額賀澪のレビュー一覧

  • 完パケ!

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    映像大学に通い映画監督を目指している安原と北川。卒業制作の映画を撮れるのは一人だけ。そこから始まる。お互いにないものを持っているもの同士。制作が始まり監督とプロデューサーという関係で撮り始める。撮影のひとつひとつへのこだわりとその先を見つめる二人の想いがとても良くて青春小説の面白さが存分に出ている。二人の友人として日々と、監督とプロデューサーとしての日々の葛藤。同じ目標を見つけた時の喜び。ラストまで構成が良くて一気読み。額賀さんの作品は初めて読んだけれど他の作品も読みたくなった。

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    2021年12月06日
  • 風は山から吹いている――Why climb mountains with me?

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    サラっと一気読み。ちょうど先月筑波山に登ったばかりなので、1章目から光景を思い浮かべて読んだ。「険しい山を何時間もかけて登って、日常から離れることで自分にこびりついてる余計なものを引き剥がしていくのが登山」という言葉が心に残った。

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    2021年11月29日
  • タスキメシ

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    「青春小説×スポーツ小説×食べ物小説」
    表題は「タスキメシ」。「メシ」と言うだけあって、ご飯の描写が美味しそう♪

    不安や葛藤、挫折、兄弟関係。苦しむ早馬にひょんなことから料理を教えることになった都との関係。早馬の復帰を心待にしているライバル校の藤宮や兄にあこがれる弟。
    いろんな立場の人、それぞれの思いがある。
    繊細な心理描写に感情移入して、登場人物と一緒に一喜一憂した。

    終盤の助川、春馬、藤宮が競い合うシーンでは胸がいっぱいになった。いいなぁ~、青春。
    爽やかな読後感で面白かったです。
    続編の「箱根編」も楽しみ♪
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    2021年11月19日
  • さよならクリームソーダ

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    ネタバレ

    私も母から「裁縫上手ね」と褒められて服飾専門に進んだ。ずっと服づくりしてきたから、この道に進むのが私のためであり親孝行でもあると信じていた。
    それが入学してから思い知った、自分にはなにもない、アイディアもないし情熱もない。才能なんか勿論ない。
    周りが輝いて見えて、自分なんかここに居ちゃいけない人間だろうと思えて毎日毎日苦しいだけだった。夢や目標ひとつも捻りだせぬまま4年通い卒業。全く関係のない業種に就いた。惨めで情けなくてしょうがない思い出。

    この物語の主人公が、そんな当時の私の気持ちを代弁してくれて少しだけ救われた気もする。
    正直いまだに引きずっていたし、自分だけが辛いと思っていたから。

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    2021年10月07日
  • 風は山から吹いている――Why climb mountains with me?

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    登山って、すごい浄化作用あるんだな。
    インドア派の私でさえ、
    ちょっと登ってみたいと思う。
    本当に登るのは…だけど。

    もう一つの話の軸は、
    スポーツに打ち込んだ人のセカンドキャリア。
    オリパラ終わった今、
    なんだか複雑な気持ちで読み終えた。

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    2021年09月06日
  • さよならクリームソーダ

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    美大で、自分を探す若い人たちの物語。

    圧倒的な才能をもち、人当たりもいい柚木若葉。
    頭もよく、見た目も整っている。
    入学し、彼と同じ寮に入った後輩の寺脇友親は、そんな彼にひきつけられながらも、違和感がぬぐえない。
    何か後ろ暗いバイトもしているようだ。

    友親も、家族の中で自分の位置を捕えかねている。
    母は再婚したばかり。
    義父、義姉と、何とかいい家族になろうと努めてきたが、義姉の手ひどい拒絶を受けた過去がある。

    若葉がなぜ今のような空虚を抱えることになったのか。
    若葉を追い回し、友親に接近してくる恭子は何者か。
    油絵科の先輩、明石小夜子は、高校まで輝かしい受賞歴を持つ実力者なのに、描けなく

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    2021年08月15日
  • 女ともだち

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    千早茜さんが書く小説が好きで買ってみたけど
    正しい女たちに出てくる読んだ事ある短編小説でした( ¨̮ )

    他の作家さんも面白いと思うのがあって
    他にも読んで見ようと思った。

    ゾッとしたりお前かーいて思ったりできて
    面白かったです。

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    2021年08月15日
  • 風は山から吹いている――Why climb mountains with me?

