【感想・ネタバレ】転職の魔王様のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

自分の選んだ仕事が必ずしも幸せに繋がるとは限らない。
子供の為、パートナーの為、親族の為、働く理由はそれぞれだけど皆、少しでも自分の望む環境で仕事をしたい。
転職エージェントは求職者の人生がより良いものになるように導くが、そこまでの道のりは決して簡単ではない。
しかし、彼らがいてくれるからこそ取捨選択が困難でより複雑化した今の時代では正しい選択ができるのかもしれない。

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2023年10月09日

Posted by ブクログ

仕事環境について、“転職エージェント”視点で展開していくストーリー。
必ずどこかに自分も感じてる様なあるあるがある。
転職したり、しなかったりする登場人物達をみて、また「仕事、頑張るか。」と気負わずに思える。

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2023年09月30日

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読みやすい。誰かが働かせてくれるから働くのではないということが主テーマだったような気がします。転職するにしろ今の会社に居るにしろ、正にそうだなと感じた読後でした。

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2022年10月01日

Posted by ブクログ

転職エージェントを舞台にしたお仕事小説。
まだまだ転職回数が少ない方が有利と言われる日本社会。
「転職しようかなぁ」
と軽い気持ちで思った時に、この作品に出会った。
広告代理店の激務で退職を余儀なくされた未谷千晴は、叔母が経営する転職エージェント「シェパード・キャリア」に登録し、新しい職場を探そうとするが、担当した「魔王様」こと来栖嵐に痛いところをグサグサ指摘され、とりあえず転職せずに、来栖の元で見習として1年間キャリアアドバイザーをすることに。
章ごとに転職を望む登場人物と、千晴のパートで描かれるので、転職したい人の気持ちとエージェント側の裏話、両方から読めるのが面白い。
単独した短編かと思いきや、各章ごとの伏線が最後に回収されるのも気持ちがいい。
千晴の叔母が、左足を怪我して、これまで通り働けなくなった来栖をスカウトした時の言葉がまたいい。
迷える羊を救えるのは、迷える羊だけ。
最近は転職エージェントが乱立していると思える中で、「シェパード・キャリア」のように求職者の未来に寄り添ってくれる会社がどれだけあるのか?
同じ業界にいた身としては、いろいろ考えさせられる内容だった。
是非、続編を!

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2022年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大手の広告代理店で働いていた千晴だったが、過労で倒れて辞職した。そんな千晴に、叔母の経営する転職コンサルティング会社でアルバイトをしてみないかと誘われて…

ブラック企業で働いていたが故に人の顔色を伺う千晴にはズバズバと暴言に近い物言いの来栖の存在は本当に荒療治となったんだと思います。頑張って上司のご機嫌を取る事で自分の存在意義を取ろうとしてた千晴が切なかったです。

転職希望者にも色々いて、良い方向へ向かえて良かったです。来栖の神秘眼が冴え渡ってましたが、自分だったらこんなエージェントは御免ですがそれでも受かったから許す!ってのは言い得て妙でした。

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2023年06月08日

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ドラマがとても面白かったから読んでみた!
小説も面白かった!
『私の人生』を、好きだと思える、命を燃やせる仕事をしながら彩り豊かにしていきたいなぁとしみじみ感じた本でした。
なんか、明日からまた仕事がんばろーっと思えた!

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2024年05月22日

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話の展開もスムーズ、魔王様のキャラもとても立っていて、ちょっと大袈裟だな感じだけど確かにドラマ向きだと思った。3作目も読みたい!

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2024年04月08日

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転職エージェントのキャリアアドバイザーとして働く来栖嵐は、魔王様と呼ばれている。
------が、最後までこの「魔王様」がしっくりこなかったーっ!笑
そんなに魔王感あったかな???!

次はどんな転職希望者が来るのかな?と期待できて、内容は面白かった。
特に最後の松戸さんの話はよかったな。

でも、最後に進むにつれて来栖さんの人間味が強く出てくるから、さらに魔王感が消えたな…(笑)

タイトル&本の装丁と中身の印象が違うため、いい意味でギャップがある本でした。

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2024年03月17日

Posted by ブクログ



自分の利益と自分が楽になること、を
仕事において考えないようにしようって
この仕事はじめてから何回も思ってるのに。

フィクションでも真っ直ぐな人間をみたら
自分の汚さを実感しちゃう。
まっすぐにやる、やったら良さそうなことはする!!これだけ?

