額賀澪のレビュー一覧

  • 完パケ!

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    北川と安原はお互い自分にないものを持つ相手を羨みながらも相手を妬むことはない。
    それぞれの悩みを抱えながらも苦しんで苦しんで、でも二人だからも二人ならたどり着けると一つの目標に突き進む。
    若者らしい深刻さと、のびやかにまっすぐ未来を見据える姿に青春だなっと思う。

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    2021年04月24日
  • 転職の魔王様

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    大手の広告代理店で働いていた千晴だったが、過労で倒れて辞職した。そんな千晴に、叔母の経営する転職コンサルティング会社でアルバイトをしてみないかと誘われて…

    ブラック企業で働いていたが故に人の顔色を伺う千晴にはズバズバと暴言に近い物言いの来栖の存在は本当に荒療治となったんだと思います。頑張って上司のご機嫌を取る事で自分の存在意義を取ろうとしてた千晴が切なかったです。

    転職希望者にも色々いて、良い方向へ向かえて良かったです。来栖の神秘眼が冴え渡ってましたが、自分だったらこんなエージェントは御免ですがそれでも受かったから許す!ってのは言い得て妙でした。

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    2023年06月08日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

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     放課後がテーマのアンソロジー。

     一番のお気に入りは、額賀さんの「願わくば〜」。
     美術部の先輩と後輩の何気ない一コマから一転。あの津波の痛ましい震災。そして震災から5年経ったある日、東京から帰省した宗平は美術部の先輩の藍と再会し、同じ職場で働く三浦の祖父の震災時の足取りを辿る手伝いをして欲しいと頼まれて… 
     震災の生々しい描写が痛ましく、ただ辛いだけの追憶かと思いきや、まさかのラストで呆然でした。行方不明の菅原先輩はきっと、宗平が思った通りの態度を取る様な気がしました。

     青崎さんの裏染シリーズの番外編。このシリーズ、又読みたいです!

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    2021年02月01日
  • 拝啓、本が売れません

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    ネタバレ

    どうやったら本が売れるのか。本作りに関わる様々な人たちを巻き込んで試行錯誤していく。

    読んだことのある本のプロットを見れるのも新鮮で、ここからあの物語に発展していったのかと思うと面白かった。

    最後の一文には元気がもらえる。

    本が売れ、本屋も残って、これからも面白い物語がたくさん紡がれる世の中であってほしい。

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    2020年07月23日
  • ヒトリコ

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    心無い大人の言動が子供に及ぼす影響の大きさをリアルに感じたお話でした。自分に置き換えて心情を察するも孤高を貫く芯の強さは真似できようもなく、環境に見切りをつけて逃げだしていたに違いありません。文庫化にあたり追加された後日譚は必読の価値ありです。

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    2020年04月05日
  • タスキメシ

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    ネタバレ

    早馬が見事に逆転満塁ホームラン的な復活を遂げるのかと思っていた
    泣いた

    助川が、好きです
    どうも私は青春小説を読むと、主人公の隣にいる脇役に惚れるタイプの様だ

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    2020年03月26日
  • タスキメシ

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    高校駅伝好きの 私にとっては とても 楽しく読めました。

    でも 先に 箱根編のほうを 読んでしまったので。
     
    ちょっと やってしまったかな。と思いました。

    やはり 順番に 読むものですね。

    チームⅢも 読んでみたいです。

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    2020年03月15日
  • 小説 空の青さを知る人よ

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    ネタバレ

    「されど空の青さを知る」、素晴らしい言葉です。自分にとってその空は何なのか。モノでもいい。人でもいい。文字通り私たちを包む空でもいい。空の青さを知った人は強い。強くなれる。まだ夢の途中でもがいている人たちへの希望の物語。

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    2019年09月29日
  • 夏なんてもういらない

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    ネタバレ

    こんなにも美しくあたたかな失恋があるのか。壊れるからこそ再び生まれるものがある。確かに、もう、いらない。
    また、この物語でもあったように、地域でも会社でも、先にいた人がつくったつまらないルールやしきたりに無理矢理従わされるのが非常に辛いのは強く共感する。縛られれば縛られるほど自由がほしくなる。
    人は変化を恐れる。しかし、変化を受け入れていく寛容さがほしい。歴史や伝統と自由をうまく折り合いをつけて生きたい。

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    2019年08月21日
  • 女ともだち

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    全体的におもしろいけどまあまあかなあと思いながら読んでいたら、最後の森絵都の「獣の夜」がひたすらによくて、とある一文がぶっ刺さりすぎて気が遠くなるくらいによくて、一気にお気に入りの本になってしまった。 あまり大声で言えないいわゆる性癖みたいなものなのでこっそり隠しておく。 これからも私は私のネイチャーに従って生きていけたらいいな。 ハメはずさない程度に。

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    2021年03月04日
  • 先生が終わらない

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    『あの本、読みました?』の中で紹介されて手にとりました。

    公立中学校の音楽教師の福田芳野が亡くなるところから物語は始まる。

    プロローグの『そんな日に、福田芳野は死んだ。』この言葉で物語への期待が膨らんだ。
    端的言ってしまえば、公立中学校教師の仕事改革の物語。中でも部活動に対する見方を変えてくれる。

