鎌田實のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
23年前に書かれた「がんばらない」から四半世紀たってから書かれた本である。
「シン」の狭義の意味は「新」「深」「心」という意味が込められているが、広義には「真」「浸」「慎」「呷」「神」「信」――という意味も込められている。
超高齢社会の日本で山積する難問を前にして、その打開策としての新たな生き方の提案である。
医療や介護の世界に限らず、さまざまな職種の方々との会話で触発された著者が書いた本である。
内容
第1章 シン・生き方論
第2章 シン・仕事論
第3章 シン・逆張り的生き方
第4章 シン・常識突破法
第5章 シン・がんばらない
でした。
固くなった頭をほぐすのに丁度良い本です(笑)。 -
Posted by ブクログ
ミッドライフ・クライシス
著:鎌田 實
一説では、80%の人が中年期にミッドライフ・クライシスに陥ると言われている。ミッドライフ・クライシスは、簡単に言えば中年期に訪れる心理的危機である。
ミッドライフ・クライシスの恐ろしいところは、人生に躓いた人だけでなく、一見順風満帆の人生を歩んでいるようにみえる人でも陥る可能性が高いことである。
ミッドライフ・クライシスはなぜ起きるのか。直面した時どうしたらいいのか。そして苦しさを少しでも減らすためにできることを、ミッドライフ・クライシスの経験者の立場から、医師としての立場から以下の7章により説明している。
①ミッドライフ・クライシスに陥る人の共通点とは?
②自分の居場所を再定義する
③自分の限界が見えた時から、本当の仕事が始まる
④人間関係の欠落とどう向き合うか
⑤身体の下り坂と上手につきあうために
⑥それでも希望はやってくる
⑦しんどい気分が消える言葉、明日の自分に向き合う言葉
症状も対処方法も大きく変わるミッドライフ・クライシス。
気持ちの問題だとさらっと片付けられそうなものの、ロジカルに第三者に伝わりづらい現代病の一つでもある。
心技体のバランスの崩れや、人生の踊り場に差し掛かった時に安堵や諦めや焦燥感等いろいろな感情が複合的に絡まり、自覚症状あるなしに関わらず、多くの人が経験する。
トンネルの抜け方は人それぞれではあるものの、自分の居場所を再設定したり、行動変容を受け入れたり、その場をプラスと捉え、成長のきっかけとして活用したりと、対処方法が異なる。
心技体の崩れが起因するミッドライフ・クライシス。
自分と向き合い、受け入れ、自分と対話しながら、心技体を整えることで抜け道は必ず見つかる。
目的をどこに置くのか、ゴールをどこに設定するのか、それに向かってやるべきことを備え、自分を新たに高め、向かう中で払拭されることも期待できる。 表示を縮小 -
Posted by ブクログ
主題となる「壁」は様々な社会基盤となる制度・暮らし方に直結している。際立っての課題は、人口減少による「壁」で、将来の年金制度を含めた社会保障制度の危機、労働生産性の減少など日本経済の中核を揺るがす。人口減少に対して「介護保険」が老齢者対象だとすれば「子供保険」新生児から義務教育を終えるまでの支援があってこそ対等な社会制度になる。その「壁」の阻害要因とは、前例がない、社会組織に不合理で、そして何事に対しても責任者不在であるが故に「壁」が崩壊し、新たな改革へと進まないのが日本の現状だ。「慎重に協議」「現状維持」そして「先延ばし」が慣例となる日本社会の「壁」は大きな格差を生むばかりではなく、世界から取り残される孤立社会へと落ち込んでいる。今こそ政治家による断固たる政策の実現に向けて動くときであり、日本の「超高齢化、少子化対策」は大きな直近の危機となり崩壊にもつながる、と思う。
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Posted by ブクログ
我が道を行くタイプのお二人の会話、納得のいくものばかりでした。
「はじめに」にかえて
健康幻想から自由になろう 鎌田 實
プロローグ
「長生きの呪縛」から解き放たれた者勝ち!
第1章 「壁」なんて壊した者勝ち!
第2章 医師のいいなりにならない者勝ち!
第3章 「ボケの壁」を超えた者勝ち!
第4章 老衰上等!「老い方、死に方」を自分で決めた者勝ち!
第5章 結局、人生は面白く生きた者勝ち!
