額賀澪のレビュー一覧
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いじめられてから後、一人でいる事を決めてそれを押しとおす。なかなか無い事と思う人もいるでしょうが、僕にはこの気持ち痛い程分かります。いじめの言葉や村八分の空気を全て無視し、実害があるような事が有れば徹底的に抗戦する。彼女とは違いますがそういう風に一人でいる事を主体的に選んだ時、最終的には自分の周りに出来るエアポケットのような孤独です。いじめというのは相手がやり返してこない事を前提にしているので、相手が弱くないと分かった時点で居ない物のように扱われます。気楽ではありますが、心がじくじく血を流すような寂しさがありました。
このような本を書けるという事は額賀さんもあまり楽しくない青春を送って来たので -
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ネタバレ「女ともだち」をテーマにした短編小説集。森絵都さん、阿川佐和子さん以外は初めましての作家さん。
共感もありながら、ちょっと切なくちょっとホラーで楽しかった。
《印象に残ったところ》
・COPY 村山由佳
まさかの結末。そちら側の方の気持ちは分からずしても想像するだけで苦しい。相手が友情の証として発する無邪気な言葉の一つ一つをどう受け取るのか、友達として関係を深めることと、自分の本当の気持ちをぶつけることへの矛盾をどう整理するのか、自問自答の日々なんだろうと思う。
私は友情と愛情は全く別物だと考えているけど、もしその両方を感じる存在がいたとしたら、自分ならどう行動するのかなと考えた。
我慢の末 -
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ネタバレ「怒ると鼻がブタになる」
このインパクト抜群の設定に惹かれて手に取った1冊。
主人公は、怒ると鼻がブタになり、嗅覚まで豚並みになってしまう編集者・香子。
だからこそ、職場では、ブタ鼻を見せるわけにはいかない。
そのため、どんな理不尽な出来事にも怒れず、「仏の塩見さん」と呼ばれている。
コミカルな設定なのに、ページをめくるほど見えてくるのは、
「本当の自分を隠して生きること」の苦しさ。
恋に仕事に、人間関係。
笑える場面がたくさんある一方で、自分らしく生きることの難しさにも触れていて、思わず香子を応援したくなった。
ブタ鼻バージョンの香子のイラストの表紙。
そして、表紙をめくると、通 -
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才能を持った人を見つけた連中が、あいつは天才だと言う。
天才は、ずっと天才なのか…
才能には終わりがあるのか…
ゆるく繋がる短編集。
カメラマンの多々良が、カメラを通してその才能を見い出していく話なのかと思ったけれど、少し趣きは違っていた。
多々良自身も才能ありの人なのかもしれないが…。
○星の盤側〜史上最年少でプロ入りした中学生棋士
○妖精の引き際〜金メダルから3年のフィギュアスケーター
○エスペランサの子どもたち〜無料塾通う歌が上手い中学生
○カケルの蹄音〜インターハイ優勝を狙っていたが脛の痛みで挫折したカケルが、出会ったのは競走馬だったズットカケル
○星原の観測者〜売れっ子作家と -
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怒るとブタ鼻になってしまうというとんでも設定w
ブタ鼻にならないようになんとか感情をコントロールしようとする香子。
誰にでもいい顔をしてしまう八方美人的な宮原。
人と関わることを避けて生きてきた春木。
人は誰しも社会で生きていくにはある程度の猫を被らないと円滑にやっていけないよね。だから香子と宮原がいろいろな思いを抱えながら生きているのはよくわかる。そんな中、偶然、香子の秘密が春木にばれて。素を見せられる相手っていうのはやっぱり貴重な存在で。猫は被り続けられないもんね。
「人生って、無駄なことに労力を使ってこそでしょう?」マリー先生の含蓄のある言葉。
人生ってきっとそんなもんなのかもね。 -
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緩くつながる5作からなる連作短編集
星の盤側・・・中学生棋士の明智とかつての中学生棋士の座間にスポットを当てたカメラマン多々良の話
妖精の引き際・・・オリンピック金メダリストのフィギュアスケーターレイナと幼馴染のリっちゃんの話
エスペランサの子供たち・・・無料塾エスペランサのナナオ先生と歌の才能がある勇仁の話
カケルの蹄音・・・怪我で陸上選手を諦めたカケルとサラブレッドのズットカケルの話
星原の観測者・・・売れっ子だけど社会性がない釘宮と売れてないけど社会性があるが死んでしまったイチタカの話。「相手を罵ったり口論したりしたら、悪いと思ってなくてもとりあえず謝ってみろ」「揉め事の原因は