【感想・ネタバレ】がんばらないのレビュー

あらすじ

リンパ肉腫の青年が言った。「自分の入る墓を見てきた。八ヶ岳の見える景色のいい所だったよ」青年にぼくはささやいた。「よくがんばってきたね」最後まで青年は誠実に生きて、死んだ。そこには、忘れ去られた「魂への心くばり」があった。テレビドラマ化されるなど、マスコミの話題をさらった感動の書をあなたに。

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Posted by ブクログ

死に方について考えさせられる本。
穏やかな気持ちで逝けることがどれだけ幸せなのかを読んでいて感じることができた。
また、「人間の疾病を部品の故障と考える」デカルト以来の考え方の限界を知ることができ、今後の医療のあり方についても考えさせられる本であった。

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2023年11月24日

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諏訪中央病院の医者さんが書いた、死に方=生き方の著書。
すべて鎌田先生が体験したエピソードに基づいたお話なので、分かりやすく読み易い。感動するお話もたくさんあり、読んでいて目頭が熱くなった。

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2022年12月23日

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今から20年近く前の書籍ですが、色あせない。
デイサービスやデイケアが、ここから始まった。
小さな病院で、粗末な設備ではあるが、緩和ケア、ターミナルケアに真正面から取り組む。
医療とは、ただ身体を、臓器を治すだけでなく、患者の心を最後まで面倒見ていくという、いまなら、当たり前の問題に先駆者として取り組んできている。
看護師のタマゴのエピソードなど、感動で涙が止まらない。

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2022年06月25日

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医療従事者です。鎌田先生の患者さんへの接し方を参考に実践しています。全ての患者さんには人生があり、これまでどのように生きてきて、これからどのように生きるかを一緒に考えることのできる人間でありたいと思うようになりました。
良書です!

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2021年11月14日

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諏訪中央病院名誉院長である著者のエッセイ集である。著者は同病院医師、院長として、閉鎖寸前の赤字病院を地域に密着した先進的な医療拠点として甦らせた。それを支えたのは、患者は十分な情報を得た上で治療について自ら選択する権利をもつという固い信念だ。「十分な情報」という以上は、そこには当然患者本人に対する余命宣告も含まれる。それは場合によっては残酷で厳しい対応かも知れないが、患者が残された人生を自らデザインし自分らしい時間を過ごすためには不可欠なのだ。その結果、治療としては抑制的になる場面もあれば、逆に積極的に高度医療や手厚い訪問看護を必要とする場面もある。諏訪中央病院では、いずれの場面にも対応できる設備や体制が整っている。著者は言う。「ぼくら医療スタッフががんばりますから、あなたはありのままでいてください」と。「がんばらない」とは何もしないことではなく、これまで既にがんばって治療を受け生きてきた患者さんに、本来の「ありのまま」の姿で過ごしてほしいという著者の切実な願いなのである。

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2016年04月02日

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インフォームド・コンセントや自己決定という考えが医療の常識となってどれくらい経つのだろうか(常識といってもそれが実践されているかとなるとそれはまた別の話だろうけれど)。実はこういった考え方を前にすると正直戸惑うことが多い。もちろんパターナリズムとも言われる医者の権威主義は反省されるべきだと思うけれども、たとえば「生も死も自分でデザインを」なんて言われると、二の足を踏んでしまう。生も思うままにデザインできない自分が、果たして死をデザインすることが可能なのかと。
「死」から遠く離れた生活の中で、「生」と切り離せない「死」とどう向き合っていくか。その大切なテーマが失われつつあるのが現代ではないのか。そんなことを考えさせられる本でした。

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2016年03月23日

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鎌田先生の文章に、まるで語りかけられているような感覚を持った。診療を受ける側から書かれた、心に染みる一冊だ。