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    岳が抱える罪悪感に穂高と一緒に向き合うクライマックスが迫真。それぞれが自分だったら、と色々考えたラストでした。2人が登った山を読後に検索したら楽しさ倍増。装丁も内容と合ってて素敵すぎる!トロルの舌にも寄ったのかな。

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    2021年08月15日
  • 風は山から吹いている――Why climb mountains with me?

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    ネタバレ

    高校時代にスポーツクライミング部で活躍し、インターハイ出場経験もある筑波岳。
    進学した慶安大学でもクライミング部に勧誘されるが、岳は勧誘を断り続けていた。
    そんなある日、ひょんなことから変わり者の三年生・梓川穂高に「同じ名前だから」と筑波山への登山に誘われ、初めての登山を経験し、登山部に入ることに。

    登山の楽しみを知り始めた岳に、高校時代のコーチ・宝田からの着信があったが、聞こえてきたのは風の音だけだった。
    そしてその翌日、宝田が宝剣岳への登山中、岳への電話の直後に滑落死したと知らされ…


    “額賀澪がおくる山岳ミステリ”と帯にあったが、ミステリ色よりも、山の頂の、冷たく爽やかな風に洗われる

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    2021年08月11日
  • 風は山から吹いている――Why climb mountains with me?

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    登山って身体は本当にシンドくてツラい。わかってるんだけど、高山植物とか壮大な景色、気持のイイ風、小川の冷たくて美味しい水、何より登頂した達成感に中毒性がある。やっと下山してすぐに次どこの山登ろうか?ってなる。木曽駒ヶ岳の千畳敷カール行ってみたい。

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    2021年07月11日
  • 風は山から吹いている――Why climb mountains with me?

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    ネタバレ

     高校時代、スポーツクライミング部でそこそこの成績を出していた岳だったが、大学では競技を続けないと決めていた。だが、ひょんな事から変人と噂されていた登山部部長の穂高に誘われて、登山をするハメになった。そんな中、高校の部活コーチから登山中に無言電話が掛かってきて…

     コーチは事故なのか、自殺なのか。
     岳にとって、コーチの宝田は良くも悪くも人生に影を落とした恩師。その死の真相を探るべく登山し続けていると、今まで見えなかった物が見えてきて、とても切なかったです。
     穂高も岳も心に闇を抱えいて、心の何処かで許しを欲しているけれど、他人からすれば責められる事ではなくて。それを二人で登り続けていけば、

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    2021年06月22日
  • 風は山から吹いている――Why climb mountains with me?

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    高校時代はスポーツクライミング部に所属していた岳。ある理由で、大学は所属しないことを決めていたが、変人と呼ばれている登山部の穂高に流されるまま、一緒に山を登ることに。そんな時、高校時代のコーチから着信が。そして・・・。


    額賀さんの最新作で、山岳ミステリーと紹介されていますが、本格的というよりはライトなミステリーになっています。

    なぜコーチが滑落死したのか?事故か?自殺なのか?その謎を解くために山に立ち向かいます。
    もしかしたら、岳が自殺の種を蒔いたのか?はたまた、別の理由があるのか?自分自身と戦いながらも、山に登っていく姿に壮大な山の情景も相まって、爽やかさや澄み渡る風を感じました。

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    2021年04月28日
  • 風は山から吹いている――Why climb mountains with me?

