額賀澪のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
8月15日で終戦からちょうど80年を迎える。
殆どの日本人が戦後の生まれとなった今、
太平洋戦争をはるか遠い昔話と感じる人も少なくない。
戦時下の写真はモノクロばかりで、灰色がかった光景はどこか「歴史上の出来事」のように感じさせる。
戦時中のモノクロ写真をカラー化した『時をかける色彩』という写真集をきっかけに様々な立場の人達が戦争を自分に一歩近付けて考えるという5編からなる連作短編集だ。
どの編も考えさせられるものがあり、特に書店員飛鳥の『時をかける色彩』のポップには心に刺さるものがあり読み応えのある1冊だ。
登場人物の名前に色が入っていたり、普通からちょっとはみ出したそれぞれの主人公達の -
Posted by ブクログ
戦時中などの写真に色をつけた「時をかける色彩」と言う写真集をめぐる連作短編集。
年齢も住むところも違う様々な環境の人たちが「時をかける色彩」に触れることにより、戦争とは何だったのかを問いかける。
戦後80年。
もう太平洋戦争を直接語れる人は、ほとんどいない。
それでも数年前に比べて、当時の様子を語る人が増えて来た印象を受ける。
作られる作品も現実に忠実なものがある一方、ある意味、戦争に意味があるのかと反戦のメッセージが含まれてるものも出て来た。
どちらも間違いじゃないし、それを比較することで、今作中にもあるが、「戦争を二度と起こしてはいけない」ってしか言えなかった自分が少し恥ずかしくなってくる -
Posted by ブクログ
夏休みの小学校の図書室。宿題の読書感想文を仕上げたい小学生が訪れます。そこにいたのは、謎の中学生フミちゃん。悩める小学生たちに、本をすすめ、書き方をアドバイスします。
さまざまな思いをかかえる小学生たちが、フミちゃんのアドバイスを聞いて、原稿用紙に向かいながら、それぞれの自分の気持ちと向かい合っていきます。
感想文の書き方のハウツー本かと軽い気持ちで読み始めましたが、大間違いでした。
かつての私も、この物語の一小学生のように、優等生的な結論でまとめておけばいい、という考えで書いていましたが、ここで書かれた感想文は、まさに日記のように気持ちを伝えていて、ホロリとさせられました。
子どもたちにぜ -
-