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2014年02月23日

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ネタバレ

終末医療について大変勉強になった。こういう人が医療界、介護現場を変えていってくれているのだなと思った。
今の時代に足りないもの、忘れてしまっている大切なものをしっかりと見据え患者さんと正面から向き合う。
著者は医療する側の人間なのにネイティブ・アメリカンの死生観も持っている。人間として生き、人間らしく死なせてくれる。こういう感性を根底に持つ人が増えるといいなと思う。

引用メモ
・人はつながりの中で生きている。人と人のつながりの中で生活を営み、人と自然のつながりの中で命は生かされ、体と心のつながりのなかで、生命をはぐくんでいる。

・否認、怒り、取引(善行により治癒するなど)、抑鬱、受容

・ペインコントロールについて
その国の医療用麻薬の使用量と、その国の文化度は相関しているともいわれている。日本では耐えられないような痛みに対して「がんばれ、がんばれ」と歯をくいしばらせることが多い

・大人たちが誠実に一人ひとり希望を持ってきちんと生きていることを、子どもたちに見せてあげることが大切だ。これが命のリレーだ

・人間の疾病を部品の故障と考えたデカルト

・自ら地域に出て地域で学ぶところから始まった→信頼関係

・西洋文化が入ってこなかったかつての日本では、自然と人間は対立するものではなく、自然と人間は一体であった。人間と病気の関係も対立するものではなく、共存する関係であった時代がある。

・祭→治癒

・西洋流の、個の自立の大切さを信じてきたが、個の自立を獲得しようとする自分の中に、無用の競争や差別意識を生んできた

・死ぬことはそんなに怖いことではないということを次の世代へ伝える

・死んだ人にムチ打ってはいけないという日本的寛容さ

・人間は原子力を使うまでにその人間性を深めただろうか

・障害のある人たちは上手に書こうといった邪心がないから、いい作品をつくることができる

・ひとついいことがあると、人間はいいほうへいいほうへと解釈してくれる

・医療=技術、奉仕、祈り

・医療は機械化、近代化するなかで、ホスピタリティを忘れかけている
葬式宗教になってしまった仏教も、生きている人に対するあたたかなおもてなしの心を忘れかけている

・たまご

・今日は死ぬのにとてもよい日だ

・臓器移植
臓器に価値が生まれ、値がつき、貧しいものから富めるものへ一方的に譲渡されないことを切に願う。せめて生き死にのところはお金のあるなしや、権力や身分に左右されることなく、公平性が保たれていてほしい
ホモサピエンスの上品さが問われている
「巧みに生きる」のではなく、よく考え、よく生き、よく死ぬとき、不器用だが手ごたえのある生が見えてくる

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2014年01月10日

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ネタバレ

現在、諏訪中央病院名誉院長である著者は、25才の時にこの病院へ内科医としてきた。その頃、病院の経営状態は累積赤字が4億円でつぶれかけていたそうだ。それに、全国で二番目に脳卒中が多く、特に茅野市は長野17市の中で一番多い。その病院を建て直すと共に、市民の健康状態も良くした人である。まず、地域に呼びかけ、薬で治すというだけではない医療もあることや、意識改革をしながら自分たちの生活をもう一回見直していくことで、健康を回復していく医療もあることを理解してもらった。その後、減少していた患者の数が多くなり、日本有数の長寿地域でありながら、医療費が低い病院といわれるようになったのだ。今あるデイサービスの先駆けとなったのも、この病院だという。他にも、在宅ホスピスケアや緩和ケア病棟など、患者のための病院作りに力を入れている。24時間体制で診てくれる病院であり、ターミナルステージ患者の心のケアも考えてくれる病院である。地域一体となって大きくした病院は、今後増えてくれるといいけれど・・・。この本には、あらゆるケースの患者さんの経過を語りながら、病院のあり方、医者、看護士のあり方を再確認している。

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2013年05月21日

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人生のターミナルステージをどのように生きるのか。医療界の明るい未来を期待したい。当たり前の事が当たり前に出来る喜び。実話だけに心に響く話しばかり。死は誰にでも平等に訪れる。生き様と死に様のどちらも自分らしくしたいと思った。

