鎌田實のレビュー一覧

  • 鎌田實の人生図書館 あなたを変える本と映画と絵本たち400

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    鎌田實先生による、本と映画と絵本のおすすめ集。非常に参考になった。鎌田先生については新聞などで名前を知っている程度だったが、書店でこの本を見て、その表紙の感じや中身をパラパラ見て迷わず購入した。とても興味深い人だということがわかった。この半年間かなり読書をするようになったが、私の読書には偏りがあったので、今後読みたいと思う本がたくさん出てきてとても嬉しく思った。また、私の敬愛する沢木耕太郎同様映画にすごく造詣が深く、見たいと思うものが多数出てきた。読んでて楽しかったし今後鎌田先生には注目し続けたいと思う。

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    2021年01月11日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    1人めの養老先生の「私の人生は「不要不急」なのか?」という問いでガツンと来る。数に限りがある人工呼吸器を若い患者、高齢の患者どちらに使うかで、現実にトロッコ問題が発生しているとは。「トライアル・アンド・エラー」ではなく「トライ・アンド・エラー」という表現は相変わらず気になる。伊藤隆敏さんのページにもあるように現金給付は一律じゃなくてもよかったんじゃないかと思う。ブレイディみかこさんのページにあるように普段質問しなかった子がオンラインだと質問するようになったみたいな予想していなかった変化は今後も起こるだろう。

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    2020年09月22日
  • 人間の値打ち

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    お金では買えない価値がある。それが人間なんだ。
    帯に書かれていた言葉だ。

    地位や名誉やお金といったステータスがないとしても、内面を磨き続けていきたい。
    見えないところ、数字に表れないところ、見返りがないところでどれだけ人のため、自分のために尽くせるか。
    うまくいかないときにどれだけそこに対して誠実になれるか。
    そこに人としての本当の価値があると思った。

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    2019年12月03日
  • 未来を生きる きみたちへ 「二分の一成人式」で伝えたい いのちの話

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    とてもわかりやすい話しで、かつ、心に沁みる…
    そして、ささる話です。

    二分の一成人式向けのお子さんだけでなく大人達にも響く内容だと思います。

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    2019年01月13日
  • こわせない壁はない 人生が新しくなる33の心得

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    生きていると困難や失敗、つまずき、病気等色々と壁にぶつかる時があります。
    その壁があまりにも大きいと感じると、意気消沈してしまいやすいです。
    でも、鎌田先生は「誰でも壁はこわせる。人生を切り拓く鍵は、自分の手の中にあるのだ」と言います。

    本書を読んでいたら、鎌田先生の言うとおりだと思いました。鎌田先生の本には元気を貰えます。

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    2018年10月08日
  • 1%の力

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    著者の鎌田医師が接した実在の人物、知り得た実話を集めたエッセイ。作り物ではないだけに、生をまっとうした人たちの素晴らしい生き様が胸に迫る。涙をこぼしてしまった話は一つや二つではない。人間は自分の弱さを知ることで他人に優しくなり、自分自身も強くなるということを教えてくれる。他人への想像力こそが命の源になる。とにかくもう1%想像力を働かせることだ。きっと人生が豊かになる。

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    2016年08月03日
  • がんばらない

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    諏訪中央病院名誉院長である著者のエッセイ集である。著者は同病院医師、院長として、閉鎖寸前の赤字病院を地域に密着した先進的な医療拠点として甦らせた。それを支えたのは、患者は十分な情報を得た上で治療について自ら選択する権利をもつという固い信念だ。「十分な情報」という以上は、そこには当然患者本人に対する余命宣告も含まれる。それは場合によっては残酷で厳しい対応かも知れないが、患者が残された人生を自らデザインし自分らしい時間を過ごすためには不可欠なのだ。その結果、治療としては抑制的になる場面もあれば、逆に積極的に高度医療や手厚い訪問看護を必要とする場面もある。諏訪中央病院では、いずれの場面にも対応できる

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    2016年04月02日
  • がんばらない

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    インフォームド・コンセントや自己決定という考えが医療の常識となってどれくらい経つのだろうか(常識といってもそれが実践されているかとなるとそれはまた別の話だろうけれど)。実はこういった考え方を前にすると正直戸惑うことが多い。もちろんパターナリズムとも言われる医者の権威主義は反省されるべきだと思うけれども、たとえば「生も死も自分でデザインを」なんて言われると、二の足を踏んでしまう。生も思うままにデザインできない自分が、果たして死をデザインすることが可能なのかと。
    「死」から遠く離れた生活の中で、「生」と切り離せない「死」とどう向き合っていくか。その大切なテーマが失われつつあるのが現代ではないのか。

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    2016年03月23日
  • がんばらないけどあきらめない

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    幸せってなんだろうという本。医療の現場の話だけど、オペの話とかないから読み易い(エッセイだから当たり前か)
    「幸せは勝ちと負けのあいだにある」というのが一番印象に残った。

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    2014年12月20日
  • 空気なんか、読まない

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    本の中で紹介されている話の一つ一つに感動した。そこには意志があり、一生懸命さがあるからだと思う。
    医療や福祉の現場から視点には学ぶ所も多い。

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    2014年03月25日
  • がんばらない

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    鎌田先生の文章に、まるで語りかけられているような感覚を持った。診療を受ける側から書かれた、心に染みる一冊だ。

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    2014年02月23日
  • がんばらない

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    ネタバレ

    終末医療について大変勉強になった。こういう人が医療界、介護現場を変えていってくれているのだなと思った。
    今の時代に足りないもの、忘れてしまっている大切なものをしっかりと見据え患者さんと正面から向き合う。
    著者は医療する側の人間なのにネイティブ・アメリカンの死生観も持っている。人間として生き、人間らしく死なせてくれる。こういう感性を根底に持つ人が増えるといいなと思う。

