麻耶雄嵩のレビュー一覧

  • だから捨ててと言ったのに

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    【だから捨ててと言ったのに】

    同じテーマの1行目「だから捨ててと言ったのに」を基に25のショートショートが織りなされる。現代小説、SF、時代小説、斜め上のものまで、6ページの中なら何でもありなアンソロジーでした!楽しかった〜♪

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    2026年09月29日
  • 隻眼の少女

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    ネタバレ

    現実離れしすぎてて、普通。
    最後の方は読むのがしんどかった。
    どんでん返し系なのにもう一回は読めない系かな。
    結末を知ってしまうも、読む心境が180度変わりすぎて辛い。

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    2026年09月25日
  • 螢

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    ネタバレ

    一度読んだことがあったような気がしつつも、最後まで読み進めてしまった。

    まず、あまりにも長崎の名前が出てこないために、何かしらあるのでは?あれ、どこかで殺されていたか?と思ってしまう。これは勝手に諫早目線だと思って読んでいたので余計に勘繰ってしまった。
    松浦については、そもそも設定で女子大生だということを明示してある以上、むしろ他の登場人物たちに男だと誤認させていたことに気付かなかった。
    総じて主語というか、今この瞬間に誰がその場にいるのかが曖昧なまま進んでいくところがミソだった。

    ただ、猟奇殺人のあった場所に泊まることで、再びその館の生み出すメロディが、また人を狂わせていくところに、不思議な後味を残すのであった。

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    2026年09月20日
  • 螢

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    豪奢な館。雨。閉じ込めた数人。そして死体。
    舞台は整いました。

    オカルトサークルの大学生がOBの保有する、実際に殺人が起こった館へと合宿に赴く。他方、1年前にサークルメンバーは猟奇的な殺人の被害者となった。
    死が立ち込める陰鬱な始まり。死体と即席探偵とワトソン君の共演。

    実は最初の仕掛けは予想通りでした。ただそこで終わらないのが麻耶先生。二重三重トラップを仕掛けられすっかり驚いてしまいました。そしてラストシーン。あぁ…と呻いてしまう物語の余韻がいつまでも残る印象的な終わり方です。
    少し古い小説ですし人気があるので読んだ方も多いと思いますが、未読の方はぜひ。

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    2026年09月13日
  • 最後の一行 black

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    【収録作品】
    「プカプカ島」 市塔承
    「邪魔者」 歌野晶午
    「雷鳴と稲妻」 麻耶雄嵩
    「そして世界がひっくり返る」 東川篤哉

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    2026年09月08日
  • 隻眼の少女

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    二転三転する展開。兎に角普通に事が進まないというか、常道からずらしてくるミステリ。

    探偵側メインの2人が素性がしれないので、何かありそう、と読者としても色々疑いながらの読書。その分登場人物のキャラは立っているし、真相に至るまで読み応えもあった。

    ただ警察の無能ぶりが凄いのと、トリックに無理も感じたのがモヤモヤでした。

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    2026年09月06日
  • 神様ゲーム

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    ネタバレ

    児童に向けて作られた作品とは思えない内容。
    怖いワ。
    話は不穏な感じでずっと続いて、数々の悲惨な事件が起こる。。。
    いやこんなん子供に読ませられへんで。

    ラストは分からない。なんでだ。
    お願いだから説明してくれ!
    かみさまー!!
    こんなにモヤる小説は初めてだ。

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    2026年09月06日
  • さよなら神様

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    麻耶雄嵩さんの『さよなら神様』。

    【あらすじ】
    『神様ゲーム』に続く「神様シリーズ」の第2作であり、第15回本格ミステリ大賞を受賞した作品。物語は「犯人は〇〇だよ」神様と名乗る鈴木太郎の一言から始まる。必要以上に情報を与えたり事件へ介入したりすることなく、久遠小探偵団たちが鈴木の告げた犯人が本当に犯人なのかを確かめるため、アリバイ崩しや事件の検証に挑んでいく。全6編からなる短編集。

    【感想】
    前作とは異なり、犯人が最初から提示されるという異色の設定。しかし、神様である鈴木はそれ以上の情報をほとんど与えないのも気まぐれの表れなのかと感じられる。構成は、久遠小探偵団達が事実であるかどうかアリバイ崩しを打ってでるといったサスペンス調となっている。

    どの事件もアリバイや犯行の構造が奇をてらった斬新な内容で、真相のすべてが明確に説明されず、読み手に解釈を委ねる部分もある。
    それでも、犯人については神様が下した判断として揺るぎないからこそ、真相に釈然としない部分が残ったとしても、「結局、犯人は誰なのか」というもどかしさに振り回されることなく読み進めることができた。

