額賀澪のレビュー一覧

  • できない男

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    茨城県の小さな町で広告デザイナーとして働く芳野荘介28歳。年齢の年月彼女もいないし、リアルな人生を送っている人たちに引け目を感じながら生きていた。
    そんな中、地元に立ち上がった町おこしのプロジェクトに関わることで、東京のデザイン事務所で働く河合と出会う。
    河合は超一流クリエイターの右腕として働きながらも、過去の恋人に二股をかけられていたことで、新しい恋に前向きになれないでいた。
    「彼女が出来ない」「仕事が出来ない」荘介と「覚悟出来ない」河合の二人の目線で描かれる。
    30歳前後の人生に迷う大人たちの物語。
    二人以外の登場人物もなかなか魅力的で、読んでいて「楽しい」とか「面白い」とか特別とび抜けた

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    2023年06月24日
  • 転職の魔王様

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    自分が同じ立場だとして、魔王様のように思えるかなあ、、、最後の方は魔王様の過去に触れてくるお話が続いて、そこも良かったです。2.0も7月に出るみたいなので、楽しみです。

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    2023年06月13日
  • 風に恋う

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    公私ともバタバタになってきたので簡単に。

    吹奏楽部で全国大会を目指す高校生のお話。
    話としては悪くなくサクサクと読み進めることが出来た。
    あまり大きな山場もなく、ちょっとしたトラブルはあっても全体としては順調に話が運び、あまりドキドキ感はなし。
    W主人公の生徒と先生がそれぞれ独りで力みかえっているようで、全編通して周りがよく彼らについていけるなあという感じが拭えなかった。

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    2023年06月07日
  • 夏なんてもういらない

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    どこの世界に行ったって
    人との付き合いはいつだって不条理で、人々が自分にとってはくだらないことにこだわっていて、
    良い意味でも悪い意味でも、大事にしている価値観が
    それぞれにある。それを理解し合い、時には擦り合わせていかなければならない。
    目に見えない信仰というものは
    どこに行っても付き纏うものなんだな、と。

    どんなに地獄でも、嫌いでも
    帰る場所であるのだから
    大事にしていかなければならない。
    最後には
    故郷に顔を出そう。と、
    向き合おうとする深冬がカッコよかった。

    深冬のような芯が強く、頑固な性格の人ほど
    周りにいる大事な人との絆は一生ものであって、
    これからの深冬を成長させてくれるよう

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    2023年05月04日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

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    ▶履く靴によって人格が切り替わる女子高生多重人格探偵が紛失した赤い靴探しを依頼される。シチュエーションがおもしろい。
    ▶高校文芸部で殺人事件。全員にアリバイがあるが・・・。キャラが強い。
    ▶校内合唱コンクールのための、クラス全員分の楽譜が黒く塗りつぶされていた。挙動不審な女子生徒が犯人か? ちゃんとしたミステリ。
    ▶《穏やかで飄々としている割に、残酷な性格をしている》高校美術部の先輩が大震災で行方不明になってから五年、祖父の最後の場所を探す人に同行すると・・・。ミステリではないように思えましたがかなしいミステリなのでした。
    ▶格技場裏に吸殻を捨てたのは誰だ? 風ヶ丘高校が舞台。ですが今回探偵は

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    2023年04月29日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    ハートフルを想定してたので初っ端2本で疲れてしまった…

    いや、村山由佳、坂井希久子ともにめちゃくちゃ上手なんだよ。予想を裏切ったり、小さな違和感が散りばめられたり。

    千早茜の卵の殻…なりすますまでは小説として面白かったんだけど、自分の身近なところで夫を当てがっててちょっと引いた。卵の殻を潰したい気持ちはピンと来なかったな。


    好きだったのは
    ラインのふたり/嶋津輝
    獣の夜/森絵都

    女ともだち…ほのぼのを連想するワードだと思ってたよ

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    2023年04月11日
  • モノクロの夏に帰る

