麻耶雄嵩のレビュー一覧

  • 鴉

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    実に麻耶雄嵩らしい一作。
    探偵小説家が固有名詞を伏せたら基本的に叙述トリックを疑うことにしているので、やはりといったところではあった。
    ただ、それを明かすのにくどい説明がないのがとても良い、やっぱりどんでん返しは数行でスマートに決まるとかっこいい。

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    2017年03月19日
  • 名探偵 木更津悠也

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    『翼ある闇』から辿り着きました。
    主人公・木更津さんの名探偵たろうとする姿勢が潔くて本当に格好いい。「禁区」が特に好きです。
    いつかシリーズ続編が読んでみたいなぁ。

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    2016年07月02日
  • 鴉

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    ネタバレ

    十数年ぶりの再読。初読時(取り分け死んだと思われた橘花が珂允の許に現れた箇所。495頁)に感じた世界がぐらつくような感覚こそ薄れはしたものの、今度はその構成の強かさに感嘆させられる。〈人格が変わると顔まで変化する〉というのはミステリ的にはかなりアウトな気がするのだが、それでも『夏と冬の奏鳴曲』と並ぶ麻耶雄嵩の二大傑作である点は揺らがないと自分は思っている。

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    2016年03月19日
  • メルカトルと美袋のための殺人

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    メルカトルの名推理に拍手
    「メルカトルかく語りき」を読み、メルカトルにすっかり魅了され、本書を購入。こちらは割合普通の殺人事件の短編集のようだと思いきや、やはり一味も二味も違う。1話目が特に印象的。短編でこれほど感情を揺さぶられるとは。恐るべし麻耶雄嵩。

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    2015年私的ベスト1(短編)
    「遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる」

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    2016年01月03日
  • あいにくの雨で

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    ちょうど私のニーズに応えたような内容で、とても満足できました。
    青春モノだけど青春過ぎず、ミステリだけど複雑でないものが読みたかったので、今の気分にピッタリでした。

    トリックはあって無いようなものですが、ハラハラ感やドキドキ感は充分味わえました。また、後味は悪めですが、あまり酷すぎる・絶望的過ぎる感もなくあっさりとまとまっていて良かったです。
    オチは若干、「麻耶先生のいつものパターン」といった風で新鮮味に欠けますが、言い換えれば「安定の麻耶節」という感じで安心感のようなものも感じられます。人に勧めるのにも調度良さそうなので、買って良かったです。

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    2015年07月26日
  • メルカトルと美袋のための殺人

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    ネタバレ

    初っぱなの短編から飛ばしすぎ。後の短編の期待度が上がりすぎてしまった。それでも面白かったけど。
    「遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる」がベスト1。麻耶雄嵩の短編集は1つ飛び抜けて面白い短編があるものばかりな気がする。
    メルカトルと美袋の関係も面白い。

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    2014年11月18日
  • 名探偵 木更津悠也

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    既存の名探偵と助手の枠組みを完全にぶち破る木更津と香月の素敵な関係性がとにかくいい。
    香月の驚異的な頭脳もさることながら、探偵としての美学や最後のカウンターで単なる傀儡ではないことを示した木更津の描き方がまた上手い。あくまでこの作品は「名探偵 木更津悠也」であるのだなぁ、と再認識しました。
    「禁区」の着眼点には脱帽。

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    2017年05月20日
  • 新装版 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件

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    このミステリーは、どんでん返しだな!と思いきや、さらにどんでん返しされてしまい、誰が犯人か、登場人物の真の正体は何か…最後の最後まで騙されつづけましたσ^_^; 新進気鋭なミステリー小説です(o^^o)

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    2013年07月05日
  • 新装版 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件

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    『メルカトルと美袋のための殺人』の講談社→集英社に比べ加筆修正は少ない。というか無い。メルのステッキの種類が変わってたくらいか。でも麻耶のあとがきがあるってだけで買ってよかったって感じです。ほんと。

    個人的にはあらすじと帯に突っ込みを入れたい。最後の事件なのに「メルカトルの伝説はここから始まった」って、…ねえ。あらすじは木更津の木の字も出ないのが気の毒でしょうがない。旧版のあらすじでは「二人の名探偵が火花を散らす」と書いてあったのに…。

    ところで『ポン』って何なんですか…?

