どれもよかった…!!
    強いて言うなら『むすびめ』
    たかが小学生時代の思い出だけど、その後の人生を左右するくらい人の記憶に残ってしまう。わたしもあるな、小学生時代の思い出。なんなら、幼稚園の時から背が高いのに背の低い男の子にいじめられてたから、気が弱くなった(笑)
    表題作の『出会いなおし』の「年を重ねるとい

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    2024年11月19日
  • あしたのことば(新潮文庫)

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    「言葉」をテーマに据えた短編集。メインの読者層は少年少女を想定しているのだろうけど、もちろん大人も楽しめる。
    著者の作品は人物の動かし方がとても自然で、登場人物たちの行動や心情に共感できる場面が多く、とても読みやすいんだよね。読み終えて優しい気持ちになる人もいるだろうし、大人の読者であれば小中学生時代を思い出して懐かしい気持ちに浸れるのでは。
    その中でも個人的一押しはラストの「%」。これまでありそうでなかったようなネタで、テンポの良さと男子のおバカさんっぷりの描写に読んでいて楽しくなった。
    もう夏休みは終わっちゃったけど、読書感想文を書くにはもってこいの一冊。っていうかどこかで課題図書になって

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    2024年11月16日
  • 獣の夜

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    短編が7つで構成されていました。
    ちゃんと短いのに読んでいて引き込まれましたが、もう少し続き読みたいと思うところで終わってしまう感はありました。

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    2024年11月11日
  • 屋久島ジュウソウ

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    着飾らずに本音で淡々と進行するのがとてもよかった。屋久島、行きたいような、行かなくてもいいような…
    山小屋がマナーの悪いおやじどもの巣窟だったこと、縄文杉から生命力を感じず抜け殻のように見えたことは新鮮な驚きだった。

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    2024年11月04日
  • あしたのことば(新潮文庫)

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    小学生が主人公の短編が9つ。
    最初のお話は小学校国語教科書に掲載されたということで、おおむね小学校高学年向けと思われるが、どの話もとても佳い話。
    そこはかとなく温かくて、大人のささくれだった日常に何気にささる。

    表題作「あしたのことば」が一番好き。
    「あの子がにがて」の馬や虫もいい。
    教科書に載ったという「帰り道」や「富田さんへのメール」は大人でも同じようなシチュエーションになる時はあるよね。
    文庫化にあたり書き下ろされた「%」もほのぼのして、本の締めくくりに相応しかった。

    色んな方が描かれている挿絵も楽しい。

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    2024年11月04日
  • 獣の夜

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    軽めの短編集

    設定がファンタジーだったりちょっと不思議世界だったりこちらの想像力を刺激してくる。
    心の動きの細やかさはさすが森氏という感じ。
    現実とファンタジーの交わりが妙な「スワン」と「あした天気に」が好きだった。
    わたしもてるてるぼうずに話しかけられたい。
    さむざむと。

    以下朝日新聞出版からの引用
    「雨の中で踊る」リフレッシュ休暇の最終日、永井はふと海を目指す。
    「Dahlia」“ATTACK”後、変わり果てた日本で生きる私の見つめる先。
    「太陽」原因不明の歯痛に悩む加原は不思議な歯医者を訪れる。
    「獣の夜」女ともだちをサプライズパーティに連れ出す予定が……。
    「スワン」恋人乗り込んだ

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    2024年11月03日
  • カザアナ

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    歴史ファンタジー?SF?と思えば、時代は進み近未来の日本を舞台に物語は展開されていく。
    歴史パートは実在した人物が登場し、近未来パートは妙にリアルでアイロニーな未来像で描かれる。そんな世界観に、なぜか自然と引き込まれていく。
    驚いた。森先生は、こういうタイプもいけるのか。先生自身にとっても新しい挑戦なのかもしれないが、作家の可能性に改めて心打たれた。
    こんなファンタジーな世界観にも関わらず、森絵都節は変わらず。登場人物の前向きな指向は、暗い現実に"カザアナ"を開けてくれるようだ。思春期の頃のどこか懐かしい景色を、思考を想起させてくれる。それは解説の芦沢先生の言うように初カラ

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    2024年11月02日
  • みかづき

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    分厚いけどどんどん読める。
    最後に吾郎がこれまでの人生について語るシーン…ここまで小説を読んだからこそ、理解できるしすごい刺さる。分厚い、それ以上に満足感を得られる小説。

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    2024年10月25日
  • はじめての

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    「海のまにまに」と「好きだ」がYOASOBIの曲の中でも特に好きだったが、物話を通してもっと好きになった!

