森絵都のレビュー一覧

  • クラスメイツ〈後期〉

    Posted by ブクログ

    なんだか読んだ後、幸せな気持ちになりました。
    いろいろ辛いこともあるけど、一生懸命生きている感じが素晴らしいなぁと。
    そして、相変わらず藤田先生がいい感じ。
    泣いたり笑ったり喜んだり、物語に躍動感をうんでいる感じがします。

    0
    2024年07月18日
  • つきのふね

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一歩間違えてしまうと、心が壊れてしまいそうな大変な世の中だけど、たとえ小さくても尊いものたちに支えられて日々自分を保つことができているんだなと思えた。周りにある一つ一つを丁寧に大切にしたい。

    0
    2024年07月05日
  • この女

    Posted by ブクログ

    阪神淡路の震災の頃、こんな人生があったのでしょう。熱く暑く熱く、せつなく、ほろり、ニヤリ、その上あの宗教まで。
    濃い濃い濃い青春それを取り巻く濃い濃い人々
    扇風機を出した暑く息苦しい今日に相応しいお話しでした。

    0
    2024年07月04日
  • つきのふね

    Posted by ブクログ

    読み始めは「うーん、さすがに20年以上前の倫理観はキツいな」と思っていたのに、どんどん惹き込まれて行き、ラストシーンでは涙が込み上げてくるくらいでした。それぞれが弱さや哀しさを抱えている。そして、他人に何かしてあげたくても、どうすることもできない。そんなすれ違いや葛藤は、刊行から20年経っても変わらないな…としみじみ思いました。

    0
    2024年06月30日
  • 架空の球を追う

    Posted by ブクログ

    「でも許しちゃうんだろうな、うん許しちゃうんだろうね」に激しく同意し、牛脂と、御曹司にクスッとして、一転「明日には、また東から太陽が昇りこの荒れ果てた大地を照らすよ」に答えをもらったように思え、そして紳士は、黙って何も残さないのです。

    0
    2024年06月26日
  • つきのふね

    Posted by ブクログ

    中学生の心理描写が絶妙だったなぁ。
    小学生のようにもう無邪気ではないけれど、まだまだ大人の入り口に立ったばかり。
    親友とうまくいかなくなった理由は、裏切られたからではなく裏切ってしまったから。
    一人になるのは怖いけど、誰にも言えない秘密がある。
    そんな、さくらと梨利と勝田くん。

    ノストラダムスの大予言が流行っていた頃のお話。
    人類が滅亡するという予言と、考えなければならない進路、大事な親友を裏切ってしまった後悔‥‥もうどうしたらいいのか分からない、どうにでもなってしまえ、という諦めがひしひしと伝わってきます。

    弱い人を助けるのは、小さくても尊いもの。
    そんな尊いものに自分はなれるかなぁ?
    大事な人の尊いものになりたいなぁ、というお話。


    0
    2024年06月05日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

    Posted by ブクログ

    〈再登録〉ジューマン・バッハ・サティのピアノ曲をモチーフ、子供時代の出会いと別れを描いた三篇を収録。
    子供の純真さだけではなく、嫉妬や迷いなどの葛藤もきちんと描いているのが印象的でした。

    0
    2024年05月28日
  • 永遠の出口

    Posted by ブクログ

    大人になった自らによる回想にこそできる、今とか永遠とかを際立たせる描写が良かった。全体的に軽やかなのも気持ちが良かった。

    0
    2024年05月26日
  • 永遠の出口

    Posted by ブクログ

    ヒロインの小3から高校卒業までの人生をダイジェストのストーリー
    それぞれの年代ごとにあるその時々の問題や感情をヒロインが踠きながら越えて大人になっていく様が面白かった
    みんな同じ様に哀しんで苦しんで楽しんで喜んで大人になるんですよね
    そんな時代のことなんて忘れていたのを何となく思い出しました

    0
    2024年05月18日
  • つきのふね

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    YAにはいるのでしょうか。
    精神を患う人を救いたいと思う中学生たち。
    真っ向勝負とはいかないけれど、彼らなりの手段で打開策を考える。
    芸術は繊細と葛藤に裏打ちされた証なのかもしれない。
    大変な時代。誰だってくるうことはある。
    森絵都さんらしい小説でした。

    0
    2024年05月16日
  • できない相談 piece of resistance

    Posted by ブクログ

    日常の小さな抵抗の物語

    表紙に記載の通り、本当に本当に本当に"小さな"抵抗"をする人々の38の短篇。
    日常ってこんなもんだよね、面白かった

    0
    2024年05月10日
  • できない相談 piece of resistance

    Posted by ブクログ

    以前から読みたいと思っていた本。

    「それぞれの立場」を、人から勧められたことがある。
    「少年の日の思い出」(あの、エーミールがでてくるお話である)を学んだ中学生が、いろいろな登場人物の立場になって書いた文章を並べたという体の小説だ。
    確かに、捧腹絶倒の一作。

    他にも、面白いものがたくさんあった。
    ほんのちょっとしたこと、なのに許せないことを取り上げ、少しシニカルな笑いが生まれていく。
    その手つきの鮮やかなことといったら!

