阿部智里のレビュー一覧

  • 玉依姫 八咫烏シリーズ5

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    人間の少女・志帆が登場し、これまでとは異なる物語が展開する第5巻。最初は戸惑いましたが、八咫烏と大猿、天狗、そして神と人間のただならぬ縁(ゆかり)が浮き彫りになり、よりダイナミックな世界観が味わえた。
    ただ、作者が高校生の頃に書いたもののリライトだからなのか、これまでの巻に比べて文章がちょっとごつごつしている感があり、また雪哉たちが登場せず、いきなり人間たちの物語になるところで唐突感が否めないので、星一つマイナス。

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    2025年08月02日
  • 烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ1

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    【あらすじ】

    八咫烏シリーズ。先にアニメと漫画の視聴をしていたので内容は知っていた。

    設定はファンタジー、内容はミステリーに近い。
    人ではなく烏(カラス)の世界。といっても、鳥(とり)の姿で過ごすわけではなく、基本は人の姿をしており、用があれば姿を変える種族のお話。

    シリーズ第一作目の『烏に単は似合わない』は、若宮(いわゆる王子様)の妃の座を巡って、東西南北の四家から選りすぐりの4人の姫君達が送られてくることから始まる。

    若宮の妃を輩出した家は一層権力をもつことになるので、どの家も必死で妃候補の姫を育ててきた。
    美貌、作法、芸の全てを兼ね備えた、各家を代表する4人の姫達は、桜花宮と呼ば

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    2025年08月02日
  • 新しい法律ができた

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    新しい法律ができた。の書き出しから始まる、数十人の著者のショートショート集。
    AIの発展に伴う近未来的な法律から、ラーメン禁止法など、多様で面白い。

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    2025年08月01日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    サブキャラたちの過去のお話。このシリーズは行ったり来たりで、この後どうなるのかが先に分かってるのでそういう意味でのドキドキはない。

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    2025年07月31日
  • 亡霊の烏 八咫烏シリーズ11

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    凪彦の成長が垣間見えて、全巻より頼もしくなったところは良かったが、やっぱり最後は冷徹にはなれないのね、、、まぁそこがいいんだけど
    トビがこれからどう活躍していくのか楽しみだ

    そして雪哉より治真に嫌悪感、あの忠誠心ちょっとキモい

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    2025年07月30日
  • 弥栄の烏 八咫烏シリーズ6

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    猿と八咫烏の決戦。玉依姫の山側。
    色んな立場があって、色んな守るべきものか価値観があって。
    立場が違うと正義も違う。
    雪哉の修羅になるべき背景を考えると切ない。

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    2025年07月24日
  • 玉依姫 八咫烏シリーズ5

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    おそらくこのシリーズの重要な一冊なんだろうな。
    時代がいきなり変わっての始まりで戸惑ったけど、読み進めていくと八咫烏と交わってくる。

    日本にある色んな神社仏閣の神様のことを考えてしまう。

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    2025年07月24日
  • 新しい法律ができた

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    25人の作家による、
    『新しい法律ができた』
    から始まるショートショート集。
    多崎礼さん、東川篤哉さん、霜月流さん、五十嵐律人さんの作品が良いと思った。
    くどうれいんさん、赤川次郎さんも短いなかでしっかりまとまっていて、流石プロ作家さん。
    残りのうちの半分くらいは、まあ、言いたいことは分かるんだが、消化不良のまま本になっちゃったかな、という感想です。玉石混淆ですね。

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    2025年07月06日
  • 烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ1

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    シリーズ物だっていうし
    これからきゅんきゅんな和風ファンタジー
    になっていくのかなぁと思っていたら
    意外な叙述トリックになってビックリ。

    でも面白かった。

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    2025年06月29日
  • 新しい法律ができた

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    「新しい法律ができた。」という一文から始まる短編小説が25編載っています。
    25人の書き手が、もしこんな新しい法律ができたら、という視点でお話を綴ります。

     「新しい法律」ができた理由がそれぞれ興味深いです。
    例えば、
    ・金子玲介さん「ルパちゃん」では、「少子化対策」のために「子どもがわりに人口知能を搭載したぬいぐるみを所持することを禁止する法律」ができます。
    ・日野瑛太郎さん「推し活制限法」では、「推し活にハマり過ぎて身を持ち崩す人が出た」ために「推し活への課金上限を制定する法律」ができます。
    (わたしが、ぜひ読んでみたいと思っていた、くどうれいんさんの場合は、)
    ・くどうれいんさん「ショ

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    2025年06月28日
  • 烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ1

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    姫君たちのさまざまな想いが交錯していて、読んでいる間ずっと心が忙しかった。
    次のシリーズでは、いったいどんな展開が待っているんだろう?

