麻耶雄嵩のレビュー一覧

  • 隻眼の少女

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    凄まじい真相でした。
    凄まじいという表現が本当にしっくりくるほど「そんな馬鹿な」という顔になって楽しかったです。
    気が付けばエレベーターに乗って移動している僅かな隙間時間も読み進めたくらいに、目が離せなかったので、構成はお見事という他ないです。

    こんな真相だったら面白いよな、と意欲的かつ勢いで生み出された世界が丁寧に言語化されて出力されているのは卓越した技巧を感じました。大変良かったです。
    何かを作るときは、そういった心持ちでありたいものです。
    初心に帰れた気がしましたので、今回の読書は大切な体験にしていきたいと思います。

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    2026年05月10日
  • 神様ゲーム

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    少年探偵団と神様の物語

    みなさんは、小説の目次を読むだろうか。私は基本的に読まない。でも、本作はまず目次を読むべき。真ん中の章を中心に、左右に線対称に同じサブタイトルが並ぶ様は、本作の異質な雰囲気をありありと感じさせてくれる。

    さて本編。少年探偵団と聞くと、何だかワクワクしてしまう。
    子供たちが秘密基地を作ったり、知恵を絞って事件に挑む様子は、好奇心をくすぐられる。
    芳雄や男子の友人たちはテレビの戦隊ヒーローに夢中で、おもちゃを欲しがったりTシャツを自慢したりする。こういうところはいかにも子供らしく、微笑ましい。

    でも、本作は麻耶雄嵩のミステリ。
    読み進めていくうちに、読者の期待通りに

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    2026年05月09日
  • 神様ゲーム

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    ネタバレ

    ヒグチユウコさん目当てで購入。


    以下ネタバレ

    最後、何で??????
    状況だけ考えたら、共犯者はどう考えても父親な訳で。
    なのに何で母親が????

    でも、作中に《天誅=本人の死》とは、一言も書いない。ミチルちゃんが直接の断罪死だったから、勝手に読者がそう思い込んでるだけで、決して《本人の死》が天誅であるとは、神様は明言してないのよね。

    芳雄は大柄な父親に似ていないこと。
    両親の本当の子ではないこと。
    芳雄が母親にしか事実確認をしなかったこと。
    母親の動揺。
    この4点から、芳雄は母親の不貞による托卵では?はと仮定。

    すると、英樹殺しの犯人である父親ではなく、妻に代理で罰を下すことで、

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    2026年04月26日
  • 夏と冬の奏鳴曲  新装改訂版

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    ネタバレ

    建物が奇妙に歪んでいた時点で「これは素直なミステリじゃないな」と勘づいて真夏にいきなり雪が降り始めた時点で「多分これ真っ当に推理したら負けなやつだ」と確信して推理小説として読むことをやめてたので、素直に幻想小説的な雰囲気を楽しめました
    それでも雪密室トリックの真相にはふざけんなって思ったよ!

    自分たちの作り出した偶像に飲み込まれて狂わされる人々、っていう構造が美しくてすごく好きで、それだけで個人的には満足度高いです

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    2026年04月25日
  • 神様ゲーム

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    表紙の可愛い猫に惹かれ読み始めた。
    子供向け推理小説と言う名目で書かれたらしいのだけれど
    これは子供向けではないなーと...

    テンポもよくサクサク読めて面白かったんだけど、
    自称神様という鈴木くんの件はおもしろかった。
    でもラストが???
    んー。消化不良な作品でした。

    途中までは良かったんだけど、読者の解釈に任せます的なものなのか?
    読んだ人と話をしてみたいと思った作品でした。

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    2026年04月21日
  • 隻眼の少女

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    人から薦められて読んだ作品ですが、予想していない展開に驚かされ、個人的には楽しめました。
    当時(5年ぐらい前かな…)の私には衝撃的でした。

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    2026年04月20日
  • 隻眼の少女

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    「三つ子の魂百まで」

    読後に、この言葉が頭に浮かびました。



    大学生の種田静馬が訪れた栖苅村。
    その村で起きた殺人事件の犯人と疑われた種田は、隻眼の少女探偵、御陵みかげの推理に助けられる。

    その後、御陵は推理により犯人を見つけ出し事件は解決を迎える。

    それから18年後、再び栖苅村を訪れた種田。
    再び村で殺人事件が起きる。
    18年前の事件は、まだ解決していなかったのか?

    といったあらすじ。

    日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞をダブル受賞した本作品。

    これぞミステリー!
    と読者をあっと言わせる展開。

    予想だにしない結末に、
    「えっ、マジか」
    と一人呟きました。

    また、解決した

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    2026年04月10日
  • さよなら神様

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    ネタバレ

    神様ゲームの続編!

