額賀澪のレビュー一覧

  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

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    ネタバレ

     ☆「その爪先を彩る赤」(武田綾乃)
    生徒会でこき使われてるボクっ娘が、多重人格と言い張る理事長の娘とともに、演劇部の小道具(赤い靴)盗難事件の謎を追う。
     ☆「東雲高校文芸部の崩壊と殺人」(斜線堂有紀)
    文芸部の部室で部員が殺された謎を、奇人の部長が解く。ほのぼの系が多い中で、オチの付け方など、かなり異質。
     ☆「黒塗り楽譜と転校生」(辻堂ゆめ)
    合唱コンクール用の楽譜が黒塗りにされた理由を、語り手の少女の、幼馴染である変わり者の男子が解く。リア充滅せよ。
     ☆「願わくば海の底で」(額賀澪)
    これもトーンが重い。3.11で消息を断った祖父の足跡を追う青年を、手伝うことになった語り手。彼の美術

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    2020年12月21日
  • タスキメシ

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    人間の複雑すぎる感情を上手く描いてると思う。好きだった。
    逃げることが必要な時もある。逃げる事で強くなれることもある。コロナ期間にゲームに逃げることで心が安定した自分には、とても共感できる言葉だった。

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    2020年12月19日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

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    五人の作家達が、高校生の青春をテーマにしたミステリーです。

    初めてアンソロジーという作品を読みましたが、それぞれの作家さんの色が出ていて、面白かったです。今までの作品から出てくる雰囲気や構成が滲みながらも短編に仕上がっていて、1つで5つの味を味わえました。

    「その爪先を彩る赤」  武田綾乃 
    演劇部で使われていた赤い靴が行方不明。果たして何処へいたか?
    主に女子高生を中心に描いていて、生き生きとした表現にアニメを見ているような雰囲気や元気さが伝わってきました。


    「東雲高校文芸部の崩壊と殺人」 斜線堂有紀
    軽度な犯罪かと思いきや、殺人事件が発生。果たして犯人は?
    サスペンスを得意としてい

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    2020年12月07日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

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    ネタバレ

    それぞれの作者の個性が出ていて面白かったですね。

    東日本大震災を舞台にした「願わくば海の底で」は考えさせられましたね。あの状態で何ができるのか。推理小説だけにとどまらないものがありました。

    学生時代は一度きりだけど、人生は続くわけで、その一時だけが特別とも思わない私ですが(学校大嫌いだったし)、読書として楽しむのは構わないですよね。

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    2020年12月06日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

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     粒ぞろい、とはこのこと!

     全5編、どれも楽しく読めました。だいたいアンソロジー読むとその中から気に入った作家さんのを見繕って2、3冊買ってしまうんだけど…さて…


    「その爪先を彩る赤」武田綾乃
     出ました百合ミステリ。あ、百合って部分ネタバレだけどいかにもな疑似餌だからそれくらい大丈夫だよね? 素敵なペアリング、そしてこのテーマもほんとうに放課後にしっくりきていて。開幕にばっちり。


    「東雲高校文芸部の崩壊と殺人」斜線堂有紀
     念願の斜線堂さん! 思っていたとおりというか、なんというか。文庫が…待てなく…なる…


    「黒塗り楽譜と転校生」辻堂ゆめ
     片想い探偵のひとね。もう

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    2020年12月03日
  • ヒトリコ

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    ネタバレ

    小学校5年生で起こった飼っていた金魚が亡くなったことをきっかけに、壊れた関係。
    小学校から高校にかけて、ずっと狭い人間関係で一緒という息苦しさが伝わって来た。
    そして、悪意の子。(嫉妬)
    相手に合わせ、群れとして強要しようとする子。
    人の嫌な面を感じさせる内容だった。

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    2020年11月21日
  • 小説 空の青さを知る人よ

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    ネタバレ

    映画があることを知らずに読みました。
    内容的には、若い人が読むものかなとは思いましたが
    自分にも問いかけたくなる部分があります。
    18歳の夢と希望にあふれた自分が31歳の自分を見て
    ガッカリする・・・。
    果たして自分はどうだろう?と考えさせられました。
    きっと18歳の私もガッカリするんだろうな、と
    思ったときに、たとえ理想の大人にはなれていなくても
    自分なりに頑張って充実した生活を送っているよと
    言えるようにならないとなと思える1冊でした。
    久々の読書だったので、次は長編読みたいかな。
    薄かったので通勤電車だけでも1週間で読めました。

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    2020年11月15日
  • 拝啓、本が売れません

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    本はたしかに売れなくなっているけれど、人が「物語」を欲するのは変わりない。紙の本がなくなっていくのは寂しいけれど、その先を見ている者こそが本の救世主なのだと思いたい。

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    2020年10月16日
  • 女ともだち

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    女性作家8人の短編。どれも面白かった。ゾクっとしたり、女友達ってそうだったなーと身に覚えもあるものもあり、やはり女性作家だけにリアリティがありつい肯いてしまった。初めましての作家さんとも出会えるのが短編を楽しむ醍醐味でもある。

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    2020年09月19日
  • 拝啓、本が売れません

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    小説家と担当編集者が「売れる本」について取材し試行錯誤するルポ。色々な時の人に話を聞いていて興味深かった。当たり前だけどどの本も誰かが一生懸命書いて面白い!って思って世に出してるんですよね。昨今厳しい業界ですが頑張って欲しいです(タスキメシ好きです)

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    2020年08月28日
  • 小説 空の青さを知る人よ

