阿部智里のレビュー一覧

  • 猫はわかっている

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    猫をテーマにしたアンソロジー短編集ですね。
    人気作家7人が、謎と企みに満ちた短編を綴ります。

           目次

     世界を取り戻す    村上由佳
     女か猫か       有栖川有栖
     50万の猫と7センチ  阿倍智里
     双胎の爪       長岡弘樹
     名前がありすぎる   カツセマサヒコ
     猫とビデオテープ   嶋津輝
     幸せなシモベ     望月舞衣

     阿倍智里さんがエッセイで猫との生活を描いた作品で、それ以外はフィクションの短編なのだけど、猫が脇役扱いなので、ちょっと残念です。
     長岡弘樹さんと望月舞衣さんはさすがに短編の名手ですね。有栖川さんは、学生アリスで久しぶりに江神さんが

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    2026年02月25日
  • 皇后の碧

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    北方の森で父母と幸せに暮らしていたナオミ。火竜によって瞬く間に両親を奪い去られてしまうが、孔雀王ノアに拾われる。その後ナオミは風の精霊を統べる皇帝陛下•蜻蛉王シリウスから「私の寵姫の座を狙ってみないか?」と誘われる。蜻蛉王はなぜナオミを気に入ってくれたのか?謎を解くためにナオミは後宮に入ることになるが…

    「風」「火」「水」「土」の四大元素をもつ精霊たちが主役のファンタジー。表紙の装画含め装丁がお洒落。シリウスの愛妾達がそれぞれ特徴的なキャラクターかつミステリアスな雰囲気を醸し出している。脳内イメージはドラクエ7の四精霊。タクティクスオウガのフォリナー四姉妹でもいいけど。誰が敵で誰が味方なのか

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    2026年02月15日
  • 発現

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    平成30年と昭和40年を行き来する物語。

    主人公が見る幻覚が怖くて夜に読むと眠れなくなるほど笑

    ただ!そこはさすが阿部智里先生、
    ラストまで引きつけて離さない、怒涛の展開に感服いたしました…

    (戦争もの、心理体験などに弱い方はご注意ください)

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    2026年02月07日
  • 新しい法律ができた

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「ルパちゃん」 金子玲介 
    「推し活制限法」 日野瑛太郎 
    「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」 朱野帰子 
    「つるべを取られて」 阿部智里 
    「こんにちは、チャッテー」 真下みこと 
    「虚法」 須藤古都離 
    「国家殲滅フットボール法」 嶋戸悠祐 
    「復讐者は振り向かない」 多崎礼 
    「コロシヤとユキオンナ」 風森章羽 
    「 Touch law if you can」 名倉編 
    「ある死刑囚の回顧録」 真梨幸子 
    「『ラ禁法』ディストピア」 東川篤哉 
    「忘却加害」 霜月流 
    「密室の獣」 矢樹純 
    「御首塚の風」 高田崇史 
    「ネーミング」 潮谷験 
    「試み」 献鹿狸太朗 

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    2026年02月02日
  • 新しい法律ができた

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    作品紹介・あらすじ

    何がどうしてそうなった? 1行目は全員一緒、できた新法25本!

    『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』『だから捨ててと言ったのに』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第五弾。

    *****

    25編からなるショートショート集。
    Mephisto Readers Club(MRC)シリーズ第5弾。
    最初の一文は必ず「新しい法律ができた」で始めなければならない、という括りがある。
    このシリーズを読むのも本作で5冊目。いつものように玉石混交。

    以下が

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    2026年01月14日
  • 新しい法律ができた

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    作家さんによって、いろんな新しい法律が考えられていて面白かった!
    自分が考えたらどんな法律かなーと考えるのもオツ。

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    2026年01月06日
  • 亡霊の烏 八咫烏シリーズ11

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    続いている物語のため、背景を思い出すのに苦労した。絡まり合う物語が少しずつ紐解けてきている。重なり合った人(烏)の思惑はどこへ向かうのか、気になるところ。

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    2025年12月22日
  • 亡霊の烏 八咫烏シリーズ11

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    ネタバレ

    『望月』の感想でも書いた博陸侯はあえて憎まれ役を買ってでているのでは?という疑問。トビが出てきたことで濃厚さを増してきたように感じます。
    トビに貴族側の知識を与え、「打倒、博陸侯」を掲げた新しい英雄にさせようとしているのでは??

