麻耶雄嵩のレビュー一覧

  • 貴族探偵

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    短編集なのでわりとあっさり気味
    「こうもり」は読み返しちゃったね!

    ただ麻耶雄嵩はやっぱりあんまり合わないかもなぁ

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    2024年10月23日
  • 夏と冬の奏鳴曲  新装改訂版

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    友人の勧めで閲読
    『不思議』の一言につく
    頭にハテナが常にいた

    でも終わり方が気になるのでシリーズも読んでみようかと

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    2024年10月19日
  • 化石少女

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    本格ミステリの極北を進む麻耶さんの青春?ミステリ。この作品のミソは犯人が予め用意されている状況下における推理の見せ方と解決方法によるのではないだろうか。著者の作品には似た内容の「神様シリーズ」があるがライトな雰囲気と、それとは逆に有り得ない高校生活の二律背反が読む者の心を揺さぶる。この人のやり口が分かっているのならば読んでいてなるほどね、と腑に落ちることが多いのでラストのやり口もいつも通り。続編があるのでどうなっているのか期待したいが。

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    2024年10月06日
  • 螢

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    何かところどころ違和感あるんだよなあ。
    まあでもこれは単に作風が私の好みじゃないだけかも?と思いながら読み続けた。
    そして物語終盤「あっ、なるほどそっちね!」と理解した。
    違和感の正体が分かってスッキリ。
    館モノのクローズドサークルは何冊か読んでいるけど、この騙され方は新しい。

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    2024年10月02日
  • 貴族探偵対女探偵

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    連作短編です。
    4番目の「幣もとりあへず」5回ほど読んで、ようやく、「えっ!そういうことっ!これってありなのっ‼️」と、叫びました。
    人物描写にもちょくちょく引っ掛かりが…。

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    2024年09月14日
  • 新装版 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件

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    ネタバレ

    よくわからなかった。

    著者のデビュー作で
    メルカトル鮎はシリーズ化されてるのに最後の事件?

    名探偵がふたりも出てるのに
    どんどん殺人は続き
    登場人物はさほど多くないのに
    なんも解決出来ず最後はあっけなく。

    男性が90歳のおばあちゃんに簡単に殺されるの?
    首切りって力いるやろ。

    人が死ねばいいってもんじゃないやろ!
    とぶつぶつ言いながら読み終えたのであった。

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    2024年08月20日
  • 夏と冬の奏鳴曲  新装改訂版

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    メルカトル鮎シリーズ第2弾で本作の帯と何よりクローズドサークル作品ということで魅力を感じ、挑戦しましたが読み終わった後もかなり困惑しております。
    初見では理解が難しく考察サイトが必須で解説を確認していきます。

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    2024年08月08日
  • メルカトルかく語りき

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    メルカトルの絶妙な「神経を逆撫でする」語り口に、
    イライラニヤニヤさせられちゃう。

    え?犯人は?犯人って?え?えーっ?!
    ってなるお話が印象に残った。

    初心者お断り。
    メルカトル鮎シリーズファン向け。

    そんなカンジ

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    2024年06月18日
  • 鴉

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    1998年度本格ミステリ・ベスト10の第1位。
    伏線を探そうと注意深く読みましたが、トリックはほとんど分かりませんでした。
    独特な世界観でした。
    最後は、怒涛のどんでん返しでした。

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    2024年06月18日
  • 隻眼の少女

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    【2024年98冊目】
    自殺をするために村を訪れた静馬は、そこで一人の少女と出会う。白い水干に赤い袴を纏った少女はみかげと言う名の探偵なのだという。二人が出会った翌日、村で神様に等しいとされるスガルの候補とされていた少女の首なし死体が見つかり、静馬はみかげと共に殺人事件の調査を行うことになるが…。

    ちょっと冗長でした〜。テンポが合わなかったとも言えます。こっちの説明は長いのに、ここはそんなあっさり?!みたいな部分も多かった。最初に登場人物や家系図表もありましたが、それを見つつでも登場人物の関係性が複雑で、第二章入ってからはお手上げでした。

    あとは結構つっこみ所も多かった気がします。辻褄を合

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    2024年04月25日
  • さよなら神様

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    ネタバレ

    【2024年89冊目】
    「犯人は――だよ」同じクラスの鈴木は、自称神様を名乗っている。確かに鈴木のおかげで事故が未然に防がれたこともあり、その美貌はクラスメイトを惹き付け、名実ともに神様と煽てられている。俺こと桑町淳は彼のことを神様だとは思っていない、けれど事件が起こる度に彼に問うてしまうのだ。犯人は誰か――と。「神様ゲーム」の続編、連作短編集。

    前作で衝撃を受けたので、これは続編を読まねば!と思って読みましたが、終わりは前回とは違った意味での「えええ?」が出ました。最後まで油断出来なさすぎ。

    ジャンルはミステリーですが、はっきりと解決する方が稀で、ずっとモヤモヤしつつ読み進めていましたが

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    2024年04月18日
  • 新装版 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件

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    ネタバレ

    難しかった!
    最初メルカトル鮎最後の事件というサブタイトルとあらすじから掛け離れたスタートに戸惑いつつ、なかなかこれといった推理が組み立てられないまますすみ何人もころされ、やっとメルカトル鮎登場!でまた何人もころされつつ、なるほどそういうことか!となったのにまた覆され、最後にまたどんでん返し。
    どんでん返し好きには堪らない!とは思いますが
    それ以前にしにすぎ!探偵止めろや!!!と思っちゃうこともあり……某じっちゃんの名にかけて的な古典的な探偵モノではあるのだけれど、私の好みではなかったかな?
    最後は驚きました!