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    ネタバレ

    「あの花」、「ここさけ」と観てきたからこそ気になっていたが、今作が一番良かった。「井の中の蛙、大海を知らず。されど空の青さを知る。」の言葉を大切にしたいと思った。

    0
    2020年07月07日
  • 夏なんてもういらない

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    積読してた本を片っ端から読もうシリーズ34冊目。

    久しぶりの額賀澪さんの作品。
    テーマが良かった!
    とある小さな島で受け継がれていく伝統や文化。
    伝統を大事にし古い考え方に囚われがちな世代と、
    伝統のこれからの在り方や意味に疑問を持ちながらも
    しっかりと向き合い自分たちなりの答えを出そうとする若い世代。

    世代間の価値観の違いや
    親と子の間で交わされるやり取りは、
    きっと本書のテーマになったような特殊な伝統だけではなく
    深冬の家業の農家のように様々なところで起きていることだと思う。
    けれど、ありきたりなテーマでそれを語られたら
    多分印象には残らない話になっていた。
    この独特な世界観が良かった

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    2020年03月29日
  • タスキメシ

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    兄 眞家早馬は高校陸上部の長距離走トップ選手だったが、膝の故障のリハビリ中に生物教師の担任の差し金で料理研究部の井坂都と出会う。
    怪我を理由に陸上から離れようとする早馬は都に料理を教えてもらうことで心の穴を埋めようとしていた。同じく長距離走選手の早馬の弟の春馬はそんな兄を見て苛立っていた。そして早馬と同級生で陸上部キャプテンの助川亮介も早馬がランナーとして戻ってくることを願っていた。
    都との料理を通じて少しずつ自分を受け入れていく早馬。都も早馬と一緒に料理を作ることで自分の心を安定させていた。
    早馬が陸上を離れる本当の理由、そして兄の怪我を自分のせいだと思い詰める春馬、仲間として友として早馬の

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    2020年01月28日
  • 小説 空の青さを知る人よ

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    映画を観てから読みました。
    10代の真っ直ぐな想い、30代の生き方や葛藤についてよく描かれた作品だと思います
    年代を問わず読むべきです
    映画は特に良かったです

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    2020年01月17日
  • タスキメシ

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    2作目の「タスキメシ 箱根」を読んでから、この本を読んだので、個人的には眞家早馬の過去編という感覚で読んでいました。
    陸上の駅伝を舞台にした物語ですが、走っているシーンはそんなになく、ダイジェストのようにサラッと流れていました。それよりも青年たちの心の動きを中心に描かれていました。読んでいて、青春だなあと終始思っていました。
    怪我をした時、将来進もうと思っていた道が断たれたと思った時、自分だったら、どう判断するのか。
    主人公の心情が、読んでいて辛かったです。表面では、こう決断したんだと明るく振る舞っていますが、心の中では、複雑な思いが入り混じっていて、何かを諦めた時の自分と重なりました。
    てっ

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    2020年01月05日
  • 小説 空の青さを知る人よ

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    岡田麿里脚本の新作が公開になると知って読む。脚本を小説化するだけなのに何で人に任せるのだろう。新海誠は映画の結末がハッピーエンドでないものが多く小説でその言い訳をしているように感じたが、この映画は本作のままなのだろうか。しかしまたしても超常現象頼りになったのはちょっとがっかりしたし生霊に恋までしてしまっちゃダメだろう。更に本作も岡田麿里のひきこもり経験が色濃く反映しており、もうそろそろ脱却してもいいのではないだろうか。映画で見るとどう感じられるかは楽しみではある。

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    2019年09月23日
  • 小説 空の青さを知る人よ

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    なんか「あの花」を
    ちょっと思い出すような
    そんな物語でした。

    しんのと慎之介
    今の自分が高校生の自分に
    会ったらどうだろう
    胸を張って
    大人になるって
    いいもんだって
    言えるのか?
    なんて考えてしまったなぁ

    本のタイトルの意味を知った時
    うるっと来ました。

    映画観に行こうと思ったね

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    2019年09月22日
  • 君はレフティ

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    「君はレフティ」、このタイトルに込められた思いは計り知れない。
    事故で川に転落し、全生活史健忘になった主人公。
    なぜか自分宛と思われる謎のメッセージ。その意味は?

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    2019年09月13日
  • 夏なんてもういらない

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    読み終わって、とってもさわやかな気分になった。
    後味最高です。


    大農家の一人娘、いずれは家業を継ぐように言い聞かせられて育ち、そんな親の考えに反発する深冬。
    島の伝統のお祭りで神女になる権利を得るため、島を一歩も出ては行けないという決まりを頑なに守り続ける柑奈。

    ある意味似たような環境だけど考え方が全然違う2人は、ケンカばっかり。

    島で育った優弥、渚、憲兄ちゃん、どの人物も好感が持てて、その関係性も微笑ましい。

    深冬は失恋したけど、素敵な島で素敵な仲間たちと出会い、忘れられない夏になっただろうな。
    こんなに色んな意味で強烈な夏を経験したら、『夏なんてもういらない』って思えるのかもなぁ

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    2019年09月09日
  • 君はレフティ

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    ネタバレ

    読み終えた時、本のタイトルの本当の意味が理解できる。真っ直ぐなピュアな想いと互いを想い合う優しい気持ち。なのにこの恋愛は苦く切ない。
    記憶喪失の古谷野を狙う7.6という謎のメッセージ。犯人は予想通り、と思ったらそれを超えてきた。
    親友の生駒の中学時代の秘密を知った時の古谷野の言葉に目が潤んだ。そんな言葉をかけられる大人になりたい。

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    2019年08月29日