麻耶雄嵩のレビュー一覧

  • メルカトル悪人狩り

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    メルカトルシリーズの短編集だが、かなりレベルが高い。メルカトルだから成り立つ物語ばかりで、おもしろい。逆説的な推理の「メルカトル式操作法」や、麻耶雄嵩らしい毒の効いた「水曜日と金曜日が嫌い」、椅子の配置についての論理的推理の光る「囁くもの」、意外な結末がおもしろい「メルカトル・ナイト」。久々に粒揃いの短編を読んだ。今回はどの作品でもメルカトルがまともに見えた笑

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    2024年02月16日
  • 化石少女

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    京都の名門高校で続発する怪事件の数々。
    事件に挑むのは、廃部寸前の古生物部に所属する化石オタクにして、劣等生の神舞まりあ。お供にされた1年生男子と繰り広げる事件の結末は、いったいどうなるのか?


    某ミステリ漫画主人公が通う高校並みに殺人事件が続発する名門高校を舞台にした、学園ミステリ小説です。

    古生物部という過疎部に所属するまりあは生徒会と折り合いが悪く、事件が起こると犯人は生徒会の人間であるという結末ありきで推理を進めるので、後輩男子君はいつも角が立たないよう、「その推理は間違っている」「そんなわけはない」と否定し続けます。
    作中でもまりあが指摘した犯人が捕まったり自白したりするわけでも

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    2024年01月22日
  • 隻眼の少女

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    物語の序盤で犯人は登場しているもの、そう思いながら注意深く読み進めた。二代目みかげの推理は一見もっともらしいけど、オーラを感じない。たしかに鋭いけど、読者に刺さらない。
    春夏秋父とポンポン殺されて、それはみかげの力が足りないから?そして種田と?その後別の恋愛?最後は犯人の道連れ?
    何もかも腑に落ちなさすぎる!
    これはわざとそういうふうに演出しているなと気付く。
    琴折に感情移入できる家人もいないし、犯人は誰かなんてどうでもよくなった。腑に落ちなさの答えを探して読み進める。
    答え合わせに至り、ようやく納得。振り返れば、違和感はつねに二代目みかげにまとわりついていた。そういうことだったのか。なるほど

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    2024年01月16日
  • 貴族探偵

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    短編集です。
    というか、貴族探偵は推理しないんかい。
    とツッコミを入れたくなる面白い作品です。
    探偵の正体はわかりませんが、使用人たちの活躍には驚かされました。


    信州の山荘で、鍵の掛かった密室状態の部屋から会社社長の遺体が発見された。自殺か、他殺か? 捜査に乗り出した警察の前に、突如あらわれた男がいた。その名も「貴族探偵」。警察上部への強力なコネと、執事やメイドら使用人を駆使して、数々の難事件を解決してゆく。斬新かつ精緻なトリックと強烈なキャラクターが融合した、かつてないディテクティブ・ミステリ、ここに誕生! 傑作5編を収録。

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    2024年01月01日
  • 貴族探偵

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    短編集。
    奇抜な設定なのでお気楽な読みものかと思いきや、けっこうガチな推理小説。
    もちろん探偵周辺の人物はキャラが立っていて設定もしっかりしているので、キャラものとしての面白さはちゃんとあるのだけど、推理ものとしてけっこう頭を使わないと話についていけないので、疲れてるときに読むには適さないかな。
    とくに短編「こうもり」は推理小説好きには良作かもしれないけど、人物像や名前を覚えるのが苦手な人にはかなり厳しい一編。私は人物が覚えきれなかったのでメモを取りながら読んだけど、それでも最後のオチは一読では理解できなかった。
    ライトな読者向けなのかヘビーな読者向けなのかわからない一冊。

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    2023年12月17日
  • 隻眼の少女

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    第64回日本推理作家協会賞、
    第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞
    長い本だが納得。2章立てで見事にひっくり返る。
    犯人わかるわけ無いです‥

    麻耶雄嵩は「神様ゲーム」等読んでるので
    この一筋縄ではいかない邪道(?)ミステリーに違和感は感じない
    むしろ望んでいた
    プロレスで言えば大仁田厚でしょうか?

    こんなのも許容できるミステリーというジャンルは奥深い
    腹を立てたら何も始まりません
    けど500頁は長い‥

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    2023年11月19日
  • 夏と冬の奏鳴曲  新装改訂版

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    ものすごく読みづらかった。
    結局、和音ってなんなの?とか何で神聖視されてるのとか作内では明確な答えなし。
    キュビズムとかもよくわからないし。

    終盤になると実はとうりが二人いるという衝撃の事実が明らかになるが、私は全然気づかなかった。
    メルカトル鮎の二作目と聞いていたが、全然登場せず、ラスト数ページでやっと出てきたのはあんぐりだ。

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    2023年11月08日
  • 貴族探偵

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    貴族探偵が、執事やメイドや運転手を駆使して、事件を解決する。そんなお話でした。
    思ってたのと少し違う所が面白かったです。
    でもしっかりと本格ミステリィでしたよ。

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    2023年10月17日
  • 夏と冬の奏鳴曲  新装改訂版

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    20年前に何があったのか...
    20年ぶりに集まった男女を襲う惨劇。
    雪による密室、首を斬られた死体。
    巻き込まれてしまった記者見習と女子高生...のはずが...