    引用メモ
    ・人はつながりの中で生きている。人と人のつながりの中で生活を営み、人と自然のつながりの中で命は生かされ、体と心のつながりのなかで、生命をはぐくんでいる。

    ・否認、怒り、取引(善行により治癒するなど)、抑鬱、受容

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    2014年01月10日
  • がんばらないけどあきらめない

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    幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せ。
    鎌田實先生の暖かくて、楽天的な語り草は読んでいるうちに優しい気持ちになってくる。
    忘れていた心に戻ったような春の日差しのような暖かさ。

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    2013年10月26日
  • がんばらない

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    ネタバレ

    現在、諏訪中央病院名誉院長である著者は、25才の時にこの病院へ内科医としてきた。その頃、病院の経営状態は累積赤字が4億円でつぶれかけていたそうだ。それに、全国で二番目に脳卒中が多く、特に茅野市は長野17市の中で一番多い。その病院を建て直すと共に、市民の健康状態も良くした人である。まず、地域に呼びかけ、薬で治すというだけではない医療もあることや、意識改革をしながら自分たちの生活をもう一回見直していくことで、健康を回復していく医療もあることを理解してもらった。その後、減少していた患者の数が多くなり、日本有数の長寿地域でありながら、医療費が低い病院といわれるようになったのだ。今あるデイサービスの先駆

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    2013年05月21日
  • がんばらない

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    人生のターミナルステージをどのように生きるのか。医療界の明るい未来を期待したい。当たり前の事が当たり前に出来る喜び。実話だけに心に響く話しばかり。死は誰にでも平等に訪れる。生き様と死に様のどちらも自分らしくしたいと思った。

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    2012年07月10日
  • なげださない

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    なぜこの本を手にとったのか、忘れてしまったけれど。。
    東北の震災、そしてそれに端を発した原発事故から1年と少し。いまこの時期に読む本として、本当にいいものだったと思う。
    人生半ばで目が見えなくなった女性、アフガンの戦火に傷ついた子供たち、の他に、チェルノブイリ原発事故やヒロシマ原爆の被爆者、阪神大震災の被災者のリアルな話がつづられる。
    希望を捨てないで、毎日毎日を大切に生きていく人達の姿はもちろんのこと、今なお放射能汚染の危険が自らの身に降りかかるリスクもあるのに、事故現場に足を運ぶ鎌田先生のような人達。
    自分の生き方を反省させられる一冊でした。
    (といっても、すぐに何かができるわけではない弱

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    2012年05月20日
  • 超ホスピタリティ おもてなしのこころが、あなたの人生を変える

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    ネタバレ

    チェック項目14箇所。素敵なお客様を大切にするのは当たり前・・・超ホスピタリティは気難しい・・・みんなが嫌っているのにもかかわらずそのお客様の心を掴む。「ノー」といわない・・・自分に関係ないではなく、必ずどんな小さな糸口でも見つけて返事する。微笑みそのものがホスピタリティ。共感すること・・・一緒に泣くこともホスピタリティとして大切な技。世話をするだけでなく、逆にお客様に世話してもらう。ホスピタリティが必要な仕事に携わる人は、自分ではない。ありがとうの連鎖。自分の心を乾かさない。自分の心があたたかくなくては本物のあたたかな言葉はかけられません。ヒヤリ・ハット・・・なぜ間違いが起きたかが問題。批判

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    2012年03月08日
  • 希望 命のメッセージ

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    この本は筆者初のフォトエッセイだそうです。東北・東に本題震災が残して言った悲惨な爪あとと、それでもまた希望を持って生きていこうとする人たち、特に子供たちの姿が写真や作文、習字を通して伝わってきます。

    東北・関東大震災。その爪あとがいまだに生々しく残る現地を医師であり作家の鎌田實氏が佐藤真紀氏とともに写真とエッセイでつづるフォトエッセイです。

    最初にこの本をめくると、焼け爛れてしまった車の残骸や、地震のあった時刻を指したままと待っている打ち捨てられた時計。瓦礫が延々と続くかつて住宅街だった場所が写し出されていたりと、改めて今回の震災の恐ろしさが伝わる写真とともに、それでも、希望を持って生きて

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    2012年02月05日
  • あきらめない

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    鎌田さんは医師として、人として素晴らしいと思いました。しかしその背景には色々な苦労と経験をされたんですね。
    最期を迎える患者さんたちの、生や死に対する姿勢にも感銘を受けました。生きることって、不思議で、奇跡だと改めて思わされました。
    今の時代、必読の書です。

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    2012年01月10日
  • 希望 命のメッセージ

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     第Ⅰ部「東日本からの命のメッセージ」では、被災した石巻市の小学校、永厳寺境内での「不動の湯」の開湯を契機に、もっと多くの人にお風呂に入ってもらうために湊小学校に設置した「希望の湯」、被災者雇用創出事業(CFW=キャッシュ・フォー・ワーク)、外国人ボランティアとの交流、福島原発事故の深い傷、子どもたちの作文や絵が紹介され、エッセイが添えられています。
     第Ⅱ部「「支援、命、希望について」では、被災して家族を失った人たちの悲しみ、子どもを支えることの大切さ、命の尊さ、温かい食べ物とお風呂の支援、弱い立場の人を支えることができる民主主義のあり方について鎌田さんが書いています。
     第Ⅲ部「イラクから

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    2011年12月11日