タスキ彼方

タスキ彼方

1,782円 (税込)

8pt

戦時下と現代の熱い駅伝魂を描く感涙小説。

ボストンマラソンの会場で、とある選手から古びたボロボロの日記を受け取った新米駅伝監督・成竹と学生ナンバーワンランナー神原。それは、戦時下に箱根駅伝開催に尽力したとある大学生の日記だった。その日記から過去を覗いた二人が思い知ったのは、美談でも爽やかな青春でもない、戦中戦後の彼らの壮絶な軌跡。そこには「どうしても、箱根駅伝を走ってから死にたい」という切実で一途な学生達の想いが溢れていた。
現代の「当たり前」は昔の人々が死ぬ気で勝ちとってきた想いの積み重ねと知った彼らは・・・・・・・。そして、戦時下の駅伝を調べ、追う彼らに起きた、信じられないような奇跡とは。
先人達の熱い想いが襷として繋がり、、2024年、第100回箱根駅伝は開催される。
熱涙間違いなしの青春スポーツ小説、最高傑作です。

(底本 2023年12月発売作品)

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    320ページ
  • 電子版発売日
    2023年12月08日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

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タスキ彼方 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とても読みやすく面白かった。
    悲しく残酷な内容を清々しさで和らげて、哀しい、だからこそ今が輝かしいのだと感じられた。
    過去と今が繋がった瞬間は、登場人物たちと同じく鳥肌がたった。
    この作品を読んだあとに見た駅伝は、今までとは異なる深みをもった感情で応援することができた。
    「本を読むことは心を豊かにす

    0
    2025年01月07日

    Posted by ブクログ

    現代と戦時中を行き来して読めるので、より戦時中の選手の人たちの思いや願い、環境などを感じ取れ、辛い部分もあった。当たり前じゃないってことを知ってるか知らないかは大きいと思う。
    そこを読んでからの最後の現代の神原くんの走りが清々しくそして輝いていた。

    0
    2025年01月02日

    Posted by ブクログ

    戦時下ということもあり人が入れ替わる
    ところどころ主語が見えなくなることもあった(あえてなのかもしれない)が、勢いで読めば大丈夫、それだけの走り抜ける感がある
    最後のページまで、脈々と受け継がれてる駅伝を表されていて登場人物が丁寧に扱われている

    0
    2024年09月16日

    Posted by ブクログ

    第100回箱根駅伝を機会に描かれた作品。
    戦時中の箱根駅伝にかける大学生たちの想いを、現代の回想と交互に描く。
    日東大に監督に就任したばかりの成竹は、ボストンマラソンで3位に入賞した神原と一緒にいる時に、戦時中に書かれた古い日記を外国人から受け取る。
    そこには戦時中に箱根駅伝開催に向けて、必死に戦っ

    0
    2024年06月01日

    Posted by ブクログ

    いやあ凄かった。これは映画化しても良いのではないかと思った。難しいか、、?
    ただの駅伝のお話ではない。初読みの作家さん。

    昭和十五年、真珠湾攻撃前の日本から物語は始まる。
    その後開戦。戦火の色が濃くなり、中止になってしまった箱根駅伝。
    学生の意地と根性で、昭和十八年、最後の箱根駅伝という思いで復活

    0
    2024年05月28日

    Posted by ブクログ

    箱根駅伝の歴史に基づくフィクションということで、あの大学この大学を連想させる架空の大学名やチームカラー、大学駅伝好きとしてマニアックな点にいちいち反応しながら読む。

    第二次世界大戦によって中止を余儀なくされた箱根駅伝、その代替となる青梅駅伝、第22回としてカウントされながらも異質の箱根駅伝……。戦

    0
    2024年05月03日

    Posted by ブクログ

    箱根駅伝。毎年当たり前に見ている。それが当たり前ではなかった数年間。絶対に走る、走らせるんだと出征間近の大学生達が奔走して大会を実現するところに胸が熱くなった。
    戦後、大学に戻ってきた肇が生き残ったことに罪悪感から前向きになれない姿にあの戦争による犠牲の大きさに心がぎゅっとなった。
    今年の100回大

    0
    2024年03月31日

    Posted by ブクログ

    額賀さんのこのシリーズ全て読んでます。ランナーなので、共感できる部分が多く大好きです。
    そして、箱根駅伝が益々好きになりました。史実に基づいたフィクションで、戦前・戦後・現代とどれだけの人を箱根は魅了してきたのかよくわかりました。どれだけの人が動いて箱根駅伝が開催開催できたのか。今も開催されているの

    0
    2024年03月29日

    Posted by ブクログ

    タスキメシシリーズが大好きな私。こちらももちろん素晴らしく、箱根駅伝の深いところを知ることができた一冊。
    あらゆる立場から、あらゆる捉え方で描かれていて、美談ではなく苦しみも悲しみもあり、その当時の息遣いや関東学連の彼らが走り回る熱量がそのまま伝わってくる。あの時があったから今がある。「100回の歴

    0
    2024年03月25日

    Posted by ブクログ

    毎年恒例、当たり前のように開かれる箱根駅伝。
    戦時中の箱根駅伝の事なんて考えた事もなかったけど、タスキを繋いだ仲間が戦争で亡くなっていく。とても残酷で信じられない話でした。
    生き残った人達の辛さややりきれなさも、胸がいっぱいになりました。
    箱根駅伝にかける思いがタスキとなって100回まで繋がっていく

    0
    2024年03月15日

タスキ彼方 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    320ページ
  • 電子版発売日
    2023年12月08日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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