額賀澪のレビュー一覧
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いじめられてから後、一人でいる事を決めてそれを押しとおす。なかなか無い事と思う人もいるでしょうが、僕にはこの気持ち痛い程分かります。いじめの言葉や村八分の空気を全て無視し、実害があるような事が有れば徹底的に抗戦する。彼女とは違いますがそういう風に一人でいる事を主体的に選んだ時、最終的には自分の周りに出来るエアポケットのような孤独です。いじめというのは相手がやり返してこない事を前提にしているので、相手が弱くないと分かった時点で居ない物のように扱われます。気楽ではありますが、心がじくじく血を流すような寂しさがありました。
このような本を書けるという事は額賀さんもあまり楽しくない青春を送って来たので -
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元スポーツカメラマンがフィルマーになる話。フィルマーという立ち位置の存在やストリートスケーター達の想いを垣間見れる。金メダリストという肩書きやお金などの欲望という世界とは別の、人間が求めてやまない高揚感や満足感、若者を応援したくなる大人の視点がこのストーリーの中にあった。社会的な地位や生まれてきた環境に関係なく、お金や時間の満足な使い方ってこういうことなのかな、と感じた。社会のルールを遵守しない若者達というイメージだったストリートスポーツが、エネルギーを持て余し、自分の人生を満足させたい若者達へのツールになっているのかもなーと思わせてくれた。サラッと読めて楽しめた。
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"1冊目に読みたい"という文言のとおり小説の書き方の基礎が学べる教科書でした。自分でなんとなく小説を書く上で考えてたことが言語化されててさすがだ〜と思いました(当たり前)。三人称の使い分け方や改稿・推敲のやり方が参考になりました。自分の書いたものを客観視するのが苦手なのと、作品を書き上げるのも苦手なので、がんばろうと思います。とにかく書き終えることに意味がある、数を書くことが大事、みたいなのは他の書き方の本にも書いてあったので基本中の基本なんだな〜。簡単そうだけどなかなか大変ですからね…。基礎があるからこそ個性が出てくる。ほんまにそれなと思う。
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ネタバレ君はレフリィを読んで感動したのと小説の書き方を知りたくて読んだ。まぁ、世知辛い。作家になるには独りよがりな文章を排し、読者に伝える情報を焦点を絞って客観的に書かないとならない。エンタメ小説においては説明的であってもならない。自分はどうも説明に逃げてしまうのとテーマから物語を創造してしまうため、小説は向いてないんじゃないかと自信を失くしました。
小説家として生き残るには、読者に最小限の表現で舞台を立ち上がらせ、脳内に吹き込む言葉の的を絞り、読者と架空のコミュニケーションを取らないとならないと感じた。ビジネスマンのような感覚を持つ作家が現代作家に求められている資質なのではないかと身につまされた。 -
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ネタバレ額賀作品 3冊目
マンガ担当の編集をする塩見香子(しおみかこ)は、
気分屋で我儘な漫画家にも怒らず笑顔で対応する。
その為 面倒な案件はやたらと回ってくる損な立場。
しかし 彼女が怒らないのには秘密があった。
怒ると「鼻がブタ鼻」になるのだ。
そんな香子のお隣へ 担当漫画家の甥っ子が引っ越してきた。
さぁ 誰にも知られたくない秘密を抱え 香子はどうなっていくのか?!
今回はマンガの編集さんのお仕事小説として楽しみながら
ファンタジー要素に恋バナも絡んで サクサクウキウキと読み進めることができた
シチュエーションはマンガみたいだけど、
誰でも面と向かって言いたいことが言えなかったり、
怒りた -
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お酒が好きなのと読んだことのない作家さんを開拓したくて手に取りました。
一言にお酒をテーマにと言っても、お酒の失敗や作り手の跡取り、人それぞれの楽しみ方…いろんな視点からのお話が詰まったアンソロジーです。
初恋ソーダでは仲良くしていた山城という男性を主人公の家にあげて、手作りのお酒を振る舞う場面がありますが、短時間自分のテリトリーの中で過ごす中で価値観の違いにより主人公の女性が示す不快感がまざまざと描かれており面白かったです。自分の大切にしているものを雑に扱われるくらいなら1人の方がいいという気持ちはわかりますね。
また、原田ひ香さんの定食屋「雑」も面白かったです。丁寧な味の料理をお酒で流し込 -
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ネタバレ東京で大学に通う主人公の麻海は、青森の地元で漁師をしている父が突然の遭難事故で行方不明になったと知らせを受け、急遽帰る事となったが、父は発見されないまま捜索は打切りに。
父の事は何も進まないまま、卒業後に叔父の保険調査会社で働き始めた麻海は調査を通じて人の弱さや保険の本当の意味を知る。働き始めて1年が経過した頃に父とのケジメを付けようと決めた矢先に父が生命保険に加入していたことを知る。
両親を失なってしまった麻海。辛い気持ちが心の奥底に留まったまま出てこない。心の整理がつかないのはなんというか言い表せないけど辛いんだろうなと思う。
保険とは遺された者に贈られる代償のようなもの、立て直しに必 -