額賀澪のレビュー一覧

  • 夜と跳ぶ

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    天才元金メダルスケボーと崖っぷちオジさんのコンビは新しく、予想を超えて面白い。逆にオジさん向きのストーリー。ライトノベルっぽい装丁が変わると手に取りやすいのだが。

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    2024年10月10日
  • タスキ彼方

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    317ページ
    1800円
    10月2日〜10月6日

    タスキメシの続きだと思って手に取ったが、全く違う話で初めはガッカリした。目次の章立ても細かすぎて、ちょっと圧倒された。読み進めると、2つの時間軸があって、箱根駅伝をテーマにした読みやすい話だった。中盤の駅伝を走っているところは自分も走っているような感覚になり、先へ先へとグングン読めた。戦争を経て、なお繋がれていくタスキがあることに感動した。

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    2024年10月06日
  • 夜と跳ぶ

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    スケートボードの《消えた金メダリスト》×崖っぷち中年カメラマンという凸凹コンビが
    魅せスポーツ青春小説。ストリートスポーツの魅力とスケートボードの躍動感をしっかり描いていて楽しく読めた。ロスオリンピックでの2人の活躍の話も是非読みたい

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    2024年10月05日
  • 夜と跳ぶ

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    おじさんがいい味出してる。オリンピックよりストリートが大事というのは確かにこういう人たちにとっては当たり前なのかも。LA28の続編も読んでみたい

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    2024年10月05日
  • 光が死んだ夏 特装版

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    ネタバレ

    額賀澪による「光が死んだ夏」の小説版の第1巻。モクモクれんの同名コミックスのノベライズ。本巻はコミックス第3巻の冒頭あたりまでです。ある集落で一緒に育ってきた佳紀と光だったが、光だと思っていたものは別のナニカにすり替わっていた。一緒にいたいと思った佳紀は光の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々を始める。BL風味の青春ホラー作品です。小説ならではの描写が、ゾクゾク感を上手く増していると思いました。個人的には書き下ろし短編「秋の栞」が良かった。難しいかもしれないけど、オリジナルにはない話をもっと読みたい。

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    2024年09月28日
  • 夜と跳ぶ

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    金メダリストの大和エイジが思うアスリート
    カメラマン与野が追い続けてきたアスリート
    このすれ違いが面白い

    こんなにもエイジの周りで事件が起こる?ってちょっと思う。
    けど、2人を取り巻く過去も徐々にわかって、スケボーで滑走していくような疾走感がよかった

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    2024年09月20日
  • 夜と跳ぶ

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    ネタバレ

    小説には、時間が経っても変わらずに読み続けられるものと、今、この時に読むからこそ輝くものがあって、一般的に前者が評価されがちなのだけれども、そういえば後者の作品も好きだったな、と思い出させてくれた本。
    過去形なのは、最近、さっぱりそういう本を読んでいなかったから。

    得てして、時間が経っても変わらない小説は、読んでた瞬間からノスタルジックというか、モヤがかかったような雰囲気を感じるんだけど(そのぼんやりした雰囲気がまた魅力)、この作品は、2024年の東京なんだということをどこまでもくっきりと、今、自分が生きている時代なんだと突き付けてくる感じがある。
    渋谷に行ったら、エイジが滑ってるのに遭遇で

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    2024年09月15日
  • 夜と跳ぶ

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    本の装丁に少々戸惑ったが、額賀澪作品だから読み始めた。
    時流に合わせたかのようなスケートボード物の小説は、流石!額賀澪作だけあってちゃんとスポーツ小説になっていた。
    東京オリンピック金メダリストの過去と、スポーツ写真家の関わりは歳の差バディー物の趣きがあり好ましい。
    やたらにトラブルに見舞われるのもご愛嬌というところか。
    たいへん読みやすい小説でした。

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    2024年09月11日
  • 夜と跳ぶ

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    パリオリンピックのスケボーを思い出しながら読んだ。読み終わってから表紙を見たらイメージ合ってた。額賀さんのスポーツものは面白い。子供にスポーツを習わせることの難しさ。

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    2024年09月07日
  • モノクロの夏に帰る

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    ネタバレ

    題名とは逆に、

    モノクロ写真に急に色が付いてきて、写真の中の人やモノが動き出すイメージ。

    中編が4つあって、それぞれが2層構造。

    全編、『時をかける色彩』(戦時中のモノクロ写真に色を付けた写真集)で貫かれていて、

    全編、現代を生きている人がメインだが、各編の最後にちょっとだけ、戦時中を生きた人と、その心の中を登場させている。

    「ある晴れた夏の朝」(小手鞠るいさん)と同じような読後感だが、構造が分かりやすい分、小手鞠さんの作品の方が僕にはよく伝わってきた。戦争を体験していない若い世代の、戦争の是非についての洞察が深いように感じた。もちろん、額賀さんのこの作品もとてもいい。

