あらすじ
水泳のインストラクターが、つらい肺がん治療の励みに医師と交わした約束。ダウン症の青年のハワイ初体験。金婚式をハワイで挙げるため、病と闘った仲良し夫婦。チェルノブイリで知ったおもてなしの心――。旅が作り出す軌跡のような瞬間がここにある。日本各地はもちろん、世界中を飛び回る著者が旅で出会った人々。あたたかい涙ととびきりの笑顔のエピソード満載のヒューマン・エッセイ。
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Posted by ブクログ
最初、ガンの女性が出てきて、鎌田先生が出会った患者さんたちの闘病記かと思ったら、予想は裏切られた。
鎌田先生が主催するバリアフリーのハワイ旅行を主軸とした、旅と人生について書かれた本と言うべきか…。
この前に読んだ本が、ある意味暗い気持ちになるものだったから、ここに登場した方々のエピソード、そこに寄せられた鎌田先生の言葉にホッと救われる思いも感じた。
Posted by ブクログ
鎌田先生の本で、時々みかけて気になっていたのを、安くなっているのを機に購入。
最初の詩がよい。
のんびりとした、自分の旅に出たくなる。
自分をみつめ、元気になり、自信をつけ、人生を豊かにしてくれる旅に。
Posted by ブクログ
障がいがあっても、病気に冒されていても、目標を持ってやりたいことをやる、そういう人たちの手助けもされているんですね、鎌田先生。筋ジスで20歳くらいの命と言われて、50歳でイルカと泳いだ人、ふたりとも何度かのガンを乗り越えて、ハワイで金婚式をあげた夫婦。知らないところへ行って、きれいな風景を見る、食べたことのないものを食べる、やったことのないことをやる。すべて免疫力アップにつながり、ガンが小さくなった人や、高齢で要介護5だった人が3にまで回復されたとか、まさに病は気から。「人生にとって大事なことは命の長さではなくて、生きていることを喜べることだ。」ずしんと心に響きました。