額賀澪のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
夏休みの小学校の図書室。宿題の読書感想文を仕上げたい小学生が訪れます。そこにいたのは、謎の中学生フミちゃん。悩める小学生たちに、本をすすめ、書き方をアドバイスします。
さまざまな思いをかかえる小学生たちが、フミちゃんのアドバイスを聞いて、原稿用紙に向かいながら、それぞれの自分の気持ちと向かい合っていきます。
感想文の書き方のハウツー本かと軽い気持ちで読み始めましたが、大間違いでした。
かつての私も、この物語の一小学生のように、優等生的な結論でまとめておけばいい、という考えで書いていましたが、ここで書かれた感想文は、まさに日記のように気持ちを伝えていて、ホロリとさせられました。
子どもたちにぜ -
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Posted by ブクログ
大切なものほど失くしてしまう悪癖を持ち、罪悪感を覚えながらも飄々と生きる彼。そんな少年の高校生活を辿るなかで突然見えてきた悲しい未来に、狼狽えてししまいました。
東日本大震災で、街が大きな津波に襲われた。大事な人が亡くなり、今も行方不明のままの人が大勢いる。
あの時、その後に起こったであろうこと。故人との思い出。“もし”がもたらす苦しみと後ろめたさ。遺された人の心の変化。
さまざまな関係者によって語られる少年の思い出と迎えられたはずの未来、そしてあの日に起きたこととは……。
爽やかな青春小説だと思っていたので、思いもよらない展開に当時の気持ちに引き戻された。
大きな哀しみに襲われたとき、