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2024年03月11日

Posted by ブクログ

転職エージェントと転職希望者の物語。
エージェントについてはほとんど知識がなかったので、面白かった。仕組みとか。転職についての話も。

今の仕事に満足していない私には、登場人物たちの言葉はいろいろ耳が痛いなぁ。でも転職限界年齢はとっくに超えてるしなぁ。超えた人がそれでも転職活動を頑張る話なんかも、読んでみたいな。
若い頃にこんなエージェントに出会っていたら、人生変わっていたかも。
でも魔王は怖すぎ。あんな言い方されたら他社使うよね。

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2024年01月09日

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テレビドラマ化されていた事には気が付きませんでしたが、たしかにテレビ映えしそうなストーリー展開だなと思います。

パワハラ上司のもと、身を粉にして働き続けて体を壊す、という主人公の境遇は、今でも「ありそう」というリアリティを感じさせます。広告代理店を辞めた彼女が叔母さんの警衛する転職エージェント会社で働き、そこで「魔王様」と呼ばれる上司に出合う、というあたりは小説らしい展開ですが、魔王様もその周囲の同僚たちも親近感を持ちやすいキャラクターとして描かれています。

転職をめぐる人間ドラマは、「働く」ということだけでなく、「どう生きるのか」ということを考えるきっかけにもなります。まだ若い社会人や、これから就職を考えてゆく大学生・高校生の方々にお勧めしたい一冊です。

すでに文庫化もされており、続編も発売されているようなので、第二巻も手に取ってみたいと思います。

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2023年09月27日

Posted by ブクログ

理不尽な環境で働いている人達が1人でも少なくなるといいです。自分の仕事についても考えてしまった。「誰かに必要とされるから働くんじゃなくて、私がこの仕事を好きだなと思えたから、働き続けたいです」くー、こんなこと思えたら最高ですよね。程遠い…。続編も読みたいです。

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2023年09月09日

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額賀澪の転職の魔王様を読みました。
内容は、ドラマと同じで、同じ映画をもう一度観るような感じです。
ドラマの映像が、本を読んでいると甦ってきます。
ドラマを観てストーリーをしっているのですが、結構面白かったです。
他の作品も読んでみたいですね。

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2023年09月01日

Posted by ブクログ

今どきの転職がテーマの話。
私達の若かった頃とは働き方がずいぶん、変わってきた。
正規で働くことが当たり前であり、生涯、同じ会社で働くことが当たり前だった。
転職エージェントなる職業があること自体、時代の変化を感じる。
来栖は敏腕転職エージェント、どこか冷めたところがある。杖をついていることからも何かありそう。

転職を希望してやってくるのは大企業だけどブラックな企業。そこで心を病みやっと異常に気づく人。
正義感が強すぎて会社を辞めざるを得ない人などなど。
しかし、世の中には正規の立場にもなれない人々も少なくない。
それを考えると転職を希望してやってくる人はまだ恵まれているのかも、なんて思ってしまった。

会社もお店も少しSNSの評価を参考にしてしまうなんて今どきの若者だ。

来栖の転職エージェントへの姿勢の根底にあるものが少し分かった気がするが、ちょっと態度と一致しないような、でもまあ面白かった。

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2023年08月29日

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転職エージェントのお話です。
このお話の中の転職希望者は、心身共に壊れる寸前まで自分を犠牲にして働いている人ばかり。
仕事とは何か?何のために働くのか?他人に評価してもらうために働くのか?誰かに必要としてもらいたいから働くのか?