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2012年07月10日

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ベストセラーになり、流行語にもなったから、その先入観で読まずにいて損しました。
もっと早く読めばよかった。もったいない。
全ての医療従事者が読むべき本。

「がんばらない」って、タイトルだけど、実は、脱力した生き方を薦める本なんかじゃなくって、逆に、筆者はめちゃくちゃがんばっているし、この本に出てくる人はもれなく頑張っている。

患者さんだって、ひたすらに自分らしい生き方、病気との付き合い方、自分らしい最期のあり方を模索しがんばっている。

もう、これ以上がんばりようがないほどがんばって生きている人に対しては、周りはこれ以上「がんばれ」とも「がんばろう」とも声をかける必要はなくて、「それ以上がんばらなくても、そのままでいいんだよ」って、そういうメッセージ。

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2011年06月28日

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この本を読んで、医療の向かうべき姿を知る。
医療とは、心と心の通うものなのだ。
テクニックと自然科学が重視される現代の医学では、
それを忘れてはいないだろうか。

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2010年10月12日

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病気と闘うときも、死を受け入れる時も、魂に寄り添ってくれるような医療を実践している。医療の仕事は、「生」を支えるだけでなく、「死」も支える必要があることを知った。医療の在り方について考えさせられた。
「命は長さではなく、輝きなのだ」ということが印象的だった。

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2010年07月17日

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「がんばらない」。この言葉を見ると、あぁ、この本は努力しないで適当に生きることを書いた本なんだろうと思われる方もいるのではないと思います。でも僕は自分でも障害をもって生きてきたので、とりおりかけられる「頑張れ」という言葉ほど残酷なものはないと思っていました。「頑張って」みんなと同じことであることが本当にいいことなのだろうか? なぜ、自分らしくしてはいけないんだろうか、、と。むろん、努力して生きることは素晴らしいし、称賛もされてしかるべきでしょう。でも、逆に自分らしく生きられない社会はなんなのさと、偏屈な僕はそう思ってしまうのです。この本は、「がんばらない」という言葉には深い意味があることが分かる作品です。諏訪中央病院で院長として、長年緩和ケアや地域医療に携わってきた著者が医療現場での死の出会いを通してつながれる命の輪の物語が書かれています。死ほど、個人的なことはにないでしょう。命の一大イベントであるからこそ、本当に自分らしくあるべきであること、「がんばらない」で毎日を過ごすことの必要があるのです。しかし、日本の医療は技術こそ高度化するものの、高齢化で被医療人口が増せば増すほど、効率性の名の元にはかけ離れた医療というのが行われるのではないかという危惧ぬぐえません。死や老後というのが怖いといわれても仕方がないでしょう。実際に医療現場の生の声も書かれている本著を読むと、真に大事なことはなんなのかを痛切に考えさせられます。それぞれの物語は泣けるし、この不合理になる日本の医療や社会に対して何かをしていきたいと強く感じました。医者でも、医療関係者でなくてもできることはきっとあるはずです。それを自分なりにも強く考えたいと決意した一冊でした。

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2011年08月29日

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ゆるいスローライフの話かなと思ったら、全然違いました。もう最終期に入ったがん患者や、命が尽きてしまいそうになっている人の話でした。そしてそれを支える病院の院長さんがとってもいい感じでした。医者はつい頑張れ頑張れと言いがちですが、頑張らないという言葉に気持ちが楽になることもあるのだなと思いました。

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2024年06月06日

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学生運動を経験した諏訪中央病院の医者による、病院にきた経緯や患者の最期の話

弱い人、困っている人をやさしく診てあげる医者になるべく、現代医療の問題に果敢に取り組まれてきた様子、そういった医療を受けることができた患者達の様子に感動して涙を流してしまった。

