額賀澪のレビュー一覧

  • 夏なんてもういらない

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    もういらないというタイトルと帯に一生に一度の大失恋なんて書いてあるから、ネガティブな話なのかと思ったが、素晴らしい夏だったという話にわたしは感じた。

    ただの恋愛小説ではない。

    神、伝統、変えられないもどかしさ、逃げ出したい気持ち、変わらない人々、変わる人、人間関係。
    正直恋愛は脇役だと思った。昔から受け継がれる伝統を通して、自分はどう受け止め変わっていくのか。はたまた変わらないのか。

    深冬の、親への感情や好きな人への気持ち、好きな人が第一で祭りとかどうでもいい、好きな人と一緒にいたい知りたいって思いはめちゃくちゃ理解できました。
    恋愛としては成就しなかったけど、みんな一歩前に進めたのでス

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    2019年08月15日
  • 女ともだち

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    女友達同士のあるある三昧。なかなか面白いストーリーが個性的に繰り広げられる。この作家はここを攻めてくるのね〜とか思いながら読めるのも楽しい。

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    2019年07月31日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    女性作家8人の「女ともだち」をテーマにしたアンソロジー。こういうアンソロジーて、「ん?」て思うものが入っていたりもしますが、今回はどれも面白かった。初め3篇は女性のドロドロした部分をクローズアップ。友達ストーカー手怖い!でもこんな心理なんだろうなぁ。大崎梢は未熟な子供同士の嫉妬、大人になるともっと世界は広い、と思えるけどこれくらいの年の時はこんなかんじだよなぁ。後半になるにつれて女友達ていいなと思える、明るい気持ちで本を閉じられました。

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    2019年07月11日
  • 女ともだち

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    女ともだちかぁ…ドロドロだろうな…
    と、読むかどうか迷っていたのだが、気が付いたら読んでいた。

    しかし、内容は、予想の斜め上を行くもの。
    私の思い描いたドロドロは“三角関係”とか“ライバル”とか“嫉妬”だったのだが、それは、さすがオバチャン、認識が古い!!…という感じで。

    最初の三作は、三部作?この本には裏テーマがあるの?と思わせるほどの共通点があり…なんというか、サイコパス?
    普通と異常の認識が、いきなり反転するところなど、胃袋がグルッと裏がえるような気持ち悪さを味わう。
    大崎氏の作品は、知ってる舞台に知ってるキャラが友情出演のサービスあり、テーマもひとひねり。
    阿川氏の作品は、女の友情

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    2019年04月20日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    *村山由佳、坂井希久子、千早茜、大崎梢、額賀澪、阿川佐和子、嶋津輝、森絵都―当代きっての人気女性作家8人が「女ともだち」をテーマに豪華競作!「彼女」は敵か味方か…微妙であやうい女性同士の関係を、小説の名手たちが描きだす逸品ぞろいの短編小説集。コワくてせつなくて愛しい物語の世界をぜひご堪能ください*

    前半は女同士の執着や束縛が続くありがちな展開でしたが、後半は力量のある作家さんの本領発揮で、一味違う物語を堪能しました。
    特に気に入ったのは、森絵都さんの「獣の夜」。最初はハラハラしたものの、パプリカで大笑い出来る、いつでもあの頃に戻っていける、これこそが女の友情の真骨頂ですね。でも、これはひと歳

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    2018年09月18日
  • ヒトリコ

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    いじめられてから後、一人でいる事を決めてそれを押しとおす。なかなか無い事と思う人もいるでしょうが、僕にはこの気持ち痛い程分かります。いじめの言葉や村八分の空気を全て無視し、実害があるような事が有れば徹底的に抗戦する。彼女とは違いますがそういう風に一人でいる事を主体的に選んだ時、最終的には自分の周りに出来るエアポケットのような孤独です。いじめというのは相手がやり返してこない事を前提にしているので、相手が弱くないと分かった時点で居ない物のように扱われます。気楽ではありますが、心がじくじく血を流すような寂しさがありました。
    このような本を書けるという事は額賀さんもあまり楽しくない青春を送って来たので

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    2018年06月10日
  • マウンドの神様

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    ネタバレ

    野球を愛する人気作家の野球を題材にした小説、エッセイを、集めた短編集。
    どの作品も作家の野球への思いや造詣が伝わってきて面白かった。個人的には「ひゃくはち」の著者早見和真の「あの日、監督がうなずいていれば、僕は-」が「ひゃくはち」の舞台となった高校、監督が登場していてツボだった。

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    2017年07月22日
  • 屋上のウインドノーツ

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    ウチの娘が中~高と吹奏楽部をやってるので、吹奏楽モノ(?)の小説をちょいちょい読んだりする。

    いやぁ~、青春だねぇ。

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    2017年07月18日
  • 光が死んだ夏 2

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    漫画原作で夏にアニメ化もされた作品(見れてない)のノベライズ。死んだはずの友人、山村に伝わる迷信、人ならざるものとの交わり。主人公達が友情と死にどう向き合っていくのか気になるし、何やら大人の事情も絡んでくる様子だし。ぬぉー気になる!

