額賀澪のレビュー一覧
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いじめられてから後、一人でいる事を決めてそれを押しとおす。なかなか無い事と思う人もいるでしょうが、僕にはこの気持ち痛い程分かります。いじめの言葉や村八分の空気を全て無視し、実害があるような事が有れば徹底的に抗戦する。彼女とは違いますがそういう風に一人でいる事を主体的に選んだ時、最終的には自分の周りに出来るエアポケットのような孤独です。いじめというのは相手がやり返してこない事を前提にしているので、相手が弱くないと分かった時点で居ない物のように扱われます。気楽ではありますが、心がじくじく血を流すような寂しさがありました。
このような本を書けるという事は額賀さんもあまり楽しくない青春を送って来たので -
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御神籤ブック5冊目。
5人の作家さんがお酒と女性をテーマに書いた5つの短編集。
自分自身も酒好きな女性である。
大抵の呑兵衛は、お酒にまつわる話と言われても失敗談しかこないだろうと勝手に思っていた私たけれど…。
お酒にまつわる話は失敗談だけじゃない!
と言わんばかりに、どのお話もほっこり温かくて、心がほぐれた。
『定食屋「雑」』のお話が一番好き。
食事もお酒も人生の活力。自分の好きなお作法でいただくのが一番美味い、ということには激しく同意。家を出て行った夫には共感しかなかった。
『BAR きりんぐみ』で紹介されてたお酒は、いつか試したい!!
私の中にも、お酒にまつわるいいおエピソード -
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ネタバレ箱根駅伝に関わる史実に基づいたフィクション。
箱根駅伝に思い入れがある人はもちろん、何かのスポーツに没頭した経験がある人、頑張った人には何か響く作品かと。昭和と令和二つの視点で箱根駅伝が描かれていて、昭和は戦争、復興。箱根駅伝の代わりの2回青梅駅伝。そして箱根駅伝を開催するために戦争に向かうための駅伝、なぜ自分は生きてい還ってきてしまったのか考えながら復興の駅伝。成瀬、宮野、及川の3人を中心に紛争。
令和はランナーとして限りある寿命を駅伝なんかに使う意味がわからないオリンピック候補学生トップランナーのは神原とその神原が駅伝を走らないからエースと言われている、誰も自分もエースとは思ってない、所 -
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ネタバレ額賀作品 2作目
船乗りの父が海で行方不明になった。
主人公の桐ケ谷麻海は東京の大学に通い 就活の最終面接の日に父の遭難を知った
父が発見されないまま 就職も決まらず 卒業となった麻海は
保険調査員の叔父 母の弟 響介の家に居候することになる
同居の条件は「仕事を手伝うこと」
保険会社からの依頼で 保険金申請が正当に支払われるものか否かを調査するのだ
保険の対象者につい肩入れをしてしまう麻海と仕事に対して冷静に調査し対応していく叔父&甥コンビの事件簿
海外旅行の携帯品紛失、事故の後遺症、介護者の事故死、自損事故などなど
多岐にわたる保険の申請が行われ 凸凹ながらもいい相棒具合で話が進んでい -
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就活最終面接の日に父の乗った漁船が転覆し、行方不明になる。
捜索の進展もなく打ち切りにし、どうにか大学を卒業した麻海は、就職が決まらず東京で暮らす叔父・響介のもとに転がり込んで、叔父の手伝いをすることになる。
響介は、保険会社から依頼を受けて保険金を支払うに際して不正や問題がないかを調べる保険調査員をしている。
麻海は叔父といっしょに調査をすることになっていろんな人の心の中を見ることになる。
事故なのか、自殺なのかと調べていたら実は事件だったという恐ろしいこともあったり、整形外科医が関わっていたことも…。
保険金で人生を狂わせたり、リスタートさせるきっかけになったりと考えさせられる。