    笑いながらも共感したのは「クソテン」が出てくる「誰がために貴方は進化しつづけるのか」。
    Windows10が、ユーザの都合にお構いなしに勝手にアップデートに入ってしまう現象を取り上げた作品だ。
    ああ、そうだったなあ、とちょっと懐かしく思い出した。
    その時分を知らない若い人はこれから増えていくんだろうが、同じようなことは他のアプリやサービスで起きるに違いない。

    0
    2024年04月30日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

    Posted by ブクログ

    中学生の頃、国語の問題で登場した小説で、当時とても好きだなと思いタイトルをメモしていました。大人になった今、偶然そのメモを発見し、手に取りました。とても穏やかな文章でスッと頭に入っていくお話でした。音楽が好きなので心地よかったです。お気に入りの1冊になりました。

    0
    2024年04月29日
  • 女ともだち

    Posted by ブクログ

    女ともだちがテーマというだけあって
    共感も怖さも面白さもあって
    感情が良い意味でぐちゃぐちゃになる。

    短編だからサクッと読めるし
    作家さんによって文体も違うから
    一気読みというよりは作品ごとに間を開けて読んだ。

    最後の獣の夜が近い女ともだちが見事に描かれてて読みながらもドキドキした。

    0
    2024年04月27日
  • 女ともだち

    Posted by ブクログ

    女の子のころから感じていた女としての楽しさ、生きにくさ、めんどくささ、近くてうざったく思えるときもある母親との関係性など、さまざまなものを感じて大人になったなと自分の人生を重ね合わせながら読むことができる。
    これを読んだ男性陣はどのように感じるのか気になる。笑 きっと恐怖だろう。

    0
    2024年04月21日
  • できない相談 piece of resistance

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編ばかりだからサクサク読めた。
    好きなのは「イマジネーションの檻」と「最後の旅行」。花子のくだりは爆笑しました。

    0
    2024年04月21日
  • DIVE!! 下

    Posted by ブクログ

    飛び込み競技のシドニーオリンピック代表を目指す中学生・高校生ダイバーの物語の下巻。シドニーオリンピック選考会が物語の中心であり、競技会の描写だけで、下巻の半分を占める。
    上巻の感想でも書いたが、飛び込み競技のルールを知っている人は少ないと思う。私も知らなかった。しかし、この物語を読み進めていくうちに、それが理解できるようになる。飛び込み競技は、予選を勝ち抜いた選手たちが決勝で10本の演技を行う。その10本の演技を審査員が採点し、その合計点で勝敗が決まる。ただ、採点ルールはシンプルではなく、演技に用いる技に難易度が数字としてつけられており、採点による点数に、その難易度の点数がかけられて1本の演技の点数が決まる。だから、後半に難易度の高い技で高点数を得ることが出来れば、前半で出遅れていても逆転が可能なルールとなっている。
    そのあたりのルールもうまく活用しながら、選考会の模様が細かく描写されていく。それは、なかなか面白い。

    この選考会時点で、主人公たちはまだ中学生であり、高校生だ。飛び込みの選手寿命はまだ長いはずなので、続編を書いてもらえればとも感じた。

    0
    2024年04月13日
  • DIVE!! 上

    Posted by ブクログ

    文庫本の上巻の表紙に描かれている絵が何なのか全く分からなかった。「DIVE!!」という題名の意味も知らなかった。読んでみて、DIVEはダイビング、すなわち、飛び込みというスポーツ種目のことであり、文庫本の表紙の絵は、競技に使われる飛び込み台であることが分かった。
    たしかに、「飛び込み」という種目はある。しかし、それはマイナー競技であり、私自身も、オリンピックの「今日の結果」的なダイジェストで観る以外に観たことはなかった。国内、あるいは、国際的な競技会ももちろん開催されているのであろうが、それが放映されているテレビを観たこともない。
    「飛び込み」という競技をほとんど知らないのは、私だけではないはずだ。読者のほとんどがそれを知らない。それを小説のテーマにして読ませる、すなわち、知らないことを文章で理解させるというのは、かなりの力技だと思うが、この作品ではそれが成功している。オリンピックを目指す中学、高校の飛び込み選手を描いた小説であるが、ストーリーの中に、日本における競技の位置づけ(要するにマイナー競技であること)、競技場に関すること、飛び込みのルールに関すること、競技の進行と採点についてのルールなどが、さりげなく織り込まれており、読者は、「飛び込み」という競技がどういうものかを読んでいるうちに理解できるようになっている。

    私が上巻の中で一番好きだったのは、オリンピックを目指す選手の一人である沖津飛沫が、競技会で敗れ、今後どうするかを考えるために故郷の津軽に戻り、恋人と過ごす場面(場面というには長いが)である。全般的に、割合と軽いタッチで描かれている小説の中で、この部分だけは、沖津飛沫の心を投影してか、重く描かれている。彼の悩みと、そして、その悩みの解消がよく描かれているような気がした。
    これから下巻を読む。

    0
    2024年04月09日
  • できない相談 piece of resistance

    Posted by ブクログ

    新宿から草津温泉へ向かうバスの中で読んだ。片道で読破。

    この作者の作品は大体読んでいるけど、こんなに短い掌編は初めて。普段から文章にほんのりシュールさが光っているけど、その感じが掌編と相性が良い!
    「あ〜わかる」となったりフフッとなったり、うわ、めっちゃあの人じゃんこれ、となったり。大変軽やかに読めたけど、軽やかすぎて1ヶ月も経つとどんな話が収録されていたのかちっとも覚えていない。退屈な旅のお供に何度でも連れ出せそう。

    0
    2024年03月14日
  • 気分上々

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編集。「自分はどんな人間か」を探す物語のように感じた。特に好きな作品二つ。『東の果つるところ』―「血が繋がっていようとなかろうと、その男が好もしい人物であるならばおまえといい関係を築けていけることでしょう。好もしくなければ切って捨てればいいのです。たとえ血が繋がっていても。」家族って、血の繋がりってなんだろう。でもこの言葉に救われる人も多いんじゃないかな。『気分上々』―森さんらしい青春小説!ラストシーン、母親がぷっと笑ったところで、なんだか少し泣きそうになった。

    0
    2024年03月01日