個人的な話になりますが、体調を崩して2週間程仕事を休んだことがあります。でもどうしても締切日までにやらなけれないけない仕事があり、薬で症状を抑えつつ出勤した日に、夫に『仕事の代わりなんていくらでもいるんだよ。でも家族にとってのお前の代わりは誰もいないんだよ』とめっちゃ怒られました。その時のことを思い出しながらの読書になりました。実は言われた時は『私しか分からない仕事なんだよ!誰も代わってくれないんだよ!』なんて、ちょっとムッとしたりもしてたのですが、本書を読んで、あの時の夫の言葉はめちゃくちゃ真実だなぁと今更ながら実感してます。夫よ、なかなかいいこと言うじゃないか、と思ったのでした。ちょっとタイムラグはありましたが、気付かせてくれた「転職の魔王様」に感謝w

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2023年07月14日

Posted by ブクログ

まもなく(2023年7月)から成田凌、小芝風花らで連ドラとなるそうなので、読んでみた。読み物としては面白いが実写化で見ると、千晴にイラつくのが目に見えるようでドラマはパスかな。しかし、充て書きしたかのように配役がピッタシやわ。石田ゆり子も山口沙也加も。繰り返しになるが、読み物としては面白い

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2023年06月26日

Posted by ブクログ

広告代理店での激務に心身を壊し休職した主人公羊谷が、転職エージェントでキャリアアドバイザー「魔王様」こと来栖と出会い、来栖のもとでキャリアアドバイザー見習いをするお話。

主人公の広告代理店での上司が、◯通で過労自殺した東大卒の女性に起こった出来事の引用が多くてね(広告代理店って時点で少し予想はついたけどさ)。
仕事は死んでも離すな!とか、オリジナルで言える人間がそう何人もいてはたまらない。
なので、この本、最初の印象は良くなかった…。
人によってはフラッシュバックするようなセリフを、そのまま引用しちゃうの…?って。私も、あの件を思い出して苦しくなっちゃったし。

でも、読み進めたらなかなか良いなって思うような、転職というより「学生シューカツ」の真理だなと思えるような、共感できる記述が結構あった。

体育会系の爽やかでやる気のある若者を演じて就職した会社では、そのキャラを演じ続けるのがつらくない。
一箇所に3年も勤められない人間はどこでも通用しないという言葉の呪い。
じゃあ3年勤めたらその先どーなるの。
これらは、若者仕事あるあるなんじゃなかろうか??

シューカツ面接ではなくても、面接で取り繕ってしまった過去は誰しもあるだろう。わたしもある。
そういう人には、響くものがあると思う。

来栖さんの過去にさほど興味をもてなかった私は、後半2作はちょっと蛇足が多く感じてしまったけどな。

装画はおかざきまりさん。
表紙は多分、主人公羊谷。
で、裏表紙の白髪のセクシーイケメンは、魔王様こと来栖?
来栖さんはこんなセクシーイケメンですか?!
読んでる限り、もうちょいクールで神経質なところのある人なのかな?と思ったんだけど。
裏表紙見るたびになんとなく恥ずかしくなってしまう…そんな裏表紙。

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2023年06月10日

Posted by ブクログ

なかなか本心を言葉で出さないというのはもどかしいが、それはそれで読み込むには面白い
人生はそんな事の繰り返しだから

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2023年04月23日

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ちょうど転職を終え、人材業界へ転身したので勉強のために読みました。
自分の人生は自分の頭で考え、決断する。
エージェントはその決断のサポートをする仕事であること。
その他、人材業界で働く上で大事な言葉を多く知る機会になりました。

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2023年03月26日

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ネタバレ

おもしろかった
転職エージェントの裏側も知ることができてよかった
仕事辞めるかどうかはわからないけど転職活動する勇気が出た

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2023年03月05日

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大手企業に新卒で入社したのはいいが、上司のパワハラにより退職することになった羊谷千春。傷つき、家に籠るようになったため、叔母が社長を勤める派遣会社シェパード・キャリアでとりあえず働き始める。教育係として、転職の魔王様と呼ばれる来栖嵐の元、幾人かの求職者と面談していく。働き続けるのは大変だ。作ったキャラにより内定を獲得したのはいいが、それを維持し続けるのも大変だ。そして、転職活動は何もかもがわかって将来を見定めなくてはならず、もっと大変だ。

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2023年02月07日

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卒後に就職した会社をハラスメントにより辞めた主人公 羊谷千春が織りなすお仕事小説。

