【感想・ネタバレ】がんばらないけどあきらめないのレビュー

あらすじ

結婚したばかりで卵巣がんになった女性。状態が悪化した時、山登りが好きな妻のために、夫が用意した“希望”。教師が、脳出血で右完全麻痺となった。療養2年で退職を迫られた時の驚きの発想の転換。筋緊張性筋萎縮症の陶芸家が、肉体の不自由を超えて作品を生み出す思い。幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せになる生き方。絶望のなかでも、自分を大切にして信じる心。幸せを呼ぶエッセイ集。

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Posted by ブクログ

幸せってなんだろうという本。医療の現場の話だけど、オペの話とかないから読み易い(エッセイだから当たり前か)
「幸せは勝ちと負けのあいだにある」というのが一番印象に残った。

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2014年12月20日

Posted by ブクログ

幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せ。
鎌田實先生の暖かくて、楽天的な語り草は読んでいるうちに優しい気持ちになってくる。
忘れていた心に戻ったような春の日差しのような暖かさ。

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2013年10月26日

Posted by ブクログ

・辛いときは、「自分らしさ」が一番。困難を前にして、自分らしい道はどっちかなと考える。闘いやチャレンジに進む人もあれば、ひと休みしようと思う人もいる。この違いがいい。男だから、がんばらなくちゃあと思わなくてもいい。疲れたときは男でも女でもがんばれないことがある。「男らしさ」に押しつぶされて、自らの命を絶つなんて悲しい。心が疲れたときは、がんばらなくてもいい。なにがなんでもがんばらない。

・冷笑的で攻撃的な生き方より、共感的で楽観的な生き方。それこそが、人生を楽しく豊かにし、生きやすくしてくれる。結果的に健康や長生きにもつながる。人生は楽しんでいる人の勝ち。

・笑うことは体にいい。笑うと副交感神経が刺激され、血液循環がよくなり、血圧がさがる。体を外敵から守るリンパ球が増え、その中でも、がんやウイルスをやっつける力の強いナチュラルキラー細胞が活性化する。でもつらいときには、笑うことなんてできない。そういうときは泣いたらいい。泣くことも副交感神経を刺激する。涙を流すこと自体がストレスを緩和し、命を守ってくれる。

・自分の生活を振り返ってみよう。美しい音楽を聴く時間がありますか。生き物や自然と触れ合う時間がありますか。大事なひとたちとのつながりを実感できる、いい時間がありますか。もしも答えがNOなら、今日から行動してみよう。少なくとも一日一回、あなたはあなたの心をあたためてください。そして、ときどき、自分ではない、ほかの人の心も、あったかくしてあげてください。

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2017年04月08日

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