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    2024年10月19日
  • あしたのことば(新潮文庫)

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    「ことば」をめぐる短編集という感じ。
    どれも良かったけど「風と雨」が一番好き。この後、どうなったんだろう。長編で読みたい。

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    2024年10月17日
  • 獣の夜

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    ネタバレ

    面白かった!
    さすが森絵都。
    長短関わらず面白い。

    雨の中で踊る
    太陽
    ポコ

    特に好きだった。

    ポコが最後まで見たかった景色を見に行こう

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    2024年10月12日
  • 獣の夜

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    ネタバレ

    短編集。どれも良かった。タイトル作は山奥のファンタジーみたいなのをイメージしてたのでジビエと肉食女子の話でびっくり。

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    2024年10月09日
  • 君と一緒に生きよう

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     ヒヤマトモヒロさんからのおすすめです。「おいで、一緒に行こう」とあわせて読むといいと教えて頂いたので、こちらから先に読むことにしました。ヒヤマトモヒロさん、ありがとうございます。森絵都さんが、保護犬活動に尽力されていたこと、自らも保護犬を迎えていることを初めて知りました。

     ブリーダー崩壊や多頭飼い崩壊…ただでは死なせないという人間のエゴから苦しめられる犬が多くいます。反面、どうしても飼うことができなくなったと、泣く泣く手放さざるえない犬もいます。信頼していた人間に裏切られた犬は、再び人間を信頼するのに時間もかかります。保護されて、新たに別の飼い主さんと巡り合えるのはごくわずか…新たな飼い

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    2024年10月05日
  • みかづき

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    ネタバレ

    「どんな子であれ、親がすべきは一つよ。人生は生きる価値があるってことを、自分の人生をもって教えるだけ。」

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    2024年09月28日
  • 宇宙のみなしご

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    登ってみたいですよね、屋根。主人公の姉弟だけでなく、登場する人物がみんなクセあり。類が友を呼んでるのかな?みんな元気な大人になってほしいですね!

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    2024年09月21日
  • できない相談 piece of resistance

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    わかるー!と共感できるものとあれば、うーん、どういうこと?というものもありますが、どのお話も短くとても読みやすいです。
    名字の読み方の話は面倒なので間違えを指摘せず、後から気づいた人に気まずい思いをさせる…というのがまさに自分的あるあるシチュエーションで笑ってしまいました。

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    2024年09月14日
  • みかづき

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    引き込まれる様に一気読み。面白い。猪突猛進の千明と吾郎の優しさ優柔不断さの対比が強烈な印象を残した。紆余曲折を経て、それぞれが自分なりの生き方を歩んでいくことにホッとした。

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    2024年09月12日
  • 獣の夜

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    原因不明の歯痛に悩む私が訪れた不思議な歯医者(『太陽』)。女ともだちをサプライズパーティに連れ出す予定が……(『獣の夜』)。短編の名手である著者が、日常がぐらりと揺らぐ瞬間を、ときにつややかにときにユーモラスにつづった傑作短編集。個人的には『太陽』と『あした天気に』がお気に入りです。

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    2024年09月05日
  • みかづき

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    学校に行けない、授業に着いて行けない、成績が思わしくない。どの時代の子ども達にも、共通にある問題です。親子3世代で学習塾を経営する、この物語が子ども達の困難を紹介します。

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    2024年09月05日
  • できない相談 piece of resistance

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    初めて短編集にチャレンジしたけど、一冊で色んな世界に入れて楽しかったな〜〜
    嫌と感じることは人それぞれ!変なこだわりを持ちたい部分も人それぞれ!それを色んな視点で、一人で書くって、やっぱり作家さんてすごい、、!

    ⭐️↓特にお気に入りのお話たち⭐️
    4.6.9.15.17.18.22.23.26.28.30.32.33.39

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    2024年09月03日