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リンパ肉腫の青年が言った。「自分の入る墓を見てきた。八ヶ岳の見える景色のいい所だったよ」青年にぼくはささやいた。「よくがんばってきたね」最後まで青年は誠実に生きて、死んだ。そこには、忘れ去られた「魂への心くばり」があった。テレビドラマ化されるなど、マスコミの話題をさらった感動の書をあなたに。
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Posted by ブクログ
死に方について考えさせられる本。 穏やかな気持ちで逝けることがどれだけ幸せなのかを読んでいて感じることができた。 また、「人間の疾病を部品の故障と考える」デカルト以来の考え方の限界を知ることができ、今後の医療のあり方についても考えさせられる本であった。
諏訪中央病院の医者さんが書いた、死に方=生き方の著書。 すべて鎌田先生が体験したエピソードに基づいたお話なので、分かりやすく読み易い。感動するお話もたくさんあり、読んでいて目頭が熱くなった。
今から20年近く前の書籍ですが、色あせない。 デイサービスやデイケアが、ここから始まった。 小さな病院で、粗末な設備ではあるが、緩和ケア、ターミナルケアに真正面から取り組む。 医療とは、ただ身体を、臓器を治すだけでなく、患者の心を最後まで面倒見ていくという、いまなら、当たり前の問題に先駆者として取り...続きを読む組んできている。 看護師のタマゴのエピソードなど、感動で涙が止まらない。
医療従事者です。鎌田先生の患者さんへの接し方を参考に実践しています。全ての患者さんには人生があり、これまでどのように生きてきて、これからどのように生きるかを一緒に考えることのできる人間でありたいと思うようになりました。 良書です!
諏訪中央病院名誉院長である著者のエッセイ集である。著者は同病院医師、院長として、閉鎖寸前の赤字病院を地域に密着した先進的な医療拠点として甦らせた。それを支えたのは、患者は十分な情報を得た上で治療について自ら選択する権利をもつという固い信念だ。「十分な情報」という以上は、そこには当然患者本人に対する余...続きを読む命宣告も含まれる。それは場合によっては残酷で厳しい対応かも知れないが、患者が残された人生を自らデザインし自分らしい時間を過ごすためには不可欠なのだ。その結果、治療としては抑制的になる場面もあれば、逆に積極的に高度医療や手厚い訪問看護を必要とする場面もある。諏訪中央病院では、いずれの場面にも対応できる設備や体制が整っている。著者は言う。「ぼくら医療スタッフががんばりますから、あなたはありのままでいてください」と。「がんばらない」とは何もしないことではなく、これまで既にがんばって治療を受け生きてきた患者さんに、本来の「ありのまま」の姿で過ごしてほしいという著者の切実な願いなのである。
インフォームド・コンセントや自己決定という考えが医療の常識となってどれくらい経つのだろうか(常識といってもそれが実践されているかとなるとそれはまた別の話だろうけれど)。実はこういった考え方を前にすると正直戸惑うことが多い。もちろんパターナリズムとも言われる医者の権威主義は反省されるべきだと思うけれど...続きを読むも、たとえば「生も死も自分でデザインを」なんて言われると、二の足を踏んでしまう。生も思うままにデザインできない自分が、果たして死をデザインすることが可能なのかと。 「死」から遠く離れた生活の中で、「生」と切り離せない「死」とどう向き合っていくか。その大切なテーマが失われつつあるのが現代ではないのか。そんなことを考えさせられる本でした。
鎌田先生の文章に、まるで語りかけられているような感覚を持った。診療を受ける側から書かれた、心に染みる一冊だ。
人生のターミナルステージをどのように生きるのか。医療界の明るい未来を期待したい。当たり前の事が当たり前に出来る喜び。実話だけに心に響く話しばかり。死は誰にでも平等に訪れる。生き様と死に様のどちらも自分らしくしたいと思った。
ベストセラーになり、流行語にもなったから、その先入観で読まずにいて損しました。 もっと早く読めばよかった。もったいない。 全ての医療従事者が読むべき本。 「がんばらない」って、タイトルだけど、実は、脱力した生き方を薦める本なんかじゃなくって、逆に、筆者はめちゃくちゃがんばっているし、この本に...続きを読む出てくる人はもれなく頑張っている。 患者さんだって、ひたすらに自分らしい生き方、病気との付き合い方、自分らしい最期のあり方を模索しがんばっている。 もう、これ以上がんばりようがないほどがんばって生きている人に対しては、周りはこれ以上「がんばれ」とも「がんばろう」とも声をかける必要はなくて、「それ以上がんばらなくても、そのままでいいんだよ」って、そういうメッセージ。
この本を読んで、医療の向かうべき姿を知る。 医療とは、心と心の通うものなのだ。 テクニックと自然科学が重視される現代の医学では、 それを忘れてはいないだろうか。
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がんばらない
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鎌田實
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