鎌田實のレビュー一覧
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諏訪中央病院 名誉院長鎌田先生が書いた、誰もが向き合わなければならない孤独についての手引き。
生活環境の変化、社会構造の変化、コロナの蔓延、高齢化によって、誰もが最後はひとりの孤独な生活に入ることを認めざるを得ない。
鎌田氏は孤独と孤立は違う、孤独は人間の本質ですらあると説く。そして、孤独力を高める方法論などについても具体的に考える。
追い込まれる孤立はできるだけ避けたいものだが、孤独はそう忌み嫌うものではない。ひとは最後はひとりで逝くものだから。
孤独に耐え、孤独と親しく付き合い、孤独を生きる。
そんな風に、孤独と付き合っていこうと思った。 -
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相手の身になると相手の顔色をうかがう、は違うと知ることができたのが1番の学びだった。後者は、相手がどう思っているのかということよりも、自分はどう思われているのかという方が大事になっている。相手の顔色ばかりうかがっていると、相手から嫌われないようにするあまり自分がやりたくないこともやってしまうことになる。すると自分の行動に責任を持つことができず、失敗したら相手のせいにしてしまう。なるほどなぁと思った。相手の顔色を伺って、本心とは違う選択をして、後悔したくないっていう気持ちがさらに大きくなった。誰かに迷惑かけたらダメだけど、そうじゃない限り、自分がやりたいように自由にやりたい。難しいのかなあ。永遠
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「がんばらない。でも、あきらめない。希望を捨てない」
「私はこの体て生きていくしかないんだ。だったら、うじうじせず前向きに明るく生きて、一度きりの人生を思いっきり楽しんでやろう」(本文より)
私は双極2型障害の当事者です。病気が再発して20年が経ちます。良くなってきているとはいえ、日常生活に支障が出ることがあります。
いろんな薬を試してきましたが、症状は思うように改善されず、失望しそうになることがあります。
でも、いつか自分に合う薬ができるかもしれない、希望を持って暮らしていこうと自分を励ましてきました。
上記の2つの言葉は、私の思いを顕在化してくれていると思い、勇気づけられました。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ在宅ケアなど作者の功績は認めたいのだけど、ときどき登場する人々に唐突感があって「これは誰だ?」とページを戻すことがたまにありました。これは作家専業じゃないから仕方がないことです。
ご両親が実は養父母だったことは作者は最期までしらされなかったそうです。養父と言い争うぐらい死に向き合える家族になれたことは幸せなことであり、尊重しあい最期を迎えられたのはよかったのではないかと思いました。
キレイな話が多く盛ってる?って表現もあり、自分の中で疑いが少し残ります。実際はもう少し過酷なんじゃないかと思います。もう少し心がピュアなときに次回作を読み進めたいと思いました。 -
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