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2024年01月26日

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ネタバレ

在宅ケアなど作者の功績は認めたいのだけど、ときどき登場する人々に唐突感があって「これは誰だ?」とページを戻すことがたまにありました。これは作家専業じゃないから仕方がないことです。
ご両親が実は養父母だったことは作者は最期までしらされなかったそうです。養父と言い争うぐらい死に向き合える家族になれたことは幸せなことであり、尊重しあい最期を迎えられたのはよかったのではないかと思いました。
キレイな話が多く盛ってる?って表現もあり、自分の中で疑いが少し残ります。実際はもう少し過酷なんじゃないかと思います。もう少し心がピュアなときに次回作を読み進めたいと思いました。

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2021年08月14日

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「今日生きねば明日生きられぬ」という言葉想いて 激しきジグザグにいる」(道浦母都子)
現代は,医療が本来持っていた「技術」と「奉仕」と「祈り」の三位一体を忘れ去ったというが,それはすっぽり教育にもあてはまる。自分も子どもやその保護者,地域との接点がどんどん小さくなっていた。でも,この本を読んでいたら,大きな元気をもらった。「いのち」の重みを感じ,自分の悩みのちっぽけさを恥ずかしく思う。

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2019年01月05日

Posted by ブクログ

諏訪中央病院の院長であった筆者の医療とは?
という考えを様々な医療従事の経験から語った作品。
筆者の人柄がにじみ出るような文体は非常に優しく、
タイトル通り頑張らずに読めます。

終末医療に関するシーンが多く、ガン患者がどうすれば
安らかに人生を終えられるのか?
患者は頑張らずに、周りが希望に合わせて支えてあげればよい
という環境(ホスピス)を諏訪中央病院で作り出した話が終始展開されます。

しかしながら諏訪中央病院は筆者の意向を組み、
大変素晴らしい環境なのかもしれませんが、
実際に従事するスタッフは非常に大変なのだろうと思うのですが、
どうなんでしょう。やはり使命感で頑張るしかないのでしょうか。。。

筆者が作り出したような環境が理想でしょうが、
日本中で同じことをやるのは大変難しいと思いました。

高齢化社会になってどのような医療が適切なのかというのを
問いかける作品になっていると思います。

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2015年10月26日

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ネタバレ

医療管関係者だけでなく、病気になる可能性があり、必ず死を迎える、皆さんに読んで頂きたい。
今まで、向き合って来た数々の患者さんやその家族のストーリが書かれています。
中には、読んでいるこちらまでその温もりが届きます。


 ・予防からリハビリまでの一貫した医療
 ・地域に密着した手作りの医療
 ・救急医療から高度医療
長野県、諏訪中央病院はこの3つのスローガンを掲げている。

その横にはもう1つのメッセージがある。
患者さんの権利だ。
 ・人格を尊重される権利
 ・平等な医療を受ける権利
 ・最前の医療を受ける権利
 ・知る権利
 ・プライバシーの権利
 ・自己決定の権利

そして4つの理念
 ・その人らしく生きることを支援する
 ・対象者と家族を尊重する
 ・自立 自律への援助をおこなう
 ・最後まで共に歩む


諏訪中央病院の院長、鎌田 實さんが考える医療体制だ。
21世紀、日本の医療は想像以上に進歩をとげた。
しかし、21世紀の医学は何かを置き忘れてきてしまったのではないか。
死は永遠には回避できない。
病気の部分だけを治すのではなく、魂に寄り添った医療、を大切にしている。

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2014年10月17日

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諏訪中央病院の鎌田實院長のエッセイ。

病院での日頃の活動、今の病院運営にたどり着いた訳、
日本の病院の緩和ケアを中心とした残念な現状など
鎌田院長の思いが書かれている。

興味深いのが、若かったころの鎌田院長自身の事にも言及している事。
でも、若い頃から志を持っていたので今があるんですね。

様々なエピソードが書かれていて、内容によっては、
泣きそうにもなってしまいました(苦笑)