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    心地良い風を感じながら読めた気がしました。登山とミステリー映画ではよくあるパターンだと思いますが小説で読むと登山をしている気分で心地良かったです。主人公2人の山に関するネーミングもいいですね。身近にある筑波山を登って見たくなりました。あなたも山から吹く風を感じながら読んで下さい。

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    2021年04月26日
  • 屋上のウインドノーツ

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    普通の学校にもよくいる、何でもできる女の子とずっと一緒にいる女の子の話。
    少し想像が難しいファンタジーと違って読みやすかった。

    昔やっていた吹奏楽がもう一度やりたくなった。

    人生になんの期待も抱いていなかった志音が大志に助けられて生きることに一生懸命になる。過去のことを引きずっていた大志を志音が助ける、というお互いがお互いを助け合う関係性が良いと思った。

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    2021年04月18日
  • 拝啓、本が売れません

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    様々な視点から、本を売るために尽力している方々のプロフェッショナルさに感動。
    額賀澪さんはこの本で初めて知ったが、大変好感を持った。(その後額賀さんの別の本も買いました)

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    2021年03月08日
  • 完パケ!

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    作品完成という ひとつの目標に向かう青春物語 という明るいイメージは 、登場人物それぞれの過去と心の奥底が語られるうちに ほの暗さの方が強くなってくる。

    育ちも性格も作風も異なる安原と北川が、映画の制作過程で語らずともお互いの「描く画」を徐々に共有していくあたりから 彼らの完パケが見たくなってきた。そんな楽しみな場面の裏で、安原のもうひとつのタイムリミットが明らかになる。
    彼と似たような状況(と喪失)を経験しているせいか、フライを揚げる音で泣けてしまった。

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    2021年03月05日
  • 完パケ!

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    武蔵映像大学で映画や映像について学んでいる安原と北川。年齢は違えども、同級生でともに映画監督を目指している。大学の集大成となるものが、卒業制作。監督を希望する学生達が脚本を書き、教授や他の学生が審査をしながら、作品を決定し、制作する。しかし、選ばれるのは一つの部門につき、一つの作品のみ。選ばれたのは・・・。
    その後も悪戦苦闘しながら、果たして無事に一つの作品ができ上がるのか?


    額賀さんの作品ということで、主に学生たちの頑張る姿が多く手がけていますが、今回もその空気感がありました。頑張っている様子が爽やかに描かれていたり、苦労しながらも前向きに捉えていたりと青春を感じさせる雰囲気が終始漂って

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    2021年02月21日
  • 女ともだち

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    COPY 村山由佳
    ト・モ・ダ・チ 坂井希久子
    卵の殻 千早茜
    水底の星 大崎梢
    こっちを向いて。 額賀澪
    ブータンの歌 阿川佐和子
    ラインのふたり 島津輝
    獣の夜 森絵都
    8人の女性作家による、女性ばかり出てくる8つの短編集。豪華な顔ぶれの短い話が詰まっているから読み終わるのがあっという間でなんとももったいない。けど、読んだことのない作者の作品を読んで興味を持つきっかけとしていい機会になったかも。
    男性目線でよく描かれるような、勘違いとか思

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    2021年02月19日
  • タスキメシ

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    初読みの作者さん。
    グイグイ引き込まれて、だんだん背景やそれぞれの登場人物の感情が伝わってきて、登場人物がいい人ばかりで暖かくなった。
    自分でも自分の本当にしたいことってわからなくなるもんね。人に言われて気づくこともあるし。
    大人になればなるほど、守るものが増えて自分のしたいことってわかりにくくなって他のもので埋めてしまうこともある。
    若いうちには自分のしたいことを突き詰めてぜひしてほしい。
    もちろん年齢を経てからも自分のしたいことしたい。

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    2021年01月09日
  • さよならクリームソーダ

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    才能があって、これっていうものが見つかる人生は素晴らしいと思うけど、それに縛られてしまったり、失った先に何も残らない恐怖もあるよね

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    2020年12月22日