「おわり」にかえて
自己決定と共同決定 和田 秀樹
所謂、いままでの世間の常識を無視して、愉快に楽しく人生を全うするのか。
信じる信じないはあなたの勝手です。
肉を食べ、高齢者セックスを大事にしながら、定期検診も受けず、「孤独死」と呼ぶな、「自立死」なんだ。
「嫌われる度胸」を生き方の根幹に据え、品よく、賢く、おもしろく――「命ぎれい」な老人になりたいものです(笑)。
でも最後の「自己決定」と「共同決定」ですが、まぁ医者のいうことにも一理あると感じたら、謙虚に「共同決定」も視野に入れながら・・・ -
Posted by ブクログ
(2017/12/15)
大竹まことのゴールデンラジオにしばしば登場する鎌田さんの本を読んでみた。
弱者を大切にすべく、精力的に活動している。
それは素晴らしいと思う。
この本では、学歴、地位、年収、それらだけが人間の値打ちになってしまった世の中に、
そうではないだろう!と実例をあげている。
その通りだと思う。
「はたらく」ではないが、周りを楽に、楽しくすることができれば、
それは立派な人間の値打ちだ。
人の役に立つ。
手を貸すでもいい、感動を与えるでもいい、笑わせるでも、泣かせるでも、
なにかしら役に立てば価値はあるのだ。
気になったのは、麻生大臣の「90歳で老後が心配?いつまで生きる、さっさと死ぬ」や
石原のぶてるの「胃ろうはエイリアンの様」
という発言を否定的に言っているところ。
確かに政治家の発言として不用意ではあるが、
正直私はこの発言は賛成の立場だ。自分が老人に近づこうとして居ることを承知で。
これは持論だけど、国民に余裕があって、いくらでも延命のためにお金が使えるなら、
どんどんやればいいと思う。
現実は子育て世代に負担が集中し、子どもが産めないどころか結婚さえできない。
老人の命と若い命が引き換えになっているのだ。
「生命の維持」という意味だけで「生きる」ことを絶対視するのはおかしいと私は考える。
人の役に立って初めて生きるのだ。それであれば堂々と生きればいい。
周りの人に影響を与え、周りの人と一緒に生きるのであれば、それは大いに肯定する。
どこのだれかもわからない若い世代に頼って、寄りかかって生きるのは、
違うのではないか、と思うだけだ。
まあそれがこの本の趣旨ではないのだけれど。
第1章 人間の「値段」と「価値」について
―広がる格差のなかで生きなければならない現代。人間の「値段」にも格差があるかもしれない。だが、人間の「価値」はそれとは違う次元にある。
(人間の値打ちは一定ではない お金も大切だけどほかにも大切なモノがある ほか)
第2章 「働くこと」「愛すること」と「生きる価値」
―自分の存在価値を見失ったとき、「働くこと」「愛すること」のふたつが生きる意味を教えてくれる。
(「働くこと」「愛すること」が人間の価値を決める 電通の何が問題か ほか)
第3章 困難なときに現れる人間の「値打ち」
―厳しい状況に陥ったからといって「もうダメだ」と絶望してはいけない。そこから這い上がるときに「人間の値打ち」が出てくる。
(「再び立ち上がる勇気」の奮い立たせ方 コンテナに住んでいても値打ちのある生き方をする ほか)
第4章 人間の「価値」ってなんだろう
―人間は内に善も悪も秘めた存在。そんな人間の、「価値」とは何かを考えた。それぞれの「多様性」を認める「寛容」さだ。
(ノーベル賞作家が語った「人間らしさ」 悪魔と天使が共存するイキモノ、人間 ほか)
第5章 自分の「価値」を決められるのは人間だけ
―人間の「価値」は変わるからおもしろい。固定観念から離れて、自分で自分の「価値」を見つけよう。
(「服従」は人間の値打ちを下げる「部屋のなかに象がいるぞ」と言う勇気 ほか)
◎人間の値打ちを決める7つの「知恵=カタマリ」
その1・空気に流されない生き方
その2・人生を楽しむ力
その3・愛と死
その4・破壊力
その5・稼ぐ力
その6・別解力
その7・孤独を怖がらない力 -
Posted by ブクログ
自分は大きなリレーの中にいることを忘れない。そのことが人のために。という気持ちに繋がる。
人のいいところを見つける。
恩送り、pay it forward 、優しさの連鎖。
人間の本質は助け合い。今は迷惑をかけない生き方が強調され過ぎている。
自分の幸せは自分で決める。
いつでも死ねるなら、死ぬのは最後にする。
相手の身になる練習
1.挨拶は自分からする。
2.伝わるように伝える。
3.相手の話は最後まで聞く。
4.言葉以外のメッセージも読み取る。
5.相手の気持ちを一旦受け止める。
つまり、相手の言葉を繰り返すだけでよい。
6.相手が喜ぶことを想像する。
7.親切にされたら必ずありがとう。と言う。
8.相手を価値ある人として接する。
9.自分の気持ちをよく知る。
怒りがこみあげたら、6秒数えて深呼吸する。
10.優しい言葉を持つ。
11.読書で視野を広げる。
12.席を譲った時の感情を味わう。
13.得意なことから始める。
14.1%でいい、誰かのために生きる。
数々の事例が載っていて、様々な角度から考えることができる。
少しずつ相手の身になる練習を重ねて、習慣化して自分のものにする。
装丁もシンプルで良い。