額賀澪のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ2作目。
今回はエイジと丈太郎が事件に巻き込まれたりして、ハラハラする場面が多かった。
オリンピック予選に影響したらどうしよう…と、気がつけば不安になっていて、すっかりエイジ推しだなと。
かなり個性的なライバル真周の登場で、ますます面白くなってきた。丈太郎のバカさ加減は相変わらずで…でも、人間味があって、熱い性格なところは嫌いじゃない。
スケボーの技が全くわからないので、技の名前を聞いてもすごさがイメージしづらいのが残念。(私の問題)
オリンピックでちらっと観たくらいなので、競技の映像を改めて観てみたくなった。
次作もありそうな感じなので楽しみ。
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Posted by ブクログ
駅伝が大好きなのでいつか読みたいと思っていた本作。
最初の方は主人公の眞家早馬が怪我をしたとはいえ、練習に戻らない姿勢がとても残念で、弟である春馬やキャプテン助川の思いの方に共感してしまった。
早馬に料理を教えることで1人で料理し、食べることの寂しさから解放された都の置かれた境遇とそれを乗り越えようとしていた強さに心が震えた。
そんな都だから早馬の考えていることも春馬や助川の思いも推し量ることが出来たのだろう。彼女なくしてこの物語は完成しないとさえ思った。
全国大会のレベルで競技するアスリートに栄養面での偏りがあったら戦えないのは事実だろう。競技を諦め偏食の弟の為に料理をする早馬が少しずつ料理の腕を上げ春馬が美味しそうに食べる場面は読んでいて嬉しくなった。
そして助川と春馬が早馬を競技に引き戻そうとした駅伝での賭け。この辺りから涙腺が緩んで仕方なかった。
箱根で走れるのはわずか10人。給水係りであっても箱根を走ったと明るく言えるまでには数年はかかるだろう。
娘の友達も箱根駅伝のランナーだった為私も沿道に応援に行った経験がある。本当に一瞬で走り去って行くスピード。彼らがこの場で走るまでにはどれだけの努力とドラマがあったのだろうと改めて彼らに思いを馳せてしまった。解説の柏原竜二さんのお話を読むと更にこの小説が現実に近いお話かがよくわかる。
箱根駅伝だけが駅伝ではないが、やはりお正月にみんなで観戦してしまう魅力があの駅伝にはあるのだ。今年も箱根駅伝にはたくさんのドラマがあった。本当に新年早々心を揺さぶられ泣けてしまう私がいた。来年の箱根駅伝まではまだ1年近く時間があるので、その間に本作の続編を楽しみたいと思う。 -
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額賀澪先生の作品は、“青春"が多いですね。
今回読んだこちらの作品も、安原と北川の2人を中心に、大学生活・人生をかけて映画を撮影するという眩しいくらい青春してます。
お互いが持っていないものを補い合って、チームを組んで1つの映画を作成することの情熱を感じました。
ただの映画青春小説!というわけではなくて、母子家庭で育ち、母親が末期がんの安原の人生を羨ましいと思ってしまったことで自責の念にかられる北川だったりと、複雑な人の心情も入り込んでいて、だけどその気持ちがわかったりします。
1つのものに対して皆で支え合って作りあげることがもう熱くて青い。私はそんな学生生活は送れていなかったと思います。学生らしくて、輝いていて、いい作品でした。
追記
作中で出てきたカフェオレボウルが気になりすぎるので今度飲んでみたいと思います笑 -
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中学生の時から額賀さんが好きで、この作品も読んでいたが、当時は他の作品に比べて分かりにくかった、としか思わなかったので5年越しに再読
中学生で読んだ時は、キスの一つで何を焦ってんねんこいつは、とか思ってたけど、今読むと、家族だと認めようとした人から「家族ではありえない行動」をとられ、その結果自分に生まれた「家族に対してはありえない感情」が気持ち悪くなったと言うことなんだろうな。ちゃんとそういった描写もあるし、ただ過去の私が行間を読めていないだけだった
「家族なんていらない」と思うのも、誰かに「生きていてほしい」と思うのも、結局は当人だけの感情で、それがいとも簡単に他人に伝染して皆で分かりあうなんて楽観的すぎる
けど、たまにその思いが通ずることがあるから人間はやめられないんだよね、みたいなメッセージを私は受け取った。
やっぱり額賀さんの書く青春が好きだ -
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音楽の名門校の卒業演奏会の最中に起こった、クラスメイトによる殺人事件。四年の時を経て二度も起こってしまったその悲劇の原因は何だったのか。哀切な読み心地の物語です。
お互いに切磋琢磨し和気藹々とした日々を過ごしていた六人のクラスメイト。冒頭でそのうち二人が殺され、二人が殺人者となることが明かされています。高校卒業時に起こった事件によりそれぞれにやりきれない思いを抱えたまま、四年後に再び卒業演奏会に挑む四人。その中の誰が誰に殺されてしまうことになるのか……それが気になってぐいぐい読み進みたい気持ちと同時に、読みたくない気分にもなりました。だって誰が殺されても、誰が殺してしまうことになっても、あまりにつらすぎるのだもの。
音楽を続けるために必要なのは、才能だけではないという厳しい現実。その一方で、やはり才能というものに打ちのめされてしまう苦痛。やり場のない思いはどこへ向かってしまうのか。そして誰もが危惧する、事件に自分の言動が影響を及ぼしたのではないかという惧れ。なにもかもがあまりに苦しく、痛々しい物語でした。だけど惹きつけられる物語でもあります。