あらすじ
山間の街に住む高校生・相生あおい。進路を決める時期なのに大好きな音楽漬けの日々を送る。
そんな彼女を心配する姉・あかねの昔の恋人で、高校卒業後に上京したきりだった慎之介が、街に帰ってきた。
時を同じくして、あおいの前に、高校時代の姿のままの慎之介こと「しんの」が現れる!
やがてあおいは、しんのに恋心を抱いていくが……。
一方、あかねと慎之介も13年ぶりに再会を果たす。
過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まる。
楽曲「空の青さを知る人よ」の著作権管理者はNexToneです。
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「されど空の青さを知る」、素晴らしい言葉です。自分にとってその空は何なのか。モノでもいい。人でもいい。文字通り私たちを包む空でもいい。空の青さを知った人は強い。強くなれる。まだ夢の途中でもがいている人たちへの希望の物語。
Posted by ブクログ
映画があることを知らずに読みました。
内容的には、若い人が読むものかなとは思いましたが
自分にも問いかけたくなる部分があります。
18歳の夢と希望にあふれた自分が31歳の自分を見て
ガッカリする・・・。
果たして自分はどうだろう?と考えさせられました。
きっと18歳の私もガッカリするんだろうな、と
思ったときに、たとえ理想の大人にはなれていなくても
自分なりに頑張って充実した生活を送っているよと
言えるようにならないとなと思える1冊でした。
久々の読書だったので、次は長編読みたいかな。
薄かったので通勤電車だけでも1週間で読めました。
Posted by ブクログ
「あの花」、「ここさけ」と観てきたからこそ気になっていたが、今作が一番良かった。「井の中の蛙、大海を知らず。されど空の青さを知る。」の言葉を大切にしたいと思った。
Posted by ブクログ
映画を観てから読みました。
10代の真っ直ぐな想い、30代の生き方や葛藤についてよく描かれた作品だと思います
年代を問わず読むべきです
映画は特に良かったです
Posted by ブクログ
岡田麿里脚本の新作が公開になると知って読む。脚本を小説化するだけなのに何で人に任せるのだろう。新海誠は映画の結末がハッピーエンドでないものが多く小説でその言い訳をしているように感じたが、この映画は本作のままなのだろうか。しかしまたしても超常現象頼りになったのはちょっとがっかりしたし生霊に恋までしてしまっちゃダメだろう。更に本作も岡田麿里のひきこもり経験が色濃く反映しており、もうそろそろ脱却してもいいのではないだろうか。映画で見るとどう感じられるかは楽しみではある。
Posted by ブクログ
なんか「あの花」を
ちょっと思い出すような
そんな物語でした。
しんのと慎之介
今の自分が高校生の自分に
会ったらどうだろう
胸を張って
大人になるって
いいもんだって
言えるのか?
なんて考えてしまったなぁ
本のタイトルの意味を知った時
うるっと来ました。
映画観に行こうと思ったね
Posted by ブクログ
2020年2冊目。映画も良質で興味深かったので、小説版も堪能してみました。メディアの違いならではの楽しみ方がしっかりできる作品。エンディングが特にそうで、映画であればクレジットに合わせてスライドショー的に流れる顛末が、小説版では登場人物の感情もちゃんと読み取れて楽しかった。とはいえ、映画観てるとやっぱりそっちに引っ張られると思いますが。何はともあれ印象的な一冊です。
Posted by ブクログ
アニメ化されるということで購入。
超平和バスターズ原作ということで、過去の作品にあった要素「秩父」「霊」「過去に縛られている」などが散りばめられていました。ただし、「霊」に関しては、主人公だけ見ることができるのに対し、今回は主人公限定ではなく、普通に見ることができます。
主人公のあおいに焦点を当てながら、たまに慎之介の視点を交えながら、物語は進行します。
ノベライズということで、一つ一つの場面が解説っぽい進行になっていたため、あまり奥行きというものはないように感じました。段々と読むにつれて、突拍子もない展開になるため、これってパラレルワールド?と思ってしまいました。
どっちかというとライトノベルよりの話で、若者向きだなと思いました。そろそろ「秩父」や「過去に縛られている」系の話は、脱却してもよいのではと個人的に思いました。どうしても過去の作品と比較してしまうので、新しい分野にも挑戦してほしいなと希望したいです。
夢と現実との差に悩みながらも、もがいている姿には、リンクするところもありました。そのまま突き進むだけでなく、過去に思っていた夢や思いをちょっとずつ軌道修正するのも選択肢として良いかなとふいに思ってしまいました。