麻耶雄嵩のレビュー一覧
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ネタバレ仕掛けが面白かった!
千鶴が女性だと知ってるのは語り手だけなんだろうな、というのは他のメンバーが何も気にせず体に触れたりしてるからそうなのかなという予感があり。
長崎が途中から影薄すぎていないものみたいな扱いになってるからたぶん犯人なんだろうと思ってたけどまさか最初から語り手が諫早じゃなく長崎だったとは全く気付かず。やられた~という感じ。それを知った上で頭から読み返したら「体脂肪率は怖くて知らない。」という台詞も確かに自分で言うことはあってもあまり他人には使わないなぁなど色々気付きがあって面白い。
あと登場人物のイニシャルの文字が千鶴以外全て苗字と名前で一緒なのは最初に気付いたので、これがど -
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ネタバレ目次
・遠くで瑠璃鳥(るりちょう)の啼(な)く声が聞こえる
・化粧した男の冒険
・小人閑居為不善(しょうじんかんきょしてふぜんをなす)
・水難
・ノスタルジア
・彷徨(さまよ)える美袋
・シベリア急行西へ
初めて読みましたが、多分シリーズの途中作です。
キャラクターがすでに出来上がっている。
でも、今一つ彼らを好きになれないのは、なんでだろう。
語り手は売れない作家の美袋三条。
行く先々で事件に巻き込まれるが、自らそれを解決する能力はなく、渋々学生時代からの腐れ縁であるところの探偵・メルカトル鮎を頼ることになる。
探偵であるメルカトル・鮎がいったいどんな手段で生計を立てているのかは知らな -
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ネタバレ前作からオールドスタイルな女探偵、高徳愛香が加わり、貴族探偵に対するツッコミ役を担っている為、前作よりコメディ色が強めな印象でした。
前半3遍は可もなく不可も無くな感じ。愛香の推理が貴族探偵を犯人とするという縛りを設けていたとしても、ツッコミ所満載のガバガバ推理なことを除けば。
4編目の「弊もとりあへず」は前作の「こうもり」を彷彿とさせる作品。 叙述トリックと逆叙述トリックが合わさり、読者、登場人物、実際に発生した事件、3つの認識すべてにズレが生じて物凄くややこしくなっていて、面白かった。ただ、初めて逆叙述トリックというものを味わった「こうもり」のインパクトを超えられなかったのも事実。
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Posted by ブクログ
ネタバレ仕掛けられてるトリックに感心する。
普通の叙述トリックではなく逆になってる。
トリックが明かされると倒叙ミステリーの様になる。自分でも何を言ってるか分からんけど。
読んでいる分にはややこしくないけど、読み終わるとややこしい。
読後に色々語りたくなる。その意味では今敏のパーフェクトブルーみたいな。
最序盤から語り手を長崎に固定してしまってた事が悔やまれる。
語り手が曖昧なのが不満で、最初の数十ページを何度も読んで長崎で落ち着いてしまった。
あわよくば終盤の風呂場のシーンで驚愕できたかもしれないのに。
ベットに横になり優しく囁きかけるシーンの違和感が半端ないので多分無理だったけど。
タカタカタ -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作「神様ゲーム」では片鱗が見えるくらいだった鈴木くんの邪悪さが、連作短編という形をとったことでより鮮明になる。「神様」であるがゆえの反論のできなさ、人間に対する無味乾燥さが作品全体を意地悪く飾っていて、不快指数がかなり高い。
同じ導入を繰り返すため、自然と思考実験的な側面も強くなってくる。特に因果論・決定論にさらっと踏み込む「バレンタイン昔語り」は秀逸。テッド・チャンを筆頭にSFではよく扱われるテーマではあるが、ミステリという舞台で展開されると味わいが違う。小説全体に対する「どうしてこんな短期間に殺人が連続するんだ?」というイチャモンに対してもそれは神様が託宣をしたからだよ、と答えられてし -
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ネタバレ途中でキュビズムの説明がされたことで「なら世界が丸ごとキュビズムになってるってこと!?それなら雪の密室も館の構造も異常気象も桐璃が和音に似てることも説明できるし!」と思い至り、バラバラだった出来事に1本の線が通ったかのように思え久しぶりにミステリ小説を読みながら光明が見えた思いはしたものの、「でもこれミステリ小説だし流石にそういうオチにはならないよね(それだともうSFじゃん)、なにかのミスディレクションなのかな」と一度推理を捨てた。しかし、その後も一向にそれ以外の可能性を示唆する情報が出てこず、えーと思っていたらマジでそのまま突っ走っていき、え、謎解きパートは???
確かに名探偵による解説