森絵都のレビュー一覧

  • はじめての

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    小学生~大学生の学生時代に読んだ数々の本。
    その中で出会って名を知った名作家さん達の
    短編集を見つけて購入。

    つくづく言葉選びや表現には書き手の色が
    出ているなと思う。
    忘れかけていた青春を取り戻すような
    懐かしい風を浴びた気分になった。

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    2025年02月14日
  • できない相談 piece of resistance

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    「こういうこと、あるよなあ」とか、「あるかもしれないなあ」というような、身近に転がっていそうな隙間を覗くような短編集だった。最近ちょっと脳が煮詰まっている傾向があったので、物凄く丁度良い読み心地。何冊か文庫本を並べて4歳児に「おかーちゃん次に何読むと良いと思う?」と選んでもらって本当にナイスタイミングな選書でした。
    「サービスの落とし穴」「誰がために貴方は進化し続けるのか」あたりは身に覚えがありすぎたなあ……。

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    2025年02月07日
  • 永遠の出口

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    みずみずしい青春小説でした。
    子ども時代は、はるか昔ですが、あの頃の甘酸っぱい記憶が蘇りました。
    時々クスッとできる読みやすい物語でした。

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    2025年02月04日
  • 宇宙のみなしご

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    たぶん再読ではなかったと思う
    スタンドバイミーぽく、そして読みやすさの安心感は自分が読書好きになったのを思い出す
    前に雑誌のインタビューで現実に嫌なことがあって物語では辛い思いをしないようにそういう描写は描かないようにと言ってた、この作品はそれより前の作品だけど、そこも好きだ、ゆっくりと流れる時間を贅沢に感じれる

    物語は中学生が屋根で遊ぶ話〜
    大人になったら友達のことを考える時間も少なくなってく、この時期の思い出は色褪せないものがあるよな
    個人的にキオスクの返しでどーゆーお笑い?な場面を見つけてしまったw

    好きなフレーズ引用
    そうやって越えようとさなきゃなんにもできないの わたし
    カイロよ

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    2024年11月23日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    少年少女時代のキラキラした部分と闇を彷徨っていることは表裏一体と感じた。どちらの部分も背負って彼らは明日を生きていく
    奈緒を真ん中に、生きづらさを抱えた3人は、ワルツを踊っていたのかもしれない。

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    2024年11月22日
  • 気分上々

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    知らずに読み始めて「あぁ短編集か」ってなったけど、物語が終わるたびに違う世界にひとっ飛びだったのが妙に気持ちよかった。
    そして、言葉選びがすごく好みでした。簡単すぎず、それでいて難しすぎず。

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    2024年11月14日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    三編を収録した短編集。

    中学生の頃に感じる切実な思いと、一瞬のきらめきを封じ込めたかのような物語が胸に迫ります。

    それぞれのタイトルになっているクラシックの曲も、彩りを添えていて印象に残りました。

    懐かしさと儚さ、そして、まばゆいほどの瑞々しさを感じる、何度読んでも色褪せることのない作品集だと思います。

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    2024年11月09日
  • 出会いなおし

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    大好きな森さんの文章なので、味わいながら読みました。くすりと笑う序盤から少し不思議な感覚の後半へ、さまざまたちなテイストの出合い直しの物語でした。

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    2024年11月03日
  • 獣の夜

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    パンデミックで右往左往してる前提の短編集。閉塞感の中でなんとか前向きに希望を見出そうと足掻く感じがすでに懐かしい。
    森絵都先生のお話は、油断して読んでたらとつぜん豪速球の牽制球をバシーンて投げられるような感じが好きなんだけど今回は牽制球無し。

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    2024年11月02日
  • あしたのことば(新潮文庫)

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    ことばにちなんだショートストーリーが9篇。
    国語の教科書にも載っているストーリーあり。
    個人的にはこりす物語が好みだった。

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    2024年10月30日
  • ショート・トリップ