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2012年07月25日

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ネタバレ

ひとつの事実の裏に、たくさんの似ている事実が実在する 今日生きねば明日生きられぬ いっぱい泣くと、人間は不思議に元気が出るものだ ものや金や情報よりも大切なものがあるはずだ。二十一世紀、忘れていた魂への心配りを僕たちの乾いた心に取り戻したいと思う

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2015年02月05日

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こういう病院は良いね。「告知」ということについては、考えさせられた。この病院では、本人の病状について、たとえそれが寿命あと数ヶ月、ということであっても、家族にのみではなく、本人に対しても告知をすることを基本的な考え方にしている。告知された本人は、そういうことに耐えられるのであろうか、とも思うのであるが、この本では、かえってその方が、残された月日を本人も家族も、相手を思いやりながら穏やかな気持ちで過ごせるという実例がたくさん出てくる。そうかも知れないな、と思う。

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2011年07月25日

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必要だったので購入

死は誰にでも必ず訪れる
まだ10代の私はどう生きるかでいっぱいいっぱいで、どう死ぬかまで想像力が働かない。

医療が発達した現代だからこそ、問題になっていることもたくさんある。最期までどう生きるか、ゆっくり考えていきたい。

大人になって読むとまた感じ方が違うんだろう。

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2013年08月06日

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ネタバレ

諏訪中央病院の院長のエッセイ。彼の価値観が好きな人は高評価、そうでない人はそれなりの評価になるでしょう。

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2013年04月04日

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医者である鎌田さんが自分の母親が亡くなる直前に「人工呼吸器につなげば、もう1週間ぐらいがんばれるかもしれない。だけど、母さんの気管の中にチューブを入れて、人工呼吸器につなぐのは、僕は息子としてしのびない。そういう手だてもあるけれども、しないほうがいいと思う」と父親に話したところ、一秒でも長く生きられる方法があるのに、どうして息子のおまえがしないんだと、真っ赤になって父親から怒られたとのこと。
この経験を通じて鎌田さんはこう考えたそうです。
「人間の命のあり方を決める場面に直面した時、ぼくはぼくなりに母を大切にした思いのうえでの判断だった。父は父で、自分の女房に対する愛情の表現だったのだろう。立場が違うと、思いも考え方も違うということ知った。でも、違うという前提があっていいように思う。答えは一つではないのではないか、ということを学んだ。」
この本は、亡くなる話ばかりで電車の中で読んでいても、まぶたに涙がたまってしまって大いに困ったが、こんなことも書かれていてとても考えさせられた。
医療の仕事は、「生」を支えると同時に、「死」をどのように支えるかということも問われているように思えてならない。
books152

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2012年08月14日

Posted by ブクログ

とても感動した。
涙がポロポロでてくる。

日本で初めてホスピスを作った、看取りの看護の根元を作った方のお話し。患者の意志を第一に考えてくれて、自分が最期をどう迎えたいか。それを最後までしっかり温かくサポートしてくれる先生。そんな先生に出逢えた患者は幸せなのかもしれない。

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2011年09月24日

Posted by ブクログ

長野県の諏訪中央病院の院長のエッセイ。
こんなに患者思いの病院って働く人は大変だろうなと思った。
でも、見習うところはたくさんあり、今までの自分の態度を反省した。
私も癌になったら諏訪中央病院にお世話になりたいな。

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2011年09月21日

Posted by ブクログ

病気になる人の数だけその患者様の家族はいるし、何よりその数だけドラマがある。

あたりまえにしない、当事者意識。

そういった方を相手にしているドクターと仕事ができるのです。

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2011年06月04日

Posted by ブクログ

読み終えるまで根気がいた。このモヤモヤはなんだろうな〜。学生の頃に読んでたら素直に素敵な本と思えてたと思う。

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2011年05月08日

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