【感想・ネタバレ】1冊目に読みたい小説の書き方の教科書のレビュー

あらすじ

小説を書きたい。そう思いながらも、どこから始めればいいのかわからない。書き進めても途中で止まり、未完の原稿だけが増えていく――。そんな悩みを抱える方が最初に読む一冊が「1冊目に読みたい小説の書き方の教科書」です。

著者の額賀澪さんは、松本清張賞と小学館文庫小説賞をダブル受賞してデビュー。小説を執筆する傍ら、大学で担当する小説創作の講義から松本清張賞受賞者を輩出。本書のもととなったオンラインの人気講座「拝啓、小説を書きませんか」からも現役作家や文学賞の選考通過者が生まれています。

本書は、小説を書くために必要なライティングのテクニックから、ストーリーを考えるためのプロットの作り方、人称と視点を意識して、読者にどう物語を実感させていくかについて、わかりやすく解説します。


第1章 小説というメディアの特徴を知ろう
小説というメディアの特徴について知りましょう。小説は他のメディアと何が違うのか? 何が得意で、何が苦手なのか? 面白い小説を書く最初の一歩です。

第2章 小説のための文章力を身につけよう
小説を書くための基本テクニックである「描写」の書き方について解説します。「描写」と「シーン」が書けないと小説は始まりません。

第3章 書き方一つでこんなに変わる! 情報処理をマスターしよう
「どんな情報をどんな順番で伝えていくか」について説明します。読者が「情景を浮かべやすくなる文章」の書き方を身につけましょう。

第4章 小説の設計図「プロット」を作ろう
これまでの章で文章力は身につきました。ここでは、どうストーリーを考えるかについて。プロットの書き方や登場人物の作り方、物語の展開のさせ方について解説します。

第5章 書き始めたあなたへのアドバイス
人称と視点の違いについて、物語を説明するのではなく、エピソードとして実感させるにはどうすればよいのか。執筆時に役立つテクニックを伝授します。

第6章 ワンランク上の原稿へ
改稿/推敲してブラッシュアップするといった小説を書き切ってから必要となる作業や、体裁の整え方、新人賞への応募など。ワンランク上の原稿を目指します。

実践編 創作力を向上させる課題にチャレンジ
文章は実際に書いてみることでしか上達しません。ここにある課題に取り組んでみることで、自分ができることと、できないことが見えてきます。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

基本を丁寧に解説し、迷いがちな表現にも明確な正解を示してくれる。
説明にとどまらない感情や風景の描写、そして要点を整理して伝える力が養われる一冊。
読解力向上にも役立ち、今後の文章表現の指針となると感じました。

以下、自分がこの本を読んで、今後重視して行こうと思った内容。(ほぼ目次)
・誰が、どこで、何をしているか?
・説明にとどまらない描写
・地の文
・ピントを合わせる(見せたいもの)
・視点人物の設定
・視覚以外の要素
・シーンのセットアップ(5W1H)
・絵が見える文章へ
・動き(順序)
・起承転結
・リアルとリアリティ
・人称と視点
 ・一人称一元視点
 ・三人称一元視点
 ・三人称多元視点
 ・三人称神の視点
・修飾語、被修飾語
・段落頭、鉤括弧、!?、三点リーダ
・自由間接話法、というのがある
 ・直接話法
 ・間接話法
 ・自由間接話法
 ・全知視点 vs 限定視点

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

小説を書きたいと思ったことは
ないのですが、小説をより楽しく読めるようになるのではないかという期待から、この本を読みました。
特に1~3章を熟読しました。

一番思ったことは、
小説を書くには、思いやりやコミュニケーション能力が必要なのだなということです。
読者にいかにイメージをしやすくさせるか。伝えたいことの何を優先し、どんな順序で提示すれば読み手にわかりやすく染み込むか。

描写について深く知ったので、今後小説を読む時、意識することでより楽しくなりそうです。

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2026年04月22日

Posted by ブクログ

「百本の未完の作品より、どんなに酷い終わり方でも、最後まで書ききった一本の作品の方が価値がある」
これは小説に限らず、創作物全般に言えて、ベテランでも忘れてはいけない気構え。
どうしても良い作品を、完璧な作品を、と考えて足踏みして結果的に未完成で終わる。
「最初から十割の出来を目指す必要はありません。三割くらいで充分です。」
この精神性を忘れてはいけないことを学べた。

この本ではタイトル通り、初学者向けに文章作成の基本的な技術を具体例を多く用いて丁寧に書かれており、非常に読むやすい。
既に、何作か執筆している人や基本的なテクニックを知っている人にはあまり参考にならないかもしれない。

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2026年03月26日

Posted by ブクログ

思ってたより良かった。
小説を書きたい、でも、どう書いていいのかわからない、書いてみたけどなんか違う。そんな人向け。
内容が濃いわけでもないが、かなり良い。

テクニック。

それも、基礎。

テクニカル。

説明と描写は違う。
誰がどこで何をしているのか。
とにかく完結させる。
そして、自分で読む

そのくらいかな。

これがすごい大事なのは膝を打つ。
これが出来るようにならないとというか、これが出来なければそもそも小説の体を成さない。何を書きたいかとか、それ以前の話。

うーん。

かなり感心した。

やっと漫画入門の入り口にやって来た気がした。

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2026年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小説を書きたい人への初歩の初歩、ハウトゥーが詰まっている。
起承転結だとしても、「起」はスピーディに、主人公がどんんな人物でいつどこで何をしているかを早めに出し、かつ面白く引きのある内容にする。
 どこのパーツにも小さい起承転結があり「誰が、どこで、何をしているのか」を段落の最初に示すべきだというのは参考になった。
 そして常に読者目線を考えるのは大事ですよね。
 読者様に必要な情報を、わかりやすく伝えているか。

 書き出した小説は完成させるべき。そこから彫琢していくのがいいんですよね。
 そして新人賞に応募したら、結果の待ち時間にすぐ次の小説を書くくらいのテンポがいい。
 とても勉強になりました。

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2026年03月24日

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