阿部智里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「烏は主を選ばない」から考えさせられる忠誠。
それぞれがそれぞれ信じる者に忠誠を誓って、そのために行動してるように見えるのだけど、今作でも雪哉の忠誠の在り処が分からない。
追憶で奈月彦を失って、その時に自分が忠誠を誓っていたのは金烏の力だと気付いたようだったけど、紫苑の宮にもそれ以上の忠誠を誓っていたように見えたのに。
逃避行を断られたからって、彼女のことをなんとも思わないところまで行くのだろうか。
彼女を守るため、敢えて反感をかってでも山内を安定させることをしていると信じたい。
今作で澄生が行ったことも、雪哉の掌で、最後はすべて紫苑の宮のためだった、的にならないかなぁ⋯。
雪哉の想定外だ -
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Posted by ブクログ
先輩からお借りしたシリーズ。まだまだ続くようです。
ファンタジー嫌いの私がここまで読めているということは、間違いなく面白いということですd( ̄  ̄)
この本は金烏、奈月彦の娘紫苑の宮が八つになろうとしている時代から、雪哉が博陸候雪斎となるまでの話。まぁ色々な事件が起きました。
先輩がこの本を渡してくれた時、
「この本はちょっとびっくりするよ」と仰っていました。
確かに前作(この本のさらに未来)を読んだ時に思ったんですよ。
あれ?重要な人2人が出てこないなって。
あー、それはここなのですね。
この本を読むとその時の違和感が解消される仕組みなのですね。
このシリーズの時間軸はバラバ -
Posted by ブクログ
ネタバレ阿部智里の筆による『烏百花 蛍の章』は、八咫烏シリーズの本編を支える豊潤な土壌を照らし出す外伝である。本書に収められた物語は、単なる“余話”にとどまらず、既に馴染み深い人物たちの心の奥に潜む情念や葛藤を細やかに描き出し、読者に新たな気づきを与えてくれる。
特に印象的なのは、各短編に漂う静謐な哀感である。それは決して救いのない悲劇ではなく、登場人物たちが背負う弱さや矛盾を真正面から照らす光であり、物語世界に深みと厚みをもたらしている。澄尾の忍耐と孤独、真赭の薄と仲間たちの関係の変化、そして松韻の凛とした選択は、読者の心に長く残響する。これらのエピソードは、本編で描かれる壮大な物語の裏側に息づく