    そして中盤、事件だけではない「ある秘密」が明かされることで、物語は単なるアリバイ崩しのサスペンスから、登場人物たちの関係性や心情の変化へと広がっていく。
    終盤にかけての展開には賛否が分かれると思うが、次に何が明かされるのか分からない先の読めなさがあり、最後まで飽きることなく読み進められたと感じられた。

    最後に、タイトルの意味も明らかになるのだが、神様と対になる存在として「悪魔」という言葉が置かれ、神様が必ずしも善なる存在ではないと考えるならば、主人公が選んだ行動もまた、自らの意思だけではなく、何かに心を支配された結果だったのではないか。
    そう考えると、人間の考えは恐ろしく単純明快では言い表せない世界観を作り出したのは明快だなと感じた。

    前作でやや物足りなさを感じた登場人物同士の関係性や犯行の意図も読み取ることができ、予想を裏切る結末も含め、麻耶雄嵩さんの世界観を味わう作品として十分な満足感があった。

    本格ミステリーとして、論理的に犯人や犯行方法を予想しながら読み進めることを目的とすると、アリバイや犯行の事実が予想を超えてくるため、展開の読めないワクワク感が好きな人に是非ともおすすめしたい。

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    2026年09月04日
  • 化石少女と七つの冒険

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    私立ペルム学園でなぜか次々と起こる殺人事件。古生物部の部長にして化石オタクの神舞まりあは妙に鋭い推理の数々を披露する。部員である桑島彰はとある事情からなんとか彼女の推理を握り潰そうと画策するが...

    化石少女シリーズ第二弾。
    前作のあの結末からどう続けるつもりなのかと思いきや、今作では彰同様に闇を抱えた新入部員、高萩双葉が加わり、歪な三角関係を維持したまま物語は進んでいく。
    最終話ではいきなりとある仕掛けが炸裂するが、それによってもたらされる結末は前作以上の衝撃度。

    明るくキャッチーな設定によって邪悪でおどろおどろしい構図を中和する、麻耶雄嵩らしい怪作。
    ライバル探偵の登場という趣向が不発気味なのはもったいなかった。

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    2026年09月04日
  • 隻眼の少女

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    ネタバレ

    しんどい割に刺さらなかったです ~
    緻密なトリックやぶっ飛んだ構成で作品としてすごいのはわかるけど、現実離れしすぎてて感情移入できない淡々と進む展開に置いてけぼりな感じでした好き嫌い分かれると思いますが自分にはちょっと合わなかったです

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    2026年09月01日
  • 7人の名探偵

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    7人の作家たちは

    ライバルであり
    旧友であり…
    仲間なんですね

    自分の好きなミステリーの形が何なのか
    はっきりわかった 
    と言う意味で読んで良かった



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    2026年08月25日
  • メルカトルかく語りき

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    数学的かつ論理的な結論はまさしく本格のソレだが、カタルシスは与えないという奇妙な感覚を味わう。
    これがドMに刺さるというものか。

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    2026年08月23日
  • 神様ゲーム

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    ネタバレ

    自称神様の発言、天罰があって(当然半信半疑という感じだったが)それについて、どうしてそうなるのかを推理するような構造かも。
    最終的な真相の根拠が「神様の言ったことだから正しい」という感じで、何か証拠があって予想を裏切るわけではないので、納得感が薄い。神様の発言、性格にも一貫性がないというかツッコミどころがありそうで、(最後まで偽物という線を残したかったのかもしれないが)ずっとモヤモヤ感があった

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    2026年08月21日
  • 鴉

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    結末に明かされる叙述トリックはおぉとなり予想もしてなかった展開で面白いと思う。
    ただ、序盤から中盤にかけては少し冗長に感じた。雰囲気作りとも言えないけれども。

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    2026年08月19日
  • 最後の一行 black

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    ネタバレ

    4名の作家による短編集。

    「プカプカ島」
    欲深さは身を滅ぼす。
    船員と先住民それぞれの目線で楽しめる。言葉の通じ合わない両者が、少しずつお互いに分かり合う喜びを、擬似体験出来るが、その分ラストの絶望感がエグい。