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    戦争や震災をテーマにした4話収録の連作短編集。

    AIの技術で戦時中のモノクロ写真をカラー化した写真集『時をかける色彩』が全話に共通して描かれる。

    以前、白黒写真をカラーにする内容のテレビ番組を視聴した。
    家族の方々が、当時の出来事をより鮮明に思い出し涙されていたのが印象に残っている。

    1945年の終戦から77年の月日が流れ、戦争を体験した世代が減少して来た現在、こういった技術で戦争のリアルを若い世代へ繋げていく事に意味を感じる。

    本作を通し自分が未だ知らなかった数々の真実に触れ何よりも「知る事」の大切さを痛感した。

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    2023年02月18日
  • 屋上のウインドノーツ

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    ソフトカバー本で。
    高校部活小説だが、そんな悩みだったのかと、若くもない身にはあまり感じられず。なんで松清賞?

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    2023年02月11日
  • 女ともだち

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    村山由香・坂井希久子・千早茜・大崎梢・額賀澪・阿川佐和子・島津輝・森絵都
    女性作家8人のアンソロジー

    切ない物語・ほのぼのとした物語・怖ーい物語。
    総体的に、女友達って、こんなに怖いものなのか。

    幸いに、私の「女友達」には、こんな怖ーい女性が居ないので・・・。

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    2023年02月02日
  • タスキメシ 箱根

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    2019年に書かれたその年が舞台の駅伝小説なのでMGCを見に行くシーンがあり、エピローグでは2020年に東京で五輪が開催されていてるのでパラレルワールド感も楽しめた。

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    2022年12月26日
  • モノクロの夏に帰る

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    私もペラペラな言葉しか言えない。戦争は二度としてはいけないのだと。それでも今ならばまだ戦争経験者から話を聞くチャンスはあるのだ。ならばそのバトンを受け取って次に渡すぐらいしか出来なくてもするべきじゃないかな。これを読みながら祖父から戦争の話をもっと聞けばよかったと後悔した。

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    2022年12月05日
  • モノクロの夏に帰る

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    戦争はしてはいけないと口を揃えて言われているが、実際は今ウクライナで起こっている。
    その状況を見て日本がまた戦争をするのではないかと不安になるが、この本はあらためて戦争をしてはいけないということを伝えてくれていると思う。
    全ての人が戦争の悲惨さを再認識すべき。

    最後のお話はアメリカ人の高校生が出てくる。
    日本人からすると、原爆を落とした悪者となっているが、実際は日本人からアメリカに攻撃をしていることを知らない人が多い。この本はそんな事実も教えてくれる。

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    2022年11月16日
  • モノクロの夏に帰る

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    戦争に関する連作短編集4つ。
    ①ホロコーストではユダヤ人だけではなく、
    同性愛者も迫害の対象だったことを知り、
    昔から自分と同じ人がたくさんいたことを知り安心するという会話のところが印象的。
    2人は同棲しているけれど、看護師をしているから、いつもすれ違い。
    でも気配を感じることができるから、いいという。
    ②保健室登校するのは、弱くてダメな子という感じで嫌だったけど、
    紫帆ちゃんの戦略的保健室登校は、強くていい。
    他の2編もいつもの額賀さんとはちょっと違うテイストで良かった。
    戦争について考えることができる本。

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    2022年09月12日
  • 拝啓、本が売れません

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    著者初読み。
    そして、完全にお仕事小説だと思っていたのに、エッセイで出鼻を挫かれる・・・
    本が売れないと悩む新人作家さん。
    編集者、本屋さん、WEBコンサルタント等、様々な職種の人に会いに行き、「売れる本」の真意を探っていく。
    裏話的な要素もあり、実際に知っている作家さんなどの名前も出て来るので、それなりに面白い。
    でも、「超ゆとり」を盾に取るところは、朝井リョウの二の舞に感じるし、いろいろな賞を受賞しているが、申し訳ないが作者を思い出すことは出来なかった。
    ちなみに本屋大好き。新潮文庫nexも説明されなくても知っているし、「文庫X」ももちろん読んだ。
    でも、彼女は知らない。
    ただただ「ごめん

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    2022年08月23日
  • カナコと加奈子のやり直し

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    高校生同士のやりとりが、甘酸っぱい!
    高三の夏だしね、受験や友達や異性など、不安になったり期待で胸がいっぱいになったり忙しいよねー。懐かしい、あの頃。

    あらすじ
    31歳の高校教師が、高校時代の同級生、石井加奈子の幽霊によってその同時に投げ戻される。
    彼は石井加奈子が校舎から転落する時に、偶然にも落ちていく彼女と目が合っていたのだった。
    過去に戻った彼は、彼女を救えるのか?!
    教師という職に冷めてしまっている自分の未来を変えられるのか?!