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    2024年04月06日
  • メルカトルかく語りき

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    メルカトルシリーズの短編を初体験。

    なんだこれ?となりました。
    私の理解力が足りなく、言外を読み切れなかったり…こんなのありなの?となったり。
    さすが麻耶さん^^;
    でも最後まで読んでメルカトルはそういう探偵なのだと再認識しました。
    個人的にこのシリーズは長編の方が好きかなぁ…

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    2024年02月24日
  • メルカトル悪人狩り

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    ネタバレ

    メルカトルシリーズの短編集だが、かなりレベルが高い。メルカトルだから成り立つ物語ばかりで、おもしろい。逆説的な推理の「メルカトル式操作法」や、麻耶雄嵩らしい毒の効いた「水曜日と金曜日が嫌い」、椅子の配置についての論理的推理の光る「囁くもの」、意外な結末がおもしろい「メルカトル・ナイト」。久々に粒揃いの短編を読んだ。今回はどの作品でもメルカトルがまともに見えた笑

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    2024年02月16日
  • 化石少女

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    ネタバレ

    京都の名門高校で続発する怪事件の数々。
    事件に挑むのは、廃部寸前の古生物部に所属する化石オタクにして、劣等生の神舞まりあ。お供にされた1年生男子と繰り広げる事件の結末は、いったいどうなるのか?


    某ミステリ漫画主人公が通う高校並みに殺人事件が続発する名門高校を舞台にした、学園ミステリ小説です。

    古生物部という過疎部に所属するまりあは生徒会と折り合いが悪く、事件が起こると犯人は生徒会の人間であるという結末ありきで推理を進めるので、後輩男子君はいつも角が立たないよう、「その推理は間違っている」「そんなわけはない」と否定し続けます。
    作中でもまりあが指摘した犯人が捕まったり自白したりするわけでも

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    2024年01月22日
  • 隻眼の少女

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    ネタバレ

    物語の序盤で犯人は登場しているもの、そう思いながら注意深く読み進めた。二代目みかげの推理は一見もっともらしいけど、オーラを感じない。たしかに鋭いけど、読者に刺さらない。
    春夏秋父とポンポン殺されて、それはみかげの力が足りないから?そして種田と?その後別の恋愛?最後は犯人の道連れ?
    何もかも腑に落ちなさすぎる!
    これはわざとそういうふうに演出しているなと気付く。
    琴折に感情移入できる家人もいないし、犯人は誰かなんてどうでもよくなった。腑に落ちなさの答えを探して読み進める。
    答え合わせに至り、ようやく納得。振り返れば、違和感はつねに二代目みかげにまとわりついていた。そういうことだったのか。なるほど

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    2024年01月16日
  • 貴族探偵

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    短編集です。
    というか、貴族探偵は推理しないんかい。
    とツッコミを入れたくなる面白い作品です。
    探偵の正体はわかりませんが、使用人たちの活躍には驚かされました。


    信州の山荘で、鍵の掛かった密室状態の部屋から会社社長の遺体が発見された。自殺か、他殺か? 捜査に乗り出した警察の前に、突如あらわれた男がいた。その名も「貴族探偵」。警察上部への強力なコネと、執事やメイドら使用人を駆使して、数々の難事件を解決してゆく。斬新かつ精緻なトリックと強烈なキャラクターが融合した、かつてないディテクティブ・ミステリ、ここに誕生! 傑作5編を収録。

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    2024年01月01日
  • 貴族探偵

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    短編集。
    奇抜な設定なのでお気楽な読みものかと思いきや、けっこうガチな推理小説。
    もちろん探偵周辺の人物はキャラが立っていて設定もしっかりしているので、キャラものとしての面白さはちゃんとあるのだけど、推理ものとしてけっこう頭を使わないと話についていけないので、疲れてるときに読むには適さないかな。
    とくに短編「こうもり」は推理小説好きには良作かもしれないけど、人物像や名前を覚えるのが苦手な人にはかなり厳しい一編。私は人物が覚えきれなかったのでメモを取りながら読んだけど、それでも最後のオチは一読では理解できなかった。
    ライトな読者向けなのかヘビーな読者向けなのかわからない一冊。

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    2023年12月17日
  • 隻眼の少女

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    第64回日本推理作家協会賞、
    第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞
    長い本だが納得。2章立てで見事にひっくり返る。
    犯人わかるわけ無いです‥

    麻耶雄嵩は「神様ゲーム」等読んでるので
    この一筋縄ではいかない邪道(?)ミステリーに違和感は感じない
    むしろ望んでいた
    プロレスで言えば大仁田厚でしょうか?

    こんなのも許容できるミステリーというジャンルは奥深い
    腹を立てたら何も始まりません
    けど500頁は長い‥

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    2023年11月19日
  • 夏と冬の奏鳴曲  新装改訂版

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    ネタバレ

    ものすごく読みづらかった。
    結局、和音ってなんなの?とか何で神聖視されてるのとか作内では明確な答えなし。
    キュビズムとかもよくわからないし。

    終盤になると実はとうりが二人いるという衝撃の事実が明らかになるが、私は全然気づかなかった。
    メルカトル鮎の二作目と聞いていたが、全然登場せず、ラスト数ページでやっと出てきたのはあんぐりだ。

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    2023年11月08日