額賀澪のレビュー一覧
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茨城県の小さな町で広告デザイナーとして働く芳野荘介28歳。年齢の年月彼女もいないし、リアルな人生を送っている人たちに引け目を感じながら生きていた。
そんな中、地元に立ち上がった町おこしのプロジェクトに関わることで、東京のデザイン事務所で働く河合と出会う。
河合は超一流クリエイターの右腕として働きながらも、過去の恋人に二股をかけられていたことで、新しい恋に前向きになれないでいた。
「彼女が出来ない」「仕事が出来ない」荘介と「覚悟出来ない」河合の二人の目線で描かれる。
30歳前後の人生に迷う大人たちの物語。
二人以外の登場人物もなかなか魅力的で、読んでいて「楽しい」とか「面白い」とか特別とび抜けた -
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どこの世界に行ったって
人との付き合いはいつだって不条理で、人々が自分にとってはくだらないことにこだわっていて、
良い意味でも悪い意味でも、大事にしている価値観が
それぞれにある。それを理解し合い、時には擦り合わせていかなければならない。
目に見えない信仰というものは
どこに行っても付き纏うものなんだな、と。
どんなに地獄でも、嫌いでも
帰る場所であるのだから
大事にしていかなければならない。
最後には
故郷に顔を出そう。と、
向き合おうとする深冬がカッコよかった。
深冬のような芯が強く、頑固な性格の人ほど
周りにいる大事な人との絆は一生ものであって、
これからの深冬を成長させてくれるよう -
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▶履く靴によって人格が切り替わる女子高生多重人格探偵が紛失した赤い靴探しを依頼される。シチュエーションがおもしろい。
▶高校文芸部で殺人事件。全員にアリバイがあるが・・・。キャラが強い。
▶校内合唱コンクールのための、クラス全員分の楽譜が黒く塗りつぶされていた。挙動不審な女子生徒が犯人か? ちゃんとしたミステリ。
▶《穏やかで飄々としている割に、残酷な性格をしている》高校美術部の先輩が大震災で行方不明になってから五年、祖父の最後の場所を探す人に同行すると・・・。ミステリではないように思えましたがかなしいミステリなのでした。
▶格技場裏に吸殻を捨てたのは誰だ? 風ヶ丘高校が舞台。ですが今回探偵は -
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著者初読み。
そして、完全にお仕事小説だと思っていたのに、エッセイで出鼻を挫かれる・・・
本が売れないと悩む新人作家さん。
編集者、本屋さん、WEBコンサルタント等、様々な職種の人に会いに行き、「売れる本」の真意を探っていく。
裏話的な要素もあり、実際に知っている作家さんなどの名前も出て来るので、それなりに面白い。
でも、「超ゆとり」を盾に取るところは、朝井リョウの二の舞に感じるし、いろいろな賞を受賞しているが、申し訳ないが作者を思い出すことは出来なかった。
ちなみに本屋大好き。新潮文庫nexも説明されなくても知っているし、「文庫X」ももちろん読んだ。
でも、彼女は知らない。
ただただ「ごめん -
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❇︎
高校の吹奏楽部が開催した演奏会を聴いて
吹奏楽を始めた少年と幼馴染の少女が
憧れの高校に入り、全日本コンクールを
目指す部活物語。
部活内の上下関係や出演者を決める競争、
進学のための勉強と部活動のバランス、
いろんな葛藤をしながら目標に向かって
努力する高校生たちの物語。
全国大会出場を目指した経験がないので、
強い憧れや熱量に共感はできないけれど、
学生という限られた時間の中で目標を持って
過ごした時間という部分では想像ができて
懐かしさを感じました。
作中で記者が発した『眩しい』という一言の
方が今の自分としては共感です。
将来への悩みや夢と希望、精神的な葛藤など、
ジレ -
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山は人を洗う場所。
高校時代にスポーツクライミング選手としてインターハイにも出場した筑波岳。
自分の中で区切りをつけ大学ではクライミングは続けないと決めた。
ある時、登山部の部長・梓川穂高と出会う。
P152「山は不思議だ。下界だと聞けないことや言えないことが、何故か聞けちゃうし言えちゃう」これは穂高の言葉。
心に小さな傷を抱えた二人は
出会えたことで互いに救われたのだと思う。
山の描写に心惹かれ息を大きく吸っていた。
岳の高校時代のコーチの滑落死も物語の重要な鍵となる。
それにしても登場人物すべてが魅力的で
さすが、額賀澪さんと嬉しくなった。 -
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作家が自著を売るために、どうすればよいのかを出版業界の関係者に聞きに行ったエッセイ
・助言を求めたキーパーソン
三木一馬(元電撃文庫編集長、ストレートエッジ代表取締役社長)
松本大介(さわや書店フェザン店・店長)
大廣直也(Web コンサルタント)
浅野由香(映像プロデューサー)
川谷康久(ブックデザイナー)
目次が全部WEBでも見られるので、多少の知識がある人なら内容は容易に推測できる
「面白い本」であることは必要条件として
対象層に正しく情報を伝える広告戦略が大事という事でしょうか
そもそも、面白い本というのが大前提と言うけれども、何を以て面白い本かの定義が難しいと思うんですけ