    それにしても、落ちていく人と目が合うなんて、怖すぎる。

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    2022年08月21日
  • 競歩王

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    競歩を知らなくてもすんなり楽しめる一冊。

    誰でもスランプに陥ったりくすぶってしまうことってあって。そんなとき一所懸命な人が眩しく見えたり、別世界の人におもえたり。
    でもそんなことないよ、何者かにならずともあなたは唯一無二の人間だし、まずは自分にできることを始めてみよう。きっと自分だけの景色が見えるはずだから。

    って背中を押されたような気になれるお話だと思います。

    忍と八千代の友情関係好きです。

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    2022年08月12日
  • 風に恋う

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    ❇︎
    高校の吹奏楽部が開催した演奏会を聴いて
    吹奏楽を始めた少年と幼馴染の少女が 
    憧れの高校に入り、全日本コンクールを
    目指す部活物語。

    部活内の上下関係や出演者を決める競争、
    進学のための勉強と部活動のバランス、
    いろんな葛藤をしながら目標に向かって
    努力する高校生たちの物語。

    全国大会出場を目指した経験がないので、
    強い憧れや熱量に共感はできないけれど、
    学生という限られた時間の中で目標を持って
    過ごした時間という部分では想像ができて
    懐かしさを感じました。

    作中で記者が発した『眩しい』という一言の
    方が今の自分としては共感です。

    将来への悩みや夢と希望、精神的な葛藤など、
    ジレ

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    2022年08月05日
  • 風に恋う

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    高校生の吹奏楽部青春もの。サックスの基(もとき)、その幼なじみの玲於奈、指揮をする部のOBの瑛太郎を中心に展開していくが、さして大きな事件もなく全国大会まで勝ち進んでいくし、玲於奈との恋愛ストーリーもなく、のんべんだらりとした感じ。もともと青春ものが苦手なのに最後まで読めたんだから、そこそこ面白く感じたんだと思うが、振り返ってみると、構成として今一つだったようにも思う。

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    2022年07月16日
  • 風は山から吹いている――Why climb mountains with me?

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    山は人を洗う場所。

    高校時代にスポーツクライミング選手としてインターハイにも出場した筑波岳。
    自分の中で区切りをつけ大学ではクライミングは続けないと決めた。
    ある時、登山部の部長・梓川穂高と出会う。
    P152「山は不思議だ。下界だと聞けないことや言えないことが、何故か聞けちゃうし言えちゃう」これは穂高の言葉。
    心に小さな傷を抱えた二人は
    出会えたことで互いに救われたのだと思う。
    山の描写に心惹かれ息を大きく吸っていた。
    岳の高校時代のコーチの滑落死も物語の重要な鍵となる。
    それにしても登場人物すべてが魅力的で
    さすが、額賀澪さんと嬉しくなった。

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    2022年07月04日
  • 拝啓、本が売れません

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    作家が自著を売るために、どうすればよいのかを出版業界の関係者に聞きに行ったエッセイ

    ・助言を求めたキーパーソン
    三木一馬(元電撃文庫編集長、ストレートエッジ代表取締役社長)
    松本大介(さわや書店フェザン店・店長)
    大廣直也(Web コンサルタント)
    浅野由香(映像プロデューサー)
    川谷康久(ブックデザイナー)


    目次が全部WEBでも見られるので、多少の知識がある人なら内容は容易に推測できる


    「面白い本」であることは必要条件として
    対象層に正しく情報を伝える広告戦略が大事という事でしょうか

    そもそも、面白い本というのが大前提と言うけれども、何を以て面白い本かの定義が難しいと思うんですけ

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    2022年06月20日