    久しぶりの梓、雪雉の登場も嬉しい。
    みんな大好き風巻の忍さん。
    真赭、澄尾一家も勢揃いで登場。照尾くんのキャラが良い。
    治真さんは言わずもがな。相変わらず雪哉強火担でしたね。

    前作に引き続き「真なる民の、山内の幸せとはなにか?」に対する雪斎と澄生の対立が続くかと思われた中、最悪な出来事が。

    谷間側からはすべてを奪っていったと思われている博陸侯、その博陸侯が最も守

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    2025年12月19日
  • 猫はわかっている

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    「猫」がタイトルに入っていたり猫に関係する物語は好きでよく読んでいます。
    それぞれ「猫」の存在感が効いていておもしろい。

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    2025年12月13日
  • 新しい法律ができた

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    「新しい法律ができた」
    の一文から始まる25個のショート・ショート。
    25人の作家たちが各々の世界を作り出していく。ほっこりするものやかなり作り込まれたトリックを忍ばせているもの、思わず肝が冷えるものなど、"新しい法律"というテーマをどう使うかが如実に表される。新しい読書体験だった。
    「Touch law if you can」 名倉編
    途中まですごく楽しい話だと思っていた。
    「ある死刑囚の回顧録」 真梨幸子
    最後の最後にタイトルを読むと本当に肝が冷える。あまり他人事とは言えないのだ。
    「もう、ディストピア」大沼紀子
    何故人を殺してはいけないか。その問いに、殺人が許容されて

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    2025年12月07日
  • 新しい法律ができた

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    今まで1人の作家さんが書いた1冊の本を読むことしかなかったので今回読んだ複数の作家さんの短編集というのは新鮮だった。作家さんによって始まりの1行は同じでも背景やお話の進め方、描き方が全く違く、自分の好みの解像度が上がり、且つ、好きかもしれない作家さんに出会える素敵な1冊だと思いました。

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    2025年12月04日
  • 新しい法律ができた

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    全編「新しい法律ができた」の一文で始まるアンソロジー。
    どのショートショートも気が利いていて、すきま時間での気分転換にもってこい。
    並び順も秀逸で、金子玲介さんで不穏に始まり、五十嵐律人さんでビシッと終わる。一番好きだったのは工藤れいんさんの『ショートケーキの夜』。真下みことさんの『こんにちは、チャッテー』もおもしろかった。

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    2025年11月28日
  • 亡霊の烏 八咫烏シリーズ11

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    路近はキャラが立ってて好きなので、再登場が嬉しい。路近の言う、変節してしまった理想主義者とは、やっぱり澄生のことかな。残念。

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    2025年11月27日
  • 追憶の烏 八咫烏シリーズ8

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    ネタバレ

    今作は「弥栄」から「楽園」までの間になにがあったかを記すお話。
    「弥栄」のラストに誕生した姫宮がすでに8歳になり、雪哉は変わらず金烏の護衛として務めている。ここに至るまで朝廷や雪哉の周りでは大なり小なり衝突や諍いはあったのかもしれないけど、山内自体はなんとか平和な世を保ってこれたんだなぁと想像。

    そしてまさかまさかの澄尾と真赭がくっつき子供ができてるなんて(泣)久しく享受できなかったキャラクターの幸せに涙…

    雪哉の遊学の決定、花祭りに姫宮と出向いた先で突如として呼び出されるも本性の伺いしれない東家当主との会談、小梅との邂逅、そして遊学直前の金烏からの謎の「相談事」…。
    序盤の空気と打って変

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    2025年11月26日
  • 楽園の烏 八咫烏シリーズ7