    「いったい何なのだ...
    いったい何なのだ...」

    本当にこれでした!
    読めば読むほど謎が深まるのに、解決されたのは事件のみ。
    知りたい謎は多過ぎるけれど、考える、想像する、理解するということなのでしょうか。

    そして、最後の三ページでこの本がシリーズだったことを思い出しました。

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    2023年10月13日
  • 鴉

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    どこか異国の地に迷い込んだようなそんな気持ちで読んだ。トリックも大胆ながら世界観が唯一無二な感じがした。

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    2023年10月10日
  • あぶない叔父さん(新潮文庫)

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    真相がわからないままモヤモヤと終わります。
    神様ゲーム系?

    叔父さんが殺したんじゃないの?誰も突っ込まないの?
    終始一貫して「おじさんったら、おっちょこちょいなんだから!もう、可愛い!」みたいな甥の態度も不気味。

    退屈せず読めたので星4か迷いましたが、真相が分からず仕舞いでモヤモヤしているのに加えて、甥の三角関係の行方が消化不良だったこともあり、3にしました。

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    2023年09月24日
  • さよなら神様

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    大筋は面白いのだが、小学生設定は無理がありすぎるのと、人が簡単に死にすぎて入り込めなかった。短編それぞれ期間を空けて読んだらまた違った印象になったかもしれない。

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    2023年09月19日
  • 螢

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    館、クローズドサークル、過去に連続殺人。
    そそられる文言が続きます。
    中村某を思い起こさせる館でした。
    面白く読めました。

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    2023年08月30日
  • 隻眼の少女

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    ある村で連続首切り殺人事件が起こり探偵のみかげと助手見習いの静馬が解決する、話かと思ってた。2部制で構成されてて、この人犯人なんちゃう?とか予想はしてたけどこの犯人は予想外だった、動機も衝撃だった。とんでもないな。

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    2023年08月06日
  • 貴族探偵 1

    購入済み

    ヒロインが一人で空回りしているような感じがして、空回りを楽しむコメディマンガなのかな?って思ってしまいました。

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    2023年07月08日
  • 新装版 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件

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    麻耶雄嵩の書籍ということで少し警戒して読み始めた。それにしても殺人が起こるまでが早すぎる、探偵が事件を止める気がない、など普通とはやはり違う。
    メルカトル鮎の話は未読だったのだが、まさか殺されるとは。。。なるほど、最後の事件ってことね。
    前半は読みづらいが、後半の怒涛の展開はお見事。どんでん返し続き、荒唐無稽なトリックなど凄味があった。

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    2023年07月02日
  • 貴族探偵対女探偵

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    愛香が、"貴族探偵が犯人だ"と指名し、"やれやれ、真犯人を教えてやってくれ"、と執事やメイドの推理で真相がわかるという流れが3回くらい続き、1回目は面白かったが3回は、さすがにくどいなと思った。
    最後の最後に、"今回、愛香に探偵依頼したのは自分であり、この島に着いた段階で君は私の所有物だった訳だ。毎回、私の所有物が推理を果たしている。私は根っからの貴族探偵だろう?"という感じで、してやったり、な良い終わり方だった。
    結局、貴族探偵の本名も素性も謎のまま2作目が終わったが、もう少しバラして欲しかったな〜

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    2023年06月27日
  • 鴉

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    またメルカトル鮎がメチャクチャ言ってる話かよ。
    ブラフの推理の方が説得力あるの、笑っちゃう。

    運営システムとして機能する神とか、それゆえ個性を剥ぎ取られた人間とかのテーマは結構おもしろく読めた。閉塞感のある村って独特の魅力がある。

    大オチであろう叙述の云々が意味不明なのに何故これほど惹きつけられるのか。すごいな。謎の大群カラスなんだったんだよマジで。

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    2023年06月21日
  • 螢

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    蛍が止まらないのセリフがとても気になり、読み進めました。ちゃんと納得のいく理由があってとても満足しました。
    ただ、個人的には少し読みにくい作品でした。
    クローズドサークルのミステリーでした。


    内容(「BOOK」データベースより)
    梅雨。大学のオカルトスポット探検サークルの六人は、京都府の山間部に佇む黒いレンガ屋敷「ファイアフライ館」へ、今年も肝試しに向かっていた。そこは十年前、作曲家でヴァイオリニストの加賀蛍司が演奏家六人を惨殺した現場だった。事件発生と同じ七月十五日から始まる四日間のサークル合宿。昨年とちがうのは半年前、女子メンバーの一人が、未逮捕の殺人鬼“ジョニー”に無残にも殺され、そ

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    2023年06月11日
  • 貴族探偵

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    なるほど、貴族探偵とは、紅茶を嗜むばかり。どの執事やメイドをどの探索/推理に当てるか采配するくらいはするが、後はさあ、推理してくれ、と丸投げ。安楽椅子探偵すぎる。謎の強い圧力で、よくある、電話越しに上司に口利きをし、現場の刑事を従える様は笑った。女性にはキザな台詞を吐いたり、執事の経緯から語る推理披露に、そんなことはいいから早く犯人の名前を言ってしまえ、とあっさり名前から披露されたり、おかしな人間で面白い。

    ドラマ化では相葉くんが演じたらしいが、イメージが違うんじゃ??

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    2023年06月08日