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    2024年09月07日
  • 転職の魔王様

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    就職エージェント。来栖、末谷。
    魔王と呼ばれ、末谷を一人前のエージェントに育てるストーリーが痛快であり、心が打たれた。
    それぞれに問題を抱え、転職を希望し来栖、末谷の所へやってくる。アドバイスを求めるが、逆に魔王来栖が大人なのだから自分で決断しろと突き放す。
    そのことで自分自身を振り返り、何がしたいのか?
    どういう会社で何がしたいのかをそれぞれが考え悩み、再就職をする。
    就職エージェントという職の深さを考えました。

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    2024年09月05日
  • 夜と跳ぶ

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    臨場感、疾走感がたっぷりの一冊。
    パリオリンピックの最中に読めてよかった!
    途中で丈太郎と同い年ということに気づいて、おじさん連呼されてるのがちょっと気になったけど…w
    エイジとの関係性が深まっていくのがとても良かった!スポーツ小説という括りにおさまらない展開にも引き込まれたし、エイジの滑りにあわせて読むスピードも上がっていく感じがした。
    (大好きなタスキメシシリーズのレースシーンを読むのと同じ感覚!)
    28年を目指すこれからの二人も気になる…

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    2024年08月22日
  • 夜と跳ぶ

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    スケートボードの東京オリンピック金メダル少年と仕事のないスポーツカメラマンが出会い専属カメラマンとなってスケーターのビデオパートを創り上げていく.迫力あるスケートシーンが目に見えるようだった.

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    2024年08月20日
  • タスキメシ

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    自分の気持ちへどう折り合いをつけるか、どう進んでいくか、それぞれが悩んで、思い合って、ぶつかり合っていく話。

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    2024年08月17日
  • 夏なんてもういらない

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    春、フェリーで旅をしたときに読み始めた。だらだらと読み進め、夏、読み終わったわけだけど、よかった。。。最初はラノベ(あまり読んだことはないけど)っぽい感じ?となんとなく思っていたけれど、どんどん深みが増して主人公の複雑な心情や先の読めない展開に心が揺さぶられた。夏のにおいを感じながら読めてよかった。

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    2024年08月17日
  • タスキ彼方

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    戦時下の箱根駅伝と令和の箱根駅伝が交錯する。
    太平洋戦争真っ只中に陸上を愛した大学生たち。学徒出陣が始まり、それでも箱根を走りたい情熱。その思うがひしひしと伝わる。
    一方の令和ではパリオリンピックを決めた現役の大学生アスリート。駅伝なんか、と歯牙にも掛けないのだが、コーチの祖父と箱根駅伝との関係が明らかになるにつれて気持ちが動く。
    戦時下の駅伝、令和の駅伝ともになんとなく想像ができる擬名の大学が登場する。ご丁寧に最後に令和の箱根駅伝の記録が記載されているが、実在の大学ではない(名前は似ている)のであまり意味をなさない。
    思い切って実在の大学名で書くことはできなかったのか?特に戦時中の部分につい

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    2024年08月17日
  • タスキメシ 箱根

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    「タスキメシ」より、こちらの方が入り込めた。箱根を走っているところは息苦しくなるほどだった。今度から箱根駅伝の見方が変わると思う。努力しても報われないこともあるけれど、チームを信じたり応援を力にして襷を繋いでいくひたむきさに感動した。

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    2024年08月10日
  • 女ともだち

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    女性作家8人が描く「女友達」とは。
    1人目の村山由佳からやられた。大好物ですよ…。
    いいな、こわいな、めんどくさいな…が全部楽しめる。
    阿川佐和子作中の「女がともだちを作るときの条件」が真理だと思う

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    2024年08月06日
  • さよならクリームソーダ

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    美大に通う主人公とその周りの人の話。
    家族になってもならなくてもいいよね、と関係がそんなにうまく行ってないことに前向きに思わせてくれたし美大生がこれからどんな人生を歩んでいくのか気になった。

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    2024年07月07日
  • タスキ彼方

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    タスキメシのシリーズがよかったので額賀澪さんの別の作品も読みたくて…。
    人の命は何よりも尊いものであるはずなのに、命をかけて挑まなければならなかった学生たちの箱根駅伝への想いが溢れていて苦しくなった。
    「もう走るのがしんどい。足が上がらない。そう思ったときに、あと一歩だけ足を前に出してみようと思わせる何かを、彼の背中はまとっている。」そんなふうに思える人との出会いはステキだと思うし、できることなら私も誰かの力になれる生き方をしたい、そう思わされた。

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    2024年07月02日