風に舞いあがるビニールシート

風に舞いあがるビニールシート

660円 (税込)

3pt

あたたかくて力強い、第135回直木賞受賞作。

才能豊かなパティシエの気まぐれに奔走させられたり、犬のボランティアのために水商売のバイトをしたり、難民を保護し支援する国連機関で夫婦の愛のあり方に苦しんだり……。
自分だけの価値観を守って、お金よりも大事な何かのために懸命に努力し、近づこうと頑張って生きる人たちを描いた6編を収録。

解説・藤田香織

※この電子書籍は2006年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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風に舞いあがるビニールシート のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    カラフルぶりの作者さんの作品だったけど、全く別の方が書いてるのかと思うほど印象が違った。
    さらに収録されてる6篇もそれぞれ感じが違くて、作者さんの幅の広さに驚いた。
    表題作の「風に舞いあがるビニールシート」が特に印象に残ってる。思わず泣いてしまったし、切ないラブストーリーだった。

    0
    2025年08月20日

    Posted by ブクログ

    心あったまる。わざわざ言葉にすることでもないが、でも生きる上で実はこういうことが大切なんだよなぁ、と思わされる話ばかり。
    手の痒いところに焦点があたり、細かな心の機微を表現してくれている感じ。
    定期的に読みたいと思える。

    0
    2025年08月19日

    Posted by ブクログ

    本人にしか分からない何かを大切にする人達の6編。
    6編とも全く違う話なのに、共通する切実さみたいなものが伝わってきた。
    表題作はもちろん、ピュアな向学心に気付く「守護神」もお気に入り。

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

    本のタイトルにもなっている「風に舞い上がるビニールシート」がダントツで、すっごく、よかった…!
    さまざまな境遇や環境の人がそれぞれの短編に出てきて、森絵都さんの凄さを知った

    0
    2025年05月27日

    Posted by ブクログ

    いわた書店さんの選書の一冊。
    2009年の作品で直木賞も受賞されてた。力強く生きる人々を描いた六篇が収録されてます。
    私は天才パティシエに翻弄される彼女の話がしんどいながらも面白かったかな。あとはタイトルにもなってる風に舞いあがるビニールシートも。
    頑張って褒められたいという気持ちは誰しもあるよね、

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

     1つ1つの話がとても濃厚で、短編1つ終えるたびにふうと一息ついて頭を整理するほどでした。
     物語の主人公一人ひとりがゆるぎない信念を持っており、凡庸になんとなく生きている自分にはそれが輝いてみえました。仕事の仕方を見直そうかな。
     表題作が、9割苦しく切ない内容だったのですが、主人公が想像も及ばな

    0
    2025年05月09日

    Posted by ブクログ

    タイトルが気になっていて、読みたかった本でした。

    「風に舞いあがるビニールシート」
    家族仲間がいて腰を落ち着けて“ここが自分の居場所“と言えるところがある。それ自体がすでに平和であり、幸せなのだ。ビニールシートが風に捲れ、煽られ、もみくちゃになって飛ばされるように、いとも簡単に自分の居場所や存在そ

    0
    2025年04月22日

    Posted by ブクログ

    短編集だけど読み応えのある内容でとっても満足。1人の作家が書いたと思えないぐらい色が違う物語で飽きが来ない。

    0
    2025年04月19日

    Posted by ブクログ

    短編集で読みやすかった。
    表題の風に舞いあがるビニールシートが一番刺さった。
    それぞれの葛藤を受け入れて前に進む女性の話。
    1人じゃないと思えるような本

    0
    2025年03月11日

    購入済み

    自己実現に潜む危うさを描く

     6短編全て、自己実現に潜む危うさを描きつつも、読後の余韻は爽やかという名作揃いであった。
     冒頭作「器を探して」が、最も印象に残る。主人公弥生が、仕事にうんざりしつつも、いつの間にやら仕事に酷くのめり込んでいるさまは、働き盛り世代として到底他人事とは感じられなかった。
     また、短編集の最後を飾る表

    #エモい

    0
    2023年09月08日

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