拝啓、本が売れません

拝啓、本が売れません

690円 (税込)

3pt

――「売れる本」は作れる!!――

「松本清張賞」「小学館文庫小説賞」をダブル受賞してデビューした新人作家が見た「出版不況」の現実。それは厳しくも、決して暗闇の中にあるものではなかった――。

「売れる本」はどうやったら作れるのか――小説を書く作家自身が、本が読者の手元に届までを支える編集者やデザイナー、実際に売る書店員、本を売り伸ばす施策を考えるWEBコンサルタントらに取材して見えた答えは?

単行本「風に恋う」発売を前に、刊行された本書は、出版社の壁を越えて、発売前の新作を先取り公開。「売れる本」のために、考え、動き、でた結果とは。

実際に『風に恋う』をヒット作として成功させた著者が、発売から二年半経った現在についてまでを書き上げた異例のノンフィクション。

※この電子書籍は2020年7月刊行の文春文庫を底本としています。
2018年3月にKKベストセラーズから刊行された単行本とは、一部内容が異なります。予めご了承くださいませ。

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拝啓、本が売れません のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年05月08日

    2022/5/8
    売れる本を作るためには一体どうしたらいいのかという、出版社や本の原作者にとっての永遠の課題となるこの問いを、著者が自らが色々と検証していく、出版業界の裏側や、本が書店に並ぶまでの細かな過程、書店に並んでからの本の扱いについてなど、出版というものの全体について知ることができるものです...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月20日

    「ヒトリコ」「さよならクリームソーダ」の額賀澪さんによる、出版業界と作家を巡るルポルタージュです。

    読んでいて感じたのは、「おまけ」で著者自ら述べているのと同じく、「売れたい」という焦りが全面に出ているということ。目を爛々と輝かせ、作家として地に足をつけるべく、目標を立てて取材をする……そういう著...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月09日

    小説が書店で販売されるまでの流れや小説の販売に携わる人々に著者がインタビューしていく話。

    小説はこれまでたくさん読んできたが、どのようにして小説ができるのか、また編集者や書店などがどの様にして本を売ろうとしているのか知らなかったのでとても勉強になった。

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    Posted by ブクログ 2021年03月08日

    様々な視点から、本を売るために尽力している方々のプロフェッショナルさに感動。
    額賀澪さんはこの本で初めて知ったが、大変好感を持った。(その後額賀さんの別の本も買いました)

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    Posted by ブクログ 2020年10月16日

    本はたしかに売れなくなっているけれど、人が「物語」を欲するのは変わりない。紙の本がなくなっていくのは寂しいけれど、その先を見ている者こそが本の救世主なのだと思いたい。

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    Posted by ブクログ 2020年08月28日

    小説家と担当編集者が「売れる本」について取材し試行錯誤するルポ。色々な時の人に話を聞いていて興味深かった。当たり前だけどどの本も誰かが一生懸命書いて面白い!って思って世に出してるんですよね。昨今厳しい業界ですが頑張って欲しいです(タスキメシ好きです)

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    Posted by ブクログ 2022年08月23日

    著者初読み。
    そして、完全にお仕事小説だと思っていたのに、エッセイで出鼻を挫かれる・・・
    本が売れないと悩む新人作家さん。
    編集者、本屋さん、WEBコンサルタント等、様々な職種の人に会いに行き、「売れる本」の真意を探っていく。
    裏話的な要素もあり、実際に知っている作家さんなどの名前も出て来るので、そ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月20日

    作家が自著を売るために、どうすればよいのかを出版業界の関係者に聞きに行ったエッセイ

    ・助言を求めたキーパーソン
    三木一馬(元電撃文庫編集長、ストレートエッジ代表取締役社長)
    松本大介(さわや書店フェザン店・店長)
    大廣直也(Web コンサルタント)
    浅野由香(映像プロデューサー)
    川谷康久(ブック...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月07日

    どうすれば本が売れるか。若手作家が、敏腕編集者、スーパー書店員、Webコンサルタント、映像プロデューサーに取材したルポタージュ。こうすれば確実に売れるなんてそんな魔法みたいな方法はなく、至極、真っ当な結論に至っている。当たり前といえば当たり前だけど、シンプルなことほど実行は難しい。書き手が胸を張って...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月17日

    鳴り物入りで文壇デビューした所謂ゆとり世代の著者が初版部数下落の危機に陥り、売れる本とは一体何ぞやと各分野の達人へ会いに行くルポタージュ。本が作られる流れは大まかに理解していたものの、校閲者が作中の描写にまで干渉するのを初めて知る。各人が口を揃えて『内容が面白ければ自ずと売れる』と断言するのが実に痛...続きを読む

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