多くの時間を占める仕事
仕事だから仕方ないと諦めるのか
仕事に何を求めるか、という色々な求職者から学び、自分の人生を見つめ直していく主人公とクセ強めの上司。

あー、明日からも仕事頑張ろうかなと思える一冊。

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2022年12月13日

Posted by ブクログ

 労働観というものについてのクライアントの気づきと再生を描くヒューマンドラマ。
 プロローグとエピローグを除き5話からなる連作短編集。

      * * * * *

 テーマは『君たちに明日はない』(垣根涼介)の対局にあるが底に流れるものは近い作品でした。
 各話のクライアントたちへの転職についての助言を通し、彼らを「大人」としての自立や仕事に対するスタンスの確立へと導いていくストーリーなのですが、見習いCAの千晴自身が業務を通して自立と再生を図るという二重構造の構成になっていました。

 設定がわかりやすく、軽めのタッチで読みやすくもあって、まずまず楽しめました。NHKの夜ドラ向きだと思います。

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2022年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『必要とされる場所で働きたいんですか?そうやって、自分の価値を他人の価値観に委ねるから、ブラック企業で扱き使われて壊されたら捨てられるんですよ。自分の価値くらい、自分の価値観で測ったらどうです?』

『そうやって、自己犠牲を盾に居場所を作ろうなんて思わないことだね』

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2023年09月03日

Posted by ブクログ

自分が同じ立場だとして、魔王様のように思えるかなあ、、、最後の方は魔王様の過去に触れてくるお話が続いて、そこも良かったです。2.0も7月に出るみたいなので、楽しみです。

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2023年06月13日

Posted by ブクログ

どんな会社で何をしたいか?よりも
自分がどんな自分でありたいか。
そしてそれは誰かに言われた自分ではなく、
自分が見つけた自分であること。

文にしてみれば簡単だけれど、意外に難しい。

自分がどうありたいかって、
何となく周りに流されたり、周りから見た自分を必要以上に客観的に見ようとこじらせてしまった人にとっては
そう簡単に見つかるものではないのかも。

でも一度こじらせて、挫折して、そこから自分ととことんやり合ってもう一度上がった人って強いとおもう。

そんなことを考えさせられる本でした。

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2022年11月24日

Posted by ブクログ

人から必要とされたい、お人好しの未谷が精神的に身体を壊して仕事を辞める。
 叔母が経営する転職エージェントに相談し転職の魔王と揶揄される来栖と出会う。仕事探しが自分探しの旅とも言える様な経験をする。
 そんな未谷を『気持ち悪い社蓄』と一蹴する。
何故、こんな酷い言葉を言うのか?来栖の性格が歪んでるのか?
 自分を大切しろ!会社の為なんかに命を削るなと警告しているのだ。
 昨今の長時間労働での過労死や精神的疾患を糾弾したいかの様に。これ以上、そんな人間を見たくない来栖が適宜、相談者に辛辣な言葉を投げかける。
 自分の事を決めるのは自分以外いない。成長する為には自分を見直せ。幸せを犠牲にしてまで会社に依存すな。つけ離す様だが相談者の幸せを願っている。それが転職の魔王の来栖である。
 少し成長した姪の未谷と魔王の来栖のラストはビールで祝杯をあげにいく。
 ビールジョッキで乾杯するカチーンと言う福音が聞こえて本を閉じた。精々、私たちも仕事を頑張っていくのだ。
 

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2022年07月25日

Posted by ブクログ

転職活動中に読みました。

登場人物は転職の時にありがちな悩みをそれぞれ抱えていて、仕事や人生をどう考えていけばよいか、参考になりました。

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2022年06月05日

Posted by ブクログ

転職エージェントに焦点を当てて、働くことを描く

なんとなく転職しようか考えてたけれど、自分の生き方をもう一回考え直してみようと思う

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2022年03月13日

Posted by ブクログ

お仕事小説繋がりで、「たまごの旅人」に続いて読みました。額賀さんの作品は久しぶり。

私自身も転職経験は何度かあり、前職では社畜気味な働き方をしていたので、苦々しくもあり共感も感じながら読みました。

転職を通じて、各自が自分のキャリアや人生を見つめ直し、一歩踏み出す姿が見ていて気持ちよかったです。

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2022年02月17日

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