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戦時下と現代の熱い駅伝魂を描く感涙小説。
ボストンマラソンの会場で、とある選手から古びたボロボロの日記を受け取った新米駅伝監督・成竹と学生ナンバーワンランナー神原。それは、戦時下に箱根駅伝開催に尽力したとある大学生の日記だった。その日記から過去を覗いた二人が思い知ったのは、美談でも爽やかな青春でもない、戦中戦後の彼らの壮絶な軌跡。そこには「どうしても、箱根駅伝を走ってから死にたい」という切実で一途な学生達の想いが溢れていた。
現代の「当たり前」は昔の人々が死ぬ気で勝ちとってきた想いの積み重ねと知った彼らは・・・・・・・。そして、戦時下の駅伝を調べ、追う彼らに起きた、信じられないような奇跡とは。
先人達の熱い想いが襷として繋がり、、2024年、第100回箱根駅伝は開催される。
熱涙間違いなしの青春スポーツ小説、最高傑作です。
(底本 2023年12月発売作品)
Posted by ブクログ 2024年03月31日
箱根駅伝。毎年当たり前に見ている。それが当たり前ではなかった数年間。絶対に走る、走らせるんだと出征間近の大学生達が奔走して大会を実現するところに胸が熱くなった。
戦後、大学に戻ってきた肇が生き残ったことに罪悪感から前向きになれない姿にあの戦争による犠牲の大きさに心がぎゅっとなった。
今年の100回大...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月29日
額賀さんのこのシリーズ全て読んでます。ランナーなので、共感できる部分が多く大好きです。
そして、箱根駅伝が益々好きになりました。史実に基づいたフィクションで、戦前・戦後・現代とどれだけの人を箱根は魅了してきたのかよくわかりました。どれだけの人が動いて箱根駅伝が開催開催できたのか。今も開催されているの...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月25日
タスキメシシリーズが大好きな私。こちらももちろん素晴らしく、箱根駅伝の深いところを知ることができた一冊。
あらゆる立場から、あらゆる捉え方で描かれていて、美談ではなく苦しみも悲しみもあり、その当時の息遣いや関東学連の彼らが走り回る熱量がそのまま伝わってくる。あの時があったから今がある。「100回の歴...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月15日
毎年恒例、当たり前のように開かれる箱根駅伝。
戦時中の箱根駅伝の事なんて考えた事もなかったけど、タスキを繋いだ仲間が戦争で亡くなっていく。とても残酷で信じられない話でした。
生き残った人達の辛さややりきれなさも、胸がいっぱいになりました。
箱根駅伝にかける思いがタスキとなって100回まで繋がっていく...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月15日
昭和18年戦前最後の箱根駅伝は靖国神社がゴール。1区を走った後すぐ出征する選手。ユニホームを下に着込んで飛び立った特攻兵など多くは還らない。令和の世第100回大会と絡めて駅伝競技に青春をかける学生たちを描いた感動作。
軍部に認められず中止、青梅までの駅伝が2大会、これは公式の回数に含まれず。それが...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月13日
「タスキメシ」シリーズを読んできて本書を見た時「あっ、きた!タスキ」と顔が綻んでしまった。
今度はどんな「タスキ」を描いてくれるのかと楽しみにしていた…ら今作は箱根駅伝の歴史!
そーきたか!やはり唸りますね!
100回大会を迎えた箱根駅伝、今年も勿論テレビに齧り付いて見てました。
意外なドラマを見せ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月12日
駅伝関連ということで、最初の期待はあまり高くはなかった。
しかし、戦中、戦後と現代が行ったり来たりする時系列、現代の日東大監督と、戦中の選手との関連など、物語性に惹かれながらスラスラと読み進めることができた。
戦時下において駅伝がどのような存在であったのか、駅伝を繋いできた人たちとのタスキリレー...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月10日
今年2024年は箱根駅伝100回という大きな節目の大会でした。100回と言うだけでも歴史を感じるのにその間に戦争もあったということ。毎年なんだかんだ見てしまっている箱根駅伝をますます深い感情を持って見ることになると思います。途中まで読んだ時点で絶対涙腺やばいことになると思って職場の昼休みとかには読ま...続きを読む
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