鎌田實のレビュー一覧

  • がんばらない

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    「今日生きねば明日生きられぬ」という言葉想いて 激しきジグザグにいる」(道浦母都子)
    現代は,医療が本来持っていた「技術」と「奉仕」と「祈り」の三位一体を忘れ去ったというが,それはすっぽり教育にもあてはまる。自分も子どもやその保護者,地域との接点がどんどん小さくなっていた。でも,この本を読んでいたら,大きな元気をもらった。「いのち」の重みを感じ,自分の悩みのちっぽけさを恥ずかしく思う。

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    2019年01月05日
  • 本当の自分に出会う旅

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    最初、ガンの女性が出てきて、鎌田先生が出会った患者さんたちの闘病記かと思ったら、予想は裏切られた。
    鎌田先生が主催するバリアフリーのハワイ旅行を主軸とした、旅と人生について書かれた本と言うべきか…。
    この前に読んだ本が、ある意味暗い気持ちになるものだったから、ここに登場した方々のエピソード、そこに寄せられた鎌田先生の言葉にホッと救われる思いも感じた。

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    2018年06月10日
  • 人間の値打ち

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    ネタバレ

    資本主義と言うと儲かればいいと言う捉え方をされがちだが、企業のトップがするしか頭にないと言うのでは、値打ちのあるリーダーとは言えない 佐光は夢なき者に理想なし 理想なき者に計画なし 計画なき者に実行なし 実行なき者に成功なし 故に夢なき者に成功なしと言う吉田松陰の言葉を社員の説いているそうだが、そんな佐光1自身が夢を持ち続けてきた人である 自分で選んだという事実が大事

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    2017年12月31日
  • 人間の値打ち

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    地域医療と終末期医療という道を極めたお医者さん、鎌田先生の「人間の価値」ってなんだろう、という考察。個人的には「人間の価値を決めるモノサシはひとつじゃない」が心づけられる。いろんな社会(組織)に入ってみる冒険も、いろんなことを考え続けることも、総和として人間の価値を高めてるんじゃないかなって。
    ついでにいうと、社会を個人が変えようという動きは無駄じゃないし、別解力を持った人間は強いだろう。「正」解なんて社会にない、圧倒的に支持されてしまった考えとかイデオロギーとかがあるだけで「正しい」ことであるとは限らないんだから。

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    2017年12月12日
  • 人間の値打ち

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    タイトルに惹かれた本。様々な価値観から生きづらくなっている世の中に一考させられる。特にアリとキリギリスのくだりは今まで当たり前だと思っていた価値観を崩された。もう少しゆっくりした世界にならないかな。

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    2017年12月05日
  • 未来を生きる きみたちへ 「二分の一成人式」で伝えたい いのちの話

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    1/2成人式の指導前に読んだ。人間は弱い生き物だから、支え合える人になろうというのが個人的には最も心に残った。

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    2017年02月04日
  • 「イスラム国」よ

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    現役の医師にして多数のベストセラーの著書を持つ鎌田實氏が、「イスラム国」について綴った作品。
    鎌田医師は、2004年にNPO・日本イラク医療支援ネットワークを立ち上げ、イラク戦争後の現地医療支援を行うために、頻繁にイラク・ヨルダンを訪れてきた。そして、自ら現地の人々と接してきた経験を踏まえて、「イスラム国」の問題にどのように対処するべきかを熱く語っている。
    よって、本書ではイスラム国が台頭した歴史的背景やイスラム国の組織の実態などについてそれほど多く語られていないが、そうした具体的な情報を超えた、「イスラム国」及び「イスラム国的なモノ」についての問題と対処方法が述べられているように思う。
    以下

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    2016年01月11日
  • がんばらない

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    諏訪中央病院の院長であった筆者の医療とは?
    という考えを様々な医療従事の経験から語った作品。
    筆者の人柄がにじみ出るような文体は非常に優しく、
    タイトル通り頑張らずに読めます。

    終末医療に関するシーンが多く、ガン患者がどうすれば
    安らかに人生を終えられるのか?
    患者は頑張らずに、周りが希望に合わせて支えてあげればよい
    という環境(ホスピス)を諏訪中央病院で作り出した話が終始展開されます。

    しかしながら諏訪中央病院は筆者の意向を組み、
    大変素晴らしい環境なのかもしれませんが、
    実際に従事するスタッフは非常に大変なのだろうと思うのですが、
    どうなんでしょう。やはり使命感で

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    2015年10月26日
  • 「イスラム国」よ

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    1991年より医療支援を行ってきた医師から見たイスラム国。著者は東京医科歯科大学医学部卒の医師。
    過酷な現場にいる人だから。
    地元の内情がよく分かってると思う。
    単純に尊敬するわ。

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    2015年08月23日
  • こわせない壁はない 人生が新しくなる33の心得

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    ネタバレ

    自分をしばっているいるのは、自分自身の心だ。そのことに気づいたら、生きるのが楽しくなっていく 世界は頭のなかだけにあるのではない。やってみなければ、わからないことってたくさんあるのだ そうした負の出来事も、新しい自分を生み出すターニング・ポイントになるのだ。そう考えることができれば、人生の困難や失敗も無駄ではない 夢は語ったときから成長し始める 菊池省三「菊池先生のことばシャワーの奇跡」:荒れた教室の子どもたちが、1年間で見事に変わっていく

