あらすじ
格差社会の中で、自分には生きる価値がないと思わされている人たちが増えている。上司からパワハラをされ、うつ病や自殺に追い込まれる若者もいる。そして、一部の勝ち組だけが、大きな顔をしている。本書は、諏訪中央病院での地域医療や東日本大震災の被災地支援、ベラルーシやイラクにおける国際支援を通じて、長年、限界状況に置かれた人々の病苦にむきあってきた鎌田医師が、混迷の時代に、ますます見えにくくなってきた「人間」を、根底から問い直した一冊である。――著者が提示する、人間の値打ちを決める七つの「カタマリ」とは何か? 【目次】はじめに――「値打ち」ってなんだろう/第一章 人間の「値段」と「価値」について/第二章 「働くこと」「愛すること」と「生きる価値」/第三章 困難なときに現れる人間の「値打ち」/第四章 人間の「価値」ってなんだろう/第五章 自分の「価値」を決められるのは人間だけ/おわりに――生きている限り、手遅れはない/参考文献
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Posted by ブクログ
お金では買えない価値がある。それが人間なんだ。
帯に書かれていた言葉だ。
地位や名誉やお金といったステータスがないとしても、内面を磨き続けていきたい。
見えないところ、数字に表れないところ、見返りがないところでどれだけ人のため、自分のために尽くせるか。
うまくいかないときにどれだけそこに対して誠実になれるか。
そこに人としての本当の価値があると思った。
Posted by ブクログ
別解力「和して同ぜず」
孤独を怖がらない力「心の中に鬼を棲まわせる」
これだけでも私は人間として価値があるんだ、と思わせてもらえた。最後の数ページだけでも何度も読み直しておきたい。
Posted by ブクログ
資本主義と言うと儲かればいいと言う捉え方をされがちだが、企業のトップがするしか頭にないと言うのでは、値打ちのあるリーダーとは言えない 佐光は夢なき者に理想なし 理想なき者に計画なし 計画なき者に実行なし 実行なき者に成功なし 故に夢なき者に成功なしと言う吉田松陰の言葉を社員の説いているそうだが、そんな佐光1自身が夢を持ち続けてきた人である 自分で選んだという事実が大事
Posted by ブクログ
地域医療と終末期医療という道を極めたお医者さん、鎌田先生の「人間の価値」ってなんだろう、という考察。個人的には「人間の価値を決めるモノサシはひとつじゃない」が心づけられる。いろんな社会(組織)に入ってみる冒険も、いろんなことを考え続けることも、総和として人間の価値を高めてるんじゃないかなって。
ついでにいうと、社会を個人が変えようという動きは無駄じゃないし、別解力を持った人間は強いだろう。「正」解なんて社会にない、圧倒的に支持されてしまった考えとかイデオロギーとかがあるだけで「正しい」ことであるとは限らないんだから。