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    衝撃的な旅ばかりだった…!
    特に[ならずもの18号]と[世界観を変える驚愕の島]といしいしんじの特別寄稿が面白かった。

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    2024年10月25日
  • つきのふね

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    ネタバレ

    ささいなことで人は簡単にすれ違ってしまう。それでも、大切だと思う人とは言葉を重ねてしっかりと向き合わないと


    智さんと露木さんの関係が素敵
    手紙でのやりとりだけで二人の関係が読み取れた

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    2024年10月24日
  • 出会いなおし

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    人と、自分と、出会いなおす。
    人も自分も、質を変えてゆくものなんだなぁ。
    森さんの紡ぐ本書の言葉が、
    これまでの、そしてこれからの、
    自分の出会いと別れを肯定してくれる気がした。

    振り返ってみると、
    大切な人と時間を経てからふたたび会うとき、
    過去も今も重なる部分をその人の中に感じると、
    とても愛おしくあたたかく感じることがあるなぁ。

    変わっているけど、変わっていない、という感じ。

    出会いも、別れも予測できないものだから、
    気負いすぎずに、人も自分も大切にして生きようと思った。

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    2024年10月19日
  • カザアナ

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    小学生の頃、著者の作品にハマり、読みあさっていたことを思い出しながら読んでみた。
    大人になると物語にいまひとつ入り込めない気もしたが、子どもの感情が的確に表現されていることが昔の私にとってはすごく面白く感じるポイントだったのかなーと思った。

    様々な制約の中でも、心まで窮屈にならず前向きに闘う人々の姿から自然のように爽やかな印象を受けた。

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    2024年10月16日
  • 漁師の愛人

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    私は全体的に共感できる人が、1人もいなかったけど…
    プリンにまつわる話は、キラキラした若さっ!!と思って、気持ちがスッキリした感じがした。
    『老人とアイロン』が1番好きです。
    まっすぐな気持ち。

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    2024年10月12日
  • 獣の夜

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    7つの短編集。
    「太陽」と「獣の夜」がおもしろかった。
    とても読みやすい文章でスッと入り込めた。特に派手な展開はなくて日常をちょっと切り取ったようなお話。

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    2024年09月22日
  • ショート・トリップ

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    今年の夏はどこにも行かなかった。
    いや、ここ数年、旅らしいことはしていない。
    その理由はここでは言わないが、今年の夏はこの本をお供にしたことで、心だけ旅立つことができた。
    でも、実際関わると面倒そうな旅先や旅人が多かった笑
    「ちょっとこう、買ってくるわ」と言って失踪した花嫁の話や、脱サラの二人の話しが印象に残った。

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    2024年09月17日
  • あしたのことば(新潮文庫)

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    毎日は言葉で溢れているけれど、どんな言葉を選んで、どんな言葉で人と接するか、もちろん自分に対してもどんな言葉をかけるかで、毎日は彩られていくのだと再認識しました。
    毎日を楽しく、幸せに過ごしたいのなら、楽しく幸せになれる言葉を選んでいく。
    言霊って大切です。

    短編集で読みやすく、「あしたのことば」と「%」が特に好きで、全体的にもやさしい気持ちを思い出せるような素敵な1冊でした。

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    2024年09月14日
  • 永遠の出口

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    大人になった今の主人公が小学生〜高校生までを振り返り描かれている。

    子供の頃はひとつひとつが心を埋め尽くすような悩みや出来事でも、振り返ってみれば取るに足らない事だったと思えるように、これから先、思い悩んではしまうだろうけど、軽やかに生きていこうと思えた。

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    2024年09月08日
  • 永遠の出口

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    「生きれば生きるほど人生は込み入っていて、子供の頃に描いた「大人」とは似ても似つかない自分が今も手探りをしているし、一寸先も見えない毎日の中では呑気に〈永遠〉へ思いを馳せている暇もない」

    ほんとう、昔から同じようなことで失敗して、悩んで反省する、の繰り返し。結局、年ををとっても根本的なとこはそうそう変わらないし、大して成長もしない。

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    2024年09月02日