    昭和の時代から勉強は出来なくても、何か一つ生徒の特徴ある所を伸ばせてやれれば良いと、教えられ信じてきた。

    しかし、学校では勉強が大事だと、この本を読んで感じた。
    学校では多くの事を経験し、視野を広げることが大事だと思う。物事に対して色々な角度から物事を見られるようにするために。人生の選択の幅を広げる事になると思う。

    「子どもには輝かしい未来がある」と言う言葉を耳にする。子どもには何でもしてあげたい気持ちは分かる。
    ならば、大人には輝かしい未来はないのだろうか。

    誰にでも明日という未来がある。その未来を楽しく生きる為に努力してもいいと思った。


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    2026年11月02日
  • 先生が終わらない

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    読み始めて思ったのは、「私が想像していた構図とは少し違う」ということ。

    部活動を減らしてほしい、超勤は本当はしたくない、でも周りの環境がそうさせてくれない…という現場の声があり、宇佐崎先生が派遣され、働き方改革キタ━(゚∀゚)━!万歳!!みたいな構図になるかと思いきや、それはむしろ逆だった。

    「目の前の生徒のために頑張りたい」
    「そのための過重労働は、しんどいけど仕方のないこと」
    「これくらいのことは他の先生もみんなやってる」
    「いきなり部活動廃止とか言われても迷惑だ」
    アリスをはじめとする先生たち、長時間労働に対する感覚が麻痺してないか?
    定時退社が当たり前の感覚のわたし。。
    読んでいて、なんだか怖くなってきた。

    報告会ではアリスが結構いい演説をしたのに、なかったことにされて、悔しかった。
    偉い人を気持ちよくする会、本当に気持ち悪くて気分が悪かった。
    あんな形式だけの会、あちこちで行われてるんだろうな。
    結局なにも変わってないように見えるけど、本当にちょっとずつでも一人一人の意識が変わって、教員のブラックな労働環境が改善されますように!!!

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    2026年11月01日
  • 先生が終わらない

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    先生たちの子どもたちのためという奉仕精神に支えられてギリギリのところでもがいている今の教育現場をリアルに描いている。学校には子どもたちのことが大好きな先生もいるし、学校が楽しいと思っている生徒もたくさんいる。でも、先生たちはとてもとても疲れている。いろんな原因を放置して小手先の対策をしても、解決には至らない。社会全体でちゃんと向き合って、教育に予算をかけてなんとかしないと大変なことになると思った。問題提起と、解決の光が少し見えてきそうな作品だった。綺麗にまとめていないところが、とても好感が持てるし、よく取材されたんだなあと拍手を送りたい。

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    2026年11月01日
  • タスキメシ

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    駅伝の物語。物語は主に高校生活を中心に描かれます。 臨場感にあふれた駅伝の描写が描かれるスポーツ小説。故障をきっかけに引退を決める選手と、復帰をしてほしいと願う、想いと想いが交錯する青春小説。今にも食べたくなるほど美味しそうであふれた、お料理小説。 走ることを辞める勇気、続ける勇気。どちらを選ぶにも「決断」することで後悔のないものへとなります。人生は決断のときだらけ。自分と向き合うことの大切さを教えてくれました。 1冊の中にふんだんに要素が盛り込まれており、読後の満足感で心が満たされました。

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    2026年10月31日
  • ほろよい読書

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    5人の作家さんによる「お酒」をテーマにした
    短編集。

    どの作品も短いながらふんわりいい雰囲気で
    味わい深いです

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    2026年10月27日
  • 青春をクビになって

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     タイトルが素晴らしいと思い手に取った一冊。ポスドク、非常勤の大学講師が夢を追いかけるかどうかの分かれ道にさしかかり、現実と向き合う話。タイトルはクビになってだが、急に放り出されて今後どうするか途方に暮れるというより、焚き火の炎が小さくなるのを、薪をくべるでもなく静かに消えてゆくのを見届けるように、今まで目を逸らしていた未来にきちんと目を当て終わりを受け入れていくようだった。
     小柳先輩が、研究者として真っ当な最後だったか、私には承服しかねる部分があり、どうしても主人公と同じ心境にはなれず少し興醒めしたら部分があった。

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    2026年10月26日
  • ほろよい読書

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    アンソロジーは今まで読んでこなかったけどどの話もとても面白くて夢中で読んでしまった。
    移動中や待ち時間にもピッタリ✨️
    おかわりも読む!

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    2026年10月24日
  • 夜と跳ぶ Re:東京ゴールデン・エイジ

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    オリンピックを目指すスポーツ小説でありながら、次々と巻き起こる事件に巻き込まれていく展開は疾走感にあふれ、ページをめくる手が止まらない。世代の違う若者と中年のおじさんが、少しずつ絆を深めていく姿も心地よく、読後には爽やかな余韻が残る一冊でした。

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    2026年10月23日
  • 夜と跳ぶ

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    元金メダリストと、その一瞬を切り取るフィルマー(カメラマン)の物語。公共の場で迷惑をかけてまで滑ることに違和感を覚えつつも、スケートボードは路上でこそ意味があるという、その文化が持つ独自の価値観にも少しずつ引き込まれていく。
    何より、この先が気になる幕引きがずるい。この終わり方は次作を読まずにはいられない。

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    2026年10月21日
  • 沖晴くんは死神と笑う

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    社会人となった主人公が出会ったのは、死神と取引をした女性。感情の読めない彼女との距離がもどかしくも温かい。前作に比べて物語が軽やかで、短編集のように手軽に読み進められるが、じんわりと優しさがある一冊でした。

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    2026年10月18日