    〈心に残った言葉〉
    ”記憶、細胞、経験······何が、その人をその人たらしめるのか。”

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    2025年12月27日
  • 鳥人王

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    売れない芸人御子柴がTV番組の企画で棒高跳びに挑戦することになる。オリンピック代表候補の大学生犬飼と共演し、棒高跳びに取り組みながら、自分の道を模索する御子柴。あまり一般的ではない棒高跳びという競技の魅力を感じさせる物語。腹立たしいキャラの犬飼の苦悩にも、迷いながらもただ目の前のことに実直に取り組もうとする御子柴の芯の強さにも、懸命に生きようとする姿を感じて好感が持てた。

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    2025年12月24日
  • さよならの保険金

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    漁師の父親を遭難で失った上、就活にも失敗し叔父の誘いで保険調査員となった桐ヶ谷麻海が遭遇する事案の数々。

    厳密には犯罪であるにもかかわらず、少しの欲をかいて保険金の不正請求をする人も、実際に少なくないのだろう。

    最終話はちょっとした答え合わせと、麻海の成長ぶり、孤児となった麻海周辺の温かい人間関係が味わえて、少し嬉しい。

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    2025年12月22日
  • さよならの保険金

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    就活最終面接の日に父の乗った漁船が転覆し、行方不明になる。
    捜索の進展もなく打ち切りにし、どうにか大学を卒業した麻海は、就職が決まらず東京で暮らす叔父・響介のもとに転がり込んで、叔父の手伝いをすることになる。

    響介は、保険会社から依頼を受けて保険金を支払うに際して不正や問題がないかを調べる保険調査員をしている。
    麻海は叔父といっしょに調査をすることになっていろんな人の心の中を見ることになる。

    事故なのか、自殺なのかと調べていたら実は事件だったという恐ろしいこともあったり、整形外科医が関わっていたことも…。


    保険金で人生を狂わせたり、リスタートさせるきっかけになったりと考えさせられる。

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    2025年12月22日
  • 駅と旅

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    きっかけは、君嶋彼方さん。前に読んだ事があり、別の作品を読みたくて手に取った。特に「明洞発3時20分、僕は君に撃たれる」がよかった。最初にタイトルを見たはハテナマークが浮かんだ。でも、テンポよく話が進んでいくし、女優さんの考え方とか行動力がすごく好き。最後のシーンはスカッとして読んでいて気持ちが良かった。額賀さんの別の作品も読みたい。

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    2025年12月21日
  • さよならの保険金

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    ネタバレ

    漁船の転覆により父が行方不明になった、主人公・麻海。 保険調査員の叔父の仕事を手伝い、働くことになる。保険金の請求の正当性を明らかにしていく。率直にあまり面白く感じられなかった。謎解きのロジックが淡泊、真相に至るまでの緊張感が持続しないので、カタルシスが薄い。「あっ、そう来たか!」という快感より、「そういう話ね…」で終わってしまう。「保険」「老い」「死」「家族」と、重くて面白くなり得る素材なのに、ヒューマンドラマとして感情の掘り下げるまでに至らなかった。若干、どちらつかずで、刺さらない印象でした。③

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    2025年12月20日
  • さよならの保険金

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    海の事故で遺体の挙がらない父への思い、気持ちの始末の付け方と保険調査員のお仕事小説。保険金詐欺とのヒアリングと称する対決が面白かった。

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    2025年12月17日
  • 風は山から吹いている――Why climb mountains with me?

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    登山により身も心も洗われ達成感も得られる。それこそが魅力なのだと改めて感じました。

    心の中にあるモヤモヤとした気持ちを払拭して前に進んで行く登山部の2人の前途洋々ですね!

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    2025年12月16日
  • さよならの保険金

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    マイナスイメージがある保険調査員を変にプラスにしないお仕事物語。真相を探す、暴くに終始しないテンションが心地よい。

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    2025年12月14日
  • 転職の魔王様2.0

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    シリーズ2作目。
    今回はタイプの違う仕事の出来る人が何人も出てくる。有能な人でも転職を考える。仕事が出来すぎても同僚に迷惑をかける状況になってしまってる。業務の成績がよくても新しい職場を求めてしまう。
    本人の心の奥にねむっている本音にたどりつくとスッキリする。そしてそこからどうするのか?が面白い。

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    2025年11月20日
  • さよならの保険金

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    普通の人が、ちょっと魔が差してやってしまうのが、保険金詐欺。読んでいると、本当に普通の人が、ちょっと得したいみたいな気持ちで保険金詐欺をしてしまっていて、もし自分も、何かを掛け違えたらやってしまいそうと感じて、恐ろしくなりました。また、生命保険も絡んできて、人の生死を扱った小説を最近多く読んでいますが、保険金を中心においているのは目新しいなと思いました。

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    2025年11月15日
  • 天才望遠鏡

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    お初の作家さんです。

    将棋界やフィギアスケート、歌や陸上、乗馬、小説家まで 様々なジャンルの中で苦悩しながらその世界で輝きをつかみに行く 星たちを描いている。連作短編集
    でも 主人公たちは大きく輝く一番星ではないけれど 確かにその世界で輝いていた、そしてこれから輝く才能たち。

    私は何も出来ないけど いろんな世界で頑張っている若者の姿を見るのは大好き
    この本の中では、
    「星の盤側」の中のかつての天才中学生と言われた座間棋士や
    「カケルの蹄音」の陸上の才能があったが故障し乗馬部に引っ張り込まれる志木翔琉くんが良かった。

    WSも終わって、ニューイヤー駅伝や箱根駅伝までまだちょっと時間がある 秋

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    2025年11月13日