    「邪魔者」
    同意の上なら恋愛は自由。
    犯人はあの人。という主人公の思考を読者にも誘導してくるが、ラストでタイトル回収した時に納得させられる。

    「雷鳴と稲妻」
    自作自演の名探偵。
    結局何がしたかったのかは不明。

    「そして世界がひっくりかえる」
    貴族気取りのイタイ大人達。
    強引過ぎる種あかしで、飽きてしまった。

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    2026年07月25日
  • さよなら神様

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    前作のような衝撃はなかったが、面白い。
    神様と称する鈴木くんが、犯人は○○だよ。から始まる連作短編集である。
    最後は何とも言えない感じがしてうーむというほかにないです。


    1行目から真犯人の名前をズバリ公開!?
    極北を行く麻耶ミステリーの最高傑作

    「犯人は〇〇だよ」。
    クラスメイトの鈴木太郎の情報は絶対に正しい。
    やつは神様なのだから。

    神様の残酷なご託宣を覆すべく、久遠小探偵団は事件の調査に乗り出すが……。

    衝撃的な展開と後味の悪さでミステリー界を震撼させ、
    本格ミステリ大賞に輝いた超話題作。
    他の追随を許さぬ超絶推理の頂点がここに!

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    2026年07月19日
  • 化石少女

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    良家の子女たちが通う由緒正しき私立ペルム学園で何故か次々と起こる殺人事件。廃部の危機に晒されている古生物部の部長にして化石オタクの神舞まりあは、彼女を目の敵にする生徒会の面々が怪しいと決めつけて、牽強付会の推理の数々を披露する。まりあの幼なじみにして唯一の部員である桑島彰は、彼女の突拍子もない問題だらけの推理が表沙汰になるのをなんとか防ごうとするが...

    願望ありきで真偽不明のこじつけ推理が繰り広げられる楽しい連作短編集。
    表面的にはコミカルな作品ではあるが、微妙な緊張感を孕んだまま物語が進んでいき、最終的に平穏な学園生活が瓦解するかと思われたその時、共依存に近い奇跡的な均衡を得て幕を閉じる。
    作者お得意の名探偵論やワトソン論からこういう作品が出来てしまうのが面白いところ。
    ここから更に続編があるようで楽しみ。

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    2026年07月14日
  • さよなら神様

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    最初に犯人の名前が告げられるユニークな推理小説。アリバイを崩すために捜査する探偵団。物語が進むにつれて意外な事実が明らかになり、展開も大きく動いていきます。最後がよく分からなかったので何回か読み返しました。

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    2026年07月12日
  • 最後の一行 black

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    ネタバレ

    「最後の一行 white」よりもこちらの方が最後の一行のインパクトが強かった。


    ◆市塔承「プカプカ塔」
    伝染病を治す特効薬として、鳥の卵を求めにとある島に辿り着いた3人の男。

    島には先住民がいて、捉えられてしまったが、先住民の話す言葉がオノマトペで構築されているのは、新逸だった。全くわからない言葉ではないから、考えたら分かりそうなもどかしさがあった。

    結局、完璧に意思疎通はできず、最終的には自分たちの行いのせいで目的は達成できず、言葉の意味を取り違えたせいでバッドエンドになったが、「なるほどそういうことか!」とページを戻ってしまった。

    ネタバレしない範囲で、知ってても問題ない単語
    ・エーン、オンオン、キャッキャ、オンギャア:人の名前。その人が生まれて最初に発した言葉がそのままその人の名前になる
    ・ヨボヨボ:その島の長老を指す。
    ・モジャモジャ:島に来た3人の男たちの総称。もじゃもじゃ髭を生やしているから。
    ・チュンチュンパァ:朝
    ・ザブンヒラヒラ:地上に咲く青い花。幻覚作用がある。
    ・シュタッ:立て
    ・ピーチク:ピーチクと鳴く鳥
    ・コケコッコ:多分鶏
    ・キュルルーグ:今回モジャモジャが探していた鳥
    ・テクテク:歩く
    ・コロコロコロン:卵
    ・モグモグ:食べる
    ・ズババグサッ:ぶっ刺さっている
    ・ポックリ:死ぬ
    ・ザブンザブン:海
    ・プカプカ:???
    ・ザブンノソノソ:???

    ◆歌野晶午「邪魔者」
    オチがある程度予測できてしまったが、それであっても引き付けられた。

    スパンっ物語が終わるのも良い。

    その後の展開が気になるけど、一番驚いたタイミングで終わったので、余韻がすごい。

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    2026年07月11日
  • 最後の一行 black

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    やはり歌野晶午氏が1番の推しだった。娘の彼氏が母親を殺したのかどうか音信不通の彼氏への疑惑が深まりそして真相を知った時の衝撃。歌野晶午氏のカラクリはどの作品も好み。

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    2026年07月08日