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    2015年08月13日
  • こわせない壁はない 人生が新しくなる33の心得

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    人のために尽くすこと、
    相手の立場に立つことは、
    それ以上に自分の生き方に
    役立つんだと感じた。
    子供の頃に読んだ伝記に
    再会したような気分。

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    2015年06月15日
  • 「イスラム国」よ

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    ネタバレ

    諏訪中央病院名誉院長の鎌田實さんが、「イスラム国」の姿(誕生の経緯)と非軍事支援について、優しく語りかけてくれる一冊。

    あの事件を受けて、どうしても訴えたいことが、鎌田さんにはあったということがわかります。

    今までも、中東への医療支援を続けてきた、現場のリアルな声。

    イスラム教と「イスラム国」は違う!という、シンプルな話。

    この本の印税もNPO法人を通じて、役立たせたいという思いも、共感が持てました。

    ぜひ、日本人ならは、今年の前半に一度は読んでおいて損はない本です。

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    2015年05月12日
  • 「イスラム国」よ

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    “「イスラム国」よ”と呼びかけるタイトルを一目見て、なぜか深い愛を感じた。
    どうしてテロリスト集団に愛をもって呼びかけることができるのか、疑問だった。

    読めば、わかる。

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    2015年04月22日
  • がんばらない

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    ネタバレ

    医療管関係者だけでなく、病気になる可能性があり、必ず死を迎える、皆さんに読んで頂きたい。
    今まで、向き合って来た数々の患者さんやその家族のストーリが書かれています。
    中には、読んでいるこちらまでその温もりが届きます。


     ・予防からリハビリまでの一貫した医療
     ・地域に密着した手作りの医療
     ・救急医療から高度医療
    長野県、諏訪中央病院はこの3つのスローガンを掲げている。

    その横にはもう1つのメッセージがある。
    患者さんの権利だ。
     ・人格を尊重される権利
     ・平等な医療を受ける権利
     ・最前の医療を受ける権利
     ・知る権利
     ・プライバシーの権利
     ・自己決定の権利

    そして4つの理念

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    2014年10月17日
  • 本当の自分に出会う旅

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    鎌田先生の本で、時々みかけて気になっていたのを、安くなっているのを機に購入。
    最初の詩がよい。
    のんびりとした、自分の旅に出たくなる。
    自分をみつめ、元気になり、自信をつけ、人生を豊かにしてくれる旅に。

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    2014年06月01日
  • 空気なんか、読まない

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    周囲の反対を押し切り子どもがお弁当を作る日を決めて実行した先生、荒れた学校で命の授業を始めたがんの養護教諭と教頭先生、末期がんの父が子供たちに思い出を残そうとディズニーランドに行く話など。やると決めたら、やる人々。

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    2014年03月15日
  • こわせない壁はない 人生が新しくなる33の心得

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    ドクターの鎌田先生の本
    医療を通して出逢った人々が、普通なら到底壊せない人生の壁をひょうひょうと、或る時は命をかけて壊していく様子を優しい言葉で語りかけています。
    ハウツー本ではなく、(あ~私もそうありたい)と思える話との出会いがありますよ。

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    2013年12月20日
  • がんばらない

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    諏訪中央病院の鎌田實院長のエッセイ。

    病院での日頃の活動、今の病院運営にたどり着いた訳、
    日本の病院の緩和ケアを中心とした残念な現状など
    鎌田院長の思いが書かれている。

    興味深いのが、若かったころの鎌田院長自身の事にも言及している事。
    でも、若い頃から志を持っていたので今があるんですね。

    様々なエピソードが書かれていて、内容によっては、
    泣きそうにもなってしまいました(苦笑)

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    2012年07月25日
  • がんばらない

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    ネタバレ

    ひとつの事実の裏に、たくさんの似ている事実が実在する 今日生きねば明日生きられぬ いっぱい泣くと、人間は不思議に元気が出るものだ ものや金や情報よりも大切なものがあるはずだ。二十一世紀、忘れていた魂への心配りを僕たちの乾いた心に取り戻したいと思う

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    2015年02月05日
  • 希望 命のメッセージ

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    写真が多く掲載されいて、東日本大震災の残した傷跡を伝え、でも負けずに希望を持っていきたいと、静かに語りかけてきます。

    日本はまだまだ困難の中にあるけれども、何度でも立ち上がって、希望を持って、あたたかくてやさしい国、日本を取り戻したいと訴えています。

    ところどころ添えられているエピソードに涙がこぼれそうになります。


    「奇跡を疑わない」
    南三陸町の、津波で倒壊してしまった小学校。そこで、鼓笛隊の練習をするので、楽器を探しに来たと言う二人の女の子。鎌田氏は瓦礫の中では見つけることは無理だと思った。でもしばらくすると「やった! あった!」との歓声。
    奇跡を疑ってはいけないのだ、という鎌田氏の

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    2011年10月29日