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    2013年03月10日
  • 新装版 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件

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    単行本初版で持ってるし読んだけど、改訂版というので購入。
    私は自分と同じ年齢の彼とこの本が世に出た当時、這い蹲ってひれ伏した。
    難解とか、余計な薀蓄が、とかぐだぐだ言う評論家には、
    「お前の勉強が足りんのだ、勉強して出直して来い。この人は日本ミステリ界の救世主じゃ。文章力なんてこれからついてくるんじゃ!」と思った。
    今でもそう思っている。

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    2012年10月14日
  • 新装版 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件

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    ネタバレ

    メルカトル鮎シリーズ

    探偵・木更津とともに今鏡家にやってきた香月実朝。脅迫状を送られた伊都。依頼人である伊都の首無しの遺体。足を切り取られ甲冑の足をつけられた遺体。密室で見つかった有馬の遺体も首がなくオレンジの種がふりまかれていた。翌日殺害された畝傍の遺体も首を切られていたが発見された首は白粉で白く化粧されていた。目撃された多侍摩。木更津の推理で事件の発端となった多侍摩の遺体の調査。1月前に棺に納められたはずが切られた首。推理に失敗した木更津の山籠り。メルカトル鮎の登場。殺害された双子の加奈絵、万里絵。使用人ひさの遺体はレコードに首を載せられていた。メルカトルの首の発見。シルクハットをかぶっ

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    2012年09月29日
  • 新装版 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件

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    ネタバレ

    悪徳銘探偵(メルカトル)の伝説はここから始まる!!
    ミステリー界に物議を醸した鮮烈のデビュー作!!!

    京都近郊に建つヨーロッパの古城のような館・蒼鴉城を、
    城の主からの依頼で、名探偵・木更津悠也ともに「私」(香月実朝)が訪れた時、既に惨劇は始まっていた。
    第一部では冒頭からお約束の首なし死体の登場、しかも2対。首と身体が異なる組み合わせで。さらにそこには密室の謎が―
    翌日、さらなる殺人事件が発生、ここでも首が切断されている―。
    さらに次の日には、これまた同様に首なし死体が。背後には蘇る死者の存在が―。
    4日目、ついに名探偵は答えを導く!
    ―が、失敗に終わりなんと彼は山籠りをするのだ!

    第二

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    2012年03月09日
  • 名探偵 木更津悠也

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    「翼ある闇」の記憶があるうちに読んでおこうかと。
    香月くんは木更津にべたぼれですね(笑)
    ていうか香月くんてこんなキャラだったの・・・!
    探偵より助手のほうが実は先を行くっていうちょっと珍しい探偵助手コンビかも。助手が探偵を導くって言うか自分の理想とする探偵像を現実とすべく操ってるとしか(笑)
    ところで木更津さん考えるときにあやとりするくせはなくなったんですか。

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    2009年10月04日
  • あなたも名探偵

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    いつもミステリー小説を読んでいるときは、受け身で答えが出るのを待っているが、今回は自分が名探偵になった気分で考えながら小説を読むという体験ができて面白かった。
    アンソロジーによっては、犯人と方法が当てられた!と思っても、私の考え方では矛盾点があることまで答え合わせ部分で書かれており、さすがミステリー作家だと感じた。

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    2026年06月07日
  • 神様ゲーム

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    これは、私の読解力やら想像力やらが試されているのか…?
    ぼくらシリーズを読んでいるかのような読みやすさと冒険心で読み進めていたけど、突如現れる不気味さと最後まで居座る不可解
    「人間」には真相は難しそう
    考察で溢れかえる
    雰囲気、癖になった笑

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    2026年06月06日
  • メルカトルかく語りき

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     一章を読んで、二章を読む。あれ、少し不思議なミステリーだなと思う。三章で頭の中に「?」がつく。四章でぶっとぶ。ミステリーのミステリーたる要素をぶっ壊してる一作。面白い。

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    2026年06月01日
  • 隻眼の少女

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    最後の1ページ、すべてがひっくりかえる!とはよくある煽りだが、本作は残り50ページに気を抜くな!

    登場人物が多く犯人はいつまで経ってもわかりません。目眩ましがうまい。あれあれおかしいなといったところで、急に刮目せよ!となります。
    どんでん返しとも違う、この視点がひっくり返る感じは珍しいです。映画のように主要なシーンが流れ込む奇妙な体験ができます。
    表紙がもったいない、こんなライトな雰囲気じゃないけどミスリーディングでそれもよしか。

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    2026年05月24日
  • 新装版 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件

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    ネタバレ

    メルカトル鮎シリーズの1作目にして最後の事件ってどういうこと?って思いながら読んだけどそういうことか!首切り、密室、奇怪な城というミステリ好きが喜ぶ設定もりもりで面白い!
    最後の最後に明かされる真実もどこで気づいたんだ?ってなる感じはあるけど素晴らしい

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    2026年05月24日
  • 神様ゲーム

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    あー。
    最後の最後までもやもや。

    でもそれが気持ちいいです。

    真実が提示される。
    そこから推理するというのが面白かったです。

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    2026年05月23日
  • 神様ゲーム

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    ネタバレ

    目次を読んだ時点で面白かった
    元々子供向けということもあって非常に読みやすい(内容はともかくとして)
    結末は唐突で衝撃的だが、神様の言うことは絶対だから…受け入れるしかない
    反則的な探偵役はこの本の強烈な個性だった
    続編のさよなら神様も購入予定

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    2026年05月14日