【感想・ネタバレ】できない男のレビュー

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Posted by ブクログ

新人以上ベテラン未満、それなりに経験を積み、歳を重ねてきた大人たちが、仕事や私生活に悩み、奮闘し、成長していく青春お仕事小説。
できる、できないではなく、やるか、やらないか。
登場人物たちの想いや考え方にも共感。30代にはドストライクな作品。

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2023年07月02日

Posted by ブクログ

惨めで情けない男二人の青春物語(笑)。いい大人でも、仕事がいくら出来ようが出来まいが、中身はへなちょこだったりするんだよな〜と凄く親近感のあるストーリーだった。だけど、こういう人っていざ決断するととんでもない事しちゃうんだよなって、物語に共感しまくりだった。

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2024年04月28日

Posted by ブクログ

社会人の青春小説という感じで面白くよみやすかった。

仕事の挫折やできる人との差、それらにぶち当たる主人公が描かれている。

主な主人公は2人。
恋愛が「できない男」と覚悟が「できない男」。

2人ともそれぞれの「できない」を背負っているのだけど、共通点がある。

それはその「できない」の目的語を、他からの影響によってできるようになるのを待っているように感じるところだ。

要するに「できる/できない」というのは本人の考え方でそれ以前に自分たちがそれに向かって「やる」と決めきれないでいるということだ。

そこに気がつくまでがこの本の醍醐味であると思うが、そこはなんとなくリアルに感じて素敵だった。

なかなか読後感が良い小説だったと感じる。

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2023年07月26日

Posted by ブクログ

仕事や恋愛が出来ない男達が交じり合い
人生の転換期にそれぞれが答えを出す
ストーリーの展開・終盤の疾走感は、やり過ぎ感や物足りなさを感じさせない丁度いい感じ

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2023年06月28日

Posted by ブクログ

彼女できない、仕事できない芳野荘介と覚悟のできない河合裕紀、2人の目線から描かれるお仕事小説。
タスキシリーズでの熱さを知っているだけに「夜越町農業王国プロジェクト」成功の為に2人の男性が熱く切磋琢磨しながらも成功を収める物語…を想像していたが、ちょっと違ったかな…
タスキシリーズのような熱さではなかった…^^;
でもこれはこれでリアルな現実。
30代…仕事人として1人の人間としてこれから先このままでいいのだろうか?転職するなら…結婚するなら…と一度は考えるタイミングなのでしょう。
そんな迷いがリアルに伝わってくる。
人生ドラマのように劇的な変化が常にあるわけじゃない。
いつもの毎日の中に時々訪れる転機やチャンス。
それをどんなふうに受け止めてどんなふうにその後の自分に結びつけていくのか…慎重に物事を進める人もいれば、チャンスに乗っかれ!と勢いで波に乗る人もいる。
人それぞれだ!

迷いながら悩みながら人生の波に揉まれて毎日が過ぎていってるなぁ
いろ〜んな「覚悟」…自分も出来てないかもなぁ^^;

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2024年02月24日

Posted by ブクログ

若者(20代、30代)のお仕事奮闘小説。
読んでていて思ったのはものすごく爽やか。
若者だともがき苦しんでいる姿も微笑ましい(それだけ私が年取ったって事なんだと思う)から不思議なものです。

学生でもないのに、なんでこんなに爽やかなんだろう?と思いながら読んでいましたが、解説にそのヒントが!

”年齢は関係がないのだ。重要なのは、その人物がもがいているか否か。”(抜粋)

と、いう事は、40代の私でもやろうと思えば、今からでも青春が出来るという事です。
(体力的に青春出来るか、現実問題が出てきますが。)
何かを始めるのに年齢は関係ないと言うけれど、青春もその一つであるわけですね。

余談ですが、この著者にかかれば、おっさんやおばさんがもがいている姿も爽やかに書いてくれそうな気がする。笑

本を読んでなるほど、と思ったフレーズ。
”「仕事もけっこんもさあ、どういう奴とどういう風に過ごすかっていう選択なんだから。だから、俺の人生のクオリティを上げるチャンスは、ちゃんと捕まえておこうと思って」”(抜粋)

こういう視点で何かを決めたことがなかったんですよね。今後、何かの決断に迫られた時に、こういった選択肢もあるって事を頭の片隅に入れておいてもいいと思いました。
人生を変える決断って相当な負荷がかかりますからね。
自分一人で踏ん切りがつかない時は、誰かの力を借りる。誰かの決断にのっかるのもアリですね。
同志がいると心強いよ、やっぱり。

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2023年09月25日

Posted by ブクログ

芳野壮介は田園と山に囲まれた地元で広告デザイナーをしている
夜越町農業王国プロジェクトで河合裕紀と出会う
28年間彼女なしの壮介
32歳仕事はそこそこできるが覚悟の足りない裕紀
真逆な男達の人生の転換期
お仕事青春小説

冴えないながらも仕事と恋愛に向き合う2人を
あらあらと思いながら応援してしまう

何にどう進むかはその人次第
好きなものを貫くのはかっこいい

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2023年08月06日

Posted by ブクログ

茨城県の小さな町で広告デザイナーとして働く芳野荘介28歳。年齢の年月彼女もいないし、リアルな人生を送っている人たちに引け目を感じながら生きていた。
そんな中、地元に立ち上がった町おこしのプロジェクトに関わることで、東京のデザイン事務所で働く河合と出会う。
河合は超一流クリエイターの右腕として働きながらも、過去の恋人に二股をかけられていたことで、新しい恋に前向きになれないでいた。
「彼女が出来ない」「仕事が出来ない」荘介と「覚悟出来ない」河合の二人の目線で描かれる。
30歳前後の人生に迷う大人たちの物語。
二人以外の登場人物もなかなか魅力的で、読んでいて「楽しい」とか「面白い」とか特別とび抜けた感想はないんだけど、ラストで二人がたどり着く結論はどことなく心地いい。
架空の地名になっているが、舞台が茨城県なのは確かで、作者の地元愛もふんだんに感じる一冊。
これが初めての本格的お仕事小説と解説にあるが、ドラマ化もされる「転職の魔王様」を読んでいれば、今作が初とは言えないだろう。

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2023年06月24日

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