    それぞれの事件がスッと終わり、エッ!?これで終わり!?ってなるイヤミス!
    事件の多さから短編集のような読みやすさと、オチが新しすぎて笑ってしまいましたww

    こんな終わり方有り!?みたいな。常識に囚われない、こういうミステリー小説もあるんだと斬新な気持ちになりました。

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    2026年04月09日
  • 神様ゲーム

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    ちょっとナメてました。
    もともとこの作品は、子どものためのミステリレーベルから出版されていたのを知っていたので。
    でも、これを子ども向けに書いたって…すごいよ。
    確かに薄くて、子どもにもわかる平易な文章で書かれていて…でも、この内容よ。
    森博嗣の『探偵伯爵と僕』も驚いたけど、子ども向けか…。

    主人公たちは小学4年生。
    たった10歳なのです。
    同じ町内の友だちと探偵団を作ったりしているのも御愛嬌。
    最近市内で多発している猫殺しの犯人をみつけようと盛り上がっているなか、違う町内に住む親友が探偵団に入れてくれ、と言ってきます。
    大人には気づかれにくい探偵団本部の場所は、探偵団以外には絶対秘密なので

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    2026年04月06日
  • 神様ゲーム

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    ネタバレ

    衝撃のラスト。最後まで一気に読んでしまったが、子ども向けとは思えない。目次がシンメトリーになっているのも面白いと思った。

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    2026年04月05日
  • 新装版 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件

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    3.5
    作者が影響を受けたという作家たちのとっつきにくい(古いミステリっぽい)言い回しで読みづらく感じたが慣れたら平気。
    いったい誰がなんなのかが目まぐるしく展開していてわりと良かった。

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    2026年03月25日
  • だから捨ててと言ったのに

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    数ページで読み終わる短編を集めたアンソロジー小説。作者が全て異なるため、話が複雑になればその分読みづらさとして認識されてしまう作者が出てしまうのは、仕方ないかもしれない。

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    2026年03月14日
  • 新装版 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件

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    とある洋館で起こる連続殺人事件、メルカトル鮎さんの最後の事件になるということは、、、というお話(?)。

    一族の人たちがどんどん亡くなっていき、探偵の推理が外れたと思ったら、トンデモ真相で興醒め、と思いきや、、、。
    凄まじかった。

    ひっくり返しの連続がすごかった。

    見立ての事実とか、かの有名なミステリー作家さん作品を知っていたとしてもわからなかっただろうし、ありえないトンデモ奇跡推理にそんなわけないだろ!とツッコミ入れかけたが、そんなわけなかった。

    入れ替わりと双児。

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    2026年03月13日
  • 木製の王子 新装版

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    分刻みのタイムテーブルで、それすらも主軸かどうか。
    変わらず崩壊させてぶっ放してる。麻耶ワールド全開

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    2026年03月08日
  • だから捨ててと言ったのに

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    文体の合う合わないで小説を選びがちなので、
    こういうオムニバスではいろいろな著者の文体を少しずつ味見できるのが有難い。

    同じ書き出しでも、ミステリーになったりホラーになったり青春小説になったりとジャンルも色々楽しめた。

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    2026年03月04日
  • メルカトルと美袋のための殺人

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    探偵の性格がひねくれているのは数多く見るけど、パートナーまで性格悪いのはなかなか面白い ミステリーとしても面白いしサクサク楽しめた

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    2026年02月19日
  • 貴族探偵

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    さるやんごとない身分である、人呼んで貴族探偵が使用人に推理を丸投げして見事に事件を解決していくという形式の連作短編集。

    筒井康隆「富豪刑事」の二番煎じのようなタイトルに長年未読だったが、もちろんコンセプトは全然違う。
    死体切断がグロテスクかつ滑稽な光景を現出させる「トリッチ・トラッチ・ポルカ」、あまりにも「フェアすぎる」仕掛けにぐうの音も出ない「こうもり」、歯車が逆回転するかのような美しい構図の「春の声」などかなり高水準の作品が並ぶ。
    設定の面白さよりも本格ミステリとしての完成度の高さに驚かされる一冊。

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    2026年02月06日
  • だから捨ててと言ったのに

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    いろんな作家さんが集まった短編集。始まりはみんな同じ文章からなのに十人十色で、作家さんの人数分だけ、想像できないような物語が広がって楽しい。まだ手にとった事のない作家さんの作風も知れるし、これからもっと読書の幅が広がりそう^-^私のお気に入りは『パルス、またたき、脳挫傷』『母の箪笥』『海に還る』『切れたミサンガ』『探偵ですから』

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    2026年02月04日
  • だから捨ててと言ったのに

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    簡単に読める短編集。
    この作品集の中で好みの作品は、
    無理解 潮谷験
    お守り代わり 真下このみ
    ミックス 河村拓哉
    累犯家族 五十嵐律人
    吊るし柿の家 高田崇史
    猟妻 谷絹茉優

    悪意を持った人間の行動を描いた物語が面白く読めた。

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    2026年01月11日
  • だから捨ててと言ったのに

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    作品紹介・あらすじ

    こんなことになるなんて!
    1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。

    早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
    ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。

    『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。

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    25編からなるショートショート集。
    Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第4弾とのこと。既に第3弾と第6弾は読み終えた。
    最初の一文

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    2026年01月09日