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    2025年06月21日
  • 新しい法律ができた

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    新しい法律ができた、から始まる物語を色んな書き手が描く1冊。

    新しい法律ができているわけだから、世界設定がSFっぽかったりディストピア感を感じるものがあったりして、楽しく読めた。
    その他にも、ぞっとする物語、切なくなる物語、短い中でミステリーのような作りになっている物語…
    叙述トリックが含まれているものや、ばかばかしいと思ってしまうような内容の法律が大真面目に取り扱われる物語など、本当に色んな味がする1冊。

    なかでも殺人を罰する法律が"新しい"法律として制定される「もう、ディストピア」が特に良かった。
    有り得ないはずの世界に説得力があって冷たい汗をかく。


    「ルパちゃ

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    2025年06月19日
  • 新しい法律ができた

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    「新しい法律ができた。」で始まるショートショート集。全部で25作。一行目は全員一緒というシリーズの五作目です。作家によって同じ言葉から広がるイメージが様々で、おもしろかったです。

    金子玲介「ルパちゃん」、矢野帰子「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」、くどうれいん「ショートケーキの夜」、五十嵐律人「革命夜話」が私のお気に入りです。特に「革命夜話」の最後の一文には、重みを感じました。

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    2025年06月14日
  • 妖し

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    怪異をテーマに10人の作家が描く短編アンソロジー。

    豪華な顔ぶれです!
    怪異がテーマだけあって、ちょっと怖い話や不気味な話が多め。

    亡くなったお母さんの幽霊が現れる、窪美澄さんの「真珠星スピカ」
    室町時代が舞台の武川祐さんの「細川相模守清氏討死ノ事」
    の二作が好きでした。

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    2025年06月11日
  • 烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ1

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    ネタバレ

    最後一気に読んでしまった。。。
    なんか、最後キツネに摘まれたような気持ちになった。。。
    うわぁ、しかも、主人公がまじで悪びれてないのがもはや怖かった。サイコパスレベル。。
    真のサイコパスはああいう人のことなのかな。。悪意を持たない悪事。。怖っ。
    まぁでも、若宮も若宮だったけれど。
    一巳、生きてて良かった。。。あのシーンがアニメ化されたら、泣くところだった。。。
    でも、あのシーンを別の角度で見ると、こんなに恐ろしくなるものかと。。。
    あせびの君みたいな人の感情はまだ完全に言語化できるまでに至ってないから、もっと研究したいな。。

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    2025年05月29日
  • 烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ1

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    主と単2冊一気読み
    八咫烏(やたがらす)という和歌山県民にはなじみのある名前の大きなカラスに似た生物で人間の形態に変化できる種族が支配している世界。

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    2025年05月06日
  • 発現

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    ネタバレ

    どういうふうに終わるのだろう と読み進めた
    果たして真相にまで辿り着くのか
    謎のまま付き合っていくしか無いのか

    人によっては兄達の抱擁でラストを描く人もいるだろうから 妹の叫びになるほど と

    そして母のラストの行動は 荒療治だったのだろうか

    『真相と思わしきものがわかったところで 結局 諦めるしかないのだと言われてしまったら それは ちっともさつきの救いになどならなかった』

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    2025年04月22日
  • 望月の烏 八咫烏シリーズ10

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    ネタバレ

    シリーズ全作読んでいるが、なかなか話は進まない。
    奈月彦が亡くなった前回は衝撃だった。
    まあ、外界と山内を交互に描くのだからそうなるかもしれないが、書きたいことは次々生まれるのだろうけれど、
    そろそろ終結に向けて進んでほしい。
    紫苑の宮は結構、初めから読めたけど、
    その言動に実社会への批判のようなものが見えて、ちょっとしんどかった。
    もちろん、今の社会に生きる作者が書くのだからそうなるかもしれないが、ファンタジーの世界、わからないように語ってほしい。

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    2025年04月19日
  • 妖し

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    米澤穂信、小池真理子が面白く、朱川湊人はそれなりに思いました。元々読んでいる作者が、結局好みということです。

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    2025年04月05日
  • 烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ1

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    歴史に興味があまりない人には刺さらないかも、、?ドロドロさに付いていくのが難しかったです。修行します!笑

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    2025年04月02日