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    ネタバレ

    第2部のスタート。

    急に20年後の話になっててビックリ。
    謎の『幽霊』によって山内に連れてこられる『人間』はじめ。
    おおお…なんか偉そうな人が来たぞ……ん、博陸侯?どええ〜ッ、雪哉でした…。人間味を失い、底しれぬ表情で話す雪哉…はじめは最初から狡猾さを秘めた雪哉と相対するキャラ然としてましたね。

    新キャラ頼斗登場。
    まるで八咫烏シリーズ冒頭の若宮と雪哉のバディものを読んでいるときような、はじめに振り回される頼斗たちの道行き。

    猿の残党はまだこの時代に潜伏し(と言われる)、その存在に怯える山内の民たち。
    行く先行く先で『山内は楽園か?』と問いかける、はじめ。

    この先どうなるの全く分からな

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    2025年11月16日
  • 新しい法律ができた

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    昔の話、現在の話、近未来の話、遠い未来の話と同じ「新しい法律」をテーマとしている短編でもこうもバリエーションがあるんだと驚いた。1話1話とても短かったためすぐに読み切ってしまった。

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    2025年11月07日
  • 弥栄の烏 八咫烏シリーズ6

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    ネタバレ

    薄々そうじゃないかと予想はしていたけど、『玉依姫』の対になる話でした。
    ひたすらに辛い…。『玉依姫』のエピソードの裏で八咫烏たちがどのように思案し、対策を練り、そしてあの悲しい出来事が……。

    冒頭、すっかり頼もしく成長した雪哉や、思いがけないラブの予感にまだ気持ちは落ち着いていました。(むしろやや浮足立ってた)
    ところがどっこい。
    突如として『空棺の烏』でも予告されていた大地震が山内に発生。みるみるうちに山内に甚大な被害が。
    きっかけは山神がゴクを喰べたこと。

    ここからは『玉依姫』と同様の時間軸で物語は進行していく。目を背けたい事実が刻々と迫りつつ。
    そして起こってしまう悲劇。
    茂丸嘘でし

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    2025年11月04日
  • 玉依姫 八咫烏シリーズ5

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    ネタバレ

    『空棺の烏』からウッキウキの八咫烏シリーズ第5巻。
    どん底もどん底に突き落とされた…。

    ひたすらに辛い、ずっと辛い…。
    まず、登場人物紹介にお馴染みの面子がほぼいない。うん?と読み進めると舞台は現代(1995年)の日本。
    でもどうやら、『空棺の烏』で若宮たちが禁門を開いたあとの話のようなので時系列的には『空棺』の数年後のよう。
    まず、最初の印象は「因習村じゃん…」と思った。
    ただ、そのまま進むと生贄の少女はそのまま悲しい結末を迎えるはずなのだけれど、この作品はそうはならない。
    醜い山神を我が子として育てる生贄の少女。
    …って、ちょっと待って…!
    山神って八咫烏シリーズで散々出てきた、山内を創

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    2025年11月01日
  • 楽園の烏 八咫烏シリーズ7

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    ネタバレ

    今回から八咫烏シリーズは第2部に突入!

    優れた参謀であった(私の大好きな)雪哉は
    いけすかないトップへと成り上がっていた。
    (すごく悲しい…)

    民の為に…と、考えられた地政に
    外界から『幽霊』に連れてこられた人間は
    違和感を覚える。

    花街で働かなくても良くなったとしても自由は奪われている。
    家族はバラバラにされている。
    しかし当人達は
    『この暮らしはとても良い』
    と、口を揃えて言う。

    何か宗教的に洗脳されているかのよう…。

    それにしても『幽霊』は何者?
    何で金烏は出てこない?
    雪哉達の本当の考えは?
    (まだ大好きな雪哉が悪徳政治家になってしまったと
    信じたくない私)

    正直言って今ま

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    2025年10月30日
  • 烏百花 蛍の章 八咫烏シリーズ外伝1

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    今回は外伝…ということで気楽に読めました。
    ほんのちょっとしか出てこなかったひとに
    スポットライトが当たっていて
    華々しくなくてもどんな人にも
    その人なりの人生があるんだな
    って、当たり前のことをしみじみと
    思